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第2章 ダンジョンを知る
第48話 身軽であること
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「では、次に、ダンジョンへ行くぞ!」
「やった~~! ついに来た!」
武器屋やギルドなども、普段絶対に来られない場所ではあるが、やはりダンジョンには負けてしまう。
なぜかって? それは、「ダンジョンだから」なんだよ。
そんなことを考えながら俺は少し前を歩くへラトリアを追いかけた。
■ □ ■ □ ■
剣以外は身に着けていなかった。
「やっぱり『収納』って便利だよな」
そう思いながら、俺は改めて「収納」と言って、一覧表を開いた。
―――――――――――――――――――――――――
収納物一覧表
『防御力』のスクロール 2
―――――――――――――――――――――――――
発動石を付けているため、剣は収納することができなかったが、それ以外の荷物は持つ必要がない。ああ、楽~~。王様にちゃんと感謝しないとな。
それに比べて、へラトリアはいろいろ背負ってるな。可哀想。……持ってあげてもいいんだけど、何が入ってるか分からないから、プライバシーがなぁ。こういう時に、収納したものの名前が見えることが不便に感じられるな。……無くても困るんだけど。
ちなみに、現在の収納物に『防御力』のスクロールがあるのは、先程、国を出る前に、へラトリアさんからもらったからである。なんでも、国の外ではダンジョン外でも危険が隣り合わせなので、防御力を上げておいて損はないそうだ。
ちなみに俺のステータスは以下の通りだ。
――――――――――――――――――――――――――――――
名前 水城新太
年齢 16
レベル 1 ( 0/100 )
MP 0/14 ( 0/100 )
スキル
コモン 4
レジェンダリー 2
アビリティーボーナス
剣捌き +1%
忍び歩き +1%
防御力 +8%
ギルドランク I ( 0/1000 )
称号 ドヴァ― 転移者
――――――――――――――――――――――――――――――
俺はへラトリアから『防御力』のスクロールを10個貰ったのだが、MP不足が原因で、8個しか使うことができなかった。残った2個を返そうと思ったら、折角『収納』スキルがあるんだし、MPが増える――オーブを獲得するまでとっておきなよ、と言われたので、ありがたく頂戴した。
俺がステータスを確認しながら歩いていると、――
「新太、着いたぞ。ここが今回攻略するダンジョンだ」
――唐突に止まりそう言ったへラトリアの前には、洞窟のようなものがあった。
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、『お気に入り』への追加、感想の投稿をよろしくお願いいたします。
特に感想は、作品の向上や誤字脱字等の修正に役に立つので、どんなことでもいいので気になる点があれば是非お願いします。
『お気に入り』への追加をしていただくと、作品を書く活力になります。
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「やった~~! ついに来た!」
武器屋やギルドなども、普段絶対に来られない場所ではあるが、やはりダンジョンには負けてしまう。
なぜかって? それは、「ダンジョンだから」なんだよ。
そんなことを考えながら俺は少し前を歩くへラトリアを追いかけた。
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剣以外は身に着けていなかった。
「やっぱり『収納』って便利だよな」
そう思いながら、俺は改めて「収納」と言って、一覧表を開いた。
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収納物一覧表
『防御力』のスクロール 2
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発動石を付けているため、剣は収納することができなかったが、それ以外の荷物は持つ必要がない。ああ、楽~~。王様にちゃんと感謝しないとな。
それに比べて、へラトリアはいろいろ背負ってるな。可哀想。……持ってあげてもいいんだけど、何が入ってるか分からないから、プライバシーがなぁ。こういう時に、収納したものの名前が見えることが不便に感じられるな。……無くても困るんだけど。
ちなみに、現在の収納物に『防御力』のスクロールがあるのは、先程、国を出る前に、へラトリアさんからもらったからである。なんでも、国の外ではダンジョン外でも危険が隣り合わせなので、防御力を上げておいて損はないそうだ。
ちなみに俺のステータスは以下の通りだ。
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名前 水城新太
年齢 16
レベル 1 ( 0/100 )
MP 0/14 ( 0/100 )
スキル
コモン 4
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アビリティーボーナス
剣捌き +1%
忍び歩き +1%
防御力 +8%
ギルドランク I ( 0/1000 )
称号 ドヴァ― 転移者
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俺はへラトリアから『防御力』のスクロールを10個貰ったのだが、MP不足が原因で、8個しか使うことができなかった。残った2個を返そうと思ったら、折角『収納』スキルがあるんだし、MPが増える――オーブを獲得するまでとっておきなよ、と言われたので、ありがたく頂戴した。
俺がステータスを確認しながら歩いていると、――
「新太、着いたぞ。ここが今回攻略するダンジョンだ」
――唐突に止まりそう言ったへラトリアの前には、洞窟のようなものがあった。
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