30 / 57
第1章 中々無い出会い方
第30話 一家に一台
しおりを挟む
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
前回もご報告した通り、短いです。次回からは元に戻る予定です。
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
部屋を経由して大浴場へ行った俺は、目の前に広がる光景に感動することになった。
「広すぎるだろ、これ」
そこには、人は誰もおらず、たくさんのお風呂が広がっていた。――まるで、豪華なホテルのように。
「これ全部、自由なのか?」
俺は頓狂な声を上げた。
そこは俺にとっての本当の天国だった。
巨大な風呂が中央にあり、泳ぎ放題であった。もちろん全力で泳いだ。
露天風呂があった。誰もいなければ、目の前に広がるのは広大な庭園である。その奥に壁が見てしまうのが少し残念だった。ただし、申し分ない。だって誰もいないのだから。歌うことだってできる。もちろん歌った。
シャワーがあった。日本、いや地球のものとは異なり、水が流れてくるホースの部分がないため、二刀流をして振り回した。これは魔道具らしい。便利な世の中だ。一家に一台ほしいな。水道代が必要なくなるだろう。まあ、水道会社は困るだろうが。……というか、潰れるな。
先程、一家に一台は欲しいと言ったが、この魔道具の金額は、家が一戸買えるぐらいだそうだ。……というか、『魔道具』事態の金額がとても高いらしい。
そして、この魔道具は、いわゆる『ダンジョン産』だそうだ。いつかダンジョンで手に入れたいと思う。
「これがあれば、野宿とかする時、死ぬほど便利だもんな」
そんなことを一人でつぶやいていると、人の気配を感じた。どうやら誰かがお風呂に入ってきたらしい。業務員だろうか?
俺が思うに、王様ではないと思う。なぜなら、俺が大浴場に入りたい、と言ったときに、意外そうな顔をしていたからだ。
……もしかしたら、今までの転移者が、魔法と触れ合うことを望み、洗浄してもらったのかもしれないが。
こんなに考えていても、後ろを見ればわかることだ、と思い、振り返った。
すると後ろには――
「あーミズキだー」
全裸の幼女――ミリアがこちらに手を振りながら立っていたのだ。
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、『お気に入り』への追加、感想の投稿をよろしくお願いいたします。
特に感想は、作品の向上や誤字脱字等の修正に役に立つので、どんなことでもいいので気になる点があれば是非お願いします。
『お気に入り』への追加をしていただくと、作品を書く活力になります。
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
前回もご報告した通り、短いです。次回からは元に戻る予定です。
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
部屋を経由して大浴場へ行った俺は、目の前に広がる光景に感動することになった。
「広すぎるだろ、これ」
そこには、人は誰もおらず、たくさんのお風呂が広がっていた。――まるで、豪華なホテルのように。
「これ全部、自由なのか?」
俺は頓狂な声を上げた。
そこは俺にとっての本当の天国だった。
巨大な風呂が中央にあり、泳ぎ放題であった。もちろん全力で泳いだ。
露天風呂があった。誰もいなければ、目の前に広がるのは広大な庭園である。その奥に壁が見てしまうのが少し残念だった。ただし、申し分ない。だって誰もいないのだから。歌うことだってできる。もちろん歌った。
シャワーがあった。日本、いや地球のものとは異なり、水が流れてくるホースの部分がないため、二刀流をして振り回した。これは魔道具らしい。便利な世の中だ。一家に一台ほしいな。水道代が必要なくなるだろう。まあ、水道会社は困るだろうが。……というか、潰れるな。
先程、一家に一台は欲しいと言ったが、この魔道具の金額は、家が一戸買えるぐらいだそうだ。……というか、『魔道具』事態の金額がとても高いらしい。
そして、この魔道具は、いわゆる『ダンジョン産』だそうだ。いつかダンジョンで手に入れたいと思う。
「これがあれば、野宿とかする時、死ぬほど便利だもんな」
そんなことを一人でつぶやいていると、人の気配を感じた。どうやら誰かがお風呂に入ってきたらしい。業務員だろうか?
俺が思うに、王様ではないと思う。なぜなら、俺が大浴場に入りたい、と言ったときに、意外そうな顔をしていたからだ。
……もしかしたら、今までの転移者が、魔法と触れ合うことを望み、洗浄してもらったのかもしれないが。
こんなに考えていても、後ろを見ればわかることだ、と思い、振り返った。
すると後ろには――
「あーミズキだー」
全裸の幼女――ミリアがこちらに手を振りながら立っていたのだ。
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、『お気に入り』への追加、感想の投稿をよろしくお願いいたします。
特に感想は、作品の向上や誤字脱字等の修正に役に立つので、どんなことでもいいので気になる点があれば是非お願いします。
『お気に入り』への追加をしていただくと、作品を書く活力になります。
ΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔΔ
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる