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第1章 中々無い出会い方
第29話 与えられた自由
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今回と次回は少なめになっています。理由は、丁度いい区切りが見つからなかったからです。
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「明日は、まず、会わせたい人がいるのじゃ。その人との用事が済んだら、ダンジョンに行ってもらおうと思っておる」
やったぁ、初ダンジョンだ!!
「本当に、行ってもいいんですか?」
「ああ、ただし、初めてじゃから、監督についていってもらうがの」
「監督ですか?」
「ああ、強い騎士をつける予定じゃ」
なるほど、それはいい。初心者が初ダンジョンで調子に乗って、そのまま帰らぬ人になってしまう、なんていう作品を何度も読んだことがあるため、少し怖いと思っていたところだ。騎士であれば、力は申し分ないだろう。安心してダンジョン攻略に没頭することができそうだ。
「わかりました。よろしくお願いします」
その会話をしているときに、ミリアが横から、「ミーもつれてってー」などと言っていたが、アリシアがそれを止めていた。
――「ミリアが行ったら、水城さんがダンジョン攻略のやりがいを感じられないではないですか」
いったいミリアを何だと思っているのだろうか。ただの幼女だというのに。……ただの幼女だよな? すごい魔法の使い手とかやめろよ?
そうこうしている内に、七時を過ぎていた。明日は初のダンジョン攻略だから、今日は早く寝るために、もうお風呂に入り始めたほうがいいだろう。
「そろそろお風呂に入りたいと思うので、案内してもらえませんか?」
「ミーも入りたい!」
俺がそう言うと、王様が賛同した。
「そうじゃの。そろそろ入っておいたほうがよいじゃろう」
すると、ドアが開き、夕食前に俺の部屋へ迎えに来た案内人がそこには立っていた。
「ご案内いたします」
やっぱりしっかりしてるなぁ。さすが王城。
部屋を経由して大浴場へ行った俺は、目の前に広がる光景に感動することになった。
「広すぎるだろ、これ」
そこには――
――人は誰もおらず、たくさんのお風呂が広がっていた。――まるで、豪華なホテルのように。
「これ全部、自由なのか?」
俺は頓狂な声を上げた。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、『お気に入り』への追加、感想の投稿をよろしくお願いいたします。
特に感想は、作品の向上や誤字脱字等の修正に役に立つので、どんなことでもいいので気になる点があれば是非お願いします。
『お気に入り』への追加をしていただくと、作品を書く活力になります。
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今回と次回は少なめになっています。理由は、丁度いい区切りが見つからなかったからです。
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やったぁ、初ダンジョンだ!!
「本当に、行ってもいいんですか?」
「ああ、ただし、初めてじゃから、監督についていってもらうがの」
「監督ですか?」
「ああ、強い騎士をつける予定じゃ」
なるほど、それはいい。初心者が初ダンジョンで調子に乗って、そのまま帰らぬ人になってしまう、なんていう作品を何度も読んだことがあるため、少し怖いと思っていたところだ。騎士であれば、力は申し分ないだろう。安心してダンジョン攻略に没頭することができそうだ。
「わかりました。よろしくお願いします」
その会話をしているときに、ミリアが横から、「ミーもつれてってー」などと言っていたが、アリシアがそれを止めていた。
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いったいミリアを何だと思っているのだろうか。ただの幼女だというのに。……ただの幼女だよな? すごい魔法の使い手とかやめろよ?
そうこうしている内に、七時を過ぎていた。明日は初のダンジョン攻略だから、今日は早く寝るために、もうお風呂に入り始めたほうがいいだろう。
「そろそろお風呂に入りたいと思うので、案内してもらえませんか?」
「ミーも入りたい!」
俺がそう言うと、王様が賛同した。
「そうじゃの。そろそろ入っておいたほうがよいじゃろう」
すると、ドアが開き、夕食前に俺の部屋へ迎えに来た案内人がそこには立っていた。
「ご案内いたします」
やっぱりしっかりしてるなぁ。さすが王城。
部屋を経由して大浴場へ行った俺は、目の前に広がる光景に感動することになった。
「広すぎるだろ、これ」
そこには――
――人は誰もおらず、たくさんのお風呂が広がっていた。――まるで、豪華なホテルのように。
「これ全部、自由なのか?」
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