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第1章 中々無い出会い方
第13話 発覚した事実
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俺は言われた通りに、発動石を持って念じてみた。すると、まるでゲームのように、自分のステータスが見えたのであった。
――――――――――――――――――――――――――――――
名前 水城新太
年齢 16
レベル 1 ( 0/100 )
MP 11/12 ( 0/100 )
スキル
・コモン 1
・レジェンダリー 2
称号 ドヴァ― 転移者
――――――――――――――――――――――――――――――
――これが俺のステータスか。……よく分からんな。
かろうじて、レベルが一なのは、ネット小説とかゲームとかと同じなんだなって思うぐらいだ。
「ステータスに、体力とかHPみたいなものはないのか?」
まず、パッと見たときに気になったことについて聞いてみた。
普通、ゲームでもラノベでも、HP――体力は、必要不可欠なものとして扱われている。体力表記をすることで、プレイヤーや読者に分かりやすく状況を伝えるためである。
そのHPが、このステータスには存在しないのだ。
「そうなのじゃ。以前地国から来たものの中にも同じ質問をしたものがいたのじゃが、なんでも、地国の娯楽の中ではHPというものがあるらしいのぅ」
やはりか。普通、ゲームをしている者なら真っ先に思うだろう。
「じゃが、この現実に、HP――体力は存在しないのじゃ。考えてみるのじゃ。もし体力が存在したとして、攻撃にも既定の攻撃力があったとする。しかし、それでは、攻撃がどこへ当たったのか、どこで当たったのか、など環境要因などが取り入れられたとき、既定の値と異なる攻撃力になることがあるじゃろう」
確かに言われてみればそうなのだ。同じ攻撃でも、状況に応じて威力が異なることは多々ある。また、一定の条件がそろうことで、ありえないほどの効果を発揮するものもある。
俺もゲームをしているときにそんなことを考えたことがある。
……もちろんゲームは友達としていたぞ。一人じゃないからな!
「確かに……。納得しました。次の質問にいってもいいですか?」
「もちろんじゃ。いくらでも聞いておくれ」
名前と年齢に間違いはないし、この称号も、俺が地球――地国から、天国へ転移したからできたものだろう。
だとすれば、疑問に思うことは――
「俺が思うに、『スキル』っていうのが魔法ですよね?」
「その通りじゃ」
「では、コモンとレジェンダリーとは何ですか?」
「スキルの種類のことじゃ。同じスキルといっても、性能が全く異なり、特出した効果があるものがあるのじゃ。それが、レジェンダリースキルという訳じゃ。そして、レジェンダリースキルは数がほとんど無く、多くの人が手にすることのできないものじゃ」
なるほど、コモンスキル――普通のスキルに比べて、レジェンダリースキルはその名の通り、伝説級のスキルだということか。
ちょっと待って、てことは、俺――
――伝説スキル、2個持ちじゃん!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、『お気に入り』への追加、感想の投稿をよろしくお願いいたします。
特に感想は、作品の向上や誤字脱字等の修正に役に立つので、どんなことでもいいので気になる点があれば是非お願いします。
『お気に入り』への追加をしていただくと、作品を書く活力になります。
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年齢 16
レベル 1 ( 0/100 )
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スキル
・コモン 1
・レジェンダリー 2
称号 ドヴァ― 転移者
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かろうじて、レベルが一なのは、ネット小説とかゲームとかと同じなんだなって思うぐらいだ。
「ステータスに、体力とかHPみたいなものはないのか?」
まず、パッと見たときに気になったことについて聞いてみた。
普通、ゲームでもラノベでも、HP――体力は、必要不可欠なものとして扱われている。体力表記をすることで、プレイヤーや読者に分かりやすく状況を伝えるためである。
そのHPが、このステータスには存在しないのだ。
「そうなのじゃ。以前地国から来たものの中にも同じ質問をしたものがいたのじゃが、なんでも、地国の娯楽の中ではHPというものがあるらしいのぅ」
やはりか。普通、ゲームをしている者なら真っ先に思うだろう。
「じゃが、この現実に、HP――体力は存在しないのじゃ。考えてみるのじゃ。もし体力が存在したとして、攻撃にも既定の攻撃力があったとする。しかし、それでは、攻撃がどこへ当たったのか、どこで当たったのか、など環境要因などが取り入れられたとき、既定の値と異なる攻撃力になることがあるじゃろう」
確かに言われてみればそうなのだ。同じ攻撃でも、状況に応じて威力が異なることは多々ある。また、一定の条件がそろうことで、ありえないほどの効果を発揮するものもある。
俺もゲームをしているときにそんなことを考えたことがある。
……もちろんゲームは友達としていたぞ。一人じゃないからな!
「確かに……。納得しました。次の質問にいってもいいですか?」
「もちろんじゃ。いくらでも聞いておくれ」
名前と年齢に間違いはないし、この称号も、俺が地球――地国から、天国へ転移したからできたものだろう。
だとすれば、疑問に思うことは――
「俺が思うに、『スキル』っていうのが魔法ですよね?」
「その通りじゃ」
「では、コモンとレジェンダリーとは何ですか?」
「スキルの種類のことじゃ。同じスキルといっても、性能が全く異なり、特出した効果があるものがあるのじゃ。それが、レジェンダリースキルという訳じゃ。そして、レジェンダリースキルは数がほとんど無く、多くの人が手にすることのできないものじゃ」
なるほど、コモンスキル――普通のスキルに比べて、レジェンダリースキルはその名の通り、伝説級のスキルだということか。
ちょっと待って、てことは、俺――
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