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「綺麗よ、樹」
花嫁の控え室と呼ばれる部屋で、メイクを担当してくれている姉さんが笑う。
薄いピンクのアイシャドウを塗られた瞼をそっと開けた。
「……そう、かな」
等身大の鏡に映る自分の姿を見つめる。
肩まで伸びた髪、細くなった腕、くびれた腰、全体的に丸みを帯びた身体。野球に夢中になっていたあの頃とは、何もかもが違うこの身体。
男だったときの、見慣れていた自分の姿とはかけ離れた今の姿は、やっぱり未だに違和感を与える。
赤ちゃんを産んで自分に母親だという自覚が出来ても、こればかりはどうしようもなかった。
「――……」
知らず、眉をしかめたときだ。
「とても綺麗ですよ。樹先輩」
柔らかい声が、鼓膜を揺らした。
「岩橋……」
鏡越しに淡い紅茶色の髪をした後輩を見つける。
昔は丸刈りだった頭が、猫っ毛の髪質だったのかふわふわとした輪郭を包むような髪型になっていて、昔は常に厳つくしかめられていたその顔に微かな笑みをのせて立っていた。
「……馬子にも衣装だろ?」
「とんでもない。ちゃんとスーツを新調してよかったと思いました。みすぼらしい姿では樹先輩に恥をかかせてしまう」
岩橋は新調したというスーツの裾を軽く摘んで伸ばした。
高校で一緒に野球をしていた頃と変わらない対応に、思わず笑みがこぼれる。
「何言ってんだよ。俺こそ岩橋のそんな格好いいスーツ姿見たら、こんな似合わないドレス姿恥ずかしいよ」
「そんなことないですよ。ドレス、とてもお似合いです」
「……ありがとう、岩橋」
結婚式の日取りが決まってから、皆を呼ぶか散々迷って、結局招待状を送ることにした。
皆にどう思われるか不安だったのも確かだけど、苦楽を共にした部活仲間に見て欲しい気持ちのほうが強かった。
俺が所属していたのは部員数十三人弱のいわゆる弱小野球部で、ピッチャーは二番投手も三番投手もなく、エースの昂志だけという何とも博打みたいなチームだった。昂志はエースと言えば聞こえはいいが、単純にピッチャーが昂志しか居なかったとも言える。
野球の試合は長い。基本九回で平均三時間かかる。その上で、甲子園予選の地方大会はチーム数が多い為に八試合だった。当然、疲れが残ったまま次の試合、次の試合へと進んでいく。
結局、甲子園は二回戦敗退だったけど、それでもいい思い出だ。
だからこそ、不安と微かな期待を込めて招待状を出した。
すると翌日、岩橋からLINEがあった。会えないだろうか、と。
岩橋は野球部後輩の中でも、俺と同じキャッチャー希望で特に親しく面倒を見ていた後輩だった。昂志が嫉妬したこともあったくらいだから、傍目には相当仲がよく見えていたと思う。
俺自身にも、他の後輩以上に可愛がり仲良くしていた自覚はあった。
だから、すごく迷った。何しろ俺はもう川邊樹ではなくなってしまっていたから。
岩橋は、人を見かけで判断しない人間だということは知っていた。けれど、それは世間一般的な人間だった場合だ。俺のような、特殊な人間にはどうか分からなかった。
でもそれは、会ってみれば杞憂だったということが判明した。
岩橋は、俺が性転換手術を受けたことを知っていた。それも両性具有が理由の性転換手術であることを。
理由は企業秘密だと言われたが、考えてみれば岩橋は実家が探偵業だ。彼ならすべてを知っていてもおかしくなかった。
「ご結婚おめでとうございます」
駅前の喫茶店で待ち合わせした岩橋は、開口一番にそう言った。
出鼻をくじかれて閉口する俺に、岩橋はさらに続ける。
「今日は無理を言って来てもらってしまってすみません。招待頂いた結婚式ではゆっくりお話は難しいと思い、その前にどうしても直接お祝いを言いたくて……」
「……あ、あり、がとう。……でも……あの、さ。祝って貰えるのは嬉しいんだけど……、その……気持ち悪く、ないのか?」
予想外の祝辞に嬉しい気持ち半分、信じられない気持ち半分で、拭えない不安を口にすれば岩橋は不思議そうに首を傾げた。
「何がですか?」
「いや、俺こんなに変わっちゃったし……」
どこからどう見ても女にしか見えない外見の俺は、ニューハーフになったと思われてもおかしくない。
男で、男なのに昂志と結婚したいが為に性転換したんだと。
「それは仕方ないというか……先輩の身体であれば普通でしょう」
「え!?」
どんな罵声が降るかと身構えていたのに、岩橋はあっさりと肯定した。しかも俺の事情をすべて察しているかのように。
「手術……されたんですよね?」
「う……うん、そうだけど何で……」
何で知っているのかと目で問えば、岩橋は目を細めて笑った。
「企業秘密です。ですが、まあそういうことなので、先輩の姿は理由を考えれば普通だと思いますよ」
「……それはそうだけど……俺、昂志と結婚するんだぜ?」
「はい。ですから、おめでとうございます」
「ん? うん、ありがとう。……いや、そうじゃなくて」
あれ? 俺、おかしいこと言ってないよな? あ、いや違う。普通はおかしいこと言ってるよな?
「……俺の身体のことは置いといて、俺男なのに男の昂志と同性同士で付き合ってたんだけど……」
「はい、知ってますよ?」
「あ、知ってたのか」
「はい」
「そっかー……」
……………、ん?
「え!? 知ってたのか!?」
あまりにも当然なことのように言うから、聞き逃すところだった。
「いつから!?」
「わりと最初から」
「最初から!?」
「ええ、自分も樹先輩のこと入部当初から好きだったので、五十嵐先輩の眼と樹先輩の様子見てたらなんとなく」
「えぇええぇえッ!?」
「あ、片想いだって諦めてますからご心配なく」
「え、いやゴメン……でもっぇえぇええええ!?」
何か色々とツッコミどころ満載だが、岩橋の淡々とした語り口に唖然としてしまう。
「男性同士でもおかしいことはないと思いますよ。自分の場合は、自身が先輩のことが好きだったので抵抗がないとも言えますが、男女の前に皆一人の人間です。人間が人間を愛しただけじゃないですか」
「……え」
人間が人間を愛しただけ、なんて考えたこともなかった為、岩橋を凝視してしまった。
そんな俺に対して、岩橋は顔色一つ変えることなく続ける。
「先輩は同性であることを気にしていらっしゃるようですが、自分からすれば男性が女性を、女性が男性を愛するのは一種の本能とも言えます。子孫繁栄に直通する人間の本能です。その本能よりも男女の性に関係なくその人自身を愛するということは、そんな人間に出会えるということは、まさしく運命といえるのではないでしょうか。自分はそれを、樹先輩あなたに教えて頂きました」
「い、岩橋……」
「自分は、あなたが好きです。いえ、好きでした。本当に。誰よりも幸せになって欲しいと今でも思っています。これからの人生のすべてをかけたって、恐らくもうそんな人に出会える確率はとても低いでしょう。でも後悔はありません。あなたに出会えて、一緒に野球ができて嬉しかった。楽しかった。幸せだった。それに間違いなんてありませんから。人を愛するということがどういうことか、あなたに教えてもらった。樹先輩、あなたが幸せであることが俺の愛です。だから、樹先輩が五十嵐先輩とご結婚なさると聞いたとき、本当にとても嬉しかった」
「……っ」
「本当に……、おめでとうございます。樹先輩」
「~~っぁ」
温かく、嘘のない真っ直ぐな瞳で見つめてくる岩橋に耐えきれず、ついに俺はみっともなくその場に泣き崩れた。
「い、樹先輩?」
岩橋が慌てて身を乗り出して、ハンカチを差し出してくる。
その優しさにまた涙が溢れた。
「ぁり……がとっ岩橋……」
大切で、可愛い後輩から送られた言葉に涙が溢れて止まらなかった。まさかそんな風に想ってくれていたなんて、想像すらしていなかった。
考えていたより、自分は皆に好かれていたのかもしれない。そんなに身構えなくてもよかったのかもしれないと思った。
「……本当にありがとう、岩橋」
「!」
一週間前のことを思い出し、改めて岩橋に礼をと向き直る。
元々大きかった目をさらに大きくして丸くする岩橋を前にして口を開いたとき、
「失礼します!」
部屋のドアを蹴破る勢いで、同級のチームメイト雁屋が同じくチームメイトの西藤を連れて現れた。
花嫁の控え室と呼ばれる部屋で、メイクを担当してくれている姉さんが笑う。
薄いピンクのアイシャドウを塗られた瞼をそっと開けた。
「……そう、かな」
等身大の鏡に映る自分の姿を見つめる。
肩まで伸びた髪、細くなった腕、くびれた腰、全体的に丸みを帯びた身体。野球に夢中になっていたあの頃とは、何もかもが違うこの身体。
男だったときの、見慣れていた自分の姿とはかけ離れた今の姿は、やっぱり未だに違和感を与える。
赤ちゃんを産んで自分に母親だという自覚が出来ても、こればかりはどうしようもなかった。
「――……」
知らず、眉をしかめたときだ。
「とても綺麗ですよ。樹先輩」
柔らかい声が、鼓膜を揺らした。
「岩橋……」
鏡越しに淡い紅茶色の髪をした後輩を見つける。
昔は丸刈りだった頭が、猫っ毛の髪質だったのかふわふわとした輪郭を包むような髪型になっていて、昔は常に厳つくしかめられていたその顔に微かな笑みをのせて立っていた。
「……馬子にも衣装だろ?」
「とんでもない。ちゃんとスーツを新調してよかったと思いました。みすぼらしい姿では樹先輩に恥をかかせてしまう」
岩橋は新調したというスーツの裾を軽く摘んで伸ばした。
高校で一緒に野球をしていた頃と変わらない対応に、思わず笑みがこぼれる。
「何言ってんだよ。俺こそ岩橋のそんな格好いいスーツ姿見たら、こんな似合わないドレス姿恥ずかしいよ」
「そんなことないですよ。ドレス、とてもお似合いです」
「……ありがとう、岩橋」
結婚式の日取りが決まってから、皆を呼ぶか散々迷って、結局招待状を送ることにした。
皆にどう思われるか不安だったのも確かだけど、苦楽を共にした部活仲間に見て欲しい気持ちのほうが強かった。
俺が所属していたのは部員数十三人弱のいわゆる弱小野球部で、ピッチャーは二番投手も三番投手もなく、エースの昂志だけという何とも博打みたいなチームだった。昂志はエースと言えば聞こえはいいが、単純にピッチャーが昂志しか居なかったとも言える。
野球の試合は長い。基本九回で平均三時間かかる。その上で、甲子園予選の地方大会はチーム数が多い為に八試合だった。当然、疲れが残ったまま次の試合、次の試合へと進んでいく。
結局、甲子園は二回戦敗退だったけど、それでもいい思い出だ。
だからこそ、不安と微かな期待を込めて招待状を出した。
すると翌日、岩橋からLINEがあった。会えないだろうか、と。
岩橋は野球部後輩の中でも、俺と同じキャッチャー希望で特に親しく面倒を見ていた後輩だった。昂志が嫉妬したこともあったくらいだから、傍目には相当仲がよく見えていたと思う。
俺自身にも、他の後輩以上に可愛がり仲良くしていた自覚はあった。
だから、すごく迷った。何しろ俺はもう川邊樹ではなくなってしまっていたから。
岩橋は、人を見かけで判断しない人間だということは知っていた。けれど、それは世間一般的な人間だった場合だ。俺のような、特殊な人間にはどうか分からなかった。
でもそれは、会ってみれば杞憂だったということが判明した。
岩橋は、俺が性転換手術を受けたことを知っていた。それも両性具有が理由の性転換手術であることを。
理由は企業秘密だと言われたが、考えてみれば岩橋は実家が探偵業だ。彼ならすべてを知っていてもおかしくなかった。
「ご結婚おめでとうございます」
駅前の喫茶店で待ち合わせした岩橋は、開口一番にそう言った。
出鼻をくじかれて閉口する俺に、岩橋はさらに続ける。
「今日は無理を言って来てもらってしまってすみません。招待頂いた結婚式ではゆっくりお話は難しいと思い、その前にどうしても直接お祝いを言いたくて……」
「……あ、あり、がとう。……でも……あの、さ。祝って貰えるのは嬉しいんだけど……、その……気持ち悪く、ないのか?」
予想外の祝辞に嬉しい気持ち半分、信じられない気持ち半分で、拭えない不安を口にすれば岩橋は不思議そうに首を傾げた。
「何がですか?」
「いや、俺こんなに変わっちゃったし……」
どこからどう見ても女にしか見えない外見の俺は、ニューハーフになったと思われてもおかしくない。
男で、男なのに昂志と結婚したいが為に性転換したんだと。
「それは仕方ないというか……先輩の身体であれば普通でしょう」
「え!?」
どんな罵声が降るかと身構えていたのに、岩橋はあっさりと肯定した。しかも俺の事情をすべて察しているかのように。
「手術……されたんですよね?」
「う……うん、そうだけど何で……」
何で知っているのかと目で問えば、岩橋は目を細めて笑った。
「企業秘密です。ですが、まあそういうことなので、先輩の姿は理由を考えれば普通だと思いますよ」
「……それはそうだけど……俺、昂志と結婚するんだぜ?」
「はい。ですから、おめでとうございます」
「ん? うん、ありがとう。……いや、そうじゃなくて」
あれ? 俺、おかしいこと言ってないよな? あ、いや違う。普通はおかしいこと言ってるよな?
「……俺の身体のことは置いといて、俺男なのに男の昂志と同性同士で付き合ってたんだけど……」
「はい、知ってますよ?」
「あ、知ってたのか」
「はい」
「そっかー……」
……………、ん?
「え!? 知ってたのか!?」
あまりにも当然なことのように言うから、聞き逃すところだった。
「いつから!?」
「わりと最初から」
「最初から!?」
「ええ、自分も樹先輩のこと入部当初から好きだったので、五十嵐先輩の眼と樹先輩の様子見てたらなんとなく」
「えぇええぇえッ!?」
「あ、片想いだって諦めてますからご心配なく」
「え、いやゴメン……でもっぇえぇええええ!?」
何か色々とツッコミどころ満載だが、岩橋の淡々とした語り口に唖然としてしまう。
「男性同士でもおかしいことはないと思いますよ。自分の場合は、自身が先輩のことが好きだったので抵抗がないとも言えますが、男女の前に皆一人の人間です。人間が人間を愛しただけじゃないですか」
「……え」
人間が人間を愛しただけ、なんて考えたこともなかった為、岩橋を凝視してしまった。
そんな俺に対して、岩橋は顔色一つ変えることなく続ける。
「先輩は同性であることを気にしていらっしゃるようですが、自分からすれば男性が女性を、女性が男性を愛するのは一種の本能とも言えます。子孫繁栄に直通する人間の本能です。その本能よりも男女の性に関係なくその人自身を愛するということは、そんな人間に出会えるということは、まさしく運命といえるのではないでしょうか。自分はそれを、樹先輩あなたに教えて頂きました」
「い、岩橋……」
「自分は、あなたが好きです。いえ、好きでした。本当に。誰よりも幸せになって欲しいと今でも思っています。これからの人生のすべてをかけたって、恐らくもうそんな人に出会える確率はとても低いでしょう。でも後悔はありません。あなたに出会えて、一緒に野球ができて嬉しかった。楽しかった。幸せだった。それに間違いなんてありませんから。人を愛するということがどういうことか、あなたに教えてもらった。樹先輩、あなたが幸せであることが俺の愛です。だから、樹先輩が五十嵐先輩とご結婚なさると聞いたとき、本当にとても嬉しかった」
「……っ」
「本当に……、おめでとうございます。樹先輩」
「~~っぁ」
温かく、嘘のない真っ直ぐな瞳で見つめてくる岩橋に耐えきれず、ついに俺はみっともなくその場に泣き崩れた。
「い、樹先輩?」
岩橋が慌てて身を乗り出して、ハンカチを差し出してくる。
その優しさにまた涙が溢れた。
「ぁり……がとっ岩橋……」
大切で、可愛い後輩から送られた言葉に涙が溢れて止まらなかった。まさかそんな風に想ってくれていたなんて、想像すらしていなかった。
考えていたより、自分は皆に好かれていたのかもしれない。そんなに身構えなくてもよかったのかもしれないと思った。
「……本当にありがとう、岩橋」
「!」
一週間前のことを思い出し、改めて岩橋に礼をと向き直る。
元々大きかった目をさらに大きくして丸くする岩橋を前にして口を開いたとき、
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