48 / 51
47 池田鬼神丸
しおりを挟む山口が八王子横山宿に入ったのは、もう午後も遅い刻限である。懐には余裕があるので、伊勢屋という大旅籠に宿をとった。
本当の身元を書くわけにはゆかず、宿帳には、その場の思いつきで『武州忍藩勘定方・斎藤五郎』と適当に記したが、旅籠の者が不信に思うことはなく、あっさり部屋に通された。
部屋に案内されると、山口は女中に声をかける。
「ちと、ものを訪ねるが、子安宿に詳しい者はおらぬか」
「へえ。あたしは、隣の馬乗宿の出なんで、子安宿ならよく存じておりますが……」
「まことか。それは運がよい。子安宿の百姓代で、たしか……そう、松村という家の場所を、知っておるか?」
「はい。松村さんなら、名主さんの屋敷の二軒隣でございます。蔵に桐の紋が印してあるので、ひと目でそれとわかりましてございます」
「おお、そうか……おぬしに出会えてよかった。さあ、少ないがこれを……」
山口が小粒を握らせると、女は大げさに恐縮しながらも、素早く懐にしまう。旅籠の女中にとって、こうした心づけは、大切な収入なのだ。
山口は旅籠をあとにすると、子安宿に足を向けた。甲州道中を外れ、子安村に入る。繁華な横山宿とはちがい、まばらに商家が並び、所々に百姓家も混ざっている。
さびれた様子に、いかにも場末といった雰囲気が漂うが、山田川をわたると、それは場末から、はっきりと田舎の景色にかわった。
名主の屋敷は、大きな長屋門を構えているので、すぐにわかった。教えられたとおり二軒先を見ると、たしかに蔵の屋根庇の下に、桐の門が印されていた。
屋敷林も備わり、敷地の広さは名主の家と遜色がないが、茅葺き屋根には、うっすらと雑草が生え、壁の薄汚れた様子が、どこか荒んだ印象をあたえている。
山口は、捨五郎と同じように、屋敷と道をはさんだ、うち棄てられた物置小屋に目をつけ、なかに入った。
物置小屋のなかには、がらくたが山と詰まれ、埃っぽかった。どうやら以前は、小作人の住まいとして使われていたようで、奥には座敷だったらしい部屋があるが、もちろん畳などはない。
山口は、座敷に立てかけてあった大きな戸板を、軽々と抱えると、入り口の脇にあった竈の上に乗せた。そこに座ると格子窓から、松村の屋敷が見渡せるからだ。
上に乗せた戸板は、大半が竈からはみ出している。山口は、腰を落とし、刀を抜きあげ一閃させた。
すると、まるで剃刀で切ったような見事な断面を見せ、戸板が真っ二つに両断された。
山口は、いったん物置小屋を出て、山田川のほとりにあった荒物屋で莚を買って小屋に戻り、半分になった戸板の上に敷いた。見張り所の出来上がりである。
(殺りにくるのは明日……今日は何事も起こるまい)
仕上がりに満足すると、山口は旅籠に引き返した。
祐天仙之介は、平田を横山宿で、いちばん高級な旅籠にあずけると、伊太郎をともない、大和屋の離れに草鞋を脱いだ。祐天一家の八王子における拠点である。
伊太郎は、これで解放されると思って胸を撫で下ろしていたが、思いがけず、一杯付き合えと仙之介に言われて狼狽した。
仙之介が、三下にすぎない自分を誘うことなど、かつてなかったからだ。
「伊太郎。そうかしこまるな。この度は、ご苦労だった。まあ、一杯やれ」
「へ、へえ」
伊太郎が、おそるおそる杯を受けると、仙之介が続ける。
「おめえ、ゆうべ先生に酒に誘われただろ」
「へ、へえ……なんで親分をさしおいて、あっしなんぞに、お鉢が回ってきたのか、さっぱりわかりやせん」
しどろもどろに伊太郎がこたえる。暑くもないのに、額にはうっすらと汗が浮かんでいた。
「いや、俺だけじゃねえ。先生が、誰かを誘ってのむことは、いままで見たことがない」
仙之介が鋭い目付きで、伊太郎を見据える。
剣客ならではの不気味に底光する威圧的な視線に気圧されて、伊太郎の額に汗が流れた。
「おめえ、親分に隠し事をするつもりか」
「も、申し訳ございやせん。す、すべてお話しいたしやす」
仙之介の貫禄に押され、伊太郎が額を畳にすりつけた。
「じ、じつは……」
堰をきったように、伊太郎がしゃべりはじめた。
「先生の家は、いま弟さんが継いでいなさるそうなんですが、江戸に足を向けるわけには、いかねえんだそうで……
そこで、先生のかわりに、あっしが弟さんに、直接手紙を手渡してくれと……」
「なるほど……おめえもよほど見込まれたもんだな」
「へえ。なんでもあっしは、その昔、先生の弟子だった房州の名主の息子に、そっくりなんだそうで……」
「まあ、それはいい。男の約束だ。おめえ、命に替えても、その手紙は、きっと届けるんだ」
「へえ。この伊太郎、半端者ではございやすが、命に替えてもお届けいたしやす」
「よし、その意気だ。――で、先生からいただいた謝礼の品を見せてみろ」
「ど、どうしてそれを……」
「馬鹿野郎。俺の目は節穴じゃねえ、おめえが先生とのんでから、ずっとソワソワしてやがるのなんざ、丸わかりだ」
「おそれいりやした」
伊太郎は懐から、おずおずと短刀をとりだした。
その短刀を一目見たとたん、仙之介が目を見ひらいた。
「ま、まさか……それをいただいたのか?」
その短刀は、六寸ほどの長さで、白木のそっけない拵えである。鞘が優雅な曲線を描き、短いながらも反りがあった。
豪放磊落な仙之介にしては珍しく、短刀を慎重に鞘から抜き、しげしげと眺める。
「むう。この板目肌の詰まり……さざ波が、わき立つような地沸。左文字腰刃……まちげえねえ。筑前左文字だ」
仙之介のただならぬ様子に、伊太郎がごくりと固唾をのんだ。
「お、親分、その短刀が、いったいなんだって……」
仙之介は、ため息をつきながら短刀を鞘に戻し、恭しく伊太郎に手渡すと、真剣な表情で、
「おい、伊太郎。おめえ、どんなに金に困っても、この短刀だけは手放すんじゃあねえぞ」
と、言った。伊太郎は、わけもわからず呆然としている。
「大切ないただきものなんで、決して売ったりはしやせん。でも、そんなに大したものなんでござんすか?」
「そうだな……百。いや、百五十両までなら、いますぐ買い手がつくだろうよ」
「……!」
伊太郎が、眼を丸くする。
「それにしても……さっぱりわからねえ……いってえ、なんだって、こんな凄ぇお宝を、三下なんぞに……」
あんぐりと口を開けたまま固まっている伊太郎にはかまわず、仙之介がぼそりとつぶやいた。
――翌日。
山口は、朝から物置小屋にもうけた見張り所に座り、小野路道を見据えていた。
その通りは、場末とはいえ、横山宿から野猿峠を越えて、小野路から相模方面に向かう道なので、旅人の往来がちらほらとあった。
いまのところ、松村家を訪ねてきたのは、近所の者がふたりだけで、家からは、洗濯をするため、あの女が一度出てきただけである。
この家に養子に入ったという、弟は、畑に出たまま昼になっても戻らない。どうやら昼飯は弁当で済ませているようだ。
山口は、空腹を覚え、懐から干し芋をとりだしかじりつくと、竹筒に入れた水で胃に流しこむ。
そのとき……粋な川越織りの単衣を着た大きな荷物を背負った小間物売りが、前庭に入るのが目に入った。
家のなかから出てきたあの女と、弟の女房らしい若い女が、小間物売りの見せる品物に、目を輝かせている。
「こいつは江戸でも人気の品で、なかなか手に入りません。その綺麗なお髪が、より華やかになりますよ」
「まあ、綺麗だなんて……小間物屋さんったら、口がお上手ね」
「あたしは、お世辞などは申しません。本当のことを口にしたまででございます」
小間物屋の見えすいた世辞に、ふたりの女が、大げさにはしゃいでいる。
(ちっ、どうして女ってやつは、こういうのが好きなのかね)
山口が憮然としている間に、ふたりは、それぞれ髪飾りを購入して、ご機嫌な様子だ。
小間物売りは、愛想を振りまき、ぺこぺこと頭を下げながら、家をあとにして道に出ると、懐から手拭いをとりだし、額の汗を拭いた。
「む……」
商品が売れて嬉しいはずの小間物売りの表情に、かすかな緊張感が漂うのを、山口は見逃さなかった。
(なるほど。こやつが女の在宅をたしかめ、真っ昼間から殺るつもりか……)
昼過ぎのこの時間帯ならば、女はたいてい家にいて、男衆は畑に出ている。
そして、一時的に通行人も減るので、一気にかたをつけるには、絶好の機会であろう。
山口は、見張り所から降りると、小間物売りを尾けはじめた。
思ったとおり小間物売りは、周りの家に立ち寄って行商することもなく、横山宿に向かって、ひたすら歩き続けている。
山田川にかかる橋をわたると、小間物売りは、その先にある茶店に入っていった。
山口は、道ばたの欅の太い幹に身を隠して様子を見る。
ほどなく茶店から、明らかに場末の宿場とは縁がなさそうな、上等な着物を身につけた浪人者が歩み出た。
その男を見たとたん、山口の背中を冷たい汗が流れた。
(こやつ……ただ者ではない)
男は、気だるげにのんびりと歩いているが、その姿には、毛ほどの隙もない。
まるで頭のてっぺんに糸をつけて、天井から吊るしたように、上半身がまったく揺れず、まっすぐ歩む姿は、武芸を極めた者に特有のものだ。
山口が欅の幹から、道に一歩踏みだした瞬間、男がぴたりと足を止めた。
ふたりは、二間ほどの間合いをとって対峙する。
「拙者に、なにかご用かな」
「さて……用というより、ちと談判ごとかな……そこもとに、これからする仕事を、取りやめてもらいたいのだが、やめろと言っても、はい、そうですか……と、いうわけには、まいらぬであろうな」
困ったような顔で山口が言うと、
「さよう。そういうわけには、まいらぬな」
浪人が無表情にこたえた。
「それでは……気はすすまぬが、剣で話をつけるしかなかろう」
ふたりは、あまり人目につかぬよう、川沿いの空き地まで赴き、再び対峙する。
浪人者は、あらためて山口を、まじまじと見ると口を開いた。
「おぬしは、かなり遣えるようだが、拙者には勝てぬぞ」
その言葉には誇張もないし、威嚇しているわけでもない。ただ、淡々と事実を述べたにすぎなかった。
山口は浪人と向かいあったとき、己が格下だということが、一瞬でわかった。
(この男……立ち姿が、誰かに似ていると思ったら男谷信友……)
浪人者は、山口が生まれてはじめて、為すすべもなく完敗した、あの講武所頭取・男谷信友がまとっていたような静かな気配を漂わせ、ごく自然にそこに立っている。
そこからは、敵意や相手を威圧しようという意思は、まるで感じられなかった。
おそらく、ここで山口が退けば、浪人は、何事もなかったように立ち去り、あの女を、ためらいもなく、一瞬で殺すにちがいない。
山口は、女に義理があるわけでもなく、それどころか、女とは口をきいたことすらなかった。
したがって、山口がここで退いたとしても、気に病む必要など、一切ないはずだった。
そして山口は、そうしようと思ったが、その意思とは、正反対の言葉が口をついた。
「さよう。俺は……勝てぬであろうな。――だが、ここで退くわけにはまいらぬ」
それは、剣に対する矜持なのか、あるいは、つまらない意地なのか、自分のことなのに、山口には、さっぱりわからなかった。
しかし、ここでもし退いたら、自分のなかの大切ななにかが、永遠に喪われてしまうような気がした。
「ふふっ、おもしろい。拙者は、平田幹之介と申す。――それでは、お相手つかまつろう」
平田は愉しそうに笑い、刀を抜いた。そのとたん、身体から妖気に満ちた殺気が吹きあがった。
「山口一! 参る!!」
言いながら、山口は腰を落とし、身体のすべてを、片手で突きだした剣に隠し、そのまま突進した。
この瞬間山口は、あっさりと己の死を受けいれた。
山口は勝つ気はなかったが、といって、負ける気もなかった。
(――勝てぬなら、刺し違えるのみ!!)
この捨て身の戦法は、通用しないであろう。実力の差は明らかだ。山口の勝ち筋は欠片もない。
決死の攻撃は、あっさりかわされ、平田の必殺の一撃がくだされるにちがいない。山口は、そう確信していた。
しかし、それこそが、山口の狙いであった。
山口は、腰を落とす垂直落下の縦の運動を、横の動きの推進運動に変換する縮地を使って、いささかの予備動作もなく、平田に斬りかかった。
平田は、山口が動いたときには、すでに迎撃態勢に入っていた。動作ではなく、山口の意識を読んで、反射的に反応していた。
片手斬りは、平田の剣によってはじかれる。その平田の剣は、そのまま山口に対する攻撃となって襲いかかる。
だが、平田のその攻撃と同時に、山口は、空いている左手を使い、脇差を抜き放つ。
山口は、平田の必殺の剣を、体に受けながら、左手で抜刀した脇差で、平田の胴を薙ぐ。
我が身を捨てた、相討ちの剣だ。
――という、映像が、動きはじめた山口の脳裏に浮かんだ。時間にすると千分の一秒にも満たない、瞬時の出来事である。
次の瞬間、平田が口から鮮血を迸らせ、山口の剣が、その肩先を斬り裂いた。
(――馬鹿なっ!)
ふたりはすれ違う。山口の眼には、平田が崩れ落ちる姿がうつった。
山口が、茫然自失の態で振り向いたとき、平田は、土手に凭れかかるように座りこんでいた。
「どういうことだ……?」
事態が飲み込めず、つぶやく山口に、平田が言った。
「若造……命拾いをしたな」
山口は頭のなかで、いまの攻防を思い返す。
――平田が口から鮮血を迸らせ、山口の剣が肩先を斬り裂いた。
「喀血! ……そこもと。労咳か」
「そうだ……まさか、こんなときに、発作が起こるとはな……」
咳こみながら平田が続ける。
「ふふっ……だが、おかげで病に殺されず、剣によって死ぬることができた」
平田が皮肉な微笑を浮かべる。
「おぬしに、ひとつ、たのみがある」
「なんだ?」
「とどめは、拙者の佩刀で。そして、その刀は……おぬしが使ってくれぬか。
池田鬼神丸……周作先生からいただいたものだ」
「周作……千葉周作先生から……!」
「たのむ……」
斬られた肩口から流れ出たものと、喀血による血で、上半身を鮮血に染めた平田がつぶやく。
「しかと、うけたまわった」
山口が確約すると、平田の顔に、満足げな微笑みが浮かんだ。
「かたじけない」
平田の手から、池田鬼神丸を受けとった山口は、深く息を吸いこむと、八双に構えをとり、
「――御免!」
一気に斬りおろし、平田の頸から血が飛沫いた。
山口は、己の佩刀を息絶えた平田の傍らに置いた。
刀の使い方も知らぬような兄には、井上真改の名刀を買いあたえた父親も、山口には、二束三文の刀をあてがった。
だから山口の佩刀は、用心棒をして稼いだ金を使って購った無銘のもので、単なる道具にすぎず、思い入れはなかった。
平田の死に顔を見ると、ようやく苦しみから解放されたような、安らかな表情をしていた。
(――この男は俺だ)
このまま無頼の生活を続ければ、いつか己も、この男のような運命を辿ることは明らかだ。
わかってはいるが、山口には、いまの生活から抜けだす気力もなければ、その意思もなかった。
取り柄といえば剣術のみ。しかし、その腕前を活かす場所などが、いったい、どこにあるというのか。
それ以前に、自分がなにを為すべきなのか、それが見えない。
山口は約束どおり、池田鬼神丸を腰に差すと踵を返し、その場をあとにした。
平田と同じように、山口の心にも、虚無感と深い闇だけがひろがっていた。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説



永き夜の遠の睡りの皆目醒め
七瀬京
歴史・時代
近藤勇の『首』が消えた……。
新撰組の局長として名を馳せた近藤勇は板橋で罪人として処刑されてから、その首を晒された。
しかし、その首が、ある日忽然と消えたのだった……。
近藤の『首』を巡り、過去と栄光と男たちの愛憎が交錯する。
首はどこにあるのか。
そして激動の時代、男たちはどこへ向かうのか……。
※男性同士の恋愛表現がありますので苦手な方はご注意下さい
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
北武の寅 <幕末さいたま志士伝>
海野 次朗
歴史・時代
タイトルは『北武の寅』(ほくぶのとら)と読みます。
幕末の埼玉人にスポットをあてた作品です。主人公は熊谷北郊出身の吉田寅之助という青年です。他に渋沢栄一(尾高兄弟含む)、根岸友山、清水卯三郎、斎藤健次郎などが登場します。さらにベルギー系フランス人のモンブランやフランスお政、五代才助(友厚)、松木弘安(寺島宗則)、伊藤俊輔(博文)なども登場します。
根岸友山が出る関係から新選組や清河八郎の話もあります。また、渋沢栄一やモンブランが出る関係からパリ万博などパリを舞台とした場面が何回かあります。
前作の『伊藤とサトウ』と違って今作は史実重視というよりも、より「小説」に近い形になっているはずです。ただしキャラクターや時代背景はかなり重複しております。『伊藤とサトウ』でやれなかった事件を深掘りしているつもりですので、その点はご了承ください。
(※この作品は「NOVEL DAYS」「小説家になろう」「カクヨム」にも転載してます)
獅子の末裔
卯花月影
歴史・時代
未だ戦乱続く近江の国に生まれた蒲生氏郷。主家・六角氏を揺るがした六角家騒動がようやく落ち着いてきたころ、目の前に現れたのは天下を狙う織田信長だった。
和歌をこよなく愛する温厚で無力な少年は、信長にその非凡な才を見いだされ、戦国武将として成長し、開花していく。
前作「滝川家の人びと」の続編です。途中、エピソードの被りがありますが、蒲生氏郷視点で描かれます。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

日本が危機に?第二次日露戦争
杏
歴史・時代
2023年2月24日ロシアのウクライナ侵攻の開始から一年たった。その日ロシアの極東地域で大きな動きがあった。それはロシア海軍太平洋艦隊が黒海艦隊の援助のために主力を引き連れてウラジオストクを離れた。それと同時に日本とアメリカを牽制する為にロシアは3つの種類の新しい極超音速ミサイルの発射実験を行った。そこで事故が起きた。それはこの事故によって発生した戦争の物語である。ただし3発も間違えた方向に飛ぶのは故意だと思われた。実際には事故だったがそもそも飛ばす場所をセッティングした将校は日本に向けて飛ばすようにセッティングをわざとしていた。これは太平洋艦隊の司令官の命令だ。司令官は黒海艦隊を支援するのが不服でこれを企んだのだ。ただ実際に戦争をするとは考えていなかったし過激な思想を持っていた為普通に海の上を進んでいた。
なろう、カクヨムでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる