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稲葉奈菜編
稲葉奈菜3
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学校に着くと既にクラスが張り出されていた。人がいっぱいで身長の低い私は見ることができない。あこは身長高いけどみえなさそう。するとあこが
「ちょっと。みえないんだけどぉ。」
すると前の方で見ていた人たちは驚く。
「滝田さんだ。」「どかなきゃ」「はやくしないと!」と騒いでいる。あこに嫌がらせを受けた人たちだからだ。私は影で見ていた。指示のないときは。無視するとか協力はしたよ?でも裏でこっそり声をかけたりした。『今は我慢して。私がどうにかするから』って。あこに標的を変えるように動いた。でも嫌いな奴が標的の時は『悪いところがあるんでしょ?あこが嫌うのに理由あるじゃん。謝れば?』とか言ったけど。フォローはしたよ??
こーゆー程よい立場って最高。
前の方に行ってみる。
一組一番か。稲葉だから仕方ないし二クラスだもんね。あこの表情を見る。その顔は喜んでいた。
「何組だったの?あこ。」
「一組。てか河原も日向野もいるじゃん。楽しめる。うふっ。」
河原も日向野も嫌いだけど‥。同じクラスなら自分の手を汚す可能性がある。そんなの嫌だ。今年も裏で頑張らなきゃ。
「てか漆原って誰??」
あこが聞いてきたのは担任のことだ。
「あそこのチビ。」
と指をさしながら答える。
「ふぅーん。楽しむのに便利かもっ☆」
「そ‥そうだね」
教室に向かいあこの席の近くで話していると彩乃ちゃんがやってきた。
「やっほー!あこちゃん!今年同じクラスだねっ☆」
「彩乃~!一緒っ。てか彩乃髪染めてたんだぁ」
「そうなのぉ似合う?」
「うん。さすが彩乃ぉ」
やばくない?私の立場失うじゃん。彩乃がいるせいで。とりあえず会話に入らなきゃ。
「彩乃ちゃんの髪型とかメッシュかわいいね!」
紫のメッシュでハートのクマ耳?のようになっていたし髪にはこだわっていると思う。ここを褒めるべき。
「うそぉ~ありがとぉ奈菜ちゃん。」
距離を縮めて、せめて彩乃と同じ立場に。
「奈菜でいいよー!」
「ありがとぉ!彩乃って呼んでね!」
するとあこが突然笑い出す。
「あこ?どーした?」
「これ見てー」
あこが見せてきたのはトゥイッターだった。ほぼみんなやってるけど。私もだしね。Nonoka♬というアカウントだ。なるほどね。あこ特定したんだぁ。河野のアカウント。そこには『クラス替え最悪ぅ。彼ピと離れちゃったぁ。どん底。だれか慰めてぇ。』とつぶかれていた。
「え?彼氏いたん?」
「いるわけないじゃんあのブスに。」
「あこちゃん言っちゃうんだぁ事実だけどね。」
これから楽しい楽しい生活が待っている。そう信じていた。まさかあんな結末が来るなんて
「ちょっと。みえないんだけどぉ。」
すると前の方で見ていた人たちは驚く。
「滝田さんだ。」「どかなきゃ」「はやくしないと!」と騒いでいる。あこに嫌がらせを受けた人たちだからだ。私は影で見ていた。指示のないときは。無視するとか協力はしたよ?でも裏でこっそり声をかけたりした。『今は我慢して。私がどうにかするから』って。あこに標的を変えるように動いた。でも嫌いな奴が標的の時は『悪いところがあるんでしょ?あこが嫌うのに理由あるじゃん。謝れば?』とか言ったけど。フォローはしたよ??
こーゆー程よい立場って最高。
前の方に行ってみる。
一組一番か。稲葉だから仕方ないし二クラスだもんね。あこの表情を見る。その顔は喜んでいた。
「何組だったの?あこ。」
「一組。てか河原も日向野もいるじゃん。楽しめる。うふっ。」
河原も日向野も嫌いだけど‥。同じクラスなら自分の手を汚す可能性がある。そんなの嫌だ。今年も裏で頑張らなきゃ。
「てか漆原って誰??」
あこが聞いてきたのは担任のことだ。
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と指をさしながら答える。
「ふぅーん。楽しむのに便利かもっ☆」
「そ‥そうだね」
教室に向かいあこの席の近くで話していると彩乃ちゃんがやってきた。
「やっほー!あこちゃん!今年同じクラスだねっ☆」
「彩乃~!一緒っ。てか彩乃髪染めてたんだぁ」
「そうなのぉ似合う?」
「うん。さすが彩乃ぉ」
やばくない?私の立場失うじゃん。彩乃がいるせいで。とりあえず会話に入らなきゃ。
「彩乃ちゃんの髪型とかメッシュかわいいね!」
紫のメッシュでハートのクマ耳?のようになっていたし髪にはこだわっていると思う。ここを褒めるべき。
「うそぉ~ありがとぉ奈菜ちゃん。」
距離を縮めて、せめて彩乃と同じ立場に。
「奈菜でいいよー!」
「ありがとぉ!彩乃って呼んでね!」
するとあこが突然笑い出す。
「あこ?どーした?」
「これ見てー」
あこが見せてきたのはトゥイッターだった。ほぼみんなやってるけど。私もだしね。Nonoka♬というアカウントだ。なるほどね。あこ特定したんだぁ。河野のアカウント。そこには『クラス替え最悪ぅ。彼ピと離れちゃったぁ。どん底。だれか慰めてぇ。』とつぶかれていた。
「え?彼氏いたん?」
「いるわけないじゃんあのブスに。」
「あこちゃん言っちゃうんだぁ事実だけどね。」
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