恋 ~大切だから~

もな♩

文字の大きさ
上 下
35 / 49
本編

はじめてのバンド2

しおりを挟む
毎日放課後に練習を続ける。らいはちゃんはメジャーを目指すっていってた。このメンバーで。そんなの冗談だよね‥?正直らいはちゃんもれいらちゃんもリズム不安定すぎるし。サファイアは安定してるけど‥。てかカバーしかしないし。カバーバンドなの?私たち。でもらいはちゃんに文句言えないし。よし!少しいおっと!

スタジオにつきみんなを待つ。私はROSEのようになりたい。かっこよくて輝いているROSEみたいに。

そういえば不登校始めた理由ってなんだっけ‥。大和に振られて‥そのあと一ヶ月ぐらいは行ったよね?なんでそのあとから休んでるんだろう。わからない。記憶がない。

サファイア「奈菜~お待たせ!」

奈菜「サファイア。それにらいはちゃんにれいらちゃん。始めよっか。」

練習を始める。

~♪

あれ?声が出ない。なんで?

らいは「真面目にやってよ!メジャー目指すんだから!」

そういえばさっきの休憩でお茶飲んだんだけど‥。そのせいとかじゃ、、

奈菜「ごめん」

喋れはするのに。

らいは「は?喋れんの?なのに歌えないとかふざけないで!」

れいら「らいは!やめな!」

らいは「れいらは割り込むな!本気だったのに!オメーみたいな下手くそが調子乗んな!歌声気持ち悪いし!おめーなんかとやりたくねえんだよ!」

奈菜「そんなのらいはちゃんだってそうでしょ!ふざけないで!リズムも不安定のくせに!」

サファイア「奈菜ちゃん!落ち着いて‥」

なんなのよ。あんたなんかより努力してるっつうの。歌声気持ち悪い?あんた褒めて採用したよね?クズクズクズ。

らいは「出て行けよ!」

奈菜「あんたが出て行けばいいじゃない!あんたがそう言い出すからこんなことになったのよ!」

らいは「逆らうんじゃねぇ!」

れいら「らいは!いい加減にしないと!」

らいは「黙れ!妹のくせになんなんだよ!私の夢のためなのよ!」

れいら「っ‥。姉のくせに!いつから人を道具扱いし始めたのよ!」

サファイア「道具‥!?そんな。私を呼んだのも‥サイテー。」

らいは「違う!道具なんかじゃ‥。こいつだけ!稲葉奈菜だけだ!」

奈菜「あんた達なんて知るか!」

私はベースを投げてしまった。

バキッ

ネックが‥。嘘。こんなつもりじゃ。

らいは「楽器に当たるなんてサイテー。やめたら?ベースそれ

私は無言で片付ける。あいつが煽るのは気にしない。


家に帰る前にベースを修理に出し薬局に行く。髪色戻しを探し購入した。

あいつらみたいになりたくない。金髪もやめて学校に行かないと。

そうしないとほんとうの私を見つけられないから。


後日mineがサファイアから来ていた。

そこに一枚の写真がある。

サファイア『私も桜やめたよ。シンガポールに引っ越すんだ。また会えたらいいね』

私だけ金髪でみんな桜なのにに染めている。まぁれいらは青だけど。
しおりを挟む

処理中です...