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本編
バレンタイン6
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~2月13日水曜日~
学校につき教室に入るといつもと空気が違う。あっ‥バレンタイン前のアピールか。そんなに貰いたいか普通。作るだけ作って渡すつもりはない。タイミングなかったとか言い訳しようと思っている。
席に着くと村野が近づいてきた。
村野「稲葉さんってバレンタインどうするん?」
何なんだよ。こいつ。聞いて特なんかよ。すると綾もきた。
綾「本命とか渡すんでしょっ!」
奈菜「何?答える必要ある?」
すると村野は舌打ちをして
村野「気になるから聞いてんの。」
奈菜「はぁ。渡さない。そもそも友チョコと本命とかはわかるよ?だけど義理とかわかんないし。そんな風習いらないと思うんだけど。って思っています。お望みの答えと違いすみませんねぇ。」
と嫌味のある風に言う。
村野「おもんな。てかみんな聞いて!稲葉さんってさバレンタインのことばかにしてるぅ。」
綾「それなぁー!」
福本「うざっ。彼氏いないからってふざけてるじゃん。」
いなくてもいいですけど何か?と心の中で言う。
奈菜「だから何?しつこいんだけど。自分の意見ですけど?うざいなら聞かなければ?」
村野「はぁ?馬鹿にしてんの?うちらのこと。」
すると村野は私の髪をひっぱった。
奈菜「いたっ。何?」
村野「何もないよ。私の意見の表し方。」
そして私は立ち上がり村野の頬を叩こうとした。すると私の手は抑えられていた。
夏「やめて。奈菜ちゃん。」
奈菜「なっちゃん?ごめん。」
そう言って教室を飛び出す。私はあの場にいるべきじゃない。意見を言っただけなのに。屋上まで駆け上がる。授業前だし誰もいないはず。一人でいたい。
扉を開けると一人の男の子がいた。
奈菜「だ、‥れ?」
男の子「僕は山本裕也2年4組。」
奈菜「わ、私は稲葉奈菜。3組。」
そう言ってフェンスに近づく。
山本「君がいるなら戻ろ。ってか。質問してもいいですか?」
奈菜「いいけど。」
山本「恋愛ゲームやってる?」
奈菜「なんで?」
山本「なら。いいです。」
そう言って出て行った。なんだろう。あの子。自信のない話し方だったな。
そしてしばらくすると女の子が来た。
奈菜「あっ‥」
その人は橋本柚。学級委員をしていて勉強も運動もできる。
橋本「教室戻ろ。」
奈菜「嫌だ。あんなとこ。」
橋本「なんで?別に私はあなたがいて嫌だと思わない。むしろ村野がいる方が嫌。なんちゃって。」
奈菜「あっそ。」
橋本「嫌でも連れて行くから。」
そう言って手を引っ張っていく。でもなぜか私は抵抗しなかった。
学校につき教室に入るといつもと空気が違う。あっ‥バレンタイン前のアピールか。そんなに貰いたいか普通。作るだけ作って渡すつもりはない。タイミングなかったとか言い訳しようと思っている。
席に着くと村野が近づいてきた。
村野「稲葉さんってバレンタインどうするん?」
何なんだよ。こいつ。聞いて特なんかよ。すると綾もきた。
綾「本命とか渡すんでしょっ!」
奈菜「何?答える必要ある?」
すると村野は舌打ちをして
村野「気になるから聞いてんの。」
奈菜「はぁ。渡さない。そもそも友チョコと本命とかはわかるよ?だけど義理とかわかんないし。そんな風習いらないと思うんだけど。って思っています。お望みの答えと違いすみませんねぇ。」
と嫌味のある風に言う。
村野「おもんな。てかみんな聞いて!稲葉さんってさバレンタインのことばかにしてるぅ。」
綾「それなぁー!」
福本「うざっ。彼氏いないからってふざけてるじゃん。」
いなくてもいいですけど何か?と心の中で言う。
奈菜「だから何?しつこいんだけど。自分の意見ですけど?うざいなら聞かなければ?」
村野「はぁ?馬鹿にしてんの?うちらのこと。」
すると村野は私の髪をひっぱった。
奈菜「いたっ。何?」
村野「何もないよ。私の意見の表し方。」
そして私は立ち上がり村野の頬を叩こうとした。すると私の手は抑えられていた。
夏「やめて。奈菜ちゃん。」
奈菜「なっちゃん?ごめん。」
そう言って教室を飛び出す。私はあの場にいるべきじゃない。意見を言っただけなのに。屋上まで駆け上がる。授業前だし誰もいないはず。一人でいたい。
扉を開けると一人の男の子がいた。
奈菜「だ、‥れ?」
男の子「僕は山本裕也2年4組。」
奈菜「わ、私は稲葉奈菜。3組。」
そう言ってフェンスに近づく。
山本「君がいるなら戻ろ。ってか。質問してもいいですか?」
奈菜「いいけど。」
山本「恋愛ゲームやってる?」
奈菜「なんで?」
山本「なら。いいです。」
そう言って出て行った。なんだろう。あの子。自信のない話し方だったな。
そしてしばらくすると女の子が来た。
奈菜「あっ‥」
その人は橋本柚。学級委員をしていて勉強も運動もできる。
橋本「教室戻ろ。」
奈菜「嫌だ。あんなとこ。」
橋本「なんで?別に私はあなたがいて嫌だと思わない。むしろ村野がいる方が嫌。なんちゃって。」
奈菜「あっそ。」
橋本「嫌でも連れて行くから。」
そう言って手を引っ張っていく。でもなぜか私は抵抗しなかった。
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