恋 ~大切だから~

もな♩

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本編

バレンタイン4

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部室につき扉を開ける。今日は自主練なので花音と蜜柑がいた。きっと来奈は払いに行ってるのだろう。
 
奈菜「今日はなにやんの?」

花音「逆に何やりたい?」

奈菜「ベースとか?あはは冗談だよ」

花音「あっ。そっかー。確か文化祭申請するときに曲を一曲以上はしないとだめだもんね」

これは学校のルール。申請するときにどのようなバンドなのかを確認するためらしい。まぁバンド組んでる人は少ないから演劇部が劇をしたりとかいろんな部が活動報告をしたりしている。ちなみにバンドは20分、時間を取れる。

奈菜「20分もあるしね。三曲はいける。」

花音「なら音楽室にドラムとキーボードあるし奈菜も蜜柑もいつも持ってきてるよね?」

奈菜「う‥うん!」

蜜柑「持ってきてるよー!」

花音「神谷かみや先生に音楽室借りれるかきこっか!」

そうだった。神谷先生はバンド活動には協力的だ。音楽の先生だからだろうか。まぁそんなのはいい。

するときに扉が開き

来奈「遅れてごめん」 

来奈だった。

花音「来奈!今から神谷先生に音楽室借りれるか聞いてくる!いこっ!蜜柑!」

蜜柑「うん!」

なぜか蜜柑はギターを背負って行った。

来奈「どゆこと?あと‥黒羽なんで機嫌悪かったのかな?」

奈菜「私がベースしたいっていったから。あと黒羽は‥知らない。」

来奈「どうしたの?急に何かあった?」

奈菜「無いから。無い。」

来奈「そっか。」

奈菜「抜け出せる方法はあるかもしれないけど」

来奈「え?教えて!」

 『好きじゃなくなればいい』
 『簡単に辞められたら困るんだ!』
 『お前みたいに俺にだって守りたいんだ!』
 
なぜか黒羽の言葉を思い出す。辞められたら困る?守りたい?なんなのそれ。つまんない。

来奈「ねぇ!教えて!」

奈菜「嫌いになればいい。そして。ミッションがあるらしい。」

来奈「そっかー。」

そんなの学校に行く必要がなくなる。友達って言っても教室にはなっちゃんしかいない。なっちゃんは」京美ことみとか 美々みみとかと仲が良いし。結局私の居場所はない。部活にしか。部活なんて一瞬。それだけの為に来るのは嫌だ。つい最近。やっと来る意味が出来たのに。一瞬で崩れるなんて。

つまんない。
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