恋 ～大切だから～

番外編

【番外編】きっかけ 仲島蜜柑

私は親の関係でシンガポールにいた。そして日本人が通う学校にいっていた。明日は中等部の入学式だ。とても楽しみだな！そう考えながら布団に潜り込んだ。

ピーピーピーピー
目覚まし時計が鳴る。目を覚ましカーテンを開ける。天気はいいぞぉ！今日はワクワク～！
制服に着替えリビングに向かう。親は朝がはやくいつもいない。ただ、夕方には帰ってくる。すると妹の檸檬れもんが私に気づき

檸檬「おねーちゃん。朝御飯はわたしの大好きなメロンパンだよ！」

やったー！実は私は檸檬と同じでメロンパンが大好きだ。黙ってたべはじめる。だって好きだって言えば檸檬がふざけてとるから。きちんと食べたいからねぇ！食べ終わり玄関に行き靴を履く。

檸檬「おねーちゃん。忘れ物してるっ！はいお弁当！」

蜜柑「あ。ありがとう。檸檬。」

檸檬「いってらっしゃーい！」

蜜柑「うん。いってきます。」

家を出る。檸檬は明るくて私より頭がよくてなんでもできる。そのためみんなに可愛がられる。可愛がられたいとかじゃないけど。
雲ひとつない青空を見上げて

蜜柑「よしっ！がんばるぞー！」

と呟く。
すると前から同じ制服の女の子がきた。キョロキョロしている。

蜜柑「あ、あのぉ。どうされました？」

と声をかけると、

サファイア「あっ‥。学校。日本人の‥ジャパン学校！」

とその子は大きな声で答えた。

蜜柑「私は今日入学する仲島蜜柑って言います。今から行くので一緒にいきましょうか！」

と言った。なぜかすらすら言葉が出てきた。

サファイア「いいんですか！？私は‥おんなじ！今日入学するんです！名前は山下やましたサファイアって言います。なんかサファイアって変ですよね」

確かに変かもしれない。

蜜柑「で‥でもサファイアって可愛い！あのさ‥同級生だからため口で話そう？」

するとサファイアは驚き

サファイア「いいよ。」

蜜柑「じゃあいこっ！」

二人であるき出す。

学校につきクラス発表を見ると私は一組だった。
隣にいるサファイアも目を輝かせている。

蜜柑「せーの」

蜜柑「一組！」
サファイア「一組だよ！」


と声が重なる。二人で跳び跳ねた。

それから私はサファイアといつも一緒にいた。ある日

サファイア「蜜柑。軽音楽部見学いこ！」

もともと音楽には興味があったので一緒に行くことになった。

部室につくと

先輩「入部きたぞー！！」

先輩「ねぇ！なにできるの？？」

といっぱい言われ頭がこんがらがった。
するとサファイアは

サファイア「キーボード！ならできます！！」

といい。続けて私が 

蜜柑「ギターやってみたいです！」

すると部室のドアが開き

女の子「入部したいんですけど‥」

と三人の女の子が入ってきた。

まお「ドラム担当木ノ下きのしたまおだぞ！よろしくっ！」

澪「赤穂澪あかほれい。ベースです。」

千聖「丸 千聖まるちさと。ボーカル。幼馴染みで一緒に入っただけだから‥。」

すると先輩？が

先輩「五人揃った！！まぁ楽器はここにあるし、てててってやっちゃえー！」


中二の六月に日本に戻るまでだったけどとっても楽しかった。ギターを始めたきっかけ。サファイアという友達。楽しかったな。