11 / 49
本編
セイギノヒーロー2
しおりを挟む
~小学校高学年~
私は三四年のときは綾とはクラスがちがった。だけど私にはあこという友達がいた。いつもあこといた。あこは女王様だった。なぜかみんなあこの言うことは断らなかった。そんなあこの隣にいれば嫌な思いはしなかった。綾だけはちがった。あこのそばは自分以外いるのが嫌だったのだと思う。そんなとき私は好きな人ができた。松前大和だ。そのことはすぐあこにばれた。そしていつの間にか綾も知っていた。そして私は大和と付き合えた。好きな人と過ごす日々は幸せだった。だけどある日私の幸せにヒビが入った。
奈菜「ヤバい忘れ物した」
といそいで学校に行ったときだった。教室の前につくと話し声が聞こえた。
綾「ありがとー!おかげであこ独り占めできるしぃー!」
聞き覚えのある声だった。綾‥綾の声だった。
大和「でもいいの?あんなやつと付き合っただけで今度飯おごるって」
綾「当たり前だよぉー!それにぃ大和くんともぉ付き合えるもんっ!」
大和の声も聞こえた。私はその場に座り込む。綾は私とあこを離そうとしていたのだった。
涙が溢れる。嫌い。綾なんてヒーローじゃなかった。嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い。嫌い以外の言葉が浮かばない。あこと仲良くしてただけなのに。それだけなのに‥。すると扉が開き
綾「あっいたんだ~!」
大和も一緒に教室をでてきた。二人は腕を組んでいた。
大和「じゃあもう一生ばいばい」
そして笑う。大和もクズだ。人の気持ちで遊んで‥。ぜったいにこいつに負けないから。負けないから!そう胸に刻んだ。
私は三四年のときは綾とはクラスがちがった。だけど私にはあこという友達がいた。いつもあこといた。あこは女王様だった。なぜかみんなあこの言うことは断らなかった。そんなあこの隣にいれば嫌な思いはしなかった。綾だけはちがった。あこのそばは自分以外いるのが嫌だったのだと思う。そんなとき私は好きな人ができた。松前大和だ。そのことはすぐあこにばれた。そしていつの間にか綾も知っていた。そして私は大和と付き合えた。好きな人と過ごす日々は幸せだった。だけどある日私の幸せにヒビが入った。
奈菜「ヤバい忘れ物した」
といそいで学校に行ったときだった。教室の前につくと話し声が聞こえた。
綾「ありがとー!おかげであこ独り占めできるしぃー!」
聞き覚えのある声だった。綾‥綾の声だった。
大和「でもいいの?あんなやつと付き合っただけで今度飯おごるって」
綾「当たり前だよぉー!それにぃ大和くんともぉ付き合えるもんっ!」
大和の声も聞こえた。私はその場に座り込む。綾は私とあこを離そうとしていたのだった。
涙が溢れる。嫌い。綾なんてヒーローじゃなかった。嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い。嫌い以外の言葉が浮かばない。あこと仲良くしてただけなのに。それだけなのに‥。すると扉が開き
綾「あっいたんだ~!」
大和も一緒に教室をでてきた。二人は腕を組んでいた。
大和「じゃあもう一生ばいばい」
そして笑う。大和もクズだ。人の気持ちで遊んで‥。ぜったいにこいつに負けないから。負けないから!そう胸に刻んだ。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
旦那様に愛されなかった滑稽な妻です。
アズやっこ
恋愛
私は旦那様を愛していました。
今日は三年目の結婚記念日。帰らない旦那様をそれでも待ち続けました。
私は旦那様を愛していました。それでも旦那様は私を愛してくれないのですね。
これはお別れではありません。役目が終わったので交代するだけです。役立たずの妻で申し訳ありませんでした。
家に帰ると夫が不倫していたので、両家の家族を呼んで大復讐をしたいと思います。
春木ハル
恋愛
私は夫と共働きで生活している人間なのですが、出張から帰ると夫が不倫の痕跡を残したまま寝ていました。
それに腹が立った私は法律で定められている罰なんかじゃ物足りず、自分自身でも復讐をすることにしました。その結果、思っていた通りの修羅場に…。その時のお話を聞いてください。
にちゃんねる風創作小説をお楽しみください。
【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる