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本編
セイギノヒーロー2
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~小学校高学年~
私は三四年のときは綾とはクラスがちがった。だけど私にはあこという友達がいた。いつもあこといた。あこは女王様だった。なぜかみんなあこの言うことは断らなかった。そんなあこの隣にいれば嫌な思いはしなかった。綾だけはちがった。あこのそばは自分以外いるのが嫌だったのだと思う。そんなとき私は好きな人ができた。松前大和だ。そのことはすぐあこにばれた。そしていつの間にか綾も知っていた。そして私は大和と付き合えた。好きな人と過ごす日々は幸せだった。だけどある日私の幸せにヒビが入った。
奈菜「ヤバい忘れ物した」
といそいで学校に行ったときだった。教室の前につくと話し声が聞こえた。
綾「ありがとー!おかげであこ独り占めできるしぃー!」
聞き覚えのある声だった。綾‥綾の声だった。
大和「でもいいの?あんなやつと付き合っただけで今度飯おごるって」
綾「当たり前だよぉー!それにぃ大和くんともぉ付き合えるもんっ!」
大和の声も聞こえた。私はその場に座り込む。綾は私とあこを離そうとしていたのだった。
涙が溢れる。嫌い。綾なんてヒーローじゃなかった。嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い。嫌い以外の言葉が浮かばない。あこと仲良くしてただけなのに。それだけなのに‥。すると扉が開き
綾「あっいたんだ~!」
大和も一緒に教室をでてきた。二人は腕を組んでいた。
大和「じゃあもう一生ばいばい」
そして笑う。大和もクズだ。人の気持ちで遊んで‥。ぜったいにこいつに負けないから。負けないから!そう胸に刻んだ。
私は三四年のときは綾とはクラスがちがった。だけど私にはあこという友達がいた。いつもあこといた。あこは女王様だった。なぜかみんなあこの言うことは断らなかった。そんなあこの隣にいれば嫌な思いはしなかった。綾だけはちがった。あこのそばは自分以外いるのが嫌だったのだと思う。そんなとき私は好きな人ができた。松前大和だ。そのことはすぐあこにばれた。そしていつの間にか綾も知っていた。そして私は大和と付き合えた。好きな人と過ごす日々は幸せだった。だけどある日私の幸せにヒビが入った。
奈菜「ヤバい忘れ物した」
といそいで学校に行ったときだった。教室の前につくと話し声が聞こえた。
綾「ありがとー!おかげであこ独り占めできるしぃー!」
聞き覚えのある声だった。綾‥綾の声だった。
大和「でもいいの?あんなやつと付き合っただけで今度飯おごるって」
綾「当たり前だよぉー!それにぃ大和くんともぉ付き合えるもんっ!」
大和の声も聞こえた。私はその場に座り込む。綾は私とあこを離そうとしていたのだった。
涙が溢れる。嫌い。綾なんてヒーローじゃなかった。嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い。嫌い以外の言葉が浮かばない。あこと仲良くしてただけなのに。それだけなのに‥。すると扉が開き
綾「あっいたんだ~!」
大和も一緒に教室をでてきた。二人は腕を組んでいた。
大和「じゃあもう一生ばいばい」
そして笑う。大和もクズだ。人の気持ちで遊んで‥。ぜったいにこいつに負けないから。負けないから!そう胸に刻んだ。
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