フォギーシティ

淺木 朝咲

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三章 記憶と人間の街

輪廻

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 霧の街フォギーシティが異能と知ってから三日。僕は毎日自分の異能「輪廻サムサラ」の特訓に励んでいた。リーエイから「壊してもいいよ」と言われたグラスを割って、異能で直して、また割っての繰り返し。グラスで二十回練習した後は、下層部の死んだネズミで試す。中層部の暮らしに慣れたからといって下層部が汚く見えるかと問われればそれは別だ。元々僕はこの街のどこよりも汚い場所で生まれ、生きてきたのだから。死んだネズミを「輪廻」で蘇らせて、また死なす。特訓のためとはいえ、さすがに倫理観というか、少し心が痛む部分はあるが、元々死んでいたものを複数蘇らせて動かすのは世界にも少々影響を与えるだろう。
 僕がこの異能の恐ろしさに気付くのに時間はそうかからなかった。下層部からうっかり最下層の路地裏へ足を運んでしまった時、僕を虐めていた奴らと偶然会ってしまったことがあった。
「ああ? お前今までどこほっつき歩いてやがった」
「そんな綺麗な服なんか着ちまってよぉ。自慢か?」
 お手製の釘バットや、ボロボロのブルーシートを継ぎ接ぎして作った鞭のようなものを持って彼らは襲いかかってくる。僕はその時咄嗟に「輪廻」を使ってしまった。バットと鞭だけに範囲を絞って使ったつもりだった。そう、つもりだったのだ。怖くて一瞬瞑った目を開けた時、彼らは死んでいた。バットは僕に当たったわけでもないのにぽっきりとへし折れ、鞭のようなものはズタボロに壊れていた。
 ああ、僕は簡単になんでも壊せて、なんでも直せる。その時、恐ろしさと同時に「こいつらがこの力を持たなくてよかった」と安堵してしまった。
「コントロールは上手くなってきたかい?」
 久しぶりに時計屋で仕事中のリーエイの所へ行くと、彼はいつもの明るく落ち着いた口調で言った。
「最初の頃よりはずっとマシになったと思う」
「それならいいんだ。初めから上手くいくことなんて滅多にない。俺は君に最初から百パーセントを求めたことなんて一度たりともないし、これからもそれはしない。でも……あまり無闇に異能それは使って欲しくないかな」
「!」
 もしかして、あいつらを殺ったことをリーエイは知っているのだろうか。
「リーエイ」
異形おれでさえ「時間詐称タイムラグ」使いすぎたらだるくなるんだから。君は人間だ。疲労はもっと酷いものでしょ?」
「……」
 ほっとした。気付かれていない。気付かれるわけがない。気付かれたとしても言い訳はいくらでもできる。正当防衛だとか、向こうから喧嘩を売ってきただとか。
「最近寝れてる?」
「えっ」
「目の下のクマ、酷いよ」
「……」
 ほら、と手渡された鏡に映る自分の顔はたしかに疲れが見えていた。琥珀色の目と対称的な、げっそりした暗い色は余計暗い色に見える。元々色白な肌なのも相まって、今なら病人と嘘を吐いてもきっと気付かれないだろう。
「いーまーは……十二時三十三分、うん、ユーイオ」
 名前を呼ばれて反射的に姿勢を正した。十二歳を超えてから、姿勢が悪いと時々直されることが増えたのだ。
「二十分程度の昼寝が本当はいいんだけど、君のそれはその程度じゃ取れないだろう。俺の「時間詐称」でサポートしてあげるから、一時間寝ておいで」
「………わかったよ」
 僕が答えないでいるとリーエイはじっといつまでもこちらを見つめてくるので、僕は渋々そう答えるしかなかった。
 家に戻って、誰もいない空間に閉じこもる。猫のミアは結局「輪廻」のコントロールが上手くいっていなかったようで、僕が十二歳を迎える手前に逝ってしまった。初めての異能で、二年も命を続かせたならすごいことだとふたりからは褒められたが、その言葉を聞いたとき僕は複雑だった。彼らは人間だ。けれども、今は異形で、いくら人間の頃の顔を持っていたとしても傍から見れば「人間である」という事実は「人間だった」という過去のことにしかならない。僕は彼らのその言動で、「ああ、人間」と、どこか冷たく遠い距離から彼らを見てしまった。
 今年から与えられた自室には、リールが「もう古くて貸し出そうにも貸し出したくない」と言って館長権限で持ち帰ってきた小説がずらりと本棚に並んでいる。ひとりの時間は暇なので有難かった。
「ん?」
 窓に向けて備えられた机に座ると、隙間風を感じた。そこまで新しい家ではないのだから、隙間風が吹くこと自体は実はそこまで珍しくない。けれども、ここは今までそれを感じたことがなかった。
「どこだろう………」
 窓の木枠に隙間がないか僕は隅々まで確認する。前から手元に向かって風が吹いたのを感じたので、きっと窓の辺りに隙間があるのは間違いない。隙間風自体は別に吹いても吹かなくても構わない。だが、隙間があるということは小さな虫が入ってくることでもあるのだ。
「……リーエイは別にいないし」
 面倒だから、と僕は窓の木枠全体に向かって『もう一度、もう一度だよ』と声をかけて異能を使う。異能に慣れてきたおかげで、詠唱のようなものはかなり短くなった。木枠にきちんと異能が効いたのを見てから、もう一度椅子に座る。今度は風を感じない。よかった。やはり所々傷んでいるらしい。特に木でできた部分は少し湿気に弱いのだろうか──ドアノブなど金属類はサビ以外のトラブルはあまりないのに対して、本棚や箒などの木でできたものは少ししっとりとしていたり、そのせいで箒が折れやすかったりする。
「………」
 あれ、机に置いてある本の続きを読もうとしたら文字がぐにゃりと曲がって読めない。それに自分が今まっすぐ背筋を正して座れている自信もない。頭から血の気が引いて、手足が痺れる。なんだ、これは。わからない、今までで経験したことない感覚に僕は目をぎゅっと瞑る。開けたところで、真っ暗と真っ白を繰り返すからだ。いつもはこうはならない。僕は立ち上がってリーエイを呼ぼうとするがそれも出来ない。僕がかろうじてできたのはベッドに潜り込むことだけだった。
「……久しぶり、ユーイオ」
「………美代子? ってことはここは……」
「うん、夢の──ユーイオの精神世界だよ」
 最近夢を見ないと思ったら、こんな時に美代子が出てきたので僕は少し驚いた。
「「輪廻サムサラ」には慣れた?」
「初めの頃よりは随分使えるようになってきたつもりだよ」
「そう、なら安心だね。この力はあの子の、円の「吸収アブソルプション」さえ効かないから、完璧にコントロールができるようになったらきっと必ずあの子を止められると思うの」
 「輪廻」これ、そんなに凄い力なのか。いやまあ死んだものを生き返らせたり出来るぐらいだから凄いのは凄いか。
「力あるものを力ないものに、生は死へ。逆も然り……この力はある意味円の呪いのようなもの。ほぼ全ての回顧ゆめを見てきたユーイオならわかるでしょ?」
「……なんとなくは」
 美代子はうんうんと頷く。それでいい、ということなのだろう。しかし、そうなると呪いを背負って何度も何度も生きていくはめになるのではないか。
「あなたにこの異能の代償は言ったっけ」
 ユーイオは首を横に振る。確か聞いたことはないはずだ。
「うん、じゃあ教えるね。落ち着いて聞いてね。あなたの、わたしの持つ「輪廻サムサラ」の代償は……「身内などのは早死にまたは理不尽なほどの不幸を体験する」こと。わたしたち自体にはこの代償による不幸とか、そういうのは来ないんだけどね。家族には来るんだよ」
「──っ」
 言葉が出てこなかった。じゃあ、三年前に見た、リールとリーエイが殺される夢はこの代償によってああなってしまったのだろうか。いずれにせよまだ夢の段階で、現実になっていないからわからない。
「でも、なるべくあのふたりの異形には代償これが降りかからないようにわたしが祈っておくから」
「誰に」
「……天皇様に」
「?」
 美代子が言ったそれが神ではないことぐらい僕にはすぐわかった。そんな神の名前は聞いたことがない。
「テンノウサマって何」
「知らない? わたしが生きていた頃から大体七十年くらい前にはもうあのお方は神って崇められていたらしいんだけど……日本だけだったのかな」
 何にせよ大昔のことだというのはわかった。流石に「多分それ人間だよ」とは言えなかったが。
「……で、結局代償を言いに来ただけ?」
「ううん、ユーイオが今何歳かと思って」
「まだ十三のままだよ。今は年を越すまであと半年ってところ」
 僕がそう言うと美代子は微笑んで、
「そう、ありがとう。精神世界だと時間の流れとかがわからなくなるんだよね」
 少し困ったように言った。
「五年後、だよね」
「うん」
「じゃあ必要なことはある程度教えたし、もうわたしは自分からこうやってユーイオと話す場所は設けないことにするよ」
 美代子は満足そうに言う。役目をある程度終えたと言いたいのだろうか。
「だから五年経ってあの子を止める前日のお昼とかにでも、わたしを呼んで。多分、それが最後の会話になる」
「……」
「最後って言ってもユーイオが死ぬんじゃなくて、わたしが消えるの。いくら同じ魂を持っているとはいえ、わたしは死者なんだから。死者は眠る者、語らない者。そうでしょ?」
「……ああ」
 美代子は生きている人間のように──いや、僕が生きているのだから君もまだ生きているという僕の勘違いだが──そう、思って接してきた僕には少し受け止め難い事だった。だが、本当の意味で円を止められるのは僕じゃなくて僕の身体を借りた美代子自身なのだろう。身体を借りる、というのは文字通り魂を入れ替えて僕の身体で美代子が何か言ったり動いたりすることだ。
「ああでも、わたしが消えたからといって「輪廻」が消えるわけではないの。力自体が巡るものだからね」
 「じゃあまた、五年後にね」とだけ言い残して美代子の顔が薄れていく。目が覚める時間だ。現実の、自分の部屋の窓から差し込む西日が眩しい。
「……」
 そうか。最終的に美代子は消えてしまうのか。それなのにこの力は消えない。きっと、美代子は円を連れて消える。僕にはなんとなくその想像が出来た。
 ──まだまだこの力はきっと応用が利いて、強くなれるはずだ。



「ユーイオ~夜ご飯何がいいか訊いてるんだけど~」
 身体が揺さぶられる感覚とリーエイの声で目を覚ました。西日がやや沈んでいるのが窓から見えた。
「えー……昨日はなんだっけ、ラザニアだっけ」
「うん」
 寝起きの低い声で僕は適当に「じゃ今日はハンバーグ」と言った。リーエイは「じゃあ買い物に行ってくるよ」と言って部屋を出ていった。
 机に突っ伏す形で眠ってしまっていた身体は肩と首がバキバキに凝っている。身体を起こすと頭を支えるのがつらいと首が悲鳴をあげた気がした。
「ただいま」
 一階からリーエイとは違い、低く落ち着いた声が聞こえた。リールだ。今日は珍しく早く帰ってきたようだ。
「おかえりーリーエイなら買い物。今日の夜ご飯はハンバーグ」
「おう」
 僕が玄関に向かうとリールは「ほら」とまた新しく図書館から本を持って帰ってきてくれた。「いつバレるかは時間の問題だな」と、少し悪そうな顔で笑っていたのを僕は忘れない。とはいえ、リールのことだ。何か職員に言われたら「うちの時計頭マジシャンに本の傷み具合を戻してもらっている」と適当に言ってやり過ごすのだろう。こういう面倒そうな場面の時、リールはほぼ必ずと言っていいほどリーエイを使う。リーエイ本人にそのことを知っているのか訊いたら「もちろん。何年の付き合いだと思ってるのさ」と笑われた。
「リール、ひとつ訊きたいことがあるんだけど」
「何だ」
「僕の異能は前世があってこそのものだと思うんだ」
「ああ」
「じゃあ、前世の魂が消えたらこの「輪廻」って消えると思う?」
「………俺はそう思う」
 リールは少し考えてから言った。
「僕もなんだ。でも、美代子前世の魂は「消えない」って言うんだ。変だと思わない?」
「ふむ……」
 リールはホットのキャラメルマキアートと、ホットのカフェモカを持ってきた。彼は何かをしながらでないとあまり人の話を聞きたがらない時がある。特に仕事終わりから夜ご飯を食べるまでの間がそうだ。リールは僕にキャラメルマキアートを差し出す。僕はそれを手に取って、冷めるのを待つがてら話す。
「だってそれだとまるで僕がまた別の誰かに生まれ変わることが確定してるようなもんじゃん。美代子は僕に生まれ変わって、生まれ変わったその僕が異能を使えるようになったんだからさ」
「………たしかにな」
 カフェモカをひとくち飲んでからリールは頷く。
「「輪廻」がいくら命を巡らせる能力だからってそこまでしなくたって……」
「異能の代償については?」
「聴いたよ。僕の身内は早死にするか理不尽な不幸が舞い降りる、みたいなのだった」
 リールはそれを聞いて少し焦ったような、嫌そうな顔をした。
「ああ安心してよ、リールたちなら多分大丈夫」
 確かに僕も初めはかなり焦った。しかし、僕たちは家族といえど血は繋がっていない。だとしたら、ふたりはこの代償から何とか対象外になるのではないか。それが僕の考えだ。
「……それだとユーイオは来世も親に捨てられるか、捨てられなくても早くに亡くすことになるが」
「構わないよ。どうせこうやって思い出すんだ。何回も、生まれる度に」
 そのときに、愛されていた過去もきちんと思い出せるからもうそれでいい。
「僕はまだ大人じゃないからわからないけど……大抵の親ってどんな時でも子供を愛するんでしょ? リーエイが言ってたよ」
「アイツなら間違いなくそう言うな」
「でしょ。僕もリーエイに拾ってもらえて、それを聞いてたしかにそうなのかもって思った。リーエイは僕がソファで寝てたらベッドまで運んでくれるし、僕の前だといつでも明るいんだ」
 異形とか人間とか関係ない。これは確かに親子だ。
「だから来世でも大丈夫だよ、多分。僕は今こんなにも愛されてるんだから」
 笑顔で言うユーイオを見て、リールは笑った。安心から出た笑みだった。戦場でひたすら人を殺してきたリーエイの過去を知っている彼だからこそ、誰よりもユーイオの幸せに満足していた。ああ、アイツはきちんと親として生きている、と。
「……そうだな」
 リールは頷いた。安心している心の奥で、ゆらりとかつてのがこちらを見ていたような気がした。
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