孤独な王女

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見上げた空は・下章

流れ星②

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 実は神聖王国にはエリスの他にも「巫」がいた、というところから始まった話。そこから芋づる式に明らかになる色んな謎。
 国王との交渉ごとから続く神聖王国の翻意、ジュール・リングスの自害までが一日の出来事。その翌日にも怒濤の展開が待っていたとか。ジュールの死から巻き込んで神官長失脚、二位ディライラが後釜という前代未聞の人事、アルダに現れたという新たな「巫」の存在……。

 ユゥが「ですから、イオンさんはそちらの対処に向かいました」と締めくくったので、それまで我慢していたリエンは真顔でまとめて突っ込んだ。

「濃い」
「え?」
「ユゥ、本当にお疲れ様。それでなんだけど……」

 端的な感想をなかったことにして続けた言葉には察しがついているのか、ユゥは緊張したようにリエンを見つめ返した。

「気を遣わないで、あなたの心のままを聞かせてほしい。先王の姪だって名乗り出るつもりは?」
「ありません。そればかりはリエンさまのご命令でもお断りします」
「するつもりはないけど。そりゃあ、名乗った直後はあなたの立場は微妙になりそうだけど、『巫』二人があなたに好意的な上に、そのファーランって人が神官長にまで就任したわけでしょ?そして『巫』の死は超極秘。あなたの足場が神殿にあるなら、女神云々でも持ち出していくらでも権力を集められるよ」

 ユゥの出自は、神聖王国に限っては文句なしの外交手形に成りうる、ある種の切り札だ。女神の末裔と「巫」の血を引く娘。どうやら辺境出の「巫」というので血統の点からあちらの貴族の間では不評を招くらしいが、それも話の流れ次第だ。ジヴェルナ側にしてもユゥを要人と定められて、より守りやすくなる。ユゥがジヴェルナと神聖王国、どちらに拠点を置くにしても、リエンの侍女はお役ごめんになるわけだが。

「……ガルダさん、これって落ち込むべきか怒るべきか、どちらがいいと思います?」
「自分で決めろ」
「それもそうですね……それでは」
「ちょ、ちょっと」

 なんか怒られようとしている、とリエンは慌てて両手を振った。

「だってユゥ、養子にはなったけど身分が釣り合わないって気にしてたじゃない。あれって結局、建前じゃないんでしょ?」
「なんのことです?」
「イオンとの結婚、邪魔が減るよ?」
「!?」

 ユゥは息を吸うのに失敗してげほりと咳き込んだ。顔が赤いままリエンを睨んでくる。

「ど、どうしてそんな話になるんですか!」
「どうしてって……大切なことなんじゃないの?」

 恋人ってそういうものじゃないのかと首を捻るリエンをユゥはまじまじと見つめてきた。ガルダも黙ってはいるがやたら視線を強く感じる。……急の沈黙が怖い。一向に変わらない雲行きの怪しさに、リエンはガルダの背に逃げ込んだ。だがすぐにあれっと思って、その背を見上げた。
 壁になりうる立派な体躯のはずが、心なしか薄い。というか背中が丸まっているし、片手で顔を覆ってしまっている。ユゥを見れば両手で顔を覆っていた。

「……リエンさま……それは、その言い分はないです……」
「……あれからたった1ヶ月ちょっとだぞ。情緒が飛躍的に発達しているわけがないだろう……」
「そう言うガルダさんだって、泣きそうになってません?」
「泣いてない。――リエンさま」
「は、はい」
「おれ、泣いてませんからね?」
「あ、はい」

 なんなんだと次の逃げ場を探そうとした、退路をユゥに塞がれた。目が血走っている。

「リエンさま、いいですか。よーく聞いてくださいね」
「はい」
「あたしは、リエンさまの、侍女です。リエンさまがいらないとか嫌だとか言っても追い回したこと、忘れてません?あたしの出生とか恋心とか、リエンさまが大事にしてくれようとしていることは、本当にありがたく思います。思いますけどね。あたしは、それよりもなによりも、あなたを選んだからこそ、あなたに全部打ち明けたんですよ」
「……選ぶ?」

 我ながら間抜けな声が出た。ユゥはリエンの手を掴んでその場に膝をつく。いつかも同じ光景があったなと思ったら、シュバルツでの再会の時だった。リエンの手に額を擦り付け、泣き笑いで見上げてくる。

「そうですよ。あたしは最期までリエンさまを選び続けます。それしかないからではなくて、『選ぶ』んですよ、リエンさま」

 ユゥに握られて初めて冷えすぎていると自覚した指先から、感覚が戻ってきた。

「あたしが自分で決めて選んだことを、リエンさまは否定できません。あたしの意志まで取り上げないでくださいよ」 

 ――取り上げないでください。

「……でも、だって、結婚はどうするの」
「あたしとイオンさんの未来はあたしたちがその時に決めます。でもこの選択を後悔することは、絶対にありません。あなたはあたしの恩人ですが、今ではそれだけでは足りない、一番大切なご主人さまですから」
「……ほんとは、ユゥの結婚とか、二人で幸せになるの、素直に喜べないのに、なんでこんなろくでなしな私を選ぶの?」
「リエンさまって、追い詰められたらとたんに弱気になりますよね。そこが可愛いです」
「ユゥ」
「誤魔化してないですよ。理由なんて総じてそんなものです。捨ててはいけないと思ったんですよ、リエンさま。置いていけない、大切にしたい。あたしも『普通』とかけ離れてるみたいですから、あなたがろくでなしじゃないと胸を張って言い切れません。でも、あたしの失くしたものを拾って集めてくれたのはあなただけだった、それなのにあたしがそうしなかったら、あたしはあたしじゃなくなってしまうんです」
「……あなたのために?」
「そうです、結局あたしの自己満足です。でもリエンさま、嬉しいでしょう?」
「……うん」
「あたしが嬉しい、リエンさまも嬉しい。はいこれで円満解決です」
「……そんなものかなぁ?」
「総じてそんなものです」

 言いくるめようとする人特有のしたり顔で強引に締め括られ、リエンは小さく噴き出した。笑って笑って、ユゥと繋いだままの手に額を押し付ける。驚いたように固まった手に頰ずりして、ありがとうと呟いた。

「……リエンさま。リエンさま、そのままでいいんでちょっといいですか。嫌な予感しかしないので先に言っときますが、おれもユーフェと同じですからね!?いや正確には違いますけど!」
「え。恋人いるの」
「いませんよ!!だからそんな恐ろしいこと言わないでほしいのに言っちゃうのなんでなんですかね!?」
「なにがなんでなのかわからない」
「真顔!この真顔!!あのですね、ユーフェよりおれの方が先なんですよ!色々と!ってか全部!」
「ガルダさん、男性の嫉妬は見苦しいですよ」
「お前も言うようになったな図太くなりやがって!!」
「口が悪いですよー騎士さま」
「覚えていろよ……!!」

 リエンは二人の仲のいいやり取りにまた笑った。これまでとどこか違う雰囲気で、でも揺るぎない絆が、嬉しくて嬉しくて、たまらなかった。
















 夜にも初勝利に浮かれた空気があちこちに漂っていた。むしろ日が暮れて火を焚くと、同じように気持ちを焚き付けられてか、宴会のような騒々しさが夜の静寂を遠くに追いやっている。
 喜ぶのはいいが酔いしれないようにと、軍議を終えて陣に戻っていった武将たちがそこここの宴会に参加してそれとなく釘を刺している中、一つの天幕に時間をおいてぱらぱらと集まる者たちがいた。

「陛下はなにをお考えなのか」
「結局は若い娘なんですな。味方どころか、敵にまでああも情け深いとは……。しかもご覧になりましたか。王族の方々も陛下には甘い」
「若くして王になられたのですからなあ。城ではご無理も重ねていたのですし、仕方ない部分もあるでしょう」
「だが、それでも今日捕らえた捕虜を翌日解放とは、素直に頷けません。情け深いと言うが、あの様子では、これからも『寛大な』措置をなさりそうだ。それはよくない向きです」
「東のこともありますしな……やはり悠長にはしていられないのでは。下手に攻じる以外の手立てを進言するべきです。そもそも陛下は取り返すとのみおっしゃいましたが、その後、奪ったものを取り返されて黙っているとも思えない」
「繋ぎが必要です」
「侯爵のお考えはいかが」

 ひそひそとした会話が途切れた。話を振られた初老の男は、腕組みのまま瞑っていた目を開いて、誰を見ることもなく天幕の中央の灯火を見つめた。

「貴兄らの話を通すならば、まずは進言するための実績が必要ではないかな」

 西方では、王族を除き、政変によって凋落したオリフラム公爵家に次いで力を持っていたのがアイゼ侯爵家だった。その当主グリフィスの声は、意識したわけでもないだろうに、重く深く天幕内に染み渡った。全員が天啓を待つように黙り込んだのもその効果に一役買った。

「陛下ご自身の策はこれまで全てが成功している。アルダが口実に使った神聖王国とのいさかいは無血に終結し、このアールスもお言葉の通りに奪還した。陛下のお声はこれからますます力を増すだろう。そこに水を差すのは容易なことではない」
「水を、差すとは……陛下のお邪魔をしたいわけではなく、むしろ逆ですぞ」
「これは失礼。言葉が悪かったな。陛下に貴兄らの危惧を知ってもらうのが目的だったな」
「そうです」
「優秀とはいえまだまだ未熟な女王。甘言を弄する侫臣も現れてこよう。我らで陛下をお支えしなくては」
「その通り」
「ですが、実績とは……次の出陣以降では、配置からしても我々ではあまり力を発揮できそうもない」

 ううむと唸る声が重なった。どうも今日の軍議からすると、女王は今度は騎馬で先頭を突っ込むわけではなく、先鋒に歩兵を置き、中程で指揮を執る、定石の作戦で進めるようだった。そして西方領主らは女王の目が届きにくい両翼の端に布陣されるという。主力には武勇の名高いグランセスやエルサが中心であり、活躍したところでどうしても霞むだろう。
 そこで数名がいわくありげに目配せした。グリフィスが気づいて「いかがした」と声をかけると、わざとらしく咳払いまでしてみせる。

「いえ、なに、不穏の種自体は今も芽生えかけて……いや、芽生えてはいませんかな。陛下のお側に」

 ああ、と納得したような吐息がそこここからこぼれた。濁しているようで濁っていない言葉が示すのは、若いリエンよりもさらに若くして出陣した、ただ一人の少年だ。雑用に連れてきた軍の兵士を除けば間違いなく最年少である。リエンは寛大に受け入れているが、当の本人には慇懃無礼な感が捨てきれない。命を救ってくれた女王に従順なようでいて成すことは女王の意にはないものばかり。城では女王から離れて権力を集め始める動きもあった。

「それに繋ぐ糸そのものは、か細いながらもあるのです。私の領地が国境沿いにあるのは皆さまご存じでしょう。実は密かにお話も出ていて……この戦に出ている将も、陛下とかの国の将来を憂えていると」
「……なんと!」
「それはかなり重要なことではありませんか!」
「では戦後のことも……?」
「実績さえあればすんなり通るでしょうな」
「それならば……」
「皆さま、なにか興味深いお話でも?」

 突然割って入った清水のように瑞々しい声は、天幕の外の賑やかさと冷たい風を連れていた。緊張が一気に走った天幕内に悠々と体を滑り込ませた少年は、狭い内部を面白そうに見渡している。
 最後に一人一人の顔を見て、ヴィオレットはにこりと微笑んだ。

「私も混ざっていいですか?」











☆☆☆










 レーヴが原因不明の熱病にかかったのは、娘が生まれて半年ほどのことだった。王国は当時終戦から改革期に突入しており、レーヴが公爵位を継いだばかりだったこともあって、不穏を招かぬようにとその事実が固く秘され、レーヴは二ヶ月ほどを屋敷の奥で苦しみ……なんとか完治した、はずだった。
 レーヴが己の生殖機能の喪失に気づくにはそれから一年が必要だった。そしてそれは、熱病を知る者の中でもごくごく限られた少数――レーヴとセーラ、サームの三人のうちの秘密になった。三人とも確定ではなくうっすらと察しただけだが、その致命的な事実を決定付けようとはしなかった。子ども好きな妻に謝るレーヴに、セーラはおどけたように惚け、「リーナがいます」と笑う。サームはことさらレーヴたち夫妻とその一人娘に気を払うようになった。文字通り、代わりのない一粒種となってしまったリーナは、アルビオンにとって、そしてなにより、彼の仕える唯一の主のためにも、欠いてはならない存在となったのだ。

 誤算がリーナの存在そのものとは誰が想像できようか。
 リーナは破天荒な娘だったが、それも幼児の頃が極めつけに酷かった。あえて乳母が目を離した隙を狙って徘徊して回り、立てるようになると窓から外に飛び出たり木に登ったり、走れるようになると真っ先にしでかしたのは、なぜか助走をつけて大階段のてっぺんからの華麗なる跳躍である。たまたまサームの弟が目撃して、床に叩きつけられるすんでで救出して事なきを得たものの、周囲を震撼させるには充分だった。罰として部屋に閉じ込めたらば、どうやって外に出たものか、庭にて暴れ馬のたてがみにしがみついて振り回されながらきゃらきゃらと笑っている。
 常軌を逸するほど無謀な行動力ある幼児に、世話係や用人たちは血相を変え、窘めたり叱ったりするのだが、リーナは全く聞く耳を持たなかった。なにかを探すように窓の外を見つめ、説教の合間にも脱走を繰り返した。
 これがリーナ三歳の日常だった。エドガーやニケなど、他の子どもと一緒ならば多少の無茶は控えたのだが、それでも屋内を嫌い、庭を走り回らせれば塀に取りつくか門の隙間に体を詰める。かといって、外の世界に憧れを抱いている様子でもなかった。そんなあやふやな熱意ではなく、むしろ使命のように、リーナは「外」を目指していた。

『ニケが……リーナさまは、なにかを探していらっしゃるみたいだ、と』

 クラトスは父であるサームに日々の様子を問われ、そう答えた。
 本来ならば用人となるべく修行に専念しているはずのクラトスとナキアを幼児たちのお目付け役にしたのは、リーナの手加減を引き出すためだったが、それだけが奏功している有り様だった。
  レーヴにもセーラにも、一過性のものとは思えぬ性質がリーナに備わっているとしか思えなかった。それほど、なにかに飢えている。きっと屋敷を出られるようになっても領内だけでは満足しないだろう。この国だけでも収まるかどうか……。アルビオン直系のただ一人だが、レーヴとセーラにとってはそれ以上に可愛い娘だった。いいや、二人のみならず、リーナに振り回される人々はみな同じ。リーナは血筋だけではなく、その存在こそが太陽のようにまばゆく輝いていた。

 そうして、ネフィルはリーナの代替品として生まれ落ちた。生まれるはずのなかった、生まれてはいけなかったレーヴとセーラの子。だがアルビオンの太陽の元に認められた禁忌の子。

 レーヴは妻を愛していた。「修羅の一族」らしい傲慢で冷酷な愛情深さで。セーラを他の男の手に委ねながらも、それを一度だけで済ませ、二度と手放しはしなかった。
 ネフィルのことも、血の繋がりがなくても我が子と愛せた。ネフィルの母セーラはレーヴの妻以外の何者でもないのだから、当然のことだった。
 だがやはり、ここでもリーナは予想を裏切る行動に出た。
 弟ができたとて収まらぬ黄金の台風は産後で憔悴している妻には毒だろうと、リーナを領外の仕事に連れ回したことが失敗だったのかもしれない。ある日ある時、ありふれた場所でたった一人と出会ったあとから、リーナの無謀な脱走癖は鳴りを潜めたのだった。

 渡り鳥が羽休みに舞い降りたような気まぐれさで、翼を折り畳む。

 初めて自分の足でレーヴの元まで戻ってきた。ニケやエドガーと遊ぶということを覚えた。ささやかだが劇的な変化だ。
 ニケは以前自分が問うたことも忘れているだろう、だが又聞きのレーヴはしっかりと覚えていた。腹に抱きついてきた愛娘を抱き上げてその瞳を覗き込む。春の森を、そこを吹き抜ける風を思わせる緑の瞳。

 だが、その温かな恵みは、雪知らずの水風に守られたアルビオンにもたらされるものではない。
 春を待ち焦がれる氷雪を、柔らかく抱きしめ融かすためにこそ必要なものだった。

『リーナ、探し物は見つかったのか』

 リーナが笑って頷いたのに、レーヴは笑って返せたかどうか。自信は持てなかった。

 これを機に領地に戻ると、リーナは真っ先にネフィルの眠る小さな揺りかごを覗き込んだ。赤子の成長は速い。リーナが出かける前の弟のことをどれだけ覚えているのかレーヴにもセーラにも胡乱だったが、リーナは「ただいま」でもなく「久しぶり」でもなく、なんとも不思議な挨拶を口にした。

、フィル!わたしはあなたのねえさまよ!これからよろしくね!』


 














 こぽり。

 唇の隙間から血が溢れ出た。気道まで斬られてしまったのか、息ができなくなる。
 だが、こんな苦痛、傷口に毒まで塗り込まれたネフィルに比べればましだろう。毒殺されたリーナにも比べれば。

 最後まで、最期まで生きたいと願っただろう我が愛しい子たちに比べれば、なんとも易しい死に方だ。

 ――ほら、だめ押しの一撃が来た。
 血をこぼしながら受けた斬撃のままによろめき、くずおれる。そのまま床に突っ伏した。長い人生でも全く馴染みのない異国の貴人の隠れ家の石床だ。だがそれも案外悪くない寝心地なのだと、終わりになって初めて知った。どくりどくりと赤い水溜まりが大きくなっていく。
 一国へ反逆した大貴族の末路に、これほどふさわしく惨めな死に様はない。

(……だが、あの娘は喜ばないだろうな)

 祖父など呼びたくないと全身から忌避感を放つ、あの苛立った顔を思い出すと笑えてきた。最期まで――むしろその後まで、一度たりともあの娘の思い通りにはなってやらないと決めていた。生意気な小娘ごときに、処刑も自裁もさせてはやらない。せいぜい悔しがるがいい。

 だが、本当に笑おうとしたのには失敗した。手足も表情も、全てがもう動かなかった。
 ひゅ、と微かに鳴った音で口許の血溜まりが波打った。それをぼんやりと見続けていると視界が霞み、暗くなってきた。感覚までが遠い。

 耳鳴りの奥から「旦那さま」と追いかけてくる声がした。
 必死なそれを振り切るように目を閉じて、レーヴはそのまま死に絶えた。
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