孤独な王女

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見上げた空は・下章

剥落④

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「いかがしたのか、『巫』殿。アングレイ殿はさておき、スハルト殿が本神殿を出られるのは珍しいな」

 神聖王国の国主は女神の子孫で、聖人の生まれ変わりとの関係はほぼ対等にある。対応も言葉遣いも、お互いがお互いを敬った形になる。
「巫」は基本的に政治には関わらないが、今代に限っては二人が二人とも重要な力を持っているため、完全に無関係ではありえない。しかも今回は、豊穣と千里眼が二人揃ってのお出ましとあって、まだ年若い国王は、夕べに報せを受け、緊張しつつも二人とその従者を城の客間に迎え入れた。

「突然の訪問の無礼は承知していたのですが、使いの者を出すにはいささか案件が複雑なのです」

 ファーランは立礼して国王の示す椅子に座る。エリスも続き、従者二人は黙ってその側に立っていた。

「緊急か?」
「緊急の上、陛下のご判断を一番に賜りたく」
「……わかった」

 クエイド王が手を振ると、茶を支度していた者たちが音もなく部屋から姿を消した。そしてちらりと、ファーランとエリスの連れを見やる。

「そこの者らは?」
「余人がいなくなったことですし、単刀直入に申し上げましょう。陛下、アルダと手を切ってジヴェルナへ使者を送ってください」
「なっ……!?」

 王は絶句した。従者然として控えていたユーフェとイオンも唖然とした。まさかの真っ向勝負。かと思いきや、ファーランはユーフェたちへ掌を指し示した。

「詳細はこちらからお聞きを。この娘はジヴェルナ新国王の侍女、隣の男はジヴェルナ王国アルビオン公爵家三男です」
「……ご紹介に預かりました。リエン女王の侍女、ユーフェ・サルビアと申します。神聖なる大地を治める陛下に拝謁できましたこと、光栄です」

 イオンが続く前にクエイドは椅子からひっくり返りそうな勢いで仰け反った。

「な、な、なぜジヴェルナの者が『巫』殿の元に!しかも――じょ、女王!?」
「おそらく近日中に正式なご一報が参るかと」
「即位したてではございますが、未曾有の国難にあって、リエン女王をお支えするのだと我が国は結束を深めております。またそれに先立ちまして、貴国との友宜を改めて結びたく参りました。女王より陛下へのお言葉も預かっておりますが、申し上げても?」
「……言うがいい!」
「恐れ入ります」

 そのあとユーフェが装飾的に述べたのは、意訳すれば「過去の神聖王国側のやらかしは水に流してやるから余計なことをするな」だった。遠回しであってもさすがに意味がわかったクエイドは目元をひきつらせた。いかにこの不気味な登場をしでかした二人に慄き、この国の隠された宝石が二人を招き入れた事実に気圧されようと、だ。やらかしの元凶がすぐそこにいるし、女神の末裔として、またミヨナ教を尊ぶ者の一人として、「はいそうですかありがとうございます」とは言えない。「巫」の過ちを認めるなどあってはならないことだから、当初のジヴェルナからの要求へ保留を出して絞め上げられるのに甘んじたのだ。暗殺など込みで打開策を練っていたところに、アルダからどこで知ったのか、「ささやか」な援助の話が舞い込んだ。
 城と本神殿は同じ神を戴く友の頼みに飛びつくように頷いた。

『アルダは私たちの重要性をこの国の者と同じくらいには心得ているからな。口車にのせるのは容易だったろう』

 さらりとそう言ったのはファーランだ。さんざんイオンをいびって満足したあと、どこから仕入れたんだというほど精密な内情をいともたやすく暴露してきた。鮮やかすぎる寝返りに文句さえ言えない。ファーランとエリスからすれば寝返りではないそうだが。

『寝返りも裏切りも、そもそも土台が違う』
『おれたちの振る舞いにそんな低俗な名前をつけるなよ』

 幼少から神のごとく崇められてきた者の言葉は、彼らより上の存在を認めない不遜さと、いっそ清々しいほどの自己肯定感に溢れていた。
 寝返りも裏切りも、どこかの集団に所属している意識から生まれるものだ。だが、「巫」は神殿のものでも国のものでもないと彼らは言う。さも当然のように。集団に所属する側ではなくそれより遥かな高みにいるのだと。
 たまたまこの国に生まれてこの神殿で育てられたので腰を落ち着けているだけで、帰属意識すら、彼らを縛る鎖にはなり得ない。だから、彼らにとってやりたいことそのものが理であり正義だ。どんなに非情なことでも、倫理的に間違ったことであっても。
 ただし、己の行動を間違いだったと悔い改めることも、たまにはある。今このときのように。

「……私も、かの女王に対して、以前は……立場を軽んじて、失礼なことをした、と、は、反省しておりますし、もちろんあの暴力は許せませんが、ここまで言うなら手を取ってやってもいいだろうと思っています」

 クエイドは今度こそ口から魂を飛ばした。ユーフェも顎が外れるかと思った。思わず振り向きそうになるのをこらえていると、ファーランがこちらを見て頷いてきた。なぜにドヤ顔。というかエリスの発言は本当らしい。反省したのか。できたのか。

「……ディライラ・アングレイ神官のお言葉、女王に伝えさせて頂きますね」
「な、ま、待て……っ」
「陛下、女王はなにも、貴国とアルダとの仲を引き裂きたいわけではございません。しかしジヴェルナは非戦を掲げていると言えども、国土を荒らす不届き者は成敗しなくてはなりません。女王は貴国が本来不要な混乱に巻き込まれることを心苦しく思っております」
「……わ、私を脅すか」
「女王の気遣いと思っていただければ。我が国は貴国と対等な関係を築いてゆくつもりです。困難があれば相談にも乗りましょう。たとえば……いかに親交深いとはいえ、アルダに土地を貸し与えた、その行く末も気になりませんか?」

 若き国王の顔色が、蒼白を通り越して土気色になった。












 他国に自国の領土の一部を簡単な契約書ひとつで差し出す。
 これを初めてファーランに聞いたときのユーフェとイオンは、この国の正気を疑った。

 アルダからのささやかな援助とは、宣戦布告の通りに神聖王国の代わりにアルダがジヴェルナへ態度を見せること。そのため、一時的にアルダと国境を接する村や町を借りたいとの要望に、神聖王国上層部はさほど悶着することもなく頷いたのだ。
 同じ神を戴くとはいえ、アルダはこの国とは国民の気質や統治の仕方や目指すものが違う。なのに契約を踏み倒される危険性を考慮に入れずホイホイと飛び乗ってどうするというのか。
 政治に携わった経験の少ないユーフェとイオンでもわかるのに、この国の上層部では反対意見もろくに出ず締結したそうな。ユーフェは改めて自分の従兄だというクエイド王を見た。

(リエンさまなら、この人とあたしの似てる部分がわかるのかな)

 交渉しにきただけのはずだったのに、まさか自分の出自を知ることになるとは思っていなかった。けれども、こうして親族を目の前にしてもなにも感じなかった。親愛も憎悪も、その一切を、この王には抱けなかった。
 きっと、目の前にいたのがこの人の父や祖父だとしたら、そしてユーフェを前にしても何食わぬ顔をしていたとしたら、目が眩むほどの激情を覚えただろう。盗賊ではない狂った人々の前に母を差し出した人たち。リューダ姫そっくりだとファーランが太鼓判を押していながら、ユーフェが堂々と顔を晒して城内を歩ききったのは、この城にいた頃の母がそれだけ孤立していたからだ。生まれもった顔の痣だけで女神の末裔として欠陥の烙印を押し、肖像画さえ描かず、城の奥深くに隠すように押し込め、親も兄弟も臣下も神官もまともに目を合わせることもせず、結果として母の顔の造形も覚えていないのだと。
 リエンを悪魔つき「かもしれない」だけで抹殺しようとしたのと同じだ。服についたシミをその部分の布ごと切り落として、つぎはぎに縫ってなにもなかったことにしようとする。そして、それをおかしいことだとは気づかない。
 今の世には存在しない女神の影を追い続ける、狂信者の巣窟。それが、この神聖王国の真実。

 こんなものを自分の祖国なのだと思えと言われたって、今のユーフェには到底無理な話だった。希望をひとつも持てないくらい、芽生えた大切なものを根こそぎこの国から奪われたのだ。
 滅んでしまえとも思ったが、そうなった場合、アルダに飲み込まれることになる。それは困る。

「なぜ、どこからそれを……っ」
「女王は『風の商人』とも親しくなさっているので」

 ファーランから教えられた、とは言わず適当にごまかしながら、女神の末裔という地位に胡座をかいているゆえか、王としては未熟すぎる従兄の狼狽っぷりを冷ややかに観察する。

「南部の国境付近に貸し与えたそうですね。アルダは早速道を拓き、西方諸国から招き寄せた兵の通行を認めた様子。また簡易の関所を建設し、神聖王国側の民の出入りも制限しているとか。……アルダに言われるがまま、かの地から貴族も神官も引き揚げさせた陛下は、現状をどの程度までご存じでしょうか?」

 クエイドは冷や汗を流しながらも鼻で笑った。

「……アルダは、我が国のよき友人である。仲違いさせようとしても無意味だ」
「では神聖王国の領土が減ってもよろしいと?」
「そんなことにはならない」
「なぜ?先程のご様子からすると、陛下はアルダ以外の者が土地に住まうことはお認めになっていなかったのでしょう。私もミヨナ教信者なので、お気持ちは拝察いたします。神の恩寵に抱かれぬ者を不用意に招き入れては、女神の切り拓いてくださった神聖な大地が無遠慮に荒らされてしまうかもしれませんからね」
「そ、れは」
「もちろんこれは私見ですので、アルダに直接ご確認なさるのがよろしいでしょう。アルダもまた敬虔な信徒ですので、陛下のご満足頂けるようなお答えがあるしれません。ジヴェルナ侵攻以外のなにかの理由があって、そうしているのでしょうからね。陛下がご安心召される理由であればよろしいのですが」

 神聖王国に理解があるのはジヴェルナとアルダのどちらか、という論点に持ち込んで、ユーフェはにこりと笑った。過去の侮辱をなかったことし、ミヨナ教信者のユーフェを女王の側近に据えているジヴェルナと、ミヨナ教を国教にして、友として長く親しんできたはずのアルダ。
 ユーフェがあえて余白を残したのは、この城にいるアルダの者にクエイドが確認する時間を与えるためだ。明確な亀裂を入れるのはユーフェとイオンではなく、アルダである方が効果的だ。神聖王国自らが裏切られたと思えば、その方が感情が強くなる。果たしてそれで悪魔つきの治める国に靡くかはわからないので、もっと押すためにとイオンと頷き合った瞬間、ファーランが言った。

「陛下。私の気が逸っていました。アルダと手を切る前に、一度、双方と対話なされてはどうでしょう」

 困りに困っていたクエイドは恨みがましく、疑念すらこもった目でファーランを見返した。

「……『巫』殿、なにを考えていらっしゃるのだ」
「陛下は私をお疑いなのですか?聖人スハルトが女神の愛した地を売り渡すような不心得者だとでもおっしゃるつもりで?」
「い、いや、そんなことは思っていないが」
「しかし、陛下がお困りになるのも無理はない。ジヴェルナの女王と言えば女神を冒涜する悪魔つきの疑いがありましたから。ですが、私からもうひとつ進言させていただきますと、かの女王にそのような邪悪な気配はありません。ここ二年ほど、僧兵とは別で視てきましたが、疑いは杞憂です」

 きっぱりと、託宣するように断言したファーランに、クエイドも敬虔なものへと表情を変えた。椅子から下りて手を組まないだけで、女神像に祈る姿勢そのままだ。ユーフェの目には神託を受ける信者にしか見えないほどの恭しさだった。

「……貴殿の目でもってして、か」
「そうです。直接まみえたエリスが女王を許容したことも、悪性ではないという証左でしょう。当世二人限りのディライラが提言したこと、お心にお留めいただきたい」
「…………そう、か」

 空気が緩んだ。
 ユーフェとイオンは交渉の終わりを悟った。というかもはやこれは交渉ではなかった気がする。「巫」の威光のとんでもない強さに呆気に取られた二人だった。シュバルツからずっと練ってきた作戦がほぼ吹っ飛んだ挙げ句、「巫」を味方につけただけで簡単に勝利。それこそが本当は難題ではあったのだろうが、巡り合わせの妙とはなんとも恐ろしい。ユーフェは土地の話だけしかしてないし、結局イオンは一言とて発言を許されなかった。ほとんどファーランのせいで。
 そのファーランは淡々としながらもどこかやりきった感を出して、これからの難事を思いやって項垂れる王に声をかけていた。

「アルダのリグロア殿と言うのだったか、彼との会談は明日になされればと。ジヴェルナの者がいるとわかれば彼もない腹を探られると考えてしまうやもしれません。私たちもその後の会議に出席しましょう。今陛下に申し上げたことをみなにも周知させましょう」
「終わりか。ファーラン、それまでこの二人を隠しておかなきゃいけないってことなんだろう。本神殿でいいのか?」
「そうだな……」

 エリスは王の前だというのに全く畏まらず、暢気に伸びをして立ち上がった。ファーランも続こうとしてふと動きを止め、ユーフェを見た。

「決議でき次第、急いで女王の元へ帰らなくてはならないのだろう」
「はい」
「では今日のうちに一つ、手土産をやろう」
「はい?」
「女王は即位とともに神聖王国との国境に陣を広げるよう命じ、明日にももう展開し終えるだろう。お前たちも予定済みだろう」
「え、まあ、はい、そうですけど、どうやってご存じに?」
「お前たちの帰還次第でどう動くのか決まっているのだな?」
「そうですけど」
「書状だけでは弱いだろう。お前は折り返してもう一度ここへ来い。今度は正面からだ」

 なんか変なこと言い出したぞこの人。そして相変わらず人の話を聞いていない風で聞いているのに堂々と流してくる。

「私は女王に仕えているのですけど」

 ありがたい「巫」のお言葉に口答えをしたためか視界の隅でクエイドが目を剥いたが、ファーランはそれならとあっさり言い分を変えた。

「女王がいいと言ったら来い」
「はあ……。あの、それが手土産とどういった関係が……?」
「次に来ればわかる。では陛下、今日は突然申し訳ありませんでした。失礼いたします」
「あ、ああ」
「ついてこい」

 王より国王然として颯爽と退出するファーランとエリスに、ユーフェとイオンも王へ最上礼をしたあとについていった。
 
「で、手土産ってなに」
「リューダさまのわずかな私物だ」

 イオンの余人には聞こえない囁き声にファーランはしれっと返してきた。燃やされたはずでは、という三人に目もくれず、ファーランは独り言のように言った。

「……奴はそうとは知らないのだろうがな」










ーーー
 用意していた押す材料の一つはユーフェ(ミヨナ教信者)とイオン(ジヴェルナ最有力貴族)の婚約宣言。
 シュバルツにいるときに、リエンとネフィルは政治的意図関係なく好き合ってるなら結婚しちゃえとゴーサインを出したが、肝心のユーフェとイオンは建前にしか使うつもりがなかった。
 ファーランが小舅根性で察知し宣言回避。建前であっても誰が言わせるか。
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