孤独な王女

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小話②

雪降らし、雪散らし①

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 コホ、と乾いた咳がこぼれた。
 ずっと喉がヒリヒリしているけれど、鼻詰まりがひどいので口で息をするしかない。ヒューヒューという音が胸のところで鳴っている。
 むくれた肌が炎に当てられているように熱くて、額に時々当てられる氷嚢の冷たさが、ズキズキと痛む頭にキンキンという別の痛みを持ってくる。けれども文句を言おうにも言えなかった。
 体を拭いてくれて、苦い薬や水を飲ませてくれて、褥もきれいにしてくれて、付きっきりでいてくれる。家族でもない赤の他人なのに、色んな人がファーランを心配して顔を見に来たり世話をしてくれている。早くよくならなきゃ、と思う。疲れたとも思う。雪に深く埋もれたように体中が重くて痛い。苦しいことから解放されるなら、もうどうでもよかった。いや、どうでもいいわけじゃない。

(母ちゃん、父ちゃん……)

「巫」として本神殿に迎えられてからもう半年以上が経った。あの日、人生が変わると思っていなかった日から、家族と一度も顔を合わせないまま。母はもうファーランの弟か妹を産んだはずだった。どちらかわからないのは、一切報せがないから。本神殿で文字を習い始めていたファーランと違って、故郷の村では神官以外は大人でも字を知らない。ファーランから手紙を出そうと思ったけれど、教師は困ったように言葉に詰まったので、わがままに蓋をした。
 本神殿での生活は、村で天気とにらめっこをしながら土と格闘してあくせく水の確保に走り回った生活が瞬く間に色褪せていくほど恵まれたものだった。みんながファーランを「巫」さまと呼び、子ども相手とも思えないほど恭しく接し、頼みにして、あれこれと世話をしてくれる。それに報いらなければならないと思っていたし、成果がなければならないと思っていた。役立たずにだけはなりたくなかった。だってファーランの価値は「巫」という、それだけだから。半年経ってもいまだ思うままに使いこなせない力だけど、絶対にファーランは成し遂げなくてはならなかった。
 けれども、もう疲れた。

(……会いたい……)

 涙がほろっとこぼれた。のしかかる荷物なんてなかった、身軽な半年前に戻りたかった。
 ろくな働きもしてないのに間抜けに高熱を出したファーランを、どう思っているだろうかと考えたら、氷嚢を取り替えてくれる神官の気配すら怖くなった。怒っていないだろうか。呆れていないだろうか。使えないと思われていやしないか。
 そうだ、帰ったって、両親も、こんな役立たずなファーランを見たら嫌いになるかもしれない。
 指先でぎこちなく敷き布を引っ掻いた。どうにもならない。今から頑張りたいけれど、起き上がることさえできない。このまま消えてしまいたい。
 ほろほろと目尻を伝い落ちていく涙が焼けるように熱かった。

「……さい!『巫』さま!お待ち下さい!」
「うるっせーんだよ、ガキが寝てるんだろ、んなところで大騒ぎしてんじゃねー!ただの見舞いだっての!」

 戸を隔てた向こう側の、ドタドタという荒々しい足音がますます頭痛に拍車をかけた。騒がしい声もする。「巫」さま、という呼称と叱責する声にびくりと肩が震えたけれど、ファーランのことではないようだった。氷嚢を取り替えてくれていた神官が立ち上がろうとする前に、バン、と戸がすっ飛ぶ勢いで開かれた。
 部屋に沈殿していた生温い空気がぶわりとうねって、ファーランを取り囲んでいた重みが、花びらのように舞い上がって消えていった。

「『巫』さま!」
「よう、てめえがお仲間か。半年も無沙汰で悪かったな、こいつらがうるさくって近付けなくてよ。土産持ってきたぜ。食欲あるか?」

 ファーランの枕元までずかずかと歩いて腰を下ろし、ぐいっと目尻を拭ってきた。しっとりした感触の指の離れ際に、ほんのりと甘い匂いがした。まつげに溜まった涙を瞬きでどかして見上げたその顔は、ファーランの世話をする神官の誰よりも若かった。

「おれは獣使いのシルヴァだ。てめえは千里眼のファーランだな。二人っきりの生まれ変わり同士、仲良くやろうぜ」

 氷嚢の上から額に置かれた手が、なぜか、直接触れたわけでもないのに心地よいものに感じられ、頭痛がふんわりと和らいだ。













 シルヴァ・ディライラ・パストル。獣使いの「巫」である彼は、二年前の十三歳くらいの頃に、神聖王国の隣、小国家の紛争地帯の外れの人のいない荒野から見出だされたという。人の子が、身の丈を越える狼やその群れと一緒に野を走り回り、時には人と戦い、時には人を助けていたのだから、これが人口の多い街などであればもっと早くに情報は広がっていただろう。元は人里離れたところで親とあばら家で暮らしており、その頃から狼と友宜を結んで(使役しているとは、シルヴァは絶対に言わなかった)、親が死んでから群れに混じるようになったそうだ。

「異常だってのは自覚してたさ。おれの親なんざ特に気味悪がっててな。まあ勝手にぽっくり死んだんだけど」

「巫」という素晴らしい力を気味悪がるなんて、しかもそれが生みの親だなんて。ファーランには想像がつかない。シルヴァはファーランの熱が下がるまで毎日見舞いにやって来て、狼と一緒に遠くの森を歩いて探してきた果物を分けてくれた。
 ファーランが床を離れられるようになると、ガキが勉強ばっかしてんじゃねー!という怒声と共に、机と教師から引き剥がされ、育ち盛りのしなやかで硬い腕に座らされて、一緒に神殿を脱走するのも、日々の日課になりつつあった。日々分厚くなる神官の包囲網をなぜかシルヴァは人間とも思えない身のこなしで簡単に突き破る。農村から本神殿に入って籠りきりだったファーランは、都会の街並みに圧倒された。しかしシルヴァはそこを素通りして人気のない森や平原まで進んでいく。時々おやつを買ってくれるので、それを食べながら色々な話をしたり、黙って同じ時間を過ごしたり、遊んだりした。狼はシルヴァが呼べば集まってくるけれど、ファーランはその硬そうな毛皮を撫でる勇気がなかったし、狼たちも目を眇めるようにしてファーランの動向をじっと見張っていた。
 多少受け入れられたのかな、と思ったのは、群れがファーランにも狩った獣肉を分けてくれた時だ。血が滴るほど新鮮だが、生肉を食すのかとまごついていると、シルヴァがその場で捌き、火を焚いて焼いてくれた。

「シルヴァは、すごい。どうしてこんなに力を使いこなせるの?」
「こんなもん時間の問題だろ。てめえだって、あと数年すればうまくやれるようになる。それに、おれはこいつらと仲良くなれるきっかけとしてこの力には感謝してるが、あとは友情だって思ってるぜ。狼は群れ以外には厳しいが、だからって群れの中の弱いやつに構いたてるほど暇でもない。おれは人間で、弱いからな。けど手先は器用だし、狼と人間の間に入って交渉できて、群れの害を減らせる。だからおれも群れの一員として認められたんだ」
「……シルヴァって」
「なんだ?」

 ファーランは言葉にならなかった問いかけを息とともに飲み込んだ。シルヴァは「巫」さまと呼ばれることを嫌っていた。自分も、ファーランにもだ。かといって過去の偉大な聖人の名前で称されることはますます嫌なようで、ファーランはシルヴァのことはそのまま名前で呼んでいる。それから、ファーランが自分の力をもて余して悩んで焦っていると、すぐに察知して外へ連れ出してしまう。嫌なことなんて忘れちまえ、とはファーランが遠くの家族についてぽろっと漏らした時に言われた。

「ガキ一人をこんなとこに寄越して、病気になっても見舞いもしないで、なんの報せも持ってこない奴だ。気にしてる方が馬鹿を見るぜ」
「でも、ぼく……私が、選ばれた人間だから。それにあっちには弟か妹がいるから旅なんてさせられないし。私が頑張ればいいだけなんだ。嫌っていうか、ちょっと気になっただけだから」
「てめえは選ばれた人間だろうが、病気にもなるし怪我もするし自力で食糧も捕ってこれない貧弱なガキだ。親がその手で守ってやらなきゃなんねえ弱っこさを、てめえのせいには絶対にするんじゃねえ」

 シルヴァは名前を呼ばれないことだけじゃなく、なにか他の理由で「巫」そのものも突き放すような言動が目立っていた。ファーランの世話をする神官たちはシルヴァの登場にあまりいい顔をしない。神官長やその直属の配下の高位神官たちもそう。慕うのは下働きに勤しむ下級神官や、街の人々たちばかり。
 時には王をも凌ぐ至高位の「巫」が相手なので、渋々シルヴァがファーランを連れ出すのを見送る高位神官の中、唯一の例外が、ミヨナ教の経典を法に照らして秩序を保つ大法院の長であるメリエという女性だった。苦々しい表情が並ぶなかで行ってらっしゃいと笑顔で手を振るその人とは、直接顔を会わせて話す機会はなかったけれど、名前と一緒に記憶には残るほど印象深かった。シルヴァも他の神官にはつんけんしているけれど、メリエにはシルヴァに撫でられる狼のように柔らかい雰囲気で接していた。時にはメリエの家にも遊びにいっているそうだけれど、ファーランもという誘いは断った。
 シルヴァとはまるで兄弟のように仲を育んでいるけれど、他の人たちとは、どうにも接し方に困っていたのだ。それに神官だ。未熟な力が気にかかって、どうしてもシルヴァとのように気安くは話せない。
 シルヴァのいいところは、面倒見のよさやほどよい適当さ。それから、強引な面がありながらも、ファーランの意志をきちんと確認する礼儀正しさだった。尻込みするファーランに、そうか、とだけ言って別の話に移る。シルヴァも普段はそれほど人と関わらないためか、毎日会っていたら話題がなくなる。けれど、二人して黙って寄り添い合うだけでも満たされた。

「寂しいんですよ、あの方」

 神官ではないのにファーランと接する人間は、限られている。彼女はその極めて例外なたった一人だった。
 王の妹だという、シルヴァと同じくらいの歳のリューダ姫。シルヴァとの出会いはシルヴァの故郷。「巫」を迎えに行くという神官たちにこっそりついていったくらい行動力に溢れた人で、黙っていればしっとりと輝く月のように清廉な姿なのに、口を開けばとんでもないじゃじゃ馬娘だという。シルヴァ談。

「寂しい?」

 首を傾げたファーランに、リューダはひそひそ話をするようにファーランに顔を近づけた。古い紙と花のような匂いが混じって鼻をくすぐり、どきどきした。

「ええ。人から離れて暮らしすぎたせいで、心細くなってるんです。あれだけ警戒していたのに私たちについてきて、嫌々でもここに留まってお仕事をされるくらいには。今はファーランさまと一緒にいらっしゃって、毎日とても楽しそうに過ごされてます」
「嫌々って、シルヴァはどんな仕事をしてるの?」
「……そうですね、シルヴァさまがお教えしていないなら、私も言えません。ですけど、私たちのために重要なお仕事をしてらっしゃいます。寂しがり屋で、優しくて、でもあんまり素直じゃないんですよね」

 ファーランにとってのリューダは、いつも綺麗で、おしとやかで、ほんわりと温かい気持ちになれる人だった。シルヴァが兄ならリューダが姉だ。普段はメリエの元で働いているらしいリューダは、王族ということもあってよくファーランの部屋に差し入れをもってきて、お茶を一緒に飲んだりした。シルヴァが入ってくるとぽんぽんと喧嘩じみた荒い会話の応酬が続く。聞いていて楽しかったけれど、リューダは「特に私には素直じゃないんです。全然可愛くないんです。ファーランさまといらっしゃるときはゆったり寝そべる狼みたいなのに、私相手だと毛を逆立ててるんですよ。ひどい話です」とプリプリしていた。幼心にそれってもしかして、と思っていたら、案の定だった。
 ファーランとシルヴァが出会って三年後、シルヴァとリューダは恋仲になっていた。

「シルヴァって、リューダさまがいたからここに来た?」

 ファーランが素朴に問いかけると、シルヴァは珍しく戸惑ったような顔になった。

「……男同士の約束だ。誰にも言うなよ」
「言わない」
「……いいか、絶対、特にリューダには言うんじゃねえぞ」
「言わないったら」

 念を押して押して押しまくって、最後にシルヴァは声に出さず、息だけで告げた。

「一目惚れだったんだよ」










☆☆☆









「そうね、それなら先に追い落として……」
「エルレイの子を迎え入れるだけなのよね、国政には助言者の立場を徹底した方がいいわ」
「一番早く動けるのは誰?後でイオンさんにも確認してみて」

 ラーズの存在をフェルミアーネに知らせた後にもらった怒濤の指示だ。暗にフェルミアーネ自身が関与しないと言っている。一生一度は覆られないのか、覆る気がないのか。ファーランとしてはある意味恐ろしい妹分にどっぷり頼りきりになるつもりはないが、いつの間にか超特急で神官長になるのが確定しているし、神殿がこれからどのように政治へ参与するかしないかも考慮しなければならないらしい。

(そうだな、「巫」の能力のことがあるからな……って)

 納得はできるが、それで受け止めきれるわけがあるか。ちょっと待てと口を挟んだら、きょとんとした顔を返され、「どこからわからなくなった?繰り返すわね」と言われてその通りにされた。だから待て。
 フェルミアーネが一通り作戦を口にして「頑張ってね」と告げた、その直後だ。いきなり冷たい風に煽られたようによろめいた。なんだかんだ外で話し込んでいた(一方的にフェルミアーネが喋っていた)わけだが、相変わらず人気はない。

「フェルミアーネ?」

 答えはなく、フェルミアーネの足がいきなりかくりと折れた。そのままファーランの方に倒れてくるのでとっさに受け止めたが、意識のない人の体の重さに負けて縺れるように倒れ込んだ。何事かと焦ったが、目を瞑っているフェルミアーネの呼吸は整ったものだし、その面影に重なる神々しい影は幻のように掻き消えていた。
 実際、幻そのものと言ってもおかしくない。ファーランが遭遇できたのも幸運でしかない、一生一度きりの短い夢。

「……頑張ってね、ではないぞ」

 最後まで好きなことしかせず去っていきおった。
 すやすやと眠っている顔をとっくり見下ろす。相変わらず痣と色彩以外は生みの母にそっくりだ。白い肌に血の気はないが、触ると温かいし、ファーランの体温もあるからまだましだろう。そのファーランは寒いな、とぼやくように思ったが、早々に内部に入ることを諦めていた。

(……重いな。細い体つきをしていたが、やはり小さな子どもとは違うものなのか。シルヴァなら軽々といけそうだが)

 男とはいえろくに鍛えてもいない体では、人間一人を抱えて運ぶことなどできるはずもない。人を呼ぶわけにもいかないし、ここはフェルミアーネに起きてもらうしかないが、すぐに起こそうとは思えない。正直、フェルミアーネが突然気絶するから、直前に教えてもらった段取りがあらかた頭から吹っ飛んでいた。
 うんうんと唸りながら記憶のフェルミアーネの声を辿る。ファーランとフェルミアーネ、どちらか先に風邪を引く前に思い出してしまわなくては。

『とうさまは叔父、かあさまは兄と思えって言ってたわ?いつか会えるからそう呼んでやれって』

 不意に思い出した声に余計な言葉が出そうになって唇を噛む。今はまだ駄目だ。その時ではない。襲い来る感傷から逃げるために千里眼でラーズを探した。
 ――遠い港町に光る白い星。
 まだ無事だということにほっとした。それはそうだ、ラーズの主である王子にとって、ラーズは死んでは困る重要な存在だった。それが人としてのものではなくても。何度傷をつけようとも。ぎりぎり殺されない。
 だがいつか殺されるだろうとも思っていた。それを本人もわかっていて、だが不幸とも思わない姿は、諦めきったファーランとそっくりだった。

(シルヴァが生きていたら)

 あの気性だ。きっと二人揃って殴り付けられただろう。リューダも、ラーズに積極的に世話を焼きそうだ。二人とも子どもが好きだった。会わせてあげられないことを今はじめて残念に思えたが、ふと思い出したようにフェルミアーネを見下ろした。

『全部終わったら、「あたし」がここに会いにくるわ。だから、それまで頑張ってね』

 自分たちが諦めていた未来を携えて届けにくる存在があると、教えられるなら。
 慣れないことでもやってやるしかないと、ファーランはフェルミアーネが眺めていた夜空を見上げてため息をついた。








ーーー
ナオはキレたらてめえ呼びがちょいちょい入るけど、シルヴァは常にてめえ呼び。
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