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見上げた空は・上章
シュバルツにて⑤
しおりを挟むこのままではリエンもターシャも父王に殺されてしまう。
ナージャは異母兄たちの来訪など意識の彼方にぶん投げ、ターシャの制止の声も聞かず、宮殿内を突っ走った。
「リィ!逃げてください!」
「ナージャ殿下?」
書庫に駆け込んだナージャをガルダが目を丸くして出迎える。その奥で、積み上げた本の中に埋もれていたリエンも、ぱちりと瞬いた。物々しい雰囲気を感じたのか、椅子から立ち上がりてこてこと歩み寄ってくる。
「どうしたんですか?」
「陛下が!私たちを!」
「はい?」
「――だから、ナージャ、待てって!漏らしたのはおれたちじゃない!クズ陛下の方!」
「えっ!?」
ナージャが棒立ちになった隙にターシャとビアンカも追いついてきた。
「ビアンカ!義兄上たちはまだ立ち入ってないな?」
「はい、姫さまのご許可がない限りは陛下の他はこの宮殿への立ち入りを禁ずる規則です。無理に押し入ろうとなさる気配はないので、そちらを遵守なさっておいでのようです」
「ならナージャ、一旦追い返せ。おれはその間に陛下に面会してくる」
そう言ってまた出ていこうとするターシャの袖を、リエンが引いた。声がなくとも、文字に書かれずとも、さすがになにを言いたいかわかって、ターシャは苦々しい表情で応えた。
「……陛下が、あんたの存在を公にした。元々時期を見て公表するつもりだったはずだけど、こうもいきなりだとは思わなかったんだ。しかも実際に匿ってるこっちにも一言もない。外宮に話が広まってるんだから当然義兄上たちももう知ってて、今、すぐそこまで来てるんだ」
「なぜそのようなことに?」
ガルダがリエンの代わりに尋ねると、ターシャは首を横に振った。
「わからない。だからその辺を聞いてくる。……って、またなんだよ」
「リエン殿下?」
てこてこと本の積まれたテーブルに戻ったリエンは、すっかり持ち歩くようになっていた文箱から紙とペンを出し、なにやら書き始めた。いつの間にか現れたナオも含めて全員でそれを覗き込み、最初に納得の声を上げたのは、二年前に丸々一年をジヴェルナに滞在していたターシャだった。
「そうか、建国記念式典か!」
リエンはこっくりと頷いた。ガルダもそういえば暦の上ではその時期だったなと思った。
ジヴェルナの建国記念式典は、夏の終わり、政変前に権限のほとんど全てを持っていなかったリエンでさえ出席が求められたほどの大きな祭典だ。国内のあらゆる貴族家当主が招集される、年に一度の最も絢爛な社交場でもある。国王が病に倒れ、後継者問題が宙ぶらりんになっている今年も、間違いなく開かれるはずだ。
「だからなんだよ」と政治やら社交やらに無縁なナオが言ったが、他の面々は少しずつ察しがつき始めていた。
国内で最も重要な式典に、直系王族不在。それだけでも貴族らの不安を掻き立てるだろうに、よりにもよってシュバルツがリエン王女を保護していると明かされるのだ。保護ではなく擁立、もしくは監禁では、と憶測が飛び交うこと間違いなし。情報がジヴェルナへ届き次第、社交界は阿鼻叫喚の地獄絵図になるだろう。
「……ザクセン陛下は、ジヴェルナを煽りに来てませんかね、これ」
「ああ。ついでにこっち王位争いの試金石にも使うつもりだろうぜ」
「私の次はリエン殿下というわけね……」
虐殺王の(色んな意味で)恐ろしい性格に慣れてきた三人が遠い目をしているよそで、リエンは黙々と追記した。
『建国記念式典で、新しいアルビオン公爵のお披露目があるはず』
リエン以外の全員が凍りついた。
ネフィルが死んだことを、誰もまだリエンには伝えていないはずだった。
だが、リエンとて、宮殿の外では事態がどんどん進んでいるのを肌身に感じていた。それとは真反対に自分の心はずっと一進一退を繰り返しているけれども。
(……そう、進んでる)
リエンはふとガルダをじっと見上げた。ガルダが思わずたじろぐほどの圧力を込めながら。
喋ることのできないリエンは、今シュバルツの後継者候補たる王子たちに会ってはならないことを重々承知していた。だからナージャに追い返せとターシャが言ったのだ。
――でも、いつになったら声が出るようになる?
ガルダたちがリエンに隠していることがあるのに気づいても、それを己の声で暴くこともできない自分が、ひどく無様で無様で。歪な笑みが浮かんだ。
役に立たないガラクタ。お荷物なだけの不要品。
でも、みんな、リエンを変わらず気遣ってくれている……。
「……リエン殿下、その、どうしてそうお思いに?」
恐る恐るというナージャの問いに答えようとペンを持ち直したとき、廊下をぱたぱたと駆けてくる音がし、ビアンカとターシャがものすごい勢いで書庫の入り口へすっ飛んでいった。
「あっ、ビアンカさま、こちらにいらっしゃったんですね」
「何事です、この付近には立ち入りを禁じていたはずよ」
「申し訳ありません、ですが、馬車がお見えになって、姫さまや殿下をお呼びしているものですから……」
「馬車?」
「はい」
報告してきた下働きの娘に大真面目に頷かれ、ビアンカは困惑してターシャを振り返った。王子たちは徒歩のはずだ。他の来客があるということだが、城内で馬車を乗り回し、宮殿へも乗り付けてくるなど、滅多な身分ではない。
「確認して参ります。あなたは仕事に戻ってちょうだい、連絡ありがとう」
「はい」
「ナージャ、おれたちも行こう。どのみち義兄上たちを追い返さないといけないんだ」
「そうね。リィ、しばらくここで待っていてください。すぐに戻ってきますから」
ナージャたちが出ていってしばらくして、書庫に取り残されたリエンたちの元に、スパパパパパアアン!! と、妙に晴れやかで清々しく、そしてものすごく痛そうな音が響いてきた。
カロルで嫌というほど馴染んできたその音に、ナオは条件反射で飛び上がった。ぶたれてもないのに顔を押さえて書庫の扉を振り返る。
「なっ、なんだ今の音!?」
「きっとナージャ殿下だな。兄王子たちを追い返してくれてるんだろう」
「ハリセンで!?」
「お前な、ナージャ殿下はリエンさまのご友人だぞ。まさか、ずっと普通の姫君だと思ってたのか?」
「……普通……普通……?いや、でも、なんでハリセン!?」
「それはリエンさまが伝授した」
「結局お前かよ!」
リエンは首をかしげてごまかした。ナージャが愛用しているなら何よりだ。それに鉄拳制裁よりましだと思う。
(……ご立派な馬車の目の前でお兄さんたちをしばいたのかな)
王子たちや、内密だったとはいえザクセン王ですらここには徒歩で来ていた。馬車にはそれ以外の高貴な者が乗っているのだろうだろうが、果たしてそれは誰なのだろう。エルサに教えてもらっためぼしい貴人の中にもふさわしい者が思いつかないが、このタイミングなのだ。リエンと無関係ではないだろう。
(見に行こう)
今のリエンでも、こっそり玄関を覗くくらいならできる。そう、こっそりと。
本当に、隠れて様子を見るつもりだったのだ。
馬車から顔を出している人物を見て駆け出したリエンを、ついてきたガルダもナオも止められなかった。
ターシャは一直線に走ってくる無表情のリエンにぎょっと目を剥き、とっさにナージャを抱えて衝突を避けるだけで精一杯で、往生際悪くまだ残っていた王子たちも、唖然としてリエンの黄金の軌跡を見送った。
肝心の馬車から降りてきたその人は長旅の疲労も色濃い様子だったが、リエンを見つけるなり、ぱあっと笑ってみせた。
「リエンさま!よかった――ってむぎゃ!?」
リエンはバッタのごとくユゥに飛びついた。
☆☆☆
「リ、リエンさま?」
「……」
「あの……?」
「王女サマー、みんなが見てますって。起きましょ」
ユゥを地べたに押し倒してぎゅうぎゅう抱きついていたリエンは、視界に入った手のひらを辿り、ゆっくりと視線を上げた。
引き込まれたのは海のような青い瞳。顔を隠すことはもう止めたらしく、髪は短く整えられている。
リエンが手のひらにちょんと手を載っけたので、イオンはそのまま引き上げようとしたのだろう。だが思わぬ方向に引っ張られてたたらを踏んで、一瞬後に硬直した。これまた全力でリエンに抱きつかれたためである。
「や、あの、王女サマ!離してくださいって!見てる!みんな超見てる!ほら!見て!?」
「ユゥ!イオン!」
「ナオこの方どかして!?」
「無理!」
駆け寄ってきたナオは晴れ晴れと笑ってそう言い、ガルダは無言でリエンをべりっと引き剥がした。
一方、起き上がったユーフェは、流れるようにその場に跪いた。
リエンの小さな手を押し戴くように捧げ持ち、額を擦り付ける。背中が砂まみれなのは目を瞑ってほしいところだ。
数ヵ月も前、血みどろの記憶に別れてきた主人と、やっと再会できた。
ここで格好つけなくてどうするっていうんだ。
「――リエンさま。このユーフェ、ただいまあなたの御前に戻って参りました。もちろん、あたしはあなたの、侍女兼書記官ですからね。手ぶらではございませんよ」
にやりと笑おうとしたのに、くしゃりとした笑顔になってしまった。リエンの手が震えていたからだ。リエンのやつれた顔が情けなく歪んでいたからだ。
イオンが出てきた馬車に戻っていくのに続くように、ユーフェも立ち上がってリエンの手を引いた。ガルダとナオもついていき、馬車の中を覗き込んだ。
その二対の目が、極限まで丸くなった。
馬車の内部では、そっくり同じな緑の瞳が、凝然と向かい合っている。
「……ネフィル」
ぽろっとこぼれた掠れ声に、ガルダとナオはまたまたぎょっとした。
馬車はこの人のために内部を改装しているのか、座席が広く寝台のように調えられており、振動も少なくなるよう配慮されているのだろう。陶器の水差しまで置いてある。イオンはその人の背中に手を添えて起き上がらせ、口に水を含ませた。
とん、と水差しが置き直されたのが合図。
「リエン姫……ずいぶん、痩せたな」
――誰のせいだと思ってる。
リエンの脳裏にとっさに文句が浮かんだが、唇がふるりと震えて憎まれ口も叩けなかった。
代わりに、弾かれるように飛び出して、ありったけの力で抱きしめた。
抱きしめながら、大声で泣いた。
初めてリエンをリエンと呼んでくれた人。
奈積を想ってくれた人。
そして、たった一人、リエンを嬉し泣きに泣かせることができる罪作りな男。
それが、それこそが、リエンにとってのネフィル・アルビオンという存在なのだった。
☆☆☆
わんわんと泣き喚くリエンの懐で、ネフィルは気絶した。
まだ癒えきっていない重傷と戻らない体力を抱えて、おまけに夏という季節の無茶な長旅が祟りに祟り、とんでもない高熱に魘された。リエンの泣き声にびっくりして馬車の中を覗いたナージャたちが、兄王子たちを蹴散らして慌ててエルツィ宮殿に寝所と治療を手配してくれた。
ナージャが貸し出してくれた若い医官の遠回しな言葉を要約すれば、「よく生きてここまで来れましたね」とのことだった。腹の傷は塞がってはいるものの、体内部がぼろぼろな状態だそうだ。
リエンは後でナージャに「そんな重傷人にあんなに遠慮なく抱きつくなんて!」と怒られ、おっしゃる通りなので素直に反省した。
初期段階で満足な治療がされなかったので、これから全治できるかどうかは不明。そもそも今も、ころりと病にくたばってもおかしくない。高熱も馬鹿にできないので、しばらくエルツィ宮殿内は王や王子含め部外者立ち入り禁止になった。
リエンは表向き、ネフィルと一緒にこの日にシュバルツ王城に来たということにされているらしい。ザクセン王は建国記念式典だけでなくネフィルの来訪も視野に入れて亡命を明かしたのだろう。アルビオン新公爵のお披露目もこれで盛大に威勢を挫かれるに違いない。あの王はジヴェルナをとことんまで煽りまくるつもりだ。
ネフィルたちは、リエンたちが通ってきたような道筋で、シュバルツに辿り着いたという。当然のごとく道中にセルゲイと行き合い支援してもらったとか。
寝かされているネフィルの様子が見えるよう、隣に開かれた続き部屋に集まり、ユゥとイオンと話をした。
ジヴェルナからの出国は、アルビオン領を通過してのことだったらしい。
レーヴが領に不在である以上、その次に血統が優れているエドガーが、領内で実権を握っていた。たとえ軟禁されていたとしても、エドガーは長男と協力して、厳しい監視の目を掻い潜って、病弱な小身貴族を装ったネフィルを受け入れ、そして送り出してくれた。妻と次男は城にまだ残されていたのに、ためらいはなかった。
イオンの髪を切ってくれたのは、リーオと名乗って実際に手引きしてくれたヘリオスだった。
「追っ手は?ってかそもそも、どうやって城から逃げ出せた?ユゥやあんただけならまだしも、あんな重傷人連れてったら目立つだろ。それに……」
ナオはちらっとリエンを見てから言った。
「……死体が、アルビオン領まで運ばれたって、聞いたんだけど。しかも他領地だけど埋葬までされたって。城も姫さんの祖父さんも、死んだって確認したから運び出させたんだろ?」
「浮浪者の遺体をそれっぽく見立てたんだ。ワタシと母上で」
死体のことなど初耳で驚くリエンだが、一応まだ黙っていた。
「バレないもんか?嘘だったとはいえ長らく息子として扱ってたんだろ?」
「ジヴェルナには死に化粧っていう文化があるんだ」
「……それって、死体に化粧するってことか?」
「そう」
「へえ……でも、よく騙されたもんだな」
「それで、お前たち自身はどうやって城を出た?そこまでやるからには自力じゃないだろう、誰の手引きだ?」
ガルダが問い直すと、ユゥとイオンはお互いに顔を見合わせ、家主の権限で同席していた双子王族を見、ネフィルのそばに佇む医官を振り返り、最後に……ものすごく複雑そうな顔で、リエンを見た。
リエンは首をかしげた。
「どうしたの?」
「……いえ。今さらなんですけど、リエンさま、お耳を寄せていただいてもいいですか?」
「ん?」
言われた通りに素直にユゥに片耳を差し出すと、ユゥはこそっとその名を告げた。驚愕しつつも周囲を見ると、ガルダはイオンに耳打ちされて硬直し、続けてナオも教えられて、「はっ!?」と絶句していた。
リエンもあまりのことに唖然としていた。
目を真ん丸に見開いたままユゥを振り返ると、ユゥはしっかり頷いた。
「本当です。身を潜めていたところをサームさんに見つけられて、殺されかけたのに、助けていただきましたし……」
ナージャとターシャはどうしたどうしたと首を捻っているが、直接尋ねることはしない。だから、リエンは存分に頭を抱えて唸ることができた。
唐突すぎる名前には色々と気になることがあったが、今は、一番先にこれだ。
「……やられた……!!」
――陛下が、あたしたちを逃がしてくれました。
なんだろう、目の前に王さまがいたら本気でぶん殴ったかもしれない。
ヴィーに食わされたのとは比較にならないほどの敗北感を、リエンはひたすらに噛みしめた。
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