孤独な王女

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見上げた空は・上章

逃亡①

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 不思議には思っていた。
 弟と半分は血が繋がっているはずなのに、自分と似ているとは思わなかったから。
 異母きょうだいとはこういうものなのかと納得したのは、後宮の外の世界を知らなかったから。

 お披露目の日、父親を初めて見て、疑問は春の雪のように融けて消えた。

 王女として認められていない私は国王の実の娘らしい。
 みんなから慕われている王子は、本当は弟ではない赤の他人だったらしい。

 女王陛下に騙されている人々に憤る気力はなかった。
 ただひたすら疑問に思い、途中からは考えることすらやめた。

 親子とは、きょうだいとは、親戚とは。
 そこから生まれる愛情とは。

 見えない繋がりが見える目には矛盾しか映らなくて。
 別の世界を知らなかったら――赤の他人としか家族の情を育めなかった記憶がなかったら、とっくに狂っていただろう。

(この世界って、なんなんだ)

 血縁というものは、一体、「誰」を救うためにあるのだろう。











☆☆☆










 ヒュレムの薬が効きすぎたのか、リエンが目を覚ましたのは城を飛び出した翌日の明け方のことだった。
 体はずっと揺れ続けていた。馬にくくりつけられたまま、実に半日以上、過ごしたことになる。夜道だろうとお構いなく馬を走らせるほど馬術に優れたガルダやナオとて、普通ならこんな無茶はしないが、今はなによりも距離を稼ぐことが重要だったのだ。リエンの精神はともかく肉体の頑強さを知っていたゆえでもあった。死なない限りは無茶をやり通す覚悟だった。
 もちろんこれは死なない限りの話なので、いくら意識がなかった状態ではあれど、体力は削られ、疲労困憊するのは当然だった。

 そのはずだった。

 リエンはぱちりと目を開き、周囲を見渡した。明るい光が前方にあり、背後はまだ夜明けを待つ暗い色をしている。同じ馬にガルダがおり、その隣に、ナオが単騎で駆けていた。
 強制的に眠らされた後だというのに、異常に感覚が冴え渡っていた。状況も、なぜか、一瞬で飲み込めた。

「ガルダ。止めて」

 一心不乱に馬を駆っていたガルダが、汗と埃に汚れた顔を驚きに染めてリエンを振り返った。

「止めて」

 リエンは二回言った。
 有無を言わせぬ口調だった。
 こちらに気づいたナオも頷いた。馬も限界を越えていたのだ。ちょうど近くに川があったこともあり、そちらへ首を向けながらも馬脚を緩めた。
 速度を徐々に落としていき、常歩になったところで、またガルダはぎょっとした。リエンが自ら馬から飛び降りたのだ。

「リエンさま!?」

 リエンはドレスが土に汚れ、破れるのも気にしなかった。髪留めも弛み、額を飾っていた色石がしゃらしゃらと音を立てて地面に転がる。受け身を取って起き上がったリエンは、それらを振り返らず――つまりガルダたちにも一瞥すらせず、まだ朝日の届かない暁闇へ向けて、歩き始めた。
 整備されていない道を歩くのに心許ない華奢な靴は脱ぎ捨てていた。
 ナオに馬を任せて同じく飛び降りたガルダは、リエンの背中を追いかけた。

「リエンさま!待ってください、どこに行くんです!?」
「お城に帰るの」

 前だけを見据えて、しっかりとした呂律で、地面を素足で踏みしめて。
 ガルダが回り込んでその視界に無理やり割って入ったら、やっと足が止まった。

「駄目です。今帰ったところでどうにもなりません」
「どうにかするの。しなくちゃいけないの」
「リエンさま……!」

 もどかしげに自分の名を呼ぶ男を、リエンは静かに見上げた。
 それは嵐の前の静けさだった。
 
「ねえ。ユゥはどこ?」

 ガルダはぐっと息を呑み込んだ。

「お城にいるんでしょう」
「ユーフェは」
「私にとって必要なものが、全部お城に置き去りにされてる。それを取りに行くだけよ」
「ユーフェは、あなたを逃がすために残ったんです!」
「だからどうした?」

 抑えきれない激情が、リエンの全身を膨れ上がらせた。

「ユゥは私の侍女だ。ヴィーは私の『弟』だ。ネフィルは初めて私を抱き上げて、おかあさまに会わせてくれた人だ。――全部、全部、捨てていいものなんかじゃない!!」

 全身全霊の咆哮だった。
 大事に、大事に仕舞い込んできた宝物を、こうもたやすく奪われてしまった屈辱と憤怒に、全身が震えていた。

「だからあなたが利用されるのを黙って見てろって言うんですか!!」

 そして、それはガルダも同じだった。奪われる目前でその宝物がノコノコと泥棒のもとへ転がっていくなんて、到底見逃せるわけがない。

「ヴィオレット殿下の血統にケチがつけられたなら、王位を継げるのはあなたたった一人だ!あなたの意志ではなく、他人からその役目を押し付けられることになる!それを嫌がっていたから、ずっと、ずっと、おれたちにも、陛下たちにも秘密にしていたんじゃないんですか!!」

 リエンは怯んだ。秘密が秘密でなくなった今になって、初めて後ろめたく思った。
 ガルダはとても悲しそうに表情を歪めていた。心底傷ついているのだと無言で訴えていた。

「少なくともユゥは今すぐ殺されやしねえよ。人質ってのは生きててこそ価値があるんだからな」

 ナオがリエンの背後から歩み寄って、そう言った。

「あの王子さんも、あっさり殺されるかね?血筋ってのがどんだけ意味をもつのかよくわからねえけど」
「――少なくとも、父親が誰かは証明されていない。陛下のお子だという可能性さえ排除できないのに王族殺しなど、それこそ大罪だと騒がれることになる。それに、陛下がお倒れになったんだ。リエンさまが捕まってない以上、城に直系王族が誰もいないことになってしまうのは避けなくてはならない」
「じゃあ逃げた方が王子さんの寿命が延びるわけだな?」
「そうだ」

 リエンは立ち尽くしていた。
 確実に幽閉されるユゥとヴィーのことはまだしも、二人がネフィルのことを言わないのは、リエンに気を遣っているからだと、わかったからだった。
 言っても言わなくても、リエンが城に戻っても戻らなくても、こればかりは覆しようがないから。
 重体で、イオンが治療に当たっていると聞いたが、もうとっくに死んでいるかもしれない。生き残ったとしても何度でも殺そうとしているだろう。
 その命は諦めろと言うのだ。

 心がばらばらに砕かれていく音が耳の奥で鳴り響いた。
 破片はさらに粉々に踏みにじられて、風にさらわれ、跡形もなく消えてゆく。掬い上げても、元通りにはならない。


 この世界で、まだ奈積リエンは喪失を知らなかった。










☆☆☆











 話を聞いたバルトは唖然とし、次いで難しい顔で唸った。

「……そりゃあ、アルビオンの先代が言うんなら、かなり信憑性はあるな」

 その日の夕方にはウェズのカロルにまで到達したが、ガルダもナオもまだ顔を拭っただけで、衣服は昨日から着続けたものである。特にガルダとリエンはこんな街中ではかなり目立つ服装だった。だからこそ、バルトもことの重大さを身に迫って感じられた。これは王国存亡の危機だ、と。
 父親の存在が不明確だからこそ、ヴィオレット王子はまだ殺されはしないだろう。
 しかし、継承権は問答無用で剥奪だ。
 大罪人の息子というだけならまだ挽回の余地があったし、実際、リーナ妃の養子になったことで批判は封じ込められた。王子自身もかなり善戦していた。だが、唯一の拠り所である王家の血筋にまで疑惑が降りかかれば、求心力は地に墜ちる。

「王子こそ王にふさわしいと言っていた王女には悪いが、しかもそれを昨日、いきなり、『本当の弟じゃない』って突きつけられたんだから、心から同情するが……。諦めて女王になるしかないだろう」

 昨日どころか。もっと以前――姉弟の初対面の頃にはリエンは知っていただろうとは、ガルダもナオも言わなかった。
 バルトの反応が普通なのだろうとも思った。
 血統とは、貴族社会とはそういうものだ。生まれたときからその血を引くゆえの責任を背負い、果たしてゆく義務がある。ガルダとて、次男なので故郷を継がずに都に出ただけだ。兄がいなかったら一生村を守り続けていただろう。城で起こる事件を雲の上の出来事のように感じたはずだ。

「……バルト殿は、城へ帰れと言うのだな」
「ああ。逃げなくたっていいだろう。むしろこの状況で逃げる方が、王女にとっては危険だ。あんただって誘拐犯なんて余計な汚名を着せられてるんだぞ」

 これも、ナオが言っていたように恩義を感じていないわけではなく、ただリエンを心配しているだけの発言だった。……その心配が見当違いだというだけの話で。

「なあバルト、姫さんはそんなこと望んでないんだぜ」
「だから同情すると言っているだろう。だが、周りが支えれば、負担はそうかからないはずだ。気性自体は王にふさわしいんだしな」

 わからず屋、とナオは舌打ちした。
 もうそういう段階ではなかった。同じ部屋の隅に横たわるリエンをサナが介抱している。泣いて暴れて、泣いて、泣いて、ひたすらに泣いて、引きずられるようにやって来て、疲れて寝てしまったのだ。
 絶望しきって心が壊れた女王など、ありがたくもなんともないだろう。
 それにだ。

「――本当に周りが支えてくれるものならばな」

 リエンをここまで無理やり引きずってきた張本人のガルダが、恐ろしく低い声で吐き捨てた。

「ネフィル殿なら信用できただろう。後宮に取り残された幼いリエンさまと陰ながら親交があったあの方なら、リエンさまを守りながら支えてくれたはずだ。だがあの方は今や公爵の地位を剥奪され、生死すら危うい。――そして、今回のことを主導した先代公爵は、リエンさまを後宮に置き去りにした張本人だ」

 バルトもさすがに言葉を詰まらせたが、「公爵に当時、先代がそう命令したのだろう。でなければアルビオンから出てきたはずがない」と言い返した。

「裏の事情はどうでもいい。だが実際、リエンさまが復権したんだ。先代は一度さえ城に来なかった。それなのに、あの老いぼれが、ネフィル殿に代わる公爵を自ら選ぶと言う。公爵だけじゃない。正統の血筋に王位を継がせ、その女王の周りを、自らの権限だけで選定した人間で固めたところで、非難なんて誰もできない」
「……それは、あんたの考えすぎじゃないのか。確かに周りは頭が上がらなくなるかもしれないが、当の王女は、簡単に傀儡になるお方じゃないだろう」

 バルトの言葉は尤もだったが、ガルダは昏い微笑で「甘い」と切り捨てた。

「リエンさまはけっしてあの老いぼれを慕ってはいない。だが、きっと、その意向には従わざるをえなくなるだろう。王子を人質にすれば必然的にそうなる。加えて今はやっと受け入れた侍女ですら相手の掌の内だ」

 ハロルドと同じ事をガルダも考えていた。
 なにより、メリエ・ロナウドとユーフェという、悪辣な前例を目の当たりにしていた。
 ユーフェにとってはたった一人の家族だったが、リエンは、他人でも身内でも関係なく、その命を救うためなら自己犠牲を厭わない。それがリエンの欠点だった。
 特に――数多の人命を左右する権力を有する王族ともなれば、致命的なほどの。
 バルトは否定できずに唸った。レナを助けて、かわりに崖から落ちていった姿をはっきりと覚えている。

「今すぐ帰ったら、そうなるんだ」
「……だが、逃げたところでどうなるっていうんだ」
「こちらが態勢を整える時間さえ確保できればいい。あとのことは気にしなくていい」

 この場にはアスガロもキーランもいたが、彼らは交渉を裏町の長に任せ、大人しく控えていた。
 判断に迷っているバルトだったが、それは誘拐幇助の汚名を着せられる危険を恐れてのことではなかった。そんなに臆病なら、荒くれものばかりの裏町をまとめ上げることなどできはしない。
 信義に篤いからこそ、本当に恩人である王女にとってなにが最善なのか、深く悩んでいるのだ。だがそれもあとひと押しというところなのは、傍目からもよくわかった。
 キーランは煩悶する上司の邪魔にならないように、ひそひそとナオに話しかけた。

「ナオ、レナはどこに行った?」
「多分城でおれみたいに『影』に追いかけ回されて、今はどこかに逃げてるだろうよ」

 ナオの声が聞こえたアスガロは、バルトの気配が変わったことを察した。
 キーランはバルトを見ずに得々と頷いた。

「人質は多い方がいいもんな。それか、はしっこくて邪魔だからって殺されるかもしれないか。さすがのレナでも『影』相手だと分が悪いんじゃないか?」
「お前、そう言っときながら心配してねえだろ」
「そりゃあなあ。だって冬籠りしてる間、もうレナに関しては一生分はらはらし尽くしたんだ。お前もレナなら逃げ切れるって思ってるんだろ?」
「でなきゃ置いてこねえよ。だいたいだ。おれが王都に行ったのは、レナのお守りの仕事のためなんだぞ」
「ああ、そうだったっけ。すっかり忘れてたや」
「ずいぶん薄情になったな、お前」

 とても緊張感が感じられない少年同士のやり取りに、大人たちは揃って脱力してしまい、バルトに至っては頭痛まで覚えていた。眉間を揉みほぐしながら、ため息混じりに声をかけた。

「……キーラン」
「なんですか、バルトさま」
「お前は修羅の一族が裏町に喧嘩を売ったと言いたいのか」
「バルトさまの養子だってことは裏社会には広まってるはずですから、『影』が知らないとは思えないですね」
「お前ならどの値で買い叩く」

 キーランはにっと笑った。

「お姫さまに恩を返して、ついでにお姫さまが女王になっても返しきれないくらいの借りを被せてしまいましょうよ」
「アスガロ、お前は」
「おれはバルトの考えに従うさ」
「サナ」
「あたしも?あたしはお国のことはよくわからないけど、こんなにお姫さまが泣いてるのに、泣かせた元凶の手元に帰してやるのは業腹だね。たった一人しか継げる人がいないっていってもさ、お姫さまだって家出したっていいだろ」
「なるほど、反抗期か。だったら背中を押すのが悪い大人の仕事だな」

 肚が決まったバルトはにやりと笑った。
 アスガロは肩をすくめ、サナは真面目に頷いている。
 
「正統な後継者がこっちにいるんだ。義は我らにあり、だ」
「すっげえ悪役の台詞だな」

 ナオは軽口を叩きながらも口許を綻ばせ、ガルダは言葉もなく、深く、深く頭を下げた。





ーーー
めっちゃ肝心なところ間違えてました。
「利は我らにあり」→「義は我らにあり」です。  
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