孤独な王女

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見上げた空は・上章

シュバルツにて②

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「想像に輪をかけて無様だな」

 ザクセンは傲慢に言い放った。
 殺意すら湧かない。ただ、呆れてものも言えないという顔で、リエンを見下ろしつけた感想だった。
 リエンは無言で目の前に立つ虐殺王を見上げた。なにもせずとも他者を圧倒する風格、仄かに漂う血の匂い。リエンが前世で馴染んだ空気と似た雰囲気を纏う覇王。
 退廃的で、刹那的。

(……ジヴェルナとの和平の立役者って話なのに)

 和平合意に臨んだ当時――十六歳。戦争や内紛を続けようとする兄王子や父王を殺し尽くし、末王子という立場でありながら国王にまで登り詰め、戦後の復興と発展にも大きく寄与し、今では国内の支持は絶大だ。ほぼドン底からの成り上がり、生なかな覚悟で成し遂げられるものではない。
 でも、とリエンは困惑した。こうして面と向かい合っていると、偉業を遂げるためのなにかの理想や野望があったようには、到底思えなかった。覇業を成し遂げる途中で燃え尽きてしまったのとも違う。
 王にふさわしい豪奢な衣服は鍛え上げられた肉体に押し上げられている。目は加齢関係ない鋭さで、まるで獲物を狙う猟犬のよう。ただし、主人のいない猟犬だ。首輪をかけようとしただけでこちらの喉笛を食いちぎるために牙を剥くことだろう。
 紛れもなく、目の前の男は「王」だった。でも、なんのためにそうなったのか、リエンは全く想像できなかった。

 つらつら考え込んでいたせいか、反応が遅れた。気づけばリエンは今まさに喉元に刃を突きつけられていた。
 シュバルツ王家の宝剣だろう、硬くしなやかで、粗削りな美しさを持つ剣。鞘にはあまたの宝石が埋め込まれているのに、剣身は雪のような純白。鮮血が飛べばよりその色が美しく映えるだろう。そう思って、刃の元を辿り、ザクセンをまた見上げた。
 ずっとリエンの反応を観察しているのが、その目からわかった。普通なら怖がったりするところなのだろうが、あえて無反応のままでいると、舌打ちされた。柄は悪いがこの国王にはよく似合っている。うちの王さまは品がよすぎて、舌打ちする光景なんて想像もできないけど。

「おい今、おれに失礼なことを考えたな?」

 それに妙に鋭い。ナージャはリエンの現状を正確にこの男に伝えたようで、口を開かないことには言及しない。ただし、ものすごく気に食わないようだ。
 とりあえず首をかしげると、鋭い剣先が喉を擦ってぴりりと痛みが走った。しかし、それだけで表情を歪める意欲は湧かなかった。
 またザクセンは舌打ちし、剣を引いた。

「――この様では、片翼をもがれた鳥というより、ただのガラクタだな。ろくに使えもせん不要品だ」

 初めてリエンは表情を変えた。怒りのためではなく。夢から覚めるようにぱちりと瞬き、訝しむ目になった。
 ザクセンの声に嘲りも失望もないことが、おかしいと思った。認識を修正する作業のような淡々とした口調で。

(今、と比べた?)

 片翼をもがれた鳥――不意に比翼連理という前世の諺を思い出し、続けて、王さまの姿が頭に浮かんだ。
 二つの絶望を知ったあの日。歩く意味も目的も意欲も全部見失って、ただ腰かけるためだけに怠惰に玉座に座していた、無気力な姿。赤ん坊の頃に会ったきりだろう実の娘と見えた感動もへったくれもなく、ただ、人生の一瞬だけ通り過ぎていったように、母とそっくりだと色々な人に称されるリエンの容貌を見下ろしていた。本物以外には惑わされないと。になど興味はないと、そう、言わんばかりに。
 あの氷色の瞳が温かく溶けるのは、きっと、ただ一人のためだけ。
 リエンであっても血の繋がった赤の他人以上にはなれない。

(……なれない?)

「気が向いたら殺す。それまでの余生を楽しむことだ」

 ザクセンはリエンに対して、まだかろうじて残っている、ジヴェルナ最後の直系王女という肩書き以外の興味を喪失したらしかった。今はそれだけでも価値があるので生かす。だが、それ以上に目障りに思えば、躊躇なく切り捨てるだろう。リエンが逃げようと思う前に。そうするだけの技倆を備えている。
 なのに、リエンは怖いと思わなかった。死にたいからではなくて、死の恐怖よりも、ザクセンとの邂逅によって生まれた疑問が気がかりでしようがなかったので。

 ザクセンが出ていき、別室でセルゲイの御用聞きの相手をしていたナージャたちが入れ替わりにリエンのいる控えの間へ駆け込んできた。面談の間追い払われていたガルダも別の場所からやって来た。ナオはセルゲイのそばにいるのが、ちらりと扉の隙間から見えた。

「リィ、ご無事ですか!?」

 父親と会った直後の友へとかける言葉がこれでいいのかと思ったのは、リエンだけのようだった。ターシャもまじまじとリエンを頭から足の先まで見つめて異変を探り、ガルダは顔をしかめてリエンの首に手拭いを押し当てた。

「傷は浅いですね。もう血は止まっています」
「陛下が申し訳ありません……!すぐに医官を」
「ナージャ、急がなくていい。これくらいなら傷薬塗っとけば痕も残らない。おれがとってくる」
「いや、おれが……ってもう行ってしまわれたか」

 ガルダは苦笑しながら身軽な王子の背中を見送った。エルツィ宮殿の医官には初日から世話になっている。そのときに察したことだが、ナージャと医官の間に漂う変な空気を、兄王子はかなり警戒しているのだった。ナージャのお召しだとここに呼び出されることも気に入らないくらい。 

(そういえば、セルゲイ殿が事前情報として言っていたが、ナージャ殿下、今は本当に他の王子たちにも愛されているのか?だとしたら大変だろうな)

 セルゲイがこの宮に呼ばれたのは、表向きは二年後のナージャの婚礼の支度のためというのが理由の一つだった。初日にリエンとガルダとナオをエルツィ宮殿に秘密裏に預け、商会は外宮に部屋を設えられ、そこから何度か通っている。結婚相手が決まってもいないのに婚儀の支度とは早すぎるということなかれ、貴族家の後ろ楯がないのに王や王子たちから寵愛されているナージャに対して、よそからの介入を避けるには早いに越したことはなかった。王籍から抜けるナージャへ王家が出せる費用も限りがある(上限は果てしないが)その隙を埋めるのに、様々な大国にその名を響かせながら一国内の権力闘争には全く関与しないヴォルコフ商会以上の適役はない。ついででますますナージャの価値が高まっていくことになるが。
 ターシャが持ってきた塗り薬をガルダが受け取り、リエンが無造作に差し出した白く華奢な首を改めて水布巾で拭い、薬を塗り広げた。さも当然のような行動だが、ナージャは少しだけ顔を赤らめ、ターシャも視線を逸らした。……なんか見てはいけないものを見てる気がする。
 双子の妹をちらっと見て「この二人ってこんなんだったか」と目で問えば、ナージャは首をかしげて横に振った。わからないという意味だ。

(不思議な主従だとは思ってたけど……)

 今だけ、ガルダがリエンの従者として振る舞っているためか。ガルダの太く武骨な指が、きめ細かいリエンの肌を優しく撫でていく。リエンは仰向き、匂いが鼻につくのか顔をしかめているが、大人しくされるがままにされている。使用人の手を借りるのを苦手と言っていたはずなのに拒まず、自分でやろうともしない。給仕でさえ自分でやっていたはずなのに。
 世話をされてやる、という様子でもなく……単に甘えているだけに見えた。普段懐かない猫が、気が向いたら撫でられて喉を鳴らすように。
 女の勘が働いたナージャは、「今日はもうお休みくださいね」とだけ告げ、ターシャを連れて部屋を出た。

「おい、二人きりにしていいのか」

 ターシャは男の勘だろう。だが文句を言うだけで素直にナージャに腕を引かれてくれたのだから、心配はしていないのだ。閉ざされた扉を振り返り、ボソッと言った。

「あれだと、義兄上、勝ち目ないな」
「今の私たちがどうこう言えることじゃないわ」
「……そうだな」

 そして部屋を出た先にいた、セルゲイと他の商人に混じって小間使いの顔をしている少年を見た。同い年らしい。作法は全然なっていないし畏まる気もないようで、ナージャやターシャと目が合えば、関わり合いになりたくないとばかりにさっさと逃げ出すのが常だ。ただ者じゃないことはその天衣無縫な振る舞いから察せた。ガルダが一目置いている素振りがあること、セルゲイたち商会員が可愛がっていることも合わせて、謎な少年である。
 リエンとやたら親しげにしているのも、ここ数日で何度か目撃した。それもガルダとは違う親密さだ。仕えている雰囲気ではなく、かといって王女と知らないわけでもないのに、無神経に見えるくらい扱いが雑なのだった。

「姫さま」

 かつて侍女に変装して働いていたナージャと親しく、外宮から納得ずくで引き抜いてきた侍女が、そっと声をかけてきた。リエンの素性を知るのはこの宮殿内で、ナージャとターシャの他には、婿候補の医官とこの年上の女性だけだ。

「もうじきアロイス殿下とフォルカー殿下がいらっしゃるそうです」
「わかったわ」

 三人で視線を交錯させる。レオンハルト以外はリエンを傭兵としか知らない。王女と伏せろという王の命令を守ることと、リエンを異母兄たちの前に見せることは相反しない。だが、後で王女と明かされたときどうなるかを考えたら、まだ隠していた方がいいだろうと、前もって決めていた。

「それでは手筈通りにお願い、ビアンカ」
「かしこまりました」










☆☆☆










 ナージャが歴史好きなのはエルツィに来てから知った。宮殿内の書庫はナージャの入宮と共に改築されて蔵書数が増えたそうだ。シュバルツ王国の粋とも言える知識の宝庫の鍵を、ナージャはためらいなくリエンに渡した。本を読ませてほしいと言ったのはリエンだが、選ぶのはナージャたちに任せるつもりというか、そうなると思っていたのに。国防どうなんだ。

「本当に読んではいけないものは内宮に全て収められています。持ち出しも厳禁です。ですから、ここにあるものはお気になさらず」

 リエンの顔を見ただけで察したのか、ナージャは苦笑しながら言った。さらっと禁書の存在を語るが、まるで中身を知っているような口振りだ。そこまで許されるほど、寵愛深かったりするのだろうか。……するのだろう。リエンの世話を任されているくらいなのだから。

(虐殺王って、よくわからない……)

 娘かわいさという言葉があれほど似合わない父親はいない。実の娘だろうが、リエン同様に邪魔になれば殺すことにためらいはない男だ。むしろ、以前、見殺しにもしようとしていたこともあったと思い出した。
 それにしても、この双子はリエンを警戒してなさすぎる。二人とも、リエンになにも聞いてこなかった。女王のじょの字も出さない。弟の血筋のこともなに一つ。
 今後リエンが選ぶ道は、リエンたった一人で決めるべきだと無言で言っていた。かつてリエンがナージャにそうしたように、休むための寝床と必要なら助力を差し出すことだけをする。
 だが、あのときのナージャと違い、今のリエンは空っぽだった。どこに進めばいいのかわからない。コンパスの針は粉々に破壊された。進むべき理由をセルゲイたちが探して見つけてくれたので、渾身の力で残骸をかき集めてミシェルに頼んだりもしたけれど、コンパスがもう役に立たないことに変わりはない。
 自分が今していることが、寄り道か無駄足か前進なのかも、わからなくなるほどに。
 でも、そばで見守るガルダはリエンを急かさず口出しも一切しない。黙ってリエンと同じ時間を過ごす。だから、しかたなしに……他にできることもないし、疑問に思ったことから片付けていくことにした。

「陛下のことが気になるんですね」

 書庫に顔を出したナージャは、ちらりとリエンの周りに積み上げられた書物を見てから言った。
 リエンの正面に広げられているのはここ数十年の戦史。周囲には行政記録や貴族名簿などの参考資料。全てザクセン王の業績を――行為の前兆、影響までこと細かく調べるためのものだった。

(……あまり、外のことは気にならないのかしら)

 ナージャとターシャはジヴェルナでの変事から、ここシュバルツにまで波紋が広がっていることを肌で知っていた。ヴィオレット王子の持ち込んだ政策は彼の幽閉とともに宙ぶらりんになり、王子派閥が浮わついている。彼と親しかったレオンハルトへ、ここぞとばかりに非難も集まりはじめた。かといって、ヴィオレットと手を切っても肝心の姉王女が行方不明。いっそこの隙をついて出兵を、と言う連中はいるにはいるが、王子たちは慎重に彼らを宥めていた。それぞれがそれぞれの派閥の内情を探り、ジヴェルナの動向を探っている。
 時々エルツィに遊びに来る異母兄たちは、ナージャにそんな苦労は何一つとして漏らさないが、ターシャには色々情報をこぼしていく。
 ターシャの仕事はナージャの過去視の夢の分析の手伝いと、城とナージャの中継、王子たちの監視だ。勝手で無謀なことをし、ナージャにチクられてハリセンを食らうのを恐れるため、事前に申告していっているのだろう。
 そのため、二人は政治の中枢に関わりがほぼないのに、自国の動静とジヴェルナの表向きの事情にも多少は通じている。だが、リエンは一つも問うてはこなかった。ただの一つも。
 そんな錆び付いたように日々を過ごしていたはずのリエンが興味をもったのが父王。あんな人でなし国王のどこが琴線に引っかかったのだろう。
 ふとリエンが顔を上げて、まじまじとこちらを見上げてくるので、二人揃ってたじろいだ。

「なんですか?」
「なんだよ?」

 リエンは、この二人は仲良しだなあと思った。反応が揃っているのは、双子とかというより、仲良しだから。親しければ親しいだけ似るもの。前世からこういう考え方をしてきた。
 親子でもきょうだいでも、絆ははじめからあるわけではなく、ただ誰よりも早く親しくなる資格を持っているにすぎない。そこから温かな関係を育むのは、双方の努力があってできることだった。だから、この双子は父王とは顔の造り以外は全然似ていない。性格も雰囲気も仕草も。
 双子だけではなく他の王子たちもそうだ。一人だけ、父親だけが異質だった。

「なにか、ご不明なことはありますか?私たちでよければお答えします」

 リエンが見つめすぎたので言いたいことがあると思ったらしい。ナージャは苦笑してリエンの対面に座り、ターシャも「なんであんなやつを」と嫌そうな顔をしながらも横に倣った。
 ちょっとためらい、リエンは資料の一つを引っ張り出して指差した。双子が一瞬固まったことには気づかなかった。
 
「……グレスディルの和議が、どうかされましたか?」

 リエンはさらに、そこに書かれていた敵国――ジヴェルナの代表者を指差したが、やはりこれだけで察しろと言うのは無茶だと自分でもわかったので、書くものを探した。するとターシャが懐から小さな文箱を出してくれたので、ありがたく拝借した。

『ザクセン王とジヴェルナとの――王族との関わりを知りたい』

 双子は読んだ文字を見てからリエンを見て、お互いの顔を見た。示し合わせたわけでもないのにこれもそっくり同じ行動で、離れたところに控えていたガルダは息ぴったりだなと感心した。

「……ターシャ、お義兄さまたちにはもう言ってあるのよね」
「そうだ。クララさまの話をな」
「もう終わった過去のことだし……いいかしら」
「クララさまは義兄上をお産みになったし、エルサ姫もユーリで『ジヴェルナの守り刀』として立った。今さら火種にはならない。でも義兄上たちやゲオルグが後から言ってくるより、今のうちに中立のおれたちが教えた方が、絶対にいい」
「そうね」

 会議が済んだあと、双子は姿勢を改めてリエンと向き合った。駄目元で聞いたリエンも、心当たりがあったことに驚きつつ同じくらい真剣な顔をした。

「アーノルド陛下との関わりは私たちは存じませんが、その先代の方とは親しくなさっていたかもしれません。大した権力も持っていない末端の王子を王へと支援してくださいましたから」

 レオンハルトの母、当時のクララ姫がジヴェルナの人質になった話をすると、リエンは考え込む顔になった。予想外な話ではあったが、ありえないほどでもない。末端王子のくせに、あんなにうまくジヴェルナと戦争をやめられた理由は一体どこにあったかと思っていたのは確かだった。

(エルサに求婚しといて直後に別の婚約者って……)

 一方的な見方からすれば、ジヴェルナ王家の援助がほしくてエルサに求婚して、フラれたから自国の姫を差し出して援助を受けたと、そういうことだ。
 面の皮が厚すぎる。しかも、ザクセンの頭に王冠を載せる役目さえ請け負ったと言っても過言ではない姫を十把一絡げな妾妃扱い。さすが娘や求婚者にクズ呼ばわりされる男だ。エルサが全力で抗わなかったら、まさにその空いた正妃の椅子に座ったのだろうか。
 だとしたらとんでもない火種だらけだ。妻たちの闘争ならエルサならうまく捌けるだろうが、それを利用して派閥を作りザクセンと対立、シュバルツ王族を滅亡させていくようなそら恐ろしい未来しか思い描けない。最終的にはジヴェルナの国土が広がり、王さまではなくエルサが王として君臨したのかも。

(エルサってもしかして、求婚がきっかけで『覚醒』したのかな。……いやでも、エルサとそういう話をした覚えがない。それに、どうしておじいさまは末端の王子を相手に、中途半端な終戦に応えたんだろう……)

 さらにわからないことが増えていく。だが、疑いが解消したことが、一つだけ。

(そこまでしても、なりふり構わず王を目指した理由が、どこかにある)

 殺し尽くし、裏切りを重ね、その果てに広がる景色はどんなものなのだろうか。
 何を見たいと思ったのだろう。何のためならそこまで歩いていけるのだろう。

 リエンは壊れたコンパスを握りしめた。
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