46 / 288
階段をのぼる
花の行方
しおりを挟む
姉さまがいなくなって、一瞬道が見えなくなった。紛れもなく姉さまは私の生きる理由だったから。
……でも、姉さまの声は全部、心に残ってる。大好きと言ってくれたこと。愛しいと思ってくれていたこと。
――あなたは私。私はあなた。
姉さまが消えて流れ込んできた、前世の私――前の世界の姉さまの記憶。道が見えなくても、最後に灯火をくれた姉さま。
真っ暗でも歩いていけるように。世界に絶望しても、その片隅に落ちている些細な幸せを見つけられるように。一人だと思って泣いていたらヴィーがそばにいたことに気づかせてくれたように。
姉さまは、きれいで強くて逞しい人だ。その人が「私」であるという。「私」の一部だという。
絶望寸前というよりも、わずかでもそうしたその瞬間に、爆発的な意志と負けん気と反骨心でのしかかる闇を振り払って、最低な世界を駆け抜けていった姉さまは、今私の中にいる。
☆☆☆
昨日の夜は雨だったからか、今朝は庭が靄で覆われていた。
窓を開けると、しとっとした空気が流れ込む。今年の冬は遅いのか、まだ暖かい。とはいっても比較的というだけなので、ショールをぎゅっと胸の前で合わせて身震いした。
「身に滲みる……」
薄い空は白んでいるところで、雀の鳴き声が日の出を迎えているように響く。自然光は目に優しくていい。蝋燭の火はもう勘弁。
頭痛をこらえてはふりとため息をついていると、さく、さく、と下生えを踏む音が聞こえてきた。
「……あら。おはよう、ヴィー」
「おはよう、リィ」
金の癖っ毛は湿気のせいかいつもより落ち着いている。藍色のリボンで短いのを頑張って括っているせいか輪郭がはっきりして、その面立ちがいつもよりしゃっきりして見えた。
天使だ何だと誉めそやされる美貌は歳を追うごとに磨きがかかっていて、初対面ですれ違えばみんな、十秒以上はその場で硬直する。微笑まれれば真っ赤になって慌てて目を逸らすような、そんな罪作りとも言える容姿に成長してしまった。
今のところ耐性があるのは王さまと私と、あとは王さまの側近でもベリオルくらい。女王陛下は母親のくせにたまに悩殺されている。
そんな義理の弟は、いつもよりかっちりした礼服を着ていた。そこで、なぜヴィーがこの時間に訪ねてきたのか思い至る。
「あ、今日はお披露目だったわね」
「……やっぱり忘れてたね。出席するようにって、父上から言われてないの?」
ヴィーは窓辺まで近寄ってくると、苦笑いした。
「必要ない限りは出ないわよ。いてもすることないし。それに私は『病弱』だから」
「……二日も徹夜する体力がある人が『病弱』ねぇ?」
ぐっと言葉に詰まった。なぜばれた。日数までとか怖いわ。
そっとその白い指が、ひきつった頬に触れた。
「バレバレだよ。また隠し部屋に籠って研究?」
「……これから寝るわ」
きまり悪くなって目を逸らしつつその手をひっぺがした。代わりにこっちからその頬を撫でてやる。頭は整えられてるので遠慮した形だが、ヴィーはそれが不満なようだった。ちょっと笑って頭をぽんぽんと軽く叩くと、ようやく満足したように表情がとろける。
「……やっぱり行こうかしら」
「え、興味ないんじゃないの?」
あなたが誰かにお持ち帰りされないか心配なのよ、と姉さまの記憶を掘り起こして心の中で突っ込む。この世界で――特に私の環境だと、お持ち帰りという言葉はない。けど私はその意味も危険性も知ってる。
ヴィーはきょとんとしていたが、まあいいか、とすぐに柔和な笑顔に戻った。
「昼までぐっすり寝ていてよ。その代わり、夕方から父上に呼ばれてるんだけど、一緒にいて。どうせ晩餐も今日は外宮だし。いいでしょ?」
ちょっと嫌な顔をしてしまったけど、今日のヴィーは引く気はないらしい。ややあって頷いた。
「……わかったわ。第一図書館で時間潰してるから、お披露目が終わったら呼んで」
「はーい」
にこにことヴィーはとても嬉しそうだ。
「じゃ、そろそろうるさくなりそうだし、戻るね」
「頑張ってね、挨拶。……って、あ。待って」
既に半歩下がっていたヴィーを引き止めて、慌てて寝台の横のテーブルに置いていた包みをとる。それをぽんっと渡すと、ヴィーは目を丸くした。
「何これ」
「開けてから聞きなさい。今日のお祝いよ」
薄青の包みからこぼれたのは、簡素な木箱。片手に乗るサイズで、見るからになんの変哲もない。
「……これ何?」
「耳元で転がしてごらん、音がするでしょ?からくりの箱よ。待ち時間の暇潰しに解いてみなさい」
ヴィーがすごくめんどくさそうな顔をしたけど、気づかないふりをして笑っておいた。この子だって馬鹿ではないのだ、頭を働かせる機会にその才覚を伸ばさせておかないと。
「解けたら、私に見せに来なさい。中身もお楽しみにね」
「……リィって、ほんとにこういうのが好きだよね」
「人の趣味をとやかく言わない」
「はーい。わかったよ。じゃあ、図書館でね」
ヴィーが今度こそ踵を返して去っていく。気づけば靄も薄くなっていて、そばの蜜柑の樹の元で、ヴィーを待っている人影を見つけた。
目が合うと、彼はゆっくりと黙礼した。私も応えて応鷹に頷く。
最近付けられたヴィーの護衛は、女王陛下が選んだわけじゃないのか知らないけど、珍しくも私を蔑ろにしない人だ。
ヴィーが前を歩いて、その斜め後ろを護衛の青年がついてゆく。その後ろ姿が茂みに見えなくなると、窓を閉めて、カーテンまで閉めて、太陽にこれから来る睡眠を妨げられないようにした。
ベッドに飛び込んで毛布を被ると、一瞬後には眠りの世界に誘われた。
……四年も前に消えてしまった小部屋に落ちることもなく、意識は闇に包まれた。
――姉さま、私、歩くって決めたよ。
道が見えなくても、歩きたくなくても。見つけた小さな幸せを大切にしたいから。
だから、私の中で見ていて。前の世界の姉さまのようにはいかないけど、私も立ち止まっていたくないから。姉さまの生き様に恥じないように。
姉さまがくれたもの、重くても、辛くても。
全部、持っていく。
……でも、姉さまの声は全部、心に残ってる。大好きと言ってくれたこと。愛しいと思ってくれていたこと。
――あなたは私。私はあなた。
姉さまが消えて流れ込んできた、前世の私――前の世界の姉さまの記憶。道が見えなくても、最後に灯火をくれた姉さま。
真っ暗でも歩いていけるように。世界に絶望しても、その片隅に落ちている些細な幸せを見つけられるように。一人だと思って泣いていたらヴィーがそばにいたことに気づかせてくれたように。
姉さまは、きれいで強くて逞しい人だ。その人が「私」であるという。「私」の一部だという。
絶望寸前というよりも、わずかでもそうしたその瞬間に、爆発的な意志と負けん気と反骨心でのしかかる闇を振り払って、最低な世界を駆け抜けていった姉さまは、今私の中にいる。
☆☆☆
昨日の夜は雨だったからか、今朝は庭が靄で覆われていた。
窓を開けると、しとっとした空気が流れ込む。今年の冬は遅いのか、まだ暖かい。とはいっても比較的というだけなので、ショールをぎゅっと胸の前で合わせて身震いした。
「身に滲みる……」
薄い空は白んでいるところで、雀の鳴き声が日の出を迎えているように響く。自然光は目に優しくていい。蝋燭の火はもう勘弁。
頭痛をこらえてはふりとため息をついていると、さく、さく、と下生えを踏む音が聞こえてきた。
「……あら。おはよう、ヴィー」
「おはよう、リィ」
金の癖っ毛は湿気のせいかいつもより落ち着いている。藍色のリボンで短いのを頑張って括っているせいか輪郭がはっきりして、その面立ちがいつもよりしゃっきりして見えた。
天使だ何だと誉めそやされる美貌は歳を追うごとに磨きがかかっていて、初対面ですれ違えばみんな、十秒以上はその場で硬直する。微笑まれれば真っ赤になって慌てて目を逸らすような、そんな罪作りとも言える容姿に成長してしまった。
今のところ耐性があるのは王さまと私と、あとは王さまの側近でもベリオルくらい。女王陛下は母親のくせにたまに悩殺されている。
そんな義理の弟は、いつもよりかっちりした礼服を着ていた。そこで、なぜヴィーがこの時間に訪ねてきたのか思い至る。
「あ、今日はお披露目だったわね」
「……やっぱり忘れてたね。出席するようにって、父上から言われてないの?」
ヴィーは窓辺まで近寄ってくると、苦笑いした。
「必要ない限りは出ないわよ。いてもすることないし。それに私は『病弱』だから」
「……二日も徹夜する体力がある人が『病弱』ねぇ?」
ぐっと言葉に詰まった。なぜばれた。日数までとか怖いわ。
そっとその白い指が、ひきつった頬に触れた。
「バレバレだよ。また隠し部屋に籠って研究?」
「……これから寝るわ」
きまり悪くなって目を逸らしつつその手をひっぺがした。代わりにこっちからその頬を撫でてやる。頭は整えられてるので遠慮した形だが、ヴィーはそれが不満なようだった。ちょっと笑って頭をぽんぽんと軽く叩くと、ようやく満足したように表情がとろける。
「……やっぱり行こうかしら」
「え、興味ないんじゃないの?」
あなたが誰かにお持ち帰りされないか心配なのよ、と姉さまの記憶を掘り起こして心の中で突っ込む。この世界で――特に私の環境だと、お持ち帰りという言葉はない。けど私はその意味も危険性も知ってる。
ヴィーはきょとんとしていたが、まあいいか、とすぐに柔和な笑顔に戻った。
「昼までぐっすり寝ていてよ。その代わり、夕方から父上に呼ばれてるんだけど、一緒にいて。どうせ晩餐も今日は外宮だし。いいでしょ?」
ちょっと嫌な顔をしてしまったけど、今日のヴィーは引く気はないらしい。ややあって頷いた。
「……わかったわ。第一図書館で時間潰してるから、お披露目が終わったら呼んで」
「はーい」
にこにことヴィーはとても嬉しそうだ。
「じゃ、そろそろうるさくなりそうだし、戻るね」
「頑張ってね、挨拶。……って、あ。待って」
既に半歩下がっていたヴィーを引き止めて、慌てて寝台の横のテーブルに置いていた包みをとる。それをぽんっと渡すと、ヴィーは目を丸くした。
「何これ」
「開けてから聞きなさい。今日のお祝いよ」
薄青の包みからこぼれたのは、簡素な木箱。片手に乗るサイズで、見るからになんの変哲もない。
「……これ何?」
「耳元で転がしてごらん、音がするでしょ?からくりの箱よ。待ち時間の暇潰しに解いてみなさい」
ヴィーがすごくめんどくさそうな顔をしたけど、気づかないふりをして笑っておいた。この子だって馬鹿ではないのだ、頭を働かせる機会にその才覚を伸ばさせておかないと。
「解けたら、私に見せに来なさい。中身もお楽しみにね」
「……リィって、ほんとにこういうのが好きだよね」
「人の趣味をとやかく言わない」
「はーい。わかったよ。じゃあ、図書館でね」
ヴィーが今度こそ踵を返して去っていく。気づけば靄も薄くなっていて、そばの蜜柑の樹の元で、ヴィーを待っている人影を見つけた。
目が合うと、彼はゆっくりと黙礼した。私も応えて応鷹に頷く。
最近付けられたヴィーの護衛は、女王陛下が選んだわけじゃないのか知らないけど、珍しくも私を蔑ろにしない人だ。
ヴィーが前を歩いて、その斜め後ろを護衛の青年がついてゆく。その後ろ姿が茂みに見えなくなると、窓を閉めて、カーテンまで閉めて、太陽にこれから来る睡眠を妨げられないようにした。
ベッドに飛び込んで毛布を被ると、一瞬後には眠りの世界に誘われた。
……四年も前に消えてしまった小部屋に落ちることもなく、意識は闇に包まれた。
――姉さま、私、歩くって決めたよ。
道が見えなくても、歩きたくなくても。見つけた小さな幸せを大切にしたいから。
だから、私の中で見ていて。前の世界の姉さまのようにはいかないけど、私も立ち止まっていたくないから。姉さまの生き様に恥じないように。
姉さまがくれたもの、重くても、辛くても。
全部、持っていく。
0
お気に入りに追加
1,705
あなたにおすすめの小説

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!

誰も残らなかった物語
悠十
恋愛
アリシアはこの国の王太子の婚約者である。
しかし、彼との間には愛は無く、将来この国を共に治める同士であった。
そんなある日、王太子は愛する人を見付けた。
アリシアはそれを支援するために奔走するが、上手くいかず、とうとう冤罪を掛けられた。
「嗚呼、可哀そうに……」
彼女の最後の呟きは、誰に向けてのものだったのか。
その呟きは、誰に聞かれる事も無く、断頭台の露へと消えた。

どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる