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階段をのぼる
訣別
しおりを挟むその夜、ヴィーはこっそりと寝室から抜け出してどこかへ向かっていった。
私はそれを寝たふりをしながら見送った。……行き先も目的もわかってるつもりなので。ティオリアもついていったことだろう。
むくりと体を起こし、カーテンを開いて月光を室内に注がせる。今宵は半月。……これが満月になる頃にあの人は本当に死ぬことになるけど、ヴィーにとっても公的にもあの人の命日は今夜だ。
(……本当、ヴィーを押し上げるのに失敗はしたけど、代わりにベリオルたちにこの要望を通せてよかった)
こう思う私は、どれだけでも残酷になれる素質を持っているようだった。
本来なら、あの毒殺未遂の主犯はあの人だったが、あっさり首を刎ねるのだけは許せず、その罪を彼女の父であるルシェル候爵に押し付け、比較的ましな処刑方法にしてもらったのだ。あの人たちに煮え湯を飲まされた王さまたちには申し訳なかった。引くつもりはなかったが。
「……これで、終わる…………」
長い、本当に長い間囚われていた、その鎖をようやく叩き切ることができる。もう耐えなくても振り返らなくてもいいのだ。ようやく本当の意味で前に進める。
多分今、外にはガルダがいる。あれもどうにかしないといけないな、と思う。今日の刑執行まで、ヴィーとお互いに上の空をごまかしながら過ごしてきた。もちろん他のことに頭を悩ませているわけにはいかなかったのだ。本当は膝を詰めてきっちりと話したかっのだけど。……いや、押し負けそうだから無視してる方が正解なのか。
(……ヴィー。ごめんなさい)
あなたの母親だとしても。あなたを憎まないためにはあの人を憎むしかなかった。弟の母を奪う、その重みはナヅミ姉さまの世界での経験から知っている。
……私はどうしても、自分に真っ直ぐに生きれても、むしろだからこそこの世界に馴染むのは難しいのだろう。私の歪みは私自身が知ってる。一人で抱えて歩いていく覚悟は……今日、するから。
月夜の中で、一人で膝を抱えて額を膝頭に押し当てて、しばらくじっと目を閉じた。
☆☆☆
それは、ひどく雨の降りしきる夜半のこと。
かつてこの世の栄華を極めた女が、死んだように静まり返った街の路地裏で、か細く呼吸していた。
黒真珠と持て囃された黒髪はざんばらに切られところどころは焼け縮れ、白磁のようだと羨望の眼差しを受けた肌は泥に汚れ、荒れに荒れている。悋気な瞳は夜の常闇より暗く濁り、かさかさに乾いた唇は微かに震えるだけでなんの声も発しない。
夜露をしのぐ布もなく、身につけているぼろきれだけが今の女の全財産だった。
「ぅあ……あ…………」
意味をなさない喘ぎ声が時折混じり始める。その体はがたがたと震え、指先も足先も丸まって動かない。寒いのか、それ以上の恐怖を感じているのか見ただけではわからない。なにしろ、その女は言葉を発することができなかったので。
日付を数えることはやめていた……というより、たまに意識が朦朧としていたのでできなかった。多分、もしも合っているならば、今夜で夜を数えるのは八回目だ。その間泥水を舐め、頭で残飯を漁り、たまに飢えた他の者に理不尽な暴力を振るわれ、容貌は様変わりしている。歯と腕とあばら骨も数本折れている。
しかし、本来なら毒で死んでいたはずの自分がこんなどぶのような世界で呼吸していることだけは確かにわかっていた。その中で自分がまだぎりぎりで正気を保っていることも。……なんの、ために?
「……まだ生きてたんだ」
ぱしゃん、と水溜まりのはねる音が一段と鮮明に響く。
女はその声以外の全て一切が消えたような気がして、ぞっとした。
……夜を、雨を支配する王が、現れた。
「あ…………あ……」
「あ、本当に舌切られてたんだ。へえ。こんな風になるんだ」
その声のどこまでも軽い響きが、女の心臓を大きく揺るがした。声の主は持っていたランタンを顔の位置に掲げ、まじまじと女の様子を観察した。
女が誰に見られるよりも。何に見られるよりも一番傷つくとわかっている、淡々とした動作だった。
「あ…………」
女は立ち向かうより逃げたくなった。かつて殺した亡霊が目の前にいるのだから。金の髪に緑の瞳。この世の何より憎かった女の顔が、目の前にある。雨をしのぐコートの隙間から上等な服が覗いて見えて、なおさらこちらのみすぼらしさを実感させる。
やめろ、来るな。
恐怖に顔を染めた女は、そう言いたかったのかもしれない。しかし城を放り出される前にむち打ちと一緒に舌を切り取られたから、言葉にできなかった。
「無様だね」
声の主は悲惨な様子に心動かされることもなく、むしろ楽しげに笑う。
「もう死んでたら、私と会うこともなかったのに。しぶといと、たまに運が悪くなるから困るよね」
軽快な口調にまた震える。たまにも何も。これが最後だろうと女は凍りつく。死んだはずなのになぜここにいるとなれば、その理由は一つしか浮かばない。
「……お母さまと間違えてるみたいね。でも、間違えないで。あなたの命を奪いに来たのはその娘。あなたに母を奪われ、あなたに痛みと苦しみと絶望を教えられた人間だよ」
女は言われないと気づかない。目が覚めるような思いでその顔を見直したら、確かにあの憎かった女より若く見えた。まだ子どもの域から出ないあどけない……あどけなさすぎる顔。
雨よりもその顔が。全身を震わせる。ぞくりぞくりと死の足音を耳にして体がすくむ。
女が理解したのを察して、声の主はにんまりと、とても愉快げに笑った。
ランタンがゆっくりと置かれ、空になった手が伸ばされる。
女の首に冷たく濡れた手がするりと絡まった。
ふふ、と笑い声をあげながら、声の主は徐々に力を入れていく。
「覚えてる?あなたは前はやる側だったけど、これってすごく苦しいんだよ。……ちゃんと味わってね」
女にできた抵抗は、首を振り、腕をのろのろと持ち上げることだけ。
死ぬのか。……死ぬのか。
これまで城から出されてから毎日死ぬと思った。でも死ねないとも思っていた。意地でも生きて、恥を忍んで泥まで啜って腹を満たした。畜生以下に成り下がりながらも、必死に。
……でも本当に目の前に死神がいると、絶望しか感じなかった。
伸ばした手が、死神のコートに引っかかった。それで力尽きてなにもできないまま、ぎりぎりと首が絞められるのを感じ……。
ようやく、脳裏に一番愛しい存在が浮かんだ。
口を動かしてその名を呼ぶ。呼吸を求めるより、その人物を求めた。私の愛しい子。こちらを向いて。妾を助けて。代わりに妾が、そなたを何者からも守るから。だから……。
「……安心して、クロリエ・ルシェル。あなたの息子は、私が絶対に王にするよ。なにがなんでも死なせないし、守りきってみせる」
女は死神を見る。
全てをわかっているその顔に安堵した。王子と言わなかった。王妃ともよばなかった。ただの女の息子だと。
かつての自分なら、はねのけただろう。それどころか叩き、踏みつけ、追い返しただろう。
……けれど、今は。
(……ヴィオレット…………)
ぱたり、と冷たく濡れた石畳にその枯れ木のような手が落ちた。
……長年の仇敵をようやくその手にかけた死神の少女は、ちっとも嬉しくない顔で、徐々に熱を失ってゆく死体を見下ろしていた。
☆☆☆
まるで、地獄の奥底にいるようだった。
小さなランタンを地面に置いて、しとどに降り注ぐ黒い雨に、たった一人、打たれ続ける。雨の夜闇に紛れて溶けていきそうなほど、その姿は儚かった。
冷たい雨が髪を濡らし、頬を濡らし、雫となってコートの中にも滴り落ちる。寒さは感じなかった。暑さも、雨の感触も、その音すらも。全部の感覚が馬鹿になったように、ただ密やかな息の音だけが、地獄の底を漂う。ランタンの灯りは鬼火さながらだった。
考えたことも、悩んだこともあった。でも今は、全部が闇に溶け出して、からっぽだった。
……ゆら、と微かな影が揺らいだ。
立ち尽くす少女の頭に、傘が一つ差しかけられた。
「風邪を引きますよ。帰りましょう」
生き返ったように、少女の体がぴくりと動いた。恨みがましく振り返り、雨を避けてくれた男を睨む。
「……ついて来てたのね、ガルダ」
リエンはぽそっとそう言った。掠れた声だった。
「そりゃ、こんな夜中に護衛も連れず出ていく姫を、置いていけるわけないでしょう」
「誰も呼んでないわ」
「呼ばれてませんもんね」
どこ吹く風とばかりに言ってのける騎士にぎりぎりと歯がしみする。この男、図々しさが増してきている。ばれないように、寝こけるヴィーも起こさないよう細心の注意を払って窓から出ていったのに、なぜここまでばれたのだろう。
まだ睨み付けているうちに、呆れたようにガルダが手を伸ばしてくる。思わずびくりと後ずさった。
「……触らないで」
「別に、ただ、お髪に泥がついていたので除けようとしただけですよ」
ガルダは拒絶に全然傷つかない。さっさとこっちの命令も無視して髪に触れ、滴を払い落とす。そのまま頭を撫でられた気がしたのでその手を思わず振り払った。
そこまでしても、望んだ顔は見られなかった。むしろ、逆に苦笑いされてどうしようもなくなる。しょうがないなあ、とまるで手のかかる子どもを見るような目。むかつく。
……どうしようもなくむかついてたまらないから、ほら。泣きそうになっちゃったじゃない。泣くつもりなんてなかったのに。うつむいたつむじに声が降ってきた。
「……あなたは本当にどうしようもない人ですね」
あなたにだけは言われたくないわよこの駄犬。人の命令を聞かないで、よく騎士なんてやってられるわ。
「……どうし、ようもない、なら。さっさと帰りなさいよ」
「仰せのままに」
腰に手を回されてぎょっとした。どうしてよ。わかったって言ったじゃない。
どうして私を見捨てないの。どうして大事そうに抱き締めてくるの。みんなに隠れて手を汚した私を。……人をこの手であっさり葬った私を。
「――離しなさい。離して」
「帰る、とのことだったので。どうせ歩けないんでしょう?ほら、行きますよ」
「違うわよ!一人で帰れって言ってるの!!わかってるでしょう!?」
「全く分かりませんね」
こいつ今しれっといいやがった。
必死にもがいても、傘を片手に私を抑えているガルダの方が数枚上手で全く離してくれやしない。
足が浮く。膝の裏に手が回されて、あっという間に抱え上げられた。
「おれはあなたに一生ついていきますので。一人でなんて、できるわけないでしょう?」
絶句した。
「あなたが一人で決めたことでも、一人で歩いていくつもりでも。その後ろなり前なりにおれはいます。絶対に、お傍を離れることはありません」
ぎゅ、と回された手に力が入ったことに気づいた。それと同時にこっちの手の方が力を失っていく。
「……ふざけ、てるの?私は、今……」
「誰を殺しても。殺したくて殺してもそんな死にそうな顔をしてるあなたを、おれは誰より、何よりもかけがえなく思います」
真摯な声と、夜明け前の瞳が。こちらにまっすぐ注がれて逸れることがなく、逸れることを願う私を徹底的に追い詰める。
喉の奥が震えた。熱いものが込み上げてきて、飲み込もうとすれば息が詰まった。そのまま嗚咽が漏れる。ああいやだ。本当に泣きたくないのに。
あの人を殺して泣いたなんて、そんなの無様で嫌なのに。後悔なんてしてない。でも裏の一面を知っていた私が直接手を下したのに、泣くなんて逃げてるのと同じじゃないか。……赦されたいわけでもないのに。
「あなたは一人じゃないですよ。その罪も、咎も。おれが一緒に背負うので。地獄に墜ちるなら一緒に墜ちましょう。天国に行きたいなら、二人で頑張りましょう」
――どうしてこの男はどこまでも私のほしい言葉をくれるのだ。
「……うざい。気持ち悪い。ストーカーみたい」
「あなたがおれをたらしこんだんです。その責任は取ってください」
必死の拒絶はあえなく意味のわからない言葉に玉砕した。みんな言うけど、たらすって何だ。私は何かしたつもりはない、のに。
「……ガルダ。私は泣いてないからね」
「ええ、そうですね」
「雨で顔が濡れただけだからね」
「そうですね。冷たいから風邪引きますね」
「……風邪引いたら、看病してね」
「たくさん甘やかしてあげますよ。ただ、王子殿下やアルビオン公に怒られそうですね」
「そのときは一緒に怒られて」
「仰せのままに。おれの王さま」
冷たい雨が体に当たる。器用に私の頭に傘を差しかけたまま、ガルダはのんびりと歩く。その揺れが心地よく、ガルダの触れている部分はとても温かかった。胸に擦り寄り、その生きている音を聴く。
頬を滑っていく水が量を増した。
コートに指が引っかかった感覚が残ってる。手のひらに、息を求めて動く喉の感触も、ぽきりと折れた首の振動も、全部残ってる。
後悔なんてしない。一生しない。
……でも、ちゃんと抱えるから。だから。
どうか、ガルダ。お墓までちゃんと、ついてきてね。
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