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クルガ編
しち
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「今朝まではなかったはずだぞ」
「え、クルガ、寝てないのに素肌は確認したの?やらしー」
「うるさい黙れ熱々の鉄鍋で殴られたいか」
アルザの間抜けがいつもの調子だったので、きゅうと狭まった視野が少しだけ広がった。もう一度ウミの顔を覗き込んで、ちょっと顔をしかめる。袖で顎の血の跡を拭うと、ウミが泣きながらでものろのろとおれに視線を合わせてきた。腫れてきた唇にぷくりと血が膨らんでいる。
「いつからだ」
「わ、わかり、ません。さっ、き、きゅうに」
「痛みは、どんなものだ」
「しぬほどいたいです」
「死んでない。ずっと痛いのか」
ウミが小刻みに震えながらも小さく頷いた。
アルザを見ると、ツンツン黒い模様をつついていた。遊ぶなと言いたいが、目は真剣だった。
「アルザ。上掛けを。それからネラから用意できたものを受け取ってこい」
「ああ、うん」
ウミの背中を撫でるが、ろくな慰めにもならないだろう。ただ、ウミは痛がることに疲れたようにおれに体を預けてきて、再度蹲ることはなかった。汗で衣がしっとりしている。アルザが上掛けを足にかけて、ネラから物をもらうついでに何かを言付けていた。内容を漏れ聞く限り、やはりというか、まさかというか。嫌な予感は別の意味で大当たりしたようだった。
「クルガ、これ。唇腫れてきてる?他に自傷はなさそう」
「アルザ」
「足の方は呪いだよ、間違いなく。しかも見覚えあるんだよなあ」
「対処は」
「おれにかかればちょちょいのちょい、って言いたいけど、さすがに一晩じゃ無理。神様製だし、三日はかかるかな。お、二人おんなじ顔」
おれが驚いたように、ウミも驚いたようだった。アルザの顔を凝視しているのは、初対面だからというだけではないらしい。
「ああ、おれ?はじめまして。クルガはアルザって呼ぶけど、他のみんなはおれをアルーって呼ぶ。稀代の呪術師だよ」
ウミが真に受けて絶句したのですかさず訂正した。
「占い師だ。ポンコツのな」
「あはは。どっちだと思う?君はウミって言うんだってね。ラルトィ族からレィミヤ族へ嫁いできた、族長セキヤの娘」
そして、とアルザは上掛け越しにウミの足を指差して続けた。
「流民の娘だ」
ウミの表情が、ぱきんと凍りついた。
*
エーミル国はまだその名がなかった頃、古くから乱立する様々な氏族が、戦と統合、消滅と再興を繰り返してきた土地だった。
やがてその歴史に人々が倦んできた頃、主だった有力氏族の長が集い、氏族間の協議と交渉による運営を主とする取り決めをした。戦に先立ち両者の会する機会を作るために氏族議会を設け、平和的な紛争解決を目指したのだ。はじめは強大な氏族らに限られていたものの、それぞれの下に従属する氏族や他にも加盟が続々と増え、今では氏族議会に席があることそのものが、各々の氏族の名誉にもなっている。
一方で、その流れに反発する氏族も当然ながら存在した。ある氏族に滅ぼされ、必死に再興したもの、戦好きなもの、理由は様々だ。しかし時代の流れとともにその思想も同一氏族の中で爪弾きにされ、酷いと追放されるようになった。彼らは氏族の名と証を剥奪され、国中をどこにもまつろわず点々と旅する。その末裔が流民である。
という脳内復習を終えて、やっぱり意味がわからなかったので、素直に尋ねた。
「流民がどうしたんだ?」
足を蝕む呪いと、流民。アルザの言からみると、血筋の問題。だがどこをどう繋げたらその答えになるのか。その時廊下からほとほとと戸を叩く音がした。ネラが届けてくれた品をアルザが取りにいく。
「まー事情は後にして、応急措置からね。唇噛みちぎるくらい痛いなら、まともに話もできないよ」
アルザは、ネラから受け取った籠に手を突っ込むと、色々な物をその場に広げた。黒鋼蔦は清水に晒して一ヶ月ほどおくと、色が抜けて仄かに銀色に光る。懐紙の中には乾燥させ、粉末にした薬草や獣の内臓が入っている。レィミヤ族に冬を告げる渡り鳥の羽毛の芯で作った折れそうに細い筆、山奥の古木から丹精した炭は小皿に載せて火鉢の上の湯で溶かされた。
「クルガ、先にこっちの薬飲ませといて」
「わかった」
ウミを片手に抱きながら、鉄鍋に手を伸ばして、近くに置かれた別の器に湯を注いだ。息を吹きかけて冷まし、唇に当てて温度を確かめた。ウミを見ると、ちょうど、痛みを堪える虚無の眼差しで唇の血をぺろりと舐めていた。腫れた唇では冷ましても滲みそうである。匙がほしいところだった。
しかし、ウミは無意識なのか、さっきまで掴んでいた自分の膝をおいておれの衣を握りしめていた。仕方がない。
「多少、揺らすがいいか?」
「え」
間抜けなウミの声を聞きながら、腰の下に手を差し入れておれの膝の上に小さな体を載せた。上掛けを腰からかけ直し、ウミを持ったままそっと立ち上がって、片腕に座るように調節した。
できる限り揺れを起こさないよう歩き、戸を開ける時はおれの半身でウミをなるべく隠して、ネラに匙を頼むと、ちょうど膳が届いたところだった。優秀なまかない人はきちんと匙も添えてくれていた。ひとまず一つだけ膳を受け取り、ネラに戸を閉めさせる。
湯に粉末を溶かし、匙で掬ってウミに飲ませた。どれほどまずいのか、やっと泣き止んでいたのに一口目でまた涙目になり、二口目に差し出された匙を絶望の眼差しで見つめ、三口目からは目を閉じ、口を開けっ放しにして待機していた。
そのいやいやながら妙に潔いところを見ると、昨夜の水菓子を食べていたときを思い出した。
アルザの態度から呪いだと悟った時、セリカが命じた「揉め事」はこれかと思った。レィミヤ族へ振りまく呪詛を嫁として送り込んだのかと。
だが、違った。アルザがおれをウミから離そうとしないのは、移るようなものではないからだ。呪いは呪いでも、それはレィミヤ族へではなく、ウミを――ウミ一人だけを、蝕むものだった。
「え、クルガ、寝てないのに素肌は確認したの?やらしー」
「うるさい黙れ熱々の鉄鍋で殴られたいか」
アルザの間抜けがいつもの調子だったので、きゅうと狭まった視野が少しだけ広がった。もう一度ウミの顔を覗き込んで、ちょっと顔をしかめる。袖で顎の血の跡を拭うと、ウミが泣きながらでものろのろとおれに視線を合わせてきた。腫れてきた唇にぷくりと血が膨らんでいる。
「いつからだ」
「わ、わかり、ません。さっ、き、きゅうに」
「痛みは、どんなものだ」
「しぬほどいたいです」
「死んでない。ずっと痛いのか」
ウミが小刻みに震えながらも小さく頷いた。
アルザを見ると、ツンツン黒い模様をつついていた。遊ぶなと言いたいが、目は真剣だった。
「アルザ。上掛けを。それからネラから用意できたものを受け取ってこい」
「ああ、うん」
ウミの背中を撫でるが、ろくな慰めにもならないだろう。ただ、ウミは痛がることに疲れたようにおれに体を預けてきて、再度蹲ることはなかった。汗で衣がしっとりしている。アルザが上掛けを足にかけて、ネラから物をもらうついでに何かを言付けていた。内容を漏れ聞く限り、やはりというか、まさかというか。嫌な予感は別の意味で大当たりしたようだった。
「クルガ、これ。唇腫れてきてる?他に自傷はなさそう」
「アルザ」
「足の方は呪いだよ、間違いなく。しかも見覚えあるんだよなあ」
「対処は」
「おれにかかればちょちょいのちょい、って言いたいけど、さすがに一晩じゃ無理。神様製だし、三日はかかるかな。お、二人おんなじ顔」
おれが驚いたように、ウミも驚いたようだった。アルザの顔を凝視しているのは、初対面だからというだけではないらしい。
「ああ、おれ?はじめまして。クルガはアルザって呼ぶけど、他のみんなはおれをアルーって呼ぶ。稀代の呪術師だよ」
ウミが真に受けて絶句したのですかさず訂正した。
「占い師だ。ポンコツのな」
「あはは。どっちだと思う?君はウミって言うんだってね。ラルトィ族からレィミヤ族へ嫁いできた、族長セキヤの娘」
そして、とアルザは上掛け越しにウミの足を指差して続けた。
「流民の娘だ」
ウミの表情が、ぱきんと凍りついた。
*
エーミル国はまだその名がなかった頃、古くから乱立する様々な氏族が、戦と統合、消滅と再興を繰り返してきた土地だった。
やがてその歴史に人々が倦んできた頃、主だった有力氏族の長が集い、氏族間の協議と交渉による運営を主とする取り決めをした。戦に先立ち両者の会する機会を作るために氏族議会を設け、平和的な紛争解決を目指したのだ。はじめは強大な氏族らに限られていたものの、それぞれの下に従属する氏族や他にも加盟が続々と増え、今では氏族議会に席があることそのものが、各々の氏族の名誉にもなっている。
一方で、その流れに反発する氏族も当然ながら存在した。ある氏族に滅ぼされ、必死に再興したもの、戦好きなもの、理由は様々だ。しかし時代の流れとともにその思想も同一氏族の中で爪弾きにされ、酷いと追放されるようになった。彼らは氏族の名と証を剥奪され、国中をどこにもまつろわず点々と旅する。その末裔が流民である。
という脳内復習を終えて、やっぱり意味がわからなかったので、素直に尋ねた。
「流民がどうしたんだ?」
足を蝕む呪いと、流民。アルザの言からみると、血筋の問題。だがどこをどう繋げたらその答えになるのか。その時廊下からほとほとと戸を叩く音がした。ネラが届けてくれた品をアルザが取りにいく。
「まー事情は後にして、応急措置からね。唇噛みちぎるくらい痛いなら、まともに話もできないよ」
アルザは、ネラから受け取った籠に手を突っ込むと、色々な物をその場に広げた。黒鋼蔦は清水に晒して一ヶ月ほどおくと、色が抜けて仄かに銀色に光る。懐紙の中には乾燥させ、粉末にした薬草や獣の内臓が入っている。レィミヤ族に冬を告げる渡り鳥の羽毛の芯で作った折れそうに細い筆、山奥の古木から丹精した炭は小皿に載せて火鉢の上の湯で溶かされた。
「クルガ、先にこっちの薬飲ませといて」
「わかった」
ウミを片手に抱きながら、鉄鍋に手を伸ばして、近くに置かれた別の器に湯を注いだ。息を吹きかけて冷まし、唇に当てて温度を確かめた。ウミを見ると、ちょうど、痛みを堪える虚無の眼差しで唇の血をぺろりと舐めていた。腫れた唇では冷ましても滲みそうである。匙がほしいところだった。
しかし、ウミは無意識なのか、さっきまで掴んでいた自分の膝をおいておれの衣を握りしめていた。仕方がない。
「多少、揺らすがいいか?」
「え」
間抜けなウミの声を聞きながら、腰の下に手を差し入れておれの膝の上に小さな体を載せた。上掛けを腰からかけ直し、ウミを持ったままそっと立ち上がって、片腕に座るように調節した。
できる限り揺れを起こさないよう歩き、戸を開ける時はおれの半身でウミをなるべく隠して、ネラに匙を頼むと、ちょうど膳が届いたところだった。優秀なまかない人はきちんと匙も添えてくれていた。ひとまず一つだけ膳を受け取り、ネラに戸を閉めさせる。
湯に粉末を溶かし、匙で掬ってウミに飲ませた。どれほどまずいのか、やっと泣き止んでいたのに一口目でまた涙目になり、二口目に差し出された匙を絶望の眼差しで見つめ、三口目からは目を閉じ、口を開けっ放しにして待機していた。
そのいやいやながら妙に潔いところを見ると、昨夜の水菓子を食べていたときを思い出した。
アルザの態度から呪いだと悟った時、セリカが命じた「揉め事」はこれかと思った。レィミヤ族へ振りまく呪詛を嫁として送り込んだのかと。
だが、違った。アルザがおれをウミから離そうとしないのは、移るようなものではないからだ。呪いは呪いでも、それはレィミヤ族へではなく、ウミを――ウミ一人だけを、蝕むものだった。
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