少年の行く先は

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第一部

0ー4

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「ローナ」

 物思いから覚めたローナは、ぱちりとひとつ瞬いて、隣のルアを見下ろした。
「どうした?」
「あそこ……」

 ルアは墓を向いてはいなかった。同じように背後を振り返ったローナは、そこに停まっている馬車に気づいて目を丸くした。どうやら自分はかなり参っているらしい。本来なら誰よりも早く察知できるのに、ルアに言われるまで気づかなかった。
「あれ、ローナの?」
「んなわけあるか……って、あれ、御者の人……」
 馬車に家紋のような誰それとわかる特徴はない。質素だが屋根つきで、それなりに金持ちだとは思うのだが、一体そんな金持ちがうちに何の用だ、と思っていると、その御者にひどく見覚えがあった。
 静かに離れたところからローナとルアを見守っていたハヴィン家の少ない使用人の一人、馬丁のベスタは馬車にいち早く気づいて対応していたが、ローナはそれどころではない。
「ケイトさん……!?」
 飛び上がりそうなほど驚いた。なんと言っても、ローナが学園で訃報を知らされてからまだ三日だ。ローナのように単騎で走ってきたならともかく、馬車という大荷物をもってどうやってこんな辺鄙なところまで、ローナとほとんど変わらない速度で走ってこれたのか。

「ローナ、知り合い?」
「ああ。親父の訃報を知らせてくれた人だ」
 確かに一度、諸々の手配のため訪ねてくるとは言っていたが、この速度までは許容していなかった。
「ということは、ハルジアの人ね?」
 打てば響くような明朗な返事ではあるが、同時に苦々しそうな色も含ませていた。驚いてローナがルアの顔を見ようとしたが、「出迎えなくていいの?」と機先を制され、確かにそうすべきかと一歩踏み出した時だった。

 かたりと馬車の扉が開き、一人の少女が降り立った。はっと息を呑んだのは、ローナとルアのどちらか。二人ともかもしれない。
 まず目を奪われたのは、そのあまりにも神々しい白銀の煌めき。まして喪服のような黒いドレスに身を包んでいるので、その特異な髪色が際立って見える。輝かしい髪は首の辺りで切られているのでもったいないくらいだ。その低い身長と幼い風貌はどう見てもローナたちより年下であり、あのフィー少年と同じくらいの、十二、三歳ほどに見える。野の花を数束手にもったその少女の伏し目がちの瞳の色は、こちらに歩み寄るにつれてだんだんと明らかになった。……そう、歩み寄って、近寄ってきた。ローナたちの方へ、まっすぐに。
 その後ろから、同じように馬車から出てきたカイトが付き添っていたが、誰も少女のことを止めようとしない。ローナとルアがいるその場まで辿り着くと、少女は目を合わせないうちにぺこりと頭を下げ、更にその脇を通りすぎた。
 ぎょっとしたのはローナたちの方である。後ろには墓しかない。少女の行方を追うように振り返ると、少女は地面に膝をついて、一つの墓の前で両手を組んでいた。花が添えられた墓に刻まれているのは、ローナにとってはわだかまりしかない……父の名だった。
「え……」
 声を失ったローナの代わりにルアが戸惑いの声を上げる。ローナは近くまで寄ってきたカイトに目で問うたが、彼は淡く微笑するだけだった。
「……カイトさん……」
「その子はあなたの妹だよ、ローナ殿」
 ローナとルアがぎょっと目を剥いた。レイソルがリギアと婚姻し生まれたのはローナだけだ。その考えるところは、つまり……。
「血縁関係はないよ」
 タイミングよく告げた言葉に二人は混乱してしまう。父の隠し子ではないと否定されたのだ。
「レイソル殿は君の母上一筋だったようだね。私たちが調査した限り、女性の影はこの娘以外は皆無だった」
「……では、誰ですか」
 ぶっきらぼうになってしまったが、ローナがほっとしたのは確かだった。自分はともかくとして、知らないうちに母を裏切りまでしていたら、呪っても足りないくらいだった。死者に呪いが聞くかどうかは別だけども。カイトとしてはやはりこの少年は父親に含みがあるのを再確認した。父親との認識は甘いようだが、完全に他人と見なしているわけではない。
 墓に跪く少女は頭上のそんなやり取りも知らぬ気に死者の冥福を祈っている。
「戸籍上は妹、ということだよ。この娘は孤児で、一年前にレイソル殿が養子として引き取った」
「……引き取った、って」
 それならここで暮らしているはずだろうと、ずっとハヴィン家に厄介になっているルアや使用人たちを見るも、誰も事情を知っていた者はいないようで、一様に驚愕を示している。
「旦那さまが……?」
「なにも聞いてないよな?」
「ええ。そもそもこの数年、忙しそうであまりこっちには帰ってこなかったから……」
「……でも、引き取るってどこにだ?」
 ローナが首をかしげたのは、ハヴィン家はシュカの家のように王都に居を構えるような裕福でも身分が高いわけでもない。城に勤めていた父は城から宛がわれた寮のようなところで寝起きしていたはずで、そこにこんな少女が住めるような余裕はないはずだ。
「レイソル殿は、王都に別邸を持っているよ。今回の件で差し押さえたけどね。彼の遺体があった場所でもあるそこで、この娘はレイソル殿と生活していたんだよ」
 カイトがさらりと言ったが、ハヴィン家側には信じられない話だった。思わず絶句しているうちに、少女がおもむろに立ち上がって、カイトに歩み寄っていた。
「……終わった」
 ぶっきらぼうとか愛想がないとかそういう前に、淡々として一切の感情の起伏がない声だった。
「そう。なら挨拶しておこう」
 カイトは気を悪くした様子もなく頷いて、ローナたちの方へ向いた。
「改めて、ローナ殿。この娘は君の義理の妹に当たる。……ほら」
「ナジカ」
 あまりにも素っ気ない声に聞き流しかけたが、おそらく名前なのだろう。初めて、小さな少女はじっとローナの顔を見上げてきた。
「……はじめまして」
 ナジカはそう首をかしげたが、ローナに応える余裕はなかった。その瞳の色に引き込まれたからだ。
 まさに宝石と称えられるべき色だった。春の日差しに当てられ輝くエメラルドの瞳。濃く、深いその色彩はローナがこれまでの人生でお目にかかったことがないような美しさを称えていた。もったいないことがあるとすれば、感情がどこにも見られないこと。宝石と言ってもやはり人である以上、喜びも悲しみも何もなければその色はくすんでみえる。そしてローナは、その表情に覚えがあった。ごくりと唾を飲み込み、身を屈めて目線を合わせる。
「はじめまして、おれはローナ・ハヴィンだ。君の義理の兄らしいんだけど……おれのこと、知っていた?」
「…………なにも」
 やはり感情が少ない。まるで人形のように無機質な返事だか、ローナに怒るつもりはなく、そっか、と頷いた。
「ルア、お前も」
「ええ。私はルアよ。ハヴィン家の客人。よろしくね、ナジカ」
「……客人?」
「そう。ハヴィン家の身内でも使用人でもない、ただの客人よ」
「十年以上ここにいるけどな」
 理解しがたかったのかローナとルアを見比べるナジカだったが、その気の置けない仲のよさを見てなんとなく察したらしい。こくりと頷いて、またカイトを見上げた。
「……私、どうなるの」
「そうだね。ローナ殿。ここで立ち話もいいけれど、室内に入っても構わない?」
 そこで、本来の家主たる父親の永劫の不在と、それに伴う責務の委譲を思い出したローナが慌てることになった。
「も、申し訳ありません。どうぞ、何もない家ですが」
 その文言にひっそりと皮肉な笑みを浮かべたのは、カイトの顔を既に見知っていたルアだった。
 ……帰ってきたばかりのローナは知らないが、家の中からはほとんどの家財道具が差し押さえられていたのである。他でもない、カイトと、もう一人の男によって。










 遠い都で家主が亡くなり、ローナが学園を飛び出したことを誰も知らないその日、突然訪問してきたのはハルジアの者という証を見せるカイトと、セナト・シークルという青年であった。方や小柄、方やひょろりと縦長い青年たちの姿はまさに対照的とも言えた。中身がそうたいして違うわけではないというのは、わずかに会話をしてすぐに察したルアである。
 彼らは、レイソルのについて調査に来たという名目で、この家の戸を叩いたのである。
「殺害されたと言っても、レイソル殿が犯した罪には変わりないからね。王命のもと、ハヴィン家の財産は没収する」
 メイドのユエが出そうとする茶を飲みながらにこやかに言ったセナトに、思わずルアが食って掛かっていた。
「失礼ですが、王命というのにハルジアのあなた方がいらしたのはなぜでしょうか?いまだに信じられませんが、旦那さまが容疑者であるとして、私たちの身柄や証拠の差し押さえは兵士たちの仕事ではありませんか?」
 ハルジアは逮捕権を持つがあくまでも文官の身分であるということを、学校に通わせてもらえなかったルアはローナに教えてもらって知っていた。
 そして、ここがローナとルアの違いであった。
 事実を信じたゆえに思考が停止してしまったローナと、信じられないからこそ架空として淡々と次を予想できたルア。
 カイトはすっと目を細め、食えない笑みを浮かべていたセナトはますます笑みを深めたのである。
「……あなたは使用人ではないようですが、どういった関係で?」
「ハヴィン家の客人という身分です、カイト・セレノクールさま。旦那さま方には大恩があります」
「へえ?」
 客人ごときがなぜ主人面をして使用人たちより前に出ているのかと問いたいのだろう、セナトがきらりと茶瞳を煌めかせてもルアは怯まなかった。むしろ貴族相手――しかもほぼ最上位――に啖呵を切るルアを見て、所在なさげなユエがおろおろしている。
「それで、なぜなのでしょうか」
「遺体を今日ここに運んできていると言えば、君はどうする?」
 セナトの一言にルアは悲鳴のような声を上げかけた。ユエははっきりと悲鳴を上げ、口許を押さえている。二人とも、顔色は蒼白だった。
「なん……ですって?」
「ま、まさか、本当に」
「僭越ながら必要な手段は済ませ、あとは墓を掘るだけになっている。墓掘りも必要であれば呼ぶよ」
「そ……そんな……」
「ユエ!」
 友人のように仲良く日々を暮らした娘を鋭く呼んだルアの意を悟ったユエが、今にも倒れそうな状態から復活したようなはっとした顔で狭い応接室を飛び出し、こけつまろびつベスタを探しに行った。ベスタはこの二人の荷物を預かっているはずだった。
 遺体を確認に行かせたルアは、ここが正念場だと大きく息を吸った。使用人にはされていない淑女教育を受けたルアだったが、取り繕うこともせずぎっとハルジアの不届き者たちを睨み付けた。
「……どういうことです?葬式を上げる必要はないと、そういうことですか?」
 鋭い問いにまたカイトは目を眇める。この少女はどこまでもあの少年と差をつけているようだと思い、不思議にも思う。貴族のような身のこなしのわりに、なぜこんな場所で埋もれていたのだろうかと。それこそ淑女学校でも頭角を示せる才覚と胆力を持ち合わせているように思うのだ。
 一連の件について、レイソルの周辺はなるべく洗ったけれども、彼女の存在はローナ・ハヴィンの乳兄弟という認識しかなかった。それ以上もそれ以下もない情報しかなかったのだ。
(調べ直すか)
 学長の態度も合わせると、どうにも気にかかることが多い。
 それに、と思う。この、感情を露に睨み付けてくる姿が記憶の奥深くを刺激している。
「レイソル殿は王女暗殺の嫌疑をかけられている最中に亡くなった。無駄に人を呼んであれこれ詮索されてはたまらないでしょ?」
「違いますよね、それ。あなた方の思惑でしょう?そう……ローナは、ハヴィン家の跡取りはどうなるのです?家は取り潰されるのでしょう」
 この状況下でもよく回る頭だ、とセナトは口笛を吹きたくなった。カイトとケイトを揃って怒らせたらしい少年もさすがだが、こっちも負けていない。反対の意味で。
「いいや。彼は監察処分にかけられるだけ。一昨日、カイトたちから通達がされた」
「……」
 腑に落ちない顔をしているルアだが、すぐに察したようにはっと表情を変えた。
「ハヴィン家の再興も可能になるということ?それが、軍ではなくハルジアが訪ねてきた理由?……でも、そうしたら……」
 考えを整えるように、口許に手を当てて小さく呟いているが、驚異的な聴覚を持つ二人はさっと視線を交わしあった。
(この子なんなの?本当にずっとハヴィン家にいて、外に出たことなんてなかったの?エルさまが変装してるんじゃないこれ)
(私もそれを怪しく思っている)
 そうはいっても、怪しまれはじめたルアの方は必死に頭を働かせていたのである。ルアにとって重要なのは、第一にハヴィン家の人間の将来なのだから。この口ぶりではユエとベスタ、二人の使用人への害はなさそうだとも安堵していた。葬式をまともに上げるつもりがないということは、その死因すら公にするつもりがないということ。
 では、次に心配するべきことは。
 ルアはこれまでこの狭い家で培った知恵を総動員して、私が頑張らねば、と一念発起していた。
「ローナを監視して、旦那さまを死に追いやった人でも引きずり出すつもりですか」
「まあその認識で間違いはないかな」
 他に思惑があるが、ルアが気づいていないようなので流しておくセナトたちだった。値打ちはローナ自身にもあるのだ。
「――ルア!!」
 ユエの声が開け放たれていた扉の向こうから聞こえてきた。
「だ、旦那さまが……旦那さまが!!」
 この世の全てが失われてしまったような絶望の叫びに、ルアは我慢できなかった。ずっと震える手を隠していたのだ。
 弾かれるように立ち上がり、客へ一言もなく飛び出していった。



  
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