僕の半分ーDye it, mix it, what color will it be?ー

neko-aroma(ねこ)

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僕の半分(H-Side)2

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6-7年振りに会話したイ・ジン君は、礼儀正しく、そして慎重だった。
余り社交的では無いのかな。俺は自分主演で書いた台本をすっかり忘れて、目の前のイ・ジン君を見詰めるだけで精一杯だった。でも、余りガン見したら余計に不審者扱いだ。折角心理学の本も読んだのに、全部何処かに飛んでしまっている。
どんな風な仕草で、会話で、イ・ジン君を俺に引き留める事が可能になるんだろうか。
「友達になって」は余りにも使い古された、陳腐な手法だっただろうか。でも仕方ない。あの場面での最良の言葉が、あれだったんだから。言葉を商売にしている割には、語彙力が全然無いんだなあと痛感した。色々と勉強し直さないといけないな。
一番勉強が必要なのは、好きな相手に誠意を伝える方法だけど。
相手あっての事だから、俺が思う誠意のレベルと相手のボーダーラインが必ずしも一致しないのは、分かっている。
慎重に、秘密を抱えながら、誠意を以って・・・難しい。頭を悩ませているうちに、次のチャンスが来た。
俺はスマホの時計表示を見ながら、会っている時間を少しずつ長引かせる事に成功した。
問い掛けは短く、話を聞く時間は長く。徐々に、話足りないと思わせる手法だ。人として生まれて、自己顕示欲の無い人は居ない。イ・ジン君は自己肯定感が低すぎる位だから、その分じっくり話を聞くのに徹した。勿論、心を開いて貰える事も目的だったけど、情報収集する為でもあった。
俺が知っている情報を出さずに、初めてのような振りで話を聞くのは少しだけ心が痛んだけれど、今は反省や感傷に浸る暇でさえ惜しい。突っ撥ねられるギリギリの線まで近付いて、その線が緩んだら一気に飛び越えなければ。チャンスはそうそう訪れない。
俺の中でずっと「イ・ジン君」だったのを、現在の彼に出会い直してからは「アン・ジユル君」に訂正しなきゃならなかったから、脳内変換作業で一番苦心したところだ。
だから、自分から身元を明かし、彼がイ・ジン君だった事を知る一人だったと暴露するのは、必然だった。
ジユル君は素直にそれを受け入れてくれた。心の底から安堵した。第一段階クリアして、次の段階へ進めたと確信した。
人の心は自由だが不可解だ。
自分が思うような感覚のままで、相手に受け止められるとは限らない。「好きだ」の意味が幾通りもある。
ドラマの世界ではよく分かっている事なのに、自分の事となると全く次の展開が読めないから、不思議だ。
結局のところ、ドラマはエンターテインメントの世界でしかない。虚構の世界に、所々豆粒程度の真実や真理が挟まってたり落ちていたりするだけだ。それを見落とすか否か、宝探しの謎解きまでがドラマなんだ。
ジユル君の俺を見る目がどんどん優しく蕩けるように変わっていくのを、俺にはすぐに分かった。嬉しくて仕方なかったけれど、年上の余裕感も演出しなければならなかったし、彼に時折射す影みたいなものを、どうにかして払拭させてあげたかった。
強引ではダメだ、これが今の彼を見て強く感じた事だ。きっと性格がいいんだろう。壊れやすいから、静かにそっと扱わないといけない。それだけは肝に銘じた。
俺は彼に夢中になり過ぎる余り、時々余計な事を口走ってしまったけれど、今のところ聞き流されているから良かった。でも、いつ、それを追求されてしまうのかが怖い。俺が数年間、ずっと、ストーカーみたいに追い掛け続けていたのを「嬉しい」だなんて思わない事だけは、分かっているから。
やっと心が通じて、キスを許してくれた時、俺は本当に驚いた。キスがこんなに甘いとは知らなかったんだ。
今までの彼女たちにだって、気持ちは本気だった筈だ。
でも、キス一つで昴まって、勃つのが治まらなくて、ずっと中に入っていたいだなんて思った事は無かった。
男だから余計に、果てたら終わりだ。すぐに賢者タイムがやって来る。だけど、ジユル君に対しては、願っても賢者タイムは訪れて来なかった。
最初に見た未成年のイ・ジン君を追い掛けている数年間も狂っていたとは思うけど、ジユル君をこの手に納めてからは、凄まじい程に狂ってしまったと自覚している。
この先、どうしたらいいんだろうか。
ジユル君は何もかもが美しい。
この美しさを、俺だけに閉じ込めていたい願望と、やっぱり世の中に知らしめたいという職業柄の願望とがせめぎ合っている。
エンタメ業界に身を置く者としては、このままで良いのだろうか?という疑念ばかりが、彼を見る度に大きく膨らんでいくのを止められない。



ソウルの俺の部屋に、初めてジユル君を招いた。
ジユル君は俺の本棚に『Qoo』の作品が全巻揃っているのを不思議に思って俺に問い掛けてきたが、まだ種明かしはしなかった。けれど嘘を付くのも嫌だったから、俺の仕事内容を端折って説明した。
「じゃあ、書く仕事もしているんですね。凄いや。想像力?どんな感じなんだろう?」
「君は?俳優していた時、想像力で演じた事も多かったんじゃないの?」
「僕は・・・監督さんに言われた事を、その写しをしていただけです。何というか・・・経験値があれば少しは想像出来るけど、そうじゃない事は・・・僕が想像するのと監督さんが想像するのが一致しないから・・・だから、写しを演じた方が楽だし、作り手の希望に添えました。」
「そうなんだ。じゃあ、誰もが経験出来ない事、例えば宇宙飛行士とか悪霊とか、そういう役は難しいのかな?」
「写しが上手な監督さんなら、何とか・・・でも、僕はもう企業デザイナーで、俳優じゃあありません。」
「そうだね。変な事聞いたかな、ごめんね。」
俺が謝ると凄い勢いで唇をぶつけられた。
「あはっ、俺らのルールだったね。ごめ・・・」
また唇をぶつけられて、俺は今度は深くそれを受け止めた。
本当に可愛くて愛しくて堪らない。食べちゃいたい、ってこういう気持ちなんだな。覚えておかなくちゃ。
「あの・・・これ・・・どうぞ?」
ポケットから何か取り出して、俺に差し出してきた。ジユル君の掌の上には、小さくてまん丸なぬいぐるみのスマホストラップがあった。
「ハソプさんの機種が分からないけど、何処かに着ける所があれば・・・」
「会わない昨日一日で作ったの?凄いじゃん!」
「着けるの、恥ずかしかったら、その辺に置いて・・・」
俺は嬉しくてジユル君を抱きかかえていた。見下ろすジユル君の目が泳いで、貼り付いたみたいな作り笑顔を浮かべていた。
「こんなに嬉しいのに?なんでそんな顔するの?」
「お気に召されて幸いでした・・・」
「また~君は淡々としすぎだよ?ありがとう!嬉しいよ!」
「はい、お・・・下ろして下さい。」
ジユル君は頬を紅潮させて、目を合わせようとしなかった。
「俺と会えないから、俺を想って縫ってくれたの?」
「はい・・・会えないので、これを作ってから・・・」
ジユル君は俺の肩に手を掛けて、少し背伸びをした。
「寂しいので、一人で、しました。」
耳元で吐息混じりに囁かれた言葉に、俺はもう我慢の限界値を迎えてしまった。その場の床にジユル君を押し倒して、抱き締めて、貪るように唇を奪った。
鼻先から甘い声が漏れていたけれど、すぐにジユル君の両腕が俺の胸を押し退けようとした。
「欲しく、ないの?」
「ううん、ここでは、ちょっと・・・床が痛いですし、その、準備が・・・」
ジユル君は劇場型じゃあ無いって事なんだね。常に一歩引いて、自分を見ているんだ。
「欲しいには変わりないので・・・あの、いいですか?」
俺の目を見詰めながら、俺を床に座らせて、いきなりGパンのチャックを下した。
「ああっ、何するの?」
「何って・・・」
ジユル君はひとさし指を俺の下着に引っ掛けたかと思うと、少し指を下した。飛び出すオモチャみたいに自分の猛りが顔を出して、自分で笑ってしまった。
「こんなになってて、辛く無いですか?」
ジユル君のひとさし指が、俺の根元から先端に向かってすうっと撫で上げた。それから人差し指と中指を俺の先端に当ててから、俺を見上げた。薄っすらと頬が赤らんでいた。
「辛く、ないですか?」
もう一度聞いて来たジユル君の声は、低く掠れていた。
「辛い、けど・・・まだシャワーもしてないし・・・」
「これでも、ですか?」
俺の先端に当てた指二本で、その切れ目をそっと開いた。既に、先走りが零れそうになっていた。
「ふうん。」
納得したような声を出したジユル君は、指をそのままにそこに顔を埋めて行った。切れ目に、尖らせた舌先が触れて、そのままどんどん入り込もうとしている。
「ああ、止めて、ジユル君やめっ・・・・」
俺の声も掠れていた。そのまま熱いぬめりに覆われて、ぐるぐると舌を巻き付けられながら片手で根本を扱かれて、わざとかどうか分からないけれど、ちゅっちゅとかぐぽっぐぽっと音を発てながら吸い上げられて、呆気なく果ててしまった。
ごくんとジユル君の喉が鳴る音で、我に返った。
「ああ、飲まないで・・・」
「もう、飲んじゃいました。でも、ねばねばするから、口を漱ぎたいです。」
身も蓋もない事を冷静に言われて、何だか笑ってしまった。俺はGパンのチャックを上げて、ジユル君をバスルームに案内した。
「このまま、シャワーお借りしていいですか?あ、タオルも。」
確信犯なのかどうか、ジユル君のペースに飲まれているんだなあと嬉しくなりながら、俺は夕飯作りに勤しむ事にした。すぐにジユル君の舌遣いが蘇って来て、何度も包丁で指を切る危機に面した。辛うじて、無事だった。

「これ、サイズ、どうかな?」
「え?僕に?」
「うん。今日、会社の近くのデパートで・・・ブランド品じゃないみたいなんだけど、ごめん。」
また二人のルールに従って、ジユル君が唇をぶつけてきた。
「濡れちゃう。」
「あ、ごめんなさ・・・」
今度は俺から、音を発てて口付けた。顔を見合わせて、ただ笑った。胸がかっと熱くなる位、幸せを感じていた。
「黄色だ。」
「好きじゃない色?」
「いいえ。子供の頃以降、着た事無い色だから。」
「俺の好きな色。君に、押し付け。」
「嬉しいです。ありがとうございます。ハソプさんの好きな色・・・」
パジャマが濡れないように頭上に掲げて、あちこちにまだ水滴が付いているジユル君を抱き締めた。
「どうせすぐ脱がしちゃうんだけどさ。」
俺の呟きに、胸を拳で叩かれた。痛かった。
夕飯はパスタとサラダ。頂きますの後に、そのパスタの半分をジユル君は俺に寄越した。
「どうしたの?食欲無いの?」
「・・・あんまりお腹いっぱいになっちゃうと・・・苦しくて・・・出来なくなるから・・・」
ジユル君は頬を赤らめてそっぽを向いて、フォークに麺を巻き付けていた。なんてむず痒いんだろう。俺まで赤面しそうだ。
そこから何となく言葉が少なくなって、でも、ジユル君がいちいち美味しいと呟くから、本当に嬉しくて嬉しくて、俺もいちいち彼の濡れた髪を撫でた。
食事が済んで、ジユル君が後片付けをしてくれると言うから、俺はシャワーを浴びに行った。
俺の田舎の家で、帰って来てからジユル君の部屋で、あんなに抱き合ったのに、初めてみたいな心臓の高鳴りが止まらない。本当に、恋の力って凄い。想像以上だ。
俺と入れ替わりにバスルームに入ったジユル君は、戻って来てからミントの香りがした。
「君のパジャマを買いに行ったついでにドラッグストアに寄ってさ・・・」
ソファーに腰掛けるジユル君に、大きなビニール手提げ袋を見せた。
「どんなもんか試しても見たかったから、オススメ、全部買ってみた。」
中を床に全部広げると、その数の多さにジユル君は目をまん丸にして息を飲んだ。
「こんなに?」
「ちゃんと、使う側の人体に影響が無い、とお墨付きのヤツだから安心してね。」
「それ、ドラッグストアの方に、聞いたんですか?」
「うん。」
「ええっ!?また、ハソプさんだけに恥ずかしい思いさせちゃって、ごめ・・・」
俺は多種多様のジェルボトルを挟んで、ジユル君の唇を奪った。
「えへへ・・・こんなにキスしてもらえるなら、何でもなくても謝ろうかな・・・」
上目遣いで盗み見るように俺を見るジユル君を、どうしていいのか分からない位可愛くて可愛くて、言葉も無かった。こんな子を粗雑に扱える鬼畜が居たんだから、世の中は広い。感心してる場合じゃないけれども。
「恥ずかしい事なんか一つも無い。君がどうにかなっちゃう方が心配だから。それでね・・・俺のお願いなんだけども・・・嫌ならいいんだ、ただ、言ってみるだけだからね?」
「はい。」
俺は床に座ったまま、ソファーのジユル君の両手を握って見上げていた。
「こないだ、俺の田舎の家でさ・・・凄く良かったんだ。君が次の日休みで、体調も万全で、時間に余裕がある時・・・ちゃんとアフターケアするから・・・たまに、でいいんだ。その・・・」
口籠る俺をじっと見下ろしていたジユル君が、小さく何度も頷いていた。
「ゴム無し、ナマ?」
いきなり即物的に言われてびっくりしたけど、見上げた顔が笑っていたから安心した。
「うん・・・たまに、なら・・・いいですよ・・・・」
「やったあ!」
思わず万歳してしまった俺に声を出して笑って、ジユル君は床に居る俺を抱き締めた。
「僕の事を考えてくれて、ありがとうございます。嬉しいです。こんなに誰かに気遣われて、心配して貰った事、無いから。」
「俺も、こんなに誰かを心配出来る自分にびっくりなんだよ。気遣いのうちに入ってないのかもだけど。」
「いいえ、最初のザッハトルテからずっと、気遣われています。」
「凄く、昔の話に思える。」
「先々週の話・・・ですよね?僕も、何だか、日付の感覚おかしくなってきちゃった。」
「俺にとっては、先々週からの話じゃ無いんだけどさ・・・」
つい口を突いて出てしまった言葉に、ジユル君は小首を傾げていたけれど、構わずに俺は強く抱き締めた。
「明日、車で会社に送っていくね。時間が勿体ないから、いい?」
「はい。」
床に散らばったジェルボトルの中から一つ選んで、俺達は手を繋いで寝室に移動した。
「ベッド、大きい!あれ?何の箱が積み上がって・・・?」
ジユル君がベッドヘッドのボードに駆け寄って、箱をひとつ手に取った。
「コンドーム・・・こんなに?5箱も?」
「ついでに、買った。なんか、味付きのもある。」
「味?何の意味が?僕のそこ、味、分かりませんよ?」
真面目に言うジユル君に大爆笑してしまった。笑い過ぎて涙まで出て来た。
「もうっ!いつまで笑ってるんですかっ!僕、間違った事言ってませんよ?」
ベッドに仰向けに笑い転げる俺にジユル君が覆い被さって来て、俺の首筋に顔を埋めて来た。控え目にキスを繰り返しながら、耳たぶをそっと噛まれた。
「早く、抱かれたいです。」
「じゃあ、折角着せたパジャマを脱がそう。」
俺は笑いを噛みしめて、起き上がった。
ボタン一つずつ外すのを、口元だけ笑ってじっと見詰めているジユル君の睫毛が長くて、綺麗だった。

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