31 / 59
第二章 白狼と秘密の練習
アスマニカの剣舞団
しおりを挟む「ふぁあ……、」
朝、ミアが目を覚ますと見知らぬ天井。
カーテンは閉められ薄暗いが、隙間から零れる光が朝であることを告げている。
身じろぎしようとして、自分の身体に乗っている腕の重みに気付く。
(あ、俺ガイアスの実家に泊まったんだった)
隣に眠る恋人。すー……と静かに寝ている顔を観察する。普段の切れ長な目は閉じられ、どことなく幼い印象だ。
「ふふ……」
いつも先に起きてミアの顔を眺めているか、支度をしているガイアス。そんな彼の無防備な姿を見ることができた嬉しさから、思わず笑みがこぼれる。
少しの間、近くで顔を眺めていたミアは、顔にあるいくつかの傷を指でそっと触る。
普段滅多に怪我をすることがなく、また回復力の高さから傷の残りづらい狼のミアは、珍しい傷跡に興味深々だ。
眉の端を断ち切るようにある傷と、顎にあるソレを撫でていく。そこは盛り上がり、少し赤みがある。
よしよしと撫でているうちに愛しく感じてきた顎の傷に、ちゅっと口づけると、枕にしていた腕とお腹に乗っていた腕が動いてミアを抱きしめた。
「わッ、」
「誰だ、悪戯する狼は」
目を開けて、くつくつと笑うガイアス。
「起きてたの? いつから?」
「ミアが身体を俺の方に向けた時からだな」
「……ッ! 寝てると思って恥ずかしいことしちゃった」
拗ねるミアは頬を膨らませる。
「起きてる時はしてくれないのか?」
たまにする意地悪なガイアスの表情。その顔にムッとしながらもドキドキする。
ミアは、自分を愛おしそうに見つめる恋人の顎に手を掛けると、目を閉じてそっとキスをした。
「ガイアス~! ミアちゃん~! 起きてる?」
ベッドの上で戯れていた二人だったが、ガイアスの兄であるシュラウドが無遠慮に扉を開けたことで、甘い空気は散っていく。
「わッ!」
「おい」
地を這うような低音で兄を睨むガイアスは、お腹の上に寝そべるように乗っていたミアに布団を掛けその姿を隠すと、優しく横に降ろした。
「ごめん邪魔して……そのままでいいから聞いて~!」
「おい、邪魔だと分かったなら出ていけ」
怒りの声は無視して、シュラウドは豪華な装飾の施された紙をガイアスに見せる。
ミアはすっぽりと布団を被されているため、何が起こっているのか分からない。
「これ、今日街である剣舞の券だよ。せっかくだから二人で行ってきなよ~!」
「剣舞?」
その単語に反応し、ミアが布団の中から声を出す。
「あ、ミアちゃんが食いついてる~」
「……」
ガイアスが黙って兄を見つめる。
「ほらぁ、今回は俺が勝手にいろいろしちゃったせいで迷惑かけたでしょ? だから、罪滅ぼしの品として受け取ってくれない?」
布団をずらして、ミアが顔だけをヒョコっと出す。
「あ、ミアちゃん! 朝から可愛いね」
「おい」
兄の軽口に、またガイアスが冷ややかな目を向ける。
ミアの視線は、シュラウドの手元にある券に釘付けだ。
「俺達にくれるんですか?」
「そうだよ~!」
満面の笑みで、ミアにチケットを渡そうと近寄ってくるシュラウド。
「兄さん、分かったからそこのテーブルに置いておけ」
「良かった~! 昨日必死に探した甲斐があったよ!」
何も考えていないようでありながら、シュラウドは今回の件を少しは反省しているらしい。ホッと息をついて、券を封筒に入れると机の上に置く。
「始まるのは夕方五時だからね。ベッドでイチャイチャしてからでも十分間に合うよっ!」
シュラウドが親指を立てて、にっこり笑う。その言葉に、ボンッと顔が赤くなるミア。
その可愛い表情を隠すため、またしてもガイアスが布団を頭まで被せる。
「わッ」
「じゃあね~ミアちゃん! 僕は仕事だからこれで。また遊びに来てね~!」
言うと、さっと身をひるがえして扉から出ていく。
扉が閉まるのを確認して、ガイアスが布団をめくりミアを出した。
「ガイアス、剣舞だって!」
「ああ、楽しみだな」
わくわくした気持ちを露わにするミアを微笑ましく思いながら、兄の失態に対して、怒りが少しだけ和らいだガイアスだった。
「わ~、こんなでっかい会場でやるの?」
夕方までゆっくりと部屋で過ごしたミア達は、都市・アナザレムにある巨大なスタジアムにやって来た。
首都であるルシカの次に大きな都市であり、施設には人が多く集まっている。
「シーバには、こんなに大きい施設無いよ」
ミアは辺りを見回している。
「アナザレムは催しが多い都市だからな……あっちが入口みたいだぞ」
ガイアスが券を二枚取り出す。
「楽しみ!」
はしゃいでいるミアは、今日も耳と尻尾を消している。
そして、フードが付き顔が隠れるような服を着ているにも関わらず、よく通る明るい声に人々が時折振り返る。
ミアは視線に慣れておりちっとも気にしてないが、横にいるガイアスは常に気が気ではない。
(本当に、ミアが今まで無事だったのは奇跡だな……)
どこに行っても人を惹きつける恋人を心配し、ガイアスはミアの肩をしっかりと抱いて歩いた。
今回、このスタジアムで剣舞をする剣舞団は相当人気らしく、見渡すと席がみっちりと埋まっていた。
「俺達の席は……最前列か」
(兄さん、昨日から券を探し始めたって言ってたよな?)
どんな手段で手に入れたのか定かでは無いが、相当苦労したことが窺える。
「わ~! こんなに近くで見れるの?」
席は最前列の真ん中から少し右側。周りに座っているのは、煌びやかな服を着た者ばかり。
団体ごとに仕切られているようで、しっかりした二人掛けの席に案内される。
「こちらです」
「えっ、ここ? ガイアス見て!」
舞台を指差すミアは、ステージへのあまりの近さに興奮している。
「良かったな」
「うん!」
満面の笑みで答えるミア。
(はぁ、癪だが……兄さんに感謝だな)
そもそもが罪滅ぼしの品なのだが、ミアのこんなに嬉しそうな表情を見れてガイアスは幸せを感じた。
先に注文した飲み物を片手に、少し待っていると会場が暗くなる。それとともに客の歓声が響き、いよいよ剣舞のステージが始まるのだと分かる。
「わ! 始まるみたいだね!」
二人は手を繋いでおり、ミアが興奮で手を胸元に上げたため、ガイアスの片手も自然と上がった。
今回の剣舞は人間国三つのうちの一つ、アスマニカ国から来た剣舞団だった。サバル国で主流の力強い型とは違い、流れるような美しい型が特徴だ。
まずは主役である舞団の前に、いくつかの団体が演技を披露する。
ミアは終始、真剣にステージに目を向けていた。そして舞いが終わるたびに、凄かったとガイアスに笑顔を向ける。
わぁぁぁああああ
今回の主役となる団体が入場し、会場は今日で一番大きな歓声に包まれる。
列になって登場する団員達。そして最後の一人が入場すると、会場から割れんばかりの黄色い声が響いた。
その声に答えるように投げキッスを送る男に、またしても「きゃぁぁああ~!」と高い女性の声。
その声の的にガイアス達が目を向けると、なるほど……非常に整った容姿をしていた。
(ちょっとだけ、カルバン兄様に似てるかも?)
彫刻のように完璧な美貌を持つカルバンとまではいかないが、それに近い容姿。
耳の後ろで結ばれたハーフアップの髪は白がかった金髪で緩くウェーブしており、優しさと色気溢れるたれ目がちな目元が印象的な男だった。
優雅な動きで歩きながら観客席に手を振っている男は、中央の先頭に立つと、真剣な顔になり剣を構える。
楽器の演奏の音が大きくなり、団員達が剣を掲げて剣舞が始まった。
サバル国とは違った緩やかな構えと細かい動き。ミアはその繊細な動きを逃さないよう目で追う。
五十人余りの団員が一糸乱れぬ動きで舞う姿は圧巻で、さっきまで黄色い声援を送っていた女性達も、息を止めてその剣技に見入っていた。
音楽の終わりとともに歓声が上がる。皆立ち上がって拍手を送り、その剣技の高さを評価した。
ミアも例外ではなく、立って力いっぱい手を叩く。隣のガイアスも同様に拍手を送った。
中央で舞った主役ともいえる男が、観客を見ながら流れるように礼をする。しかし、ミア達のいる右側に向いた時、男がピタ……と動きを止めた。
(ん? なんか目が合ってる?)
大勢いる観客の中で、彼が自分を見ているはずはないだろうと思うミアだったが、どうにもその目が自分を捉えている気がしてならない。
その時、横から急にフードを被せられた。
「わっ……ガイアス?」
「立ち上がった時に外れたぞ」
人間国では目立たないようにフードやマフラーなどで顔を隠す約束をしているミア。興奮して、気付かぬうちに顔を露わにしてしまっていた。
「あ、ごめん」
ミアが次に舞台に目を向けた時には、主役の男は別の方向へ向き、観客にウインクを飛ばしていた。
朝、ミアが目を覚ますと見知らぬ天井。
カーテンは閉められ薄暗いが、隙間から零れる光が朝であることを告げている。
身じろぎしようとして、自分の身体に乗っている腕の重みに気付く。
(あ、俺ガイアスの実家に泊まったんだった)
隣に眠る恋人。すー……と静かに寝ている顔を観察する。普段の切れ長な目は閉じられ、どことなく幼い印象だ。
「ふふ……」
いつも先に起きてミアの顔を眺めているか、支度をしているガイアス。そんな彼の無防備な姿を見ることができた嬉しさから、思わず笑みがこぼれる。
少しの間、近くで顔を眺めていたミアは、顔にあるいくつかの傷を指でそっと触る。
普段滅多に怪我をすることがなく、また回復力の高さから傷の残りづらい狼のミアは、珍しい傷跡に興味深々だ。
眉の端を断ち切るようにある傷と、顎にあるソレを撫でていく。そこは盛り上がり、少し赤みがある。
よしよしと撫でているうちに愛しく感じてきた顎の傷に、ちゅっと口づけると、枕にしていた腕とお腹に乗っていた腕が動いてミアを抱きしめた。
「わッ、」
「誰だ、悪戯する狼は」
目を開けて、くつくつと笑うガイアス。
「起きてたの? いつから?」
「ミアが身体を俺の方に向けた時からだな」
「……ッ! 寝てると思って恥ずかしいことしちゃった」
拗ねるミアは頬を膨らませる。
「起きてる時はしてくれないのか?」
たまにする意地悪なガイアスの表情。その顔にムッとしながらもドキドキする。
ミアは、自分を愛おしそうに見つめる恋人の顎に手を掛けると、目を閉じてそっとキスをした。
「ガイアス~! ミアちゃん~! 起きてる?」
ベッドの上で戯れていた二人だったが、ガイアスの兄であるシュラウドが無遠慮に扉を開けたことで、甘い空気は散っていく。
「わッ!」
「おい」
地を這うような低音で兄を睨むガイアスは、お腹の上に寝そべるように乗っていたミアに布団を掛けその姿を隠すと、優しく横に降ろした。
「ごめん邪魔して……そのままでいいから聞いて~!」
「おい、邪魔だと分かったなら出ていけ」
怒りの声は無視して、シュラウドは豪華な装飾の施された紙をガイアスに見せる。
ミアはすっぽりと布団を被されているため、何が起こっているのか分からない。
「これ、今日街である剣舞の券だよ。せっかくだから二人で行ってきなよ~!」
「剣舞?」
その単語に反応し、ミアが布団の中から声を出す。
「あ、ミアちゃんが食いついてる~」
「……」
ガイアスが黙って兄を見つめる。
「ほらぁ、今回は俺が勝手にいろいろしちゃったせいで迷惑かけたでしょ? だから、罪滅ぼしの品として受け取ってくれない?」
布団をずらして、ミアが顔だけをヒョコっと出す。
「あ、ミアちゃん! 朝から可愛いね」
「おい」
兄の軽口に、またガイアスが冷ややかな目を向ける。
ミアの視線は、シュラウドの手元にある券に釘付けだ。
「俺達にくれるんですか?」
「そうだよ~!」
満面の笑みで、ミアにチケットを渡そうと近寄ってくるシュラウド。
「兄さん、分かったからそこのテーブルに置いておけ」
「良かった~! 昨日必死に探した甲斐があったよ!」
何も考えていないようでありながら、シュラウドは今回の件を少しは反省しているらしい。ホッと息をついて、券を封筒に入れると机の上に置く。
「始まるのは夕方五時だからね。ベッドでイチャイチャしてからでも十分間に合うよっ!」
シュラウドが親指を立てて、にっこり笑う。その言葉に、ボンッと顔が赤くなるミア。
その可愛い表情を隠すため、またしてもガイアスが布団を頭まで被せる。
「わッ」
「じゃあね~ミアちゃん! 僕は仕事だからこれで。また遊びに来てね~!」
言うと、さっと身をひるがえして扉から出ていく。
扉が閉まるのを確認して、ガイアスが布団をめくりミアを出した。
「ガイアス、剣舞だって!」
「ああ、楽しみだな」
わくわくした気持ちを露わにするミアを微笑ましく思いながら、兄の失態に対して、怒りが少しだけ和らいだガイアスだった。
「わ~、こんなでっかい会場でやるの?」
夕方までゆっくりと部屋で過ごしたミア達は、都市・アナザレムにある巨大なスタジアムにやって来た。
首都であるルシカの次に大きな都市であり、施設には人が多く集まっている。
「シーバには、こんなに大きい施設無いよ」
ミアは辺りを見回している。
「アナザレムは催しが多い都市だからな……あっちが入口みたいだぞ」
ガイアスが券を二枚取り出す。
「楽しみ!」
はしゃいでいるミアは、今日も耳と尻尾を消している。
そして、フードが付き顔が隠れるような服を着ているにも関わらず、よく通る明るい声に人々が時折振り返る。
ミアは視線に慣れておりちっとも気にしてないが、横にいるガイアスは常に気が気ではない。
(本当に、ミアが今まで無事だったのは奇跡だな……)
どこに行っても人を惹きつける恋人を心配し、ガイアスはミアの肩をしっかりと抱いて歩いた。
今回、このスタジアムで剣舞をする剣舞団は相当人気らしく、見渡すと席がみっちりと埋まっていた。
「俺達の席は……最前列か」
(兄さん、昨日から券を探し始めたって言ってたよな?)
どんな手段で手に入れたのか定かでは無いが、相当苦労したことが窺える。
「わ~! こんなに近くで見れるの?」
席は最前列の真ん中から少し右側。周りに座っているのは、煌びやかな服を着た者ばかり。
団体ごとに仕切られているようで、しっかりした二人掛けの席に案内される。
「こちらです」
「えっ、ここ? ガイアス見て!」
舞台を指差すミアは、ステージへのあまりの近さに興奮している。
「良かったな」
「うん!」
満面の笑みで答えるミア。
(はぁ、癪だが……兄さんに感謝だな)
そもそもが罪滅ぼしの品なのだが、ミアのこんなに嬉しそうな表情を見れてガイアスは幸せを感じた。
先に注文した飲み物を片手に、少し待っていると会場が暗くなる。それとともに客の歓声が響き、いよいよ剣舞のステージが始まるのだと分かる。
「わ! 始まるみたいだね!」
二人は手を繋いでおり、ミアが興奮で手を胸元に上げたため、ガイアスの片手も自然と上がった。
今回の剣舞は人間国三つのうちの一つ、アスマニカ国から来た剣舞団だった。サバル国で主流の力強い型とは違い、流れるような美しい型が特徴だ。
まずは主役である舞団の前に、いくつかの団体が演技を披露する。
ミアは終始、真剣にステージに目を向けていた。そして舞いが終わるたびに、凄かったとガイアスに笑顔を向ける。
わぁぁぁああああ
今回の主役となる団体が入場し、会場は今日で一番大きな歓声に包まれる。
列になって登場する団員達。そして最後の一人が入場すると、会場から割れんばかりの黄色い声が響いた。
その声に答えるように投げキッスを送る男に、またしても「きゃぁぁああ~!」と高い女性の声。
その声の的にガイアス達が目を向けると、なるほど……非常に整った容姿をしていた。
(ちょっとだけ、カルバン兄様に似てるかも?)
彫刻のように完璧な美貌を持つカルバンとまではいかないが、それに近い容姿。
耳の後ろで結ばれたハーフアップの髪は白がかった金髪で緩くウェーブしており、優しさと色気溢れるたれ目がちな目元が印象的な男だった。
優雅な動きで歩きながら観客席に手を振っている男は、中央の先頭に立つと、真剣な顔になり剣を構える。
楽器の演奏の音が大きくなり、団員達が剣を掲げて剣舞が始まった。
サバル国とは違った緩やかな構えと細かい動き。ミアはその繊細な動きを逃さないよう目で追う。
五十人余りの団員が一糸乱れぬ動きで舞う姿は圧巻で、さっきまで黄色い声援を送っていた女性達も、息を止めてその剣技に見入っていた。
音楽の終わりとともに歓声が上がる。皆立ち上がって拍手を送り、その剣技の高さを評価した。
ミアも例外ではなく、立って力いっぱい手を叩く。隣のガイアスも同様に拍手を送った。
中央で舞った主役ともいえる男が、観客を見ながら流れるように礼をする。しかし、ミア達のいる右側に向いた時、男がピタ……と動きを止めた。
(ん? なんか目が合ってる?)
大勢いる観客の中で、彼が自分を見ているはずはないだろうと思うミアだったが、どうにもその目が自分を捉えている気がしてならない。
その時、横から急にフードを被せられた。
「わっ……ガイアス?」
「立ち上がった時に外れたぞ」
人間国では目立たないようにフードやマフラーなどで顔を隠す約束をしているミア。興奮して、気付かぬうちに顔を露わにしてしまっていた。
「あ、ごめん」
ミアが次に舞台に目を向けた時には、主役の男は別の方向へ向き、観客にウインクを飛ばしていた。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
突然異世界転移させられたと思ったら騎士に拾われて執事にされて愛されています
ブラフ
BL
学校からの帰宅中、突然マンホールが光って知らない場所にいた神田伊織は森の中を彷徨っていた
魔獣に襲われ通りかかった騎士に助けてもらったところ、なぜだか騎士にいたく気に入られて屋敷に連れて帰られて執事となった。
そこまではよかったがなぜだか騎士に別の意味で気に入られていたのだった。
だがその騎士にも秘密があった―――。
その秘密を知り、伊織はどう決断していくのか。
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
【完結】もふもふ獣人転生
*
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
ちっちゃなもふもふ獣人と、攻略対象の凛々しい少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。
本編完結しました!
おまけをちょこちょこ更新しています。
異世界に来たのでお兄ちゃんは働き過ぎな宰相様を癒したいと思います
猫屋町
BL
仕事中毒な宰相様×世話好きなお兄ちゃん
弟妹を育てた桜川律は、作り過ぎたマフィンとともに異世界へトリップ。
呆然とする律を拾ってくれたのは、白皙の眉間に皺を寄せ、蒼い瞳の下に隈をつくった麗しくも働き過ぎな宰相 ディーンハルト・シュタイナーだった。
※第2章、9月下旬頃より開始予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる