ダンジョンでサービス残業をしていただけなのに~流離いのS級探索者と噂になってしまいました~

KK

文字の大きさ
上 下
1 / 72
1巻

1-1

しおりを挟む


 新東京ダンジョン編

 第一話 サービス残業

「くそっ! もうこんな会社辞めてやる!」

 今年通算五度目となる台詞せりふを吐きつつ、俺は今日も項垂うなだれて家路についている。
 俺の名前は、わたり陽向ひなた
 職業は限界社畜しゃちく……いや、限界社畜は職業名じゃないか。
 ともかく、本日もブラック労働を終え、帰宅中の社会人である。
 ちなみに、現在の時刻は夜の七時だ。

「え? 社畜とか名乗ってるくせに、深夜零時てっぺん前には退社してるんですか? よくそれで社畜を名乗れますね。超ウケるんですけど。草草」

 ――とか言われそうだから先に断っておく。
 俺が勤めている会社は、仕事量が多いし慢性まんせい的に人員不足のくせに、無駄むだにコンプライアンスにうるさい。
 なので、定時退勤が義務づけられているのだ。
 そのため、期限が近いにもかかわらず就業時間内に終わらない仕事がある場合、持ち帰らざるを得ない。
 ちなみに、仕事を持ち帰っている事がバレた場合、それはそれで罰則がある。
『雇われの身なのに、なんで責任ばっかり背負わなくちゃいけないんだ、ふざけるな』という思いが爆発した結果が、冒頭の叫びというわけだ。

「……はぁ」

 俺は溜息をく。
 今日も俺は定時に仕事が終わらず、仕事の持ち帰り、つまりは、サービス残業――給与の発生しない時間外労働をするしかなくなっているのだ。
 提出期限が明日までの企画書。五日前に上司からいきなり「コレやっといて」と投げ渡されたものだ。
 他の業務に時間を取られ、やっと手を付けられるようになったのが期限前日、つまり今日だ。
 もう逆ギレしちゃおうかなとも思ったけれど、うちの上司、滅茶苦茶怖いからな……ちゃんと明日には提出しなくちゃ。
 とはいえ、企画書作成という仕事内容上、アイデアを考えないといけない。
 単純労働ではなく、思考能力を使う仕事だ。
 時間がないながらも、ちゃんとした企画を捻出ねんしゅつしなければ。
 しかし……「若年層に訴求そきゅうできる販売促進方法の提案」なんて言われてもな……そんな都合の良いアイデアがあったら、俺が知りたいくらいだよ。
 このまま家に帰っても良いが、どこか集中できる環境があればそこを利用したいのだが……。
 でも、この近くにはネット喫茶きっさもファミレスもないし……。

「……あ」

 歩いている俺はあるものに気が付き、足を止めた。
 目の前に、まるで巨大な怪獣かいじゅうが大口を開けて待ち構えているかのような、地下へ通じる洞穴ほらあなの入り口があった。
 こんな時間だが明かりに照らされ、決して少なくない数の若者達がたむろしている。
 ここは、《新東京ダンジョン》だ。

「……ダンジョンか……懐かしいな」

 そういえば学生の頃はよくもぐってたな、ダンジョン。

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 未知のアイテムやモンスターが蔓延はびこる謎の建造物――ダンジョン。
 この世界の各地にダンジョンが出現して、早数年が経過している。
 人類の一部には、ダンジョンに入ると不思議な力を宿す者がいた。
 俺もその一人だった。
 そういった特殊能力を宿す者達は《探索者》と呼ばれ、ダンジョンに潜っては冒険とスリルを味わっていた。
 日本各所にダンジョンが現れたばかりの頃――当時学生で探索者の能力があった俺も、よくダンジョンに挑んでいた。
 当時は未知と混乱の最中さなかで規制も緩く、誰でもカジュアルに挑戦ができたのだ。
 あの頃は自由で、楽しかった。
 それが今では、ブラックな職場で鬼上司にき使われる毎日……になっているのだから、月日の流れは残酷ざんこくである。

「そういえば、ダンジョンなんてもう何年も潜ってないな」

 俺はダンジョンの入り口へ向かった。
 昔に比べて探索者の数が多い気がする。
 俺が潜ってた頃は、探索者なんてニッチもニッチな趣味しゅみで、ほとんど世間に認知されてなかったからな。
 時代の移ろいとともに、今では全く違う文化やルールが根付いているのかもしれない。

「そもそも、俺ってまだ、探索者としての能力が残っているのか?」

 何分なにぶん、数年ぶりだ。
 当時、探索者の能力に関しては、そのメカニズムが解明されておらず全く未知のものだった。
 俺もよくわからないままやっていたのだが……もしも、歳を取るとともにおとろえるタイプの能力なのだとしたら……。
 幸い、学生時代に作った探索者のライセンスが財布の中に残っていたので、それをスタッフに提示。
 厳重な入り口を通り、ダンジョンの第一階層へ下りると、力を解放してみる。
 すると、スパークするような音と光が発生し、俺の体はあの頃と同じ装備に包まれた。
 これは《換装かんそう》という能力だ。
 ダンジョン内で換装をすることで、服装や装備が変わり、身体能力も大幅に向上する。
 このされた分の能力をステータスと呼ぶ。
 具体的な数値を確認することはできないが、敵を倒す度に探索者は強くなるため、慣習的にレベルアップという言葉も使われている。

「おお、懐かしい……」

 換装した俺が身にまとっているのは、軽装の防具。スピード重視の身軽な格好だ。
 両手には、あの頃使っていた得物えものつばのない、でかめの包丁のような剣だ。
 俺は子供の頃から両手利きだったため、当時は二刀流を得意としていたのだ。 
 そして、首にはスカーフを巻いており、顔の下半分を隠している。
 昔のダンジョンは空気が悪かったので、マスク代わりに巻いていたものだ。
 確か、《スタイル》は《アサシン》だったか。
 ちなみに、スタイルとは各探索者が持つ個性のようなものである。
 スタイルによって、ステータスや能力の性質が変わる。RPGでいうジョブみたいなものだ。 

「ああ、懐かしいなぁ……」

 思いがけずノスタルジーに浸り、俺はちょっと湿っぽい気分になってしまった。
 あの頃は良かった……あの頃は……。

「って、そうじゃなくて」

 俺は自身の頭を叩く。こんな事をしている場合じゃない。
 今の俺は限界社畜。社会の歯車、渡陽向会社員である。
 明日の出社時間を少しでも快く迎えるためにも、持ち帰った仕事を完了させないと。

「……あ、そうだ」

 そこで、俺はある方法を思い付いた。
 そういえば、俺は学生時代、課題や論文の内容を考える時にはよくダンジョンに潜っていたのだ。
 ダンジョンで体を動かしてると良い気分転換になるし、頭がえる。
 ここでなら、行き詰まってる案件の内容を思い付くかもしれない……。
 ファミレスやネット喫茶はマンネリだし、こういう心機一転が良い結果につながるかも。
 それに、ダンジョン探索なんて、正に今が隆盛を極めている若年層向けのコンテンツだ。

「ダンジョンでサービス残業……か」

 俺は苦笑する。
 でも、まぁ、たまにはこういうのもいいかもしれない。
 決めると同時に、俺は両手の武器をくるりと手掌しゅしょうで回転させる。
 うん、久しぶりに握ったけど……悪くない。

「行ってみますか」

 というわけで、俺は数年ぶりに、ダンジョンの奥へ走り出したのだった。

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ダンジョンには階層というものがある。
 入り口である地上を第ぜろ階層として、地下一階、二階、三階と続いていく。
 そして単純に、下に行く程難易度が上がる。
 入ってから六階層くらいまでの《上層》は出現するモンスターのレベルが低く、フィールドも単純なものが多い。
 しかし、《中層》あたりになると、モンスターの危険度は上がってくる。
 知恵を持つ奴、徒党を組む奴、毒を持つ奴、魔法を使う奴。
 中には人間の言葉を解し、会話できる奴なんかもいる。相当めずらしいが。
 フィールドも、迷宮のように難解なものや、ギミックを解明しないと先に進めないものがあったりする。
 さらに、十階層以降の《下層》ともなれば、一騎当千のモンスター達が出現する。
 まぁ、早い話、下に行けば行く程、遊ぶのが難しくなるという事だ。
 基本、探索者になったばかりの初心者やエンジョイ勢がたむろしているのが、上層。
 玄人くろうとが挑戦するのが中層以下、というイメージだろう。
 そんな風に当時の知識を思い返しながら、俺はダンジョンの中を駆け抜けていた。

「ああ、そうそう、この感じこの感じ」

 俺は久しぶりの感覚を楽しむ。
 俺のスタイル――アサシンは、スピードにまつわる能力が強化されている。 
 まるでバイクで高速道路を飛ばすかのように走ると、爽快感と開放感で気持ち良くなる。
 まぁ、バイクなんて持ってないし、乗った事もないし、そんなひまも余裕もないんですけど。
 なんて考えながら疾走しっそうしていると、前方にモンスターを発見した。

「ギシャ!」

 丸い体に目のない頭部。全身真っ黒で、羽を広げている。
 大きく開いた口には、剣山けんざんのようにえた鋭いきば
 おお、確か……キラーバットと呼ばれる蝙蝠こうもり型のモンスターだ。懐かしい。
 ダンジョンの上層でよく見掛けるタイプのモンスターである。

「よし」

 俺はスピードを落とす事なく直進。エンカウントしたキラーバットに接近する。
 向こうは見たところ、十匹か……。
 まぁ、大した事ない相手だと思うが……今の俺でもイケるか?

「よっ、と!」

 キラーバット達に肉薄にくはくした瞬間、両手のやいばを振るう。
 身をひるがえしながら、一閃いっせん、二閃、三閃、四閃、五閃、六閃、七閃、八閃、九閃、十閃!

「ギ――?」
「ガ……?」

 すれ違いざま、体を真っ二つにされた十匹のキラーバットは、不思議そうに断末魔だんまつまを残してドサドサと地面へ落下した。
 俺は急ブレーキを掛け、その光景を振り返って確認する。
 よしよし、雑魚ざこモンスターの相手をするのは問題なさそうだ。
 とはいえ、やっぱり久々だから、ちょっと攻撃のリズムと速度が遅れていた気がする。
 完全に勘を戻すとなると、もうちょっと時間が掛かりそうだな。
 それに、あの頃と同じ装備、同じ能力が維持されているとはいえ、俺自身に数年のブランクがある。
 自分に何ができたのか、ほとんど忘れてしまっている。
 スキルや技、武器の性能なんかも、ちょっとずつ思い出していくしかない。

「おっと、素材素材」

 俺は、今しがた倒したキラーバット達の死骸しがいに近付く。
 キラーバットの牙は、〔吸血牙きゅうけつが〕というアイテムになるのだ。
 気晴らしの探索でやり込む予定もないし、そんなに重要な素材でもないが、念のため拾っておくか。

「しかし……」

 勢いに任せて第一階層、第二階層と進んできたが、久しぶりにダンジョンに潜って俺が抱いた感想は、探索者の数が多いという事だった。
 俺が探索者をやっていた頃には、ダンジョンに潜る人間なんて第一階層でも数える程しかいなかった。
 しかし現在――千葉県にある某テーマパークや、大阪府にある某映画とエンタメの国のように、結構な数の来客で賑わっているように見える。
 そしてその多くが、近くに撮影用のドローンを浮遊させていた。

「探索系配信者……か」

 ダンジョンの出現から数年経ち、今世間で話題となっているのが、この探索系配信者達である。
 動画配信――自己発信が手軽になった現代。
 音楽、創作、娯楽等の情報を放送し、視聴者に提供する事を生業なりわいとする者達も、かなりポピュラーになった。
 中には悪質なデマや、下品なパフォーマンスで注目を集めようとする者もいるが、それはあくまでも一部だ。
 そして、そんな動画配信が活発になった現在、勢いのあるジャンルの一つが、この探索系配信者達である。彼等はダンジョンを探索する姿を配信し、視聴者に見せるのだ。
 自分が探索者をしていた頃には考えられなかった事である。
 あの頃はダンジョン探索なんて、物好きがやり込むマイナーな趣味の一つでしかなかったのに。

「ま、どちらにしろ俺には関係のない世界だ」

 ざっと見たところ、皆、本当に若い。十代かそこらの子供もわんさかいる。

「……十代を子供と言う程、歳を取ってしまったのか、俺は」

 ちょっと目頭めがしらが熱くなる。いやいや。泣いてる場合じゃないぞ。
 彼等の動画に映り込んだりしたら悪いし、こっちは現在残業中だ。無給だが。
 できるだけ目立たないように、人のいない方に行こう。

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

「やばい……楽しいぞ」

 あくまでも息抜き。
 アイデア出しのために、気分転換できる環境を――という目的で潜ったダンジョンだったが、気付くと俺は下へ下へと階層を進んでいた。
 やはり、久しぶりに挑戦するとテンションが上がってしまうのだ。
 徐々に、モンスターが強力になっていく。
 上層にいたキラーバットなんかから、岩のような外殻がいかくを纏ったねずみ型のモンスター――ロックラットや、削った石を木の棒にくくり付けて装備した小鬼こおに型のモンスター――ゴブリンなんかが出現し出す。木の棒なんてどこで手に入れたんだ? と思うが、ダンジョンは一部常識が通用しない世界でもある。

「おっとぉ」

 流石に、復帰したばかりのブランクあり限界社畜には、少し手強てごわい状況になってきた。
 十五匹程のゴブリンの徒党を相手にした時、二、三匹を逃がしてしまった。
 ここら辺が潮時しおどきだろうか?

「……そろそろ、ギアを上げていくか」

 ……ああ、まずい。自分でもわかる。完全にヒートアップしちゃってる。
 明日会社で課長にぶちギレられても知らないぞ~、俺ぇ……。
 内心でそんな声を漏らしながらも、俺は更にスピードアップし、エンカウントするモンスターを倒していく。
 少しずつ少しずつ、手応えのあるモンスターを相手にしながら、以前の自分を取り戻していく。
 社会に出て、仕事に忙殺され、叱責しっせきさらされる日々。すっかり泥にまみれてしまった、俺の根底にあるもの――本当の自分自身のようなものを、数年ぶりに呼び起こすように。
 さびを落とすように、あかすすぐように、着実に――。

「ん?」

 そこで俺は気付く。遠方に、ドローンで動画配信中の配信者を発見した。
 すっかり熱中し、自分が何階層まで下りてきたのかは覚えていない。
 結構下まで潜ってきたと思ったが、こんな所にも配信者がいるのか。
 見たところ、女の子だ。しかも、かなり若い――高校生くらいかもしれない。

「あーあ、いいよな、学生は。暢気に青春を謳歌おうかできて……」

 まぁ、俺も学生時代は似たようなものだったし、偉そうに言えないが……と、彼女をチラ見しながら、心の中で愚痴ぐちる。
 そこで、ズシン――と、地響きがした。

「ん? 地震か?」

 瞬間、遠方から叫び声が聞こえた。視線を向けると、先程の彼女と――その向こうに……。

「……おい、なんでだ」

 鋭い目に岩山のような巨躯きょくを誇る、巨人型のモンスター、タイラントの姿が。
 なんでタイラントが!? あれは中層……いや、下層レベルのモンスターだろ!?
 例の女の子は……まずい! 攻撃を受けて吹き飛ばされた! 
 岩壁に体を叩き付けられ、彼女は地面に横たわる。
 倒れたまま動けない女の子へ、タイラントが手を伸ばす。
 気づくと、俺の体は地を蹴っていた。


 第二話 スキル

 ――およそ、一時間程前の事。

「みんなぁ、こんにちは~! あ、もう夜だからこんばんはだよね、シュガァです!」

 新東京ダンジョン――第二階層。
 一人の女が、カメラを搭載したドローンに笑顔を向けながら、元気に挨拶あいさつをしている。
 可憐な女の子だ。年の頃は、十代なかば。
 既に探索者の姿に換装しており、ガーリーなミニスカート姿は、あたかもアイドルのようである。
 光を乱反射する雪のような銀色の髪。吸い込まれそうな丸くて大きな目。
 モデルや芸能人も顔負けの顔に、魅惑みわく的な笑みをたたえて、彼女は軽やかにぴょんっと飛び跳ねた。

「今日は、前に言ってた新東京ダンジョン、第七階層に挑戦するよ!」

 彼女は探索系配信者。探索者ネームは、《シュガァ》と名乗っている。
 シュガァは、ドローンのカメラ横にセットされたスマホの画面を見る。
 そこには生配信中の自身の動画が流れており、確認できるようになっているのだ。


〈こんー!〉
〈こんにちは、シュガァ〉
〈待ってました!〉


 画面端の黒枠の中を、途轍とてつもない量のコメントが流れていく。
 表示された同接数――同時接続視聴者数――は、間もなく50万人を突破しそうだ。

「わぁ、さっそくいっぱい! 来てくれてありがとう!」

 シュガァは、見た目通りの可愛いらしい声音こわねを弾ませる。独特でつやのある声質だ。
 彼女は歌唱動画も配信しており、いわゆる「歌い手」としても人気である。
 シュガァの「歌ってみた」動画は、どれも1000万回以上再生されている。
 可愛い外見、魅力的な声。
 それだけでも配信者として十分過ぎる才能なのだが、しかし、彼女はそれだけではない。


しおりを挟む
感想 112

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

削除予定です

伊藤ほほほ
ファンタジー
削除します

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~

ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。 玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。 「きゅう、痩せたか?それに元気もない」 ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。 だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。 「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」 この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~

尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。 ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。 亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。 ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!? そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。 さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。 コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く! はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます

海夏世もみじ
ファンタジー
 月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。  だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。  彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。