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1巻
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しおりを挟む新東京ダンジョン編
第一話 サービス残業
「くそっ! もうこんな会社辞めてやる!」
今年通算五度目となる台詞を吐きつつ、俺は今日も項垂れて家路についている。
俺の名前は、渡陽向。
職業は限界社畜……いや、限界社畜は職業名じゃないか。
ともかく、本日もブラック労働を終え、帰宅中の社会人である。
ちなみに、現在の時刻は夜の七時だ。
「え? 社畜とか名乗ってるくせに、深夜零時前には退社してるんですか? よくそれで社畜を名乗れますね。超ウケるんですけど。草草」
――とか言われそうだから先に断っておく。
俺が勤めている会社は、仕事量が多いし慢性的に人員不足のくせに、無駄にコンプライアンスにうるさい。
なので、定時退勤が義務づけられているのだ。
そのため、期限が近いにもかかわらず就業時間内に終わらない仕事がある場合、持ち帰らざるを得ない。
ちなみに、仕事を持ち帰っている事がバレた場合、それはそれで罰則がある。
『雇われの身なのに、なんで責任ばっかり背負わなくちゃいけないんだ、ふざけるな』という思いが爆発した結果が、冒頭の叫びというわけだ。
「……はぁ」
俺は溜息を吐く。
今日も俺は定時に仕事が終わらず、仕事の持ち帰り、つまりは、サービス残業――給与の発生しない時間外労働をするしかなくなっているのだ。
提出期限が明日までの企画書。五日前に上司からいきなり「コレやっといて」と投げ渡されたものだ。
他の業務に時間を取られ、やっと手を付けられるようになったのが期限前日、つまり今日だ。
もう逆ギレしちゃおうかなとも思ったけれど、うちの上司、滅茶苦茶怖いからな……ちゃんと明日には提出しなくちゃ。
とはいえ、企画書作成という仕事内容上、アイデアを考えないといけない。
単純労働ではなく、思考能力を使う仕事だ。
時間がないながらも、ちゃんとした企画を捻出しなければ。
しかし……「若年層に訴求できる販売促進方法の提案」なんて言われてもな……そんな都合の良いアイデアがあったら、俺が知りたいくらいだよ。
このまま家に帰っても良いが、どこか集中できる環境があればそこを利用したいのだが……。
でも、この近くにはネット喫茶もファミレスもないし……。
「……あ」
歩いている俺はあるものに気が付き、足を止めた。
目の前に、まるで巨大な怪獣が大口を開けて待ち構えているかのような、地下へ通じる洞穴の入り口があった。
こんな時間だが明かりに照らされ、決して少なくない数の若者達がたむろしている。
ここは、《新東京ダンジョン》だ。
「……ダンジョンか……懐かしいな」
そういえば学生の頃はよく潜ってたな、ダンジョン。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
未知のアイテムやモンスターが蔓延る謎の建造物――ダンジョン。
この世界の各地にダンジョンが出現して、早数年が経過している。
人類の一部には、ダンジョンに入ると不思議な力を宿す者がいた。
俺もその一人だった。
そういった特殊能力を宿す者達は《探索者》と呼ばれ、ダンジョンに潜っては冒険とスリルを味わっていた。
日本各所にダンジョンが現れたばかりの頃――当時学生で探索者の能力があった俺も、よくダンジョンに挑んでいた。
当時は未知と混乱の最中で規制も緩く、誰でもカジュアルに挑戦ができたのだ。
あの頃は自由で、楽しかった。
それが今では、ブラックな職場で鬼上司に扱き使われる毎日……になっているのだから、月日の流れは残酷である。
「そういえば、ダンジョンなんてもう何年も潜ってないな」
俺はダンジョンの入り口へ向かった。
昔に比べて探索者の数が多い気がする。
俺が潜ってた頃は、探索者なんてニッチもニッチな趣味で、ほとんど世間に認知されてなかったからな。
時代の移ろいとともに、今では全く違う文化やルールが根付いているのかもしれない。
「そもそも、俺ってまだ、探索者としての能力が残っているのか?」
何分、数年ぶりだ。
当時、探索者の能力に関しては、そのメカニズムが解明されておらず全く未知のものだった。
俺もよくわからないままやっていたのだが……もしも、歳を取るとともに衰えるタイプの能力なのだとしたら……。
幸い、学生時代に作った探索者のライセンスが財布の中に残っていたので、それをスタッフに提示。
厳重な入り口を通り、ダンジョンの第一階層へ下りると、力を解放してみる。
すると、スパークするような音と光が発生し、俺の体はあの頃と同じ装備に包まれた。
これは《換装》という能力だ。
ダンジョン内で換装をすることで、服装や装備が変わり、身体能力も大幅に向上する。
この上乗せされた分の能力をステータスと呼ぶ。
具体的な数値を確認することはできないが、敵を倒す度に探索者は強くなるため、慣習的にレベルアップという言葉も使われている。
「おお、懐かしい……」
換装した俺が身に纏っているのは、軽装の防具。スピード重視の身軽な格好だ。
両手には、あの頃使っていた得物。鍔のない、でかめの包丁のような剣だ。
俺は子供の頃から両手利きだったため、当時は二刀流を得意としていたのだ。
そして、首にはスカーフを巻いており、顔の下半分を隠している。
昔のダンジョンは空気が悪かったので、マスク代わりに巻いていたものだ。
確か、《スタイル》は《アサシン》だったか。
ちなみに、スタイルとは各探索者が持つ個性のようなものである。
スタイルによって、ステータスや能力の性質が変わる。RPGでいうジョブみたいなものだ。
「ああ、懐かしいなぁ……」
思いがけずノスタルジーに浸り、俺はちょっと湿っぽい気分になってしまった。
あの頃は良かった……あの頃は……。
「って、そうじゃなくて」
俺は自身の頭を叩く。こんな事をしている場合じゃない。
今の俺は限界社畜。社会の歯車、渡陽向会社員である。
明日の出社時間を少しでも快く迎えるためにも、持ち帰った仕事を完了させないと。
「……あ、そうだ」
そこで、俺はある方法を思い付いた。
そういえば、俺は学生時代、課題や論文の内容を考える時にはよくダンジョンに潜っていたのだ。
ダンジョンで体を動かしてると良い気分転換になるし、頭が冴える。
ここでなら、行き詰まってる案件の内容を思い付くかもしれない……。
ファミレスやネット喫茶はマンネリだし、こういう心機一転が良い結果に繋がるかも。
それに、ダンジョン探索なんて、正に今が隆盛を極めている若年層向けのコンテンツだ。
「ダンジョンでサービス残業……か」
俺は苦笑する。
でも、まぁ、たまにはこういうのもいいかもしれない。
決めると同時に、俺は両手の武器をくるりと手掌で回転させる。
うん、久しぶりに握ったけど……悪くない。
「行ってみますか」
というわけで、俺は数年ぶりに、ダンジョンの奥へ走り出したのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ダンジョンには階層というものがある。
入り口である地上を第零階層として、地下一階、二階、三階と続いていく。
そして単純に、下に行く程難易度が上がる。
入ってから六階層くらいまでの《上層》は出現するモンスターのレベルが低く、フィールドも単純なものが多い。
しかし、《中層》あたりになると、モンスターの危険度は上がってくる。
知恵を持つ奴、徒党を組む奴、毒を持つ奴、魔法を使う奴。
中には人間の言葉を解し、会話できる奴なんかもいる。相当珍しいが。
フィールドも、迷宮のように難解なものや、ギミックを解明しないと先に進めないものがあったりする。
さらに、十階層以降の《下層》ともなれば、一騎当千のモンスター達が出現する。
まぁ、早い話、下に行けば行く程、遊ぶのが難しくなるという事だ。
基本、探索者になったばかりの初心者やエンジョイ勢がたむろしているのが、上層。
玄人が挑戦するのが中層以下、というイメージだろう。
そんな風に当時の知識を思い返しながら、俺はダンジョンの中を駆け抜けていた。
「ああ、そうそう、この感じこの感じ」
俺は久しぶりの感覚を楽しむ。
俺のスタイル――アサシンは、スピードにまつわる能力が強化されている。
まるでバイクで高速道路を飛ばすかのように走ると、爽快感と開放感で気持ち良くなる。
まぁ、バイクなんて持ってないし、乗った事もないし、そんな暇も余裕もないんですけど。
なんて考えながら疾走していると、前方にモンスターを発見した。
「ギシャ!」
丸い体に目のない頭部。全身真っ黒で、羽を広げている。
大きく開いた口には、剣山のように生えた鋭い牙。
おお、確か……キラーバットと呼ばれる蝙蝠型のモンスターだ。懐かしい。
ダンジョンの上層でよく見掛けるタイプのモンスターである。
「よし」
俺はスピードを落とす事なく直進。エンカウントしたキラーバットに接近する。
向こうは見たところ、十匹か……。
まぁ、大した事ない相手だと思うが……今の俺でもイケるか?
「よっ、と!」
キラーバット達に肉薄した瞬間、両手の刃を振るう。
身を翻しながら、一閃、二閃、三閃、四閃、五閃、六閃、七閃、八閃、九閃、十閃!
「ギ――?」
「ガ……?」
すれ違いざま、体を真っ二つにされた十匹のキラーバットは、不思議そうに断末魔を残してドサドサと地面へ落下した。
俺は急ブレーキを掛け、その光景を振り返って確認する。
よしよし、雑魚モンスターの相手をするのは問題なさそうだ。
とはいえ、やっぱり久々だから、ちょっと攻撃のリズムと速度が遅れていた気がする。
完全に勘を戻すとなると、もうちょっと時間が掛かりそうだな。
それに、あの頃と同じ装備、同じ能力が維持されているとはいえ、俺自身に数年のブランクがある。
自分に何ができたのか、ほとんど忘れてしまっている。
スキルや技、武器の性能なんかも、ちょっとずつ思い出していくしかない。
「おっと、素材素材」
俺は、今しがた倒したキラーバット達の死骸に近付く。
キラーバットの牙は、〔吸血牙〕というアイテムになるのだ。
気晴らしの探索でやり込む予定もないし、そんなに重要な素材でもないが、念のため拾っておくか。
「しかし……」
勢いに任せて第一階層、第二階層と進んできたが、久しぶりにダンジョンに潜って俺が抱いた感想は、探索者の数が多いという事だった。
俺が探索者をやっていた頃には、ダンジョンに潜る人間なんて第一階層でも数える程しかいなかった。
しかし現在――千葉県にある某テーマパークや、大阪府にある某映画とエンタメの国のように、結構な数の来客で賑わっているように見える。
そしてその多くが、近くに撮影用のドローンを浮遊させていた。
「探索系配信者……か」
ダンジョンの出現から数年経ち、今世間で話題となっているのが、この探索系配信者達である。
動画配信――自己発信が手軽になった現代。
音楽、創作、娯楽等の情報を放送し、視聴者に提供する事を生業とする者達も、かなりポピュラーになった。
中には悪質なデマや、下品なパフォーマンスで注目を集めようとする者もいるが、それはあくまでも一部だ。
そして、そんな動画配信が活発になった現在、勢いのあるジャンルの一つが、この探索系配信者達である。彼等はダンジョンを探索する姿を配信し、視聴者に見せるのだ。
自分が探索者をしていた頃には考えられなかった事である。
あの頃はダンジョン探索なんて、物好きがやり込むマイナーな趣味の一つでしかなかったのに。
「ま、どちらにしろ俺には関係のない世界だ」
ざっと見たところ、皆、本当に若い。十代かそこらの子供もわんさかいる。
「……十代を子供と言う程、歳を取ってしまったのか、俺は」
ちょっと目頭が熱くなる。いやいや。泣いてる場合じゃないぞ。
彼等の動画に映り込んだりしたら悪いし、こっちは現在残業中だ。無給だが。
できるだけ目立たないように、人のいない方に行こう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「やばい……楽しいぞ」
あくまでも息抜き。
アイデア出しのために、気分転換できる環境を――という目的で潜ったダンジョンだったが、気付くと俺は下へ下へと階層を進んでいた。
やはり、久しぶりに挑戦するとテンションが上がってしまうのだ。
徐々に、モンスターが強力になっていく。
上層にいたキラーバットなんかから、岩のような外殻を纏った鼠型のモンスター――ロックラットや、削った石を木の棒に括り付けて装備した小鬼型のモンスター――ゴブリンなんかが出現し出す。木の棒なんてどこで手に入れたんだ? と思うが、ダンジョンは一部常識が通用しない世界でもある。
「おっとぉ」
流石に、復帰したばかりのブランクあり限界社畜には、少し手強い状況になってきた。
十五匹程のゴブリンの徒党を相手にした時、二、三匹を逃がしてしまった。
ここら辺が潮時だろうか?
「……そろそろ、ギアを上げていくか」
……ああ、まずい。自分でもわかる。完全にヒートアップしちゃってる。
明日会社で課長にぶちギレられても知らないぞ~、俺ぇ……。
内心でそんな声を漏らしながらも、俺は更にスピードアップし、エンカウントするモンスターを倒していく。
少しずつ少しずつ、手応えのあるモンスターを相手にしながら、以前の自分を取り戻していく。
社会に出て、仕事に忙殺され、叱責に晒される日々。すっかり泥に塗れてしまった、俺の根底にあるもの――本当の自分自身のようなものを、数年ぶりに呼び起こすように。
錆を落とすように、垢を濯ぐように、着実に――。
「ん?」
そこで俺は気付く。遠方に、ドローンで動画配信中の配信者を発見した。
すっかり熱中し、自分が何階層まで下りてきたのかは覚えていない。
結構下まで潜ってきたと思ったが、こんな所にも配信者がいるのか。
見たところ、女の子だ。しかも、かなり若い――高校生くらいかもしれない。
「あーあ、いいよな、学生は。暢気に青春を謳歌できて……」
まぁ、俺も学生時代は似たようなものだったし、偉そうに言えないが……と、彼女をチラ見しながら、心の中で愚痴る。
そこで、ズシン――と、地響きがした。
「ん? 地震か?」
瞬間、遠方から叫び声が聞こえた。視線を向けると、先程の彼女と――その向こうに……。
「……おい、なんでだ」
鋭い目に岩山のような巨躯を誇る、巨人型のモンスター、タイラントの姿が。
なんでタイラントが!? あれは中層……いや、下層レベルのモンスターだろ!?
例の女の子は……まずい! 攻撃を受けて吹き飛ばされた!
岩壁に体を叩き付けられ、彼女は地面に横たわる。
倒れたまま動けない女の子へ、タイラントが手を伸ばす。
気づくと、俺の体は地を蹴っていた。
第二話 スキル
――およそ、一時間程前の事。
「みんなぁ、こんにちは~! あ、もう夜だからこんばんはだよね、シュガァです!」
新東京ダンジョン――第二階層。
一人の女が、カメラを搭載したドローンに笑顔を向けながら、元気に挨拶をしている。
可憐な女の子だ。年の頃は、十代半ば。
既に探索者の姿に換装しており、ガーリーなミニスカート姿は、あたかもアイドルのようである。
光を乱反射する雪のような銀色の髪。吸い込まれそうな丸くて大きな目。
モデルや芸能人も顔負けの顔に、魅惑的な笑みを湛えて、彼女は軽やかにぴょんっと飛び跳ねた。
「今日は、前に言ってた新東京ダンジョン、第七階層に挑戦するよ!」
彼女は探索系配信者。探索者ネームは、《シュガァ》と名乗っている。
シュガァは、ドローンのカメラ横にセットされたスマホの画面を見る。
そこには生配信中の自身の動画が流れており、確認できるようになっているのだ。
〈こんー!〉
〈こんにちは、シュガァ〉
〈待ってました!〉
画面端の黒枠の中を、途轍もない量のコメントが流れていく。
表示された同接数――同時接続視聴者数――は、間もなく50万人を突破しそうだ。
「わぁ、さっそくいっぱい! 来てくれてありがとう!」
シュガァは、見た目通りの可愛いらしい声音を弾ませる。独特で艶のある声質だ。
彼女は歌唱動画も配信しており、いわゆる「歌い手」としても人気である。
シュガァの「歌ってみた」動画は、どれも1000万回以上再生されている。
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