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第四章
第78話 俺が行く
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「蘭、無事だったか」
『影狼が第2艇の異常に気付き向かった後、俺達の乗る第3艇にも異変が起きました』
「魔法陣か?」
『ええ。転移魔法により、気付けばこの空間にいました。同乗していたヒバナ達ともバラバラに。その後は、ダンジョンコアが近くに現れ……彼女と同じ流れです』
『わ、わわわわ!』
通話中のスマホ画面の中で、ジミ子さんと共に蘭が走っている。
幸か不幸か、どうやら蘭はジミ子さんと同じ階層に転移させられていたようだ。
『影狼は、まだ外に?』
「ああ、ダンジョンコアの発言から察するに……俺の転移よりも、俺と交戦したアンノウンの回収を優先したようだ。敵も、そこまで細かく転移魔法を発動できるわけではないらしい。俺とカガッチは抜け落ちたが、ほとんどの侵入者をダンジョン内に招き入れる事には成功したということで、外界への宣戦布告を優先したようだ」
『なるほど……』
『kyakyakyakya!(:D)』
『uuuuuuuuuuuuwo!(:。)』
ゆっくり会話している余裕は無さそうだ。
必至に逃げる蘭とジミ子さんの後方から、《爆弾狂魔術師》達の奇声が聞こえてくる。
「蘭、逃げ切れそうか?」
『……距離は拮抗していますが……』
ジミ子さんを引っ張る形で走る蘭。
以前交戦した事があるのでわかるが、《爆弾狂魔術師》達も決してスピードの遅いモンスターではない。
蘭が時々振り返りメスを投射しながら牽制を掛けているお陰で接近は許していないが、このままではじり貧だろう。
蘭とジミ子さんの体力の問題もある。
「ジミ子さん、《幽体離脱》は可能か?」
一か八か、俺はジミ子さんに提案してみる。
ジミ子さんの《幽体離脱》で《爆弾狂魔術師》の体を乗っ取る事ができるならば、敵勢を混乱させられるかもしれない。
しかし――。
『はぁっ……! はぁっ……! あ、う……え? か、影狼さん、今、何か?』
必死に疾走するジミ子さんの声からは、焦燥と混乱が感じ取れる。
この心理状態で、《幽体離脱》を発動するのは無理だろう。
何より、もし敵の体を乗っ取る事ができなかったら、一時的に肉体の自由を放棄する《幽体離脱》は諸刃の剣だ。
最悪の事態となる。
『俺の身体能力がもっと足りていれば……影狼、すいません……』
『ahahahahahaha!(:))』
『kyahooooooooo!(*D)』
蘭の謝罪が聞こえると同時、先程よりも近い距離から《爆弾狂魔術師》達の歓声が。
そして、レーザーポインターのように幾つもの光の点が、蘭とジミ子さんの体に――。
『【咆哮】――三重奏!』
その刹那、巻き起こった衝撃の波が、二人の背後に迫っていた《爆弾狂魔術師》達を吹き飛ばした。
『HUU!(XO)』
『MUU!?(>:〈)』
突然の横槍を受け、驚愕と怒りを露わにしながら吹き飛ぶ《爆弾狂魔術師》達。
一方、俺は直前に聞こえた声から、その攻撃の主を察する。
急いでスマホの画面を切り替え、表示したのは――《シュガァチャンネル》。
『影狼さん! 観ていますか!?』
画面の中――シュガァが《爆弾狂魔術師》達を前に、叫んでいた。
『観ているかどうかわかりませんが……今、ジミ子さんと蘭さんを発見しました! 二人に加勢します!』
「シュガァ……」
以前、新東京ダンジョンで《爆弾狂魔術師》と対峙した際には、死をも覚悟するほどの恐怖を味わった彼女だ。
だが今、シュガァは果敢にも、その敵と向き合っている。
〈うおおおおおお! シュガァ! ガンガレ! 超ガンガレ!〉
〈リベンジマッチじゃぁ!〉
〈シュガァもパワーアップしてるぞ!〉
〈《爆弾狂魔術師》がナンボのもんじゃい!〉
〈影狼も! 早く早く! 影狼の嫁達がピンチだぞ!〉
〈影狼、早く来てくれーーーーー!〉
《シュガァチャンネル》のコメント欄も、この状況に沸き立っている。
何だか、新東京ダンジョンの時を思い出す……懐かしい気分だ。
「蘭、シュガァが来てくれた」
『ええ、心強い増援です』
再度画面を切り替え、《徘徊チャンネル》に戻しつつ通話を再開する。
……仕方が無いことだが、各人の様子を確認しながら指示をしようとすると、途轍もない手間だ。
ゆっくりしている場合じゃない。
『シュガァと協力して、何とかこの危機を脱します』
「……おそらく、東京湾ダンジョン内部で、同じような状況が同時に多数発生しているはずだ」
俺は、一旦《影狼チャンネル》……いや、《KOD決勝ラウンド公式配信》を表示する。
〈シュガァだ! シュガァがジミ子と蘭のところに来た!〉
〈音夜君が一人で戦ってる! ここ第何階層!?〉
〈こっちは結構人が集まってる! プロの東さんと篠ヶ瀬さんを中心に対応してるけど、モンスターの数もやべぇ!〉
〈おい、ミケちゃんがひとりぼっちだ! 誰か助けに来てくれ!〉
〈ああああああ、やばいやばい! アリサが! なんかナメクジみたいなモンスターの群れに〉
〈おい、快刀乱麻! モンスターの相手してないで早くアリサの方に行けよ! ピンチなの見ればわかるだろ!?〉
〈あれ? 宝箱アケオは!? どこ行った!?〉
〈誰か早く、野良黒と白のところ来てよ! 二人ともピンチ! マジで早く早く!〉
各参加者の動向を追っている視聴者達の声により、コメント欄は阿鼻叫喚と化している。
〈やべぇよ、マジでやべぇ……こんなヤバいクラスのモンスターが地上に侵攻してきたら……〉
〈つぅか、都心がまず大被害受けるでしょ〉
〈リアル渋谷事変〉
〈日本崩壊待った無し〉
〈逃げる準備しよ〉
〈とりあえず、東京から離れて……〉
〈それより国外! 国外逃亡!〉
フォーマルハウトの宣言を聞いた者達による、不安と恐怖を煽るコメント。
〈おい、どうすんだよ、KOD公式! こんな場所で大会開こうとしたお前等の責任だろう!〉
〈有明東京湾ダンジョンを刺激したからこうなったんだ!〉
〈いや、関係ねぇよ! どっちにしろ、あのダンジョンコア近々侵略する気だったって言ってただろ!〉
〈むしろ、その危険をいち早く世間に知らしめることに成功したわけだし。しかも、探索者達をダンジョンに送り込んで、一時的な時間稼ぎにもなってるし……〉
〈ふざけんな! 影狼やヒバナやシュガァは生け贄かよ!〉
〈ファンだっているんですよ!?〉
〈いや、ダンジョン探索なんてそもそも自己責任なんだから〉
〈探索系配信者なんてやってる時点でイカレてる定期〉
KOD運営に対する批難と擁護。
探索者達に対する心配と誹謗。
〈運営は何か声明出してないわけ!?〉
〈プロ……タイマに連絡するって。やっぱ、この状況は相当ヤバいって判断したんだろ〉
〈タイマ、早く動いてくれーーー!〉
〈探索部、全十六部隊総力で挑め!〉
〈S級プロ全員投入しろ!〉
〈バカ! それじゃあ他のダンジョンの非常事態に対応できねぇだろ!〉
〈何でも良いから早く安心させてくれよ!〉
プロに救援を求める叫び。
そして――。
〈影狼! 影狼! なんとかしてくれ!〉
〈影狼! 影狼ならきっと、なんとかしてくれるよね!?〉
〈みんなを助けてくれ!〉
〈影狼! お前だけが頼りだ!〉
〈早く、早くシュガァ達を……〉
〈影狼! お願い! お願いします!〉
俺へ助けを求める声。
「………」
俺は、自身の動体視力を駆使してそれらのコメントを拾っていく。
有明東京湾ダンジョン、ダンジョンコアによる異例の人間社会に対する侵攻宣言。
崩壊寸前のKOD大会。
混迷極める日本中の人々。
そして、今もダンジョン内で必死に抗っているシュガァやジミ子さんや蘭……探索者達。
あらゆる危機的状況が混ざり合ったカオス。
そんな中、俺は――。
「……か、影狼」
そこで、カガッチが俺を呼ぶ。
気付けば、俺とカガッチを乗せた船――第2艇は有明東京湾ダンジョンの陸地に到着していた。
砂浜に乗り上げる形で止まった船。
砂浜の奥には森……その森の奥には火山のような山があり、中腹に幾つもの洞穴が見える。
あの洞穴が、有明東京湾ダンジョンの深部へと向かう為の入り口のようだ。
「どう、すんだ、この状況……」
「……蘭」
カガッチの問いに答えるわけではないが……。
俺は通話を再開し、蘭に言う。
蘭は現在《爆弾狂魔術師》達と交戦中……聞いている余裕は無いかもしれない。
だが、俺は蘭に、ジミ子さんに、シュガァに――そして、《影狼チャンネル》を見ている何千万という視聴者達に向かって、宣言する。
そんな中、俺は――どうするのか?
俺が何をするか?
「今は持ち堪えてくれ。すぐに助けに行く」
もう決まっている。
「ダンジョン内に閉じ込められた参加者達を救援し、モンスター達を全滅させる。そして、そのままこのダンジョンのコアを破壊し――この国を危機から救うぞ。無論、最速でだ」
『影狼が第2艇の異常に気付き向かった後、俺達の乗る第3艇にも異変が起きました』
「魔法陣か?」
『ええ。転移魔法により、気付けばこの空間にいました。同乗していたヒバナ達ともバラバラに。その後は、ダンジョンコアが近くに現れ……彼女と同じ流れです』
『わ、わわわわ!』
通話中のスマホ画面の中で、ジミ子さんと共に蘭が走っている。
幸か不幸か、どうやら蘭はジミ子さんと同じ階層に転移させられていたようだ。
『影狼は、まだ外に?』
「ああ、ダンジョンコアの発言から察するに……俺の転移よりも、俺と交戦したアンノウンの回収を優先したようだ。敵も、そこまで細かく転移魔法を発動できるわけではないらしい。俺とカガッチは抜け落ちたが、ほとんどの侵入者をダンジョン内に招き入れる事には成功したということで、外界への宣戦布告を優先したようだ」
『なるほど……』
『kyakyakyakya!(:D)』
『uuuuuuuuuuuuwo!(:。)』
ゆっくり会話している余裕は無さそうだ。
必至に逃げる蘭とジミ子さんの後方から、《爆弾狂魔術師》達の奇声が聞こえてくる。
「蘭、逃げ切れそうか?」
『……距離は拮抗していますが……』
ジミ子さんを引っ張る形で走る蘭。
以前交戦した事があるのでわかるが、《爆弾狂魔術師》達も決してスピードの遅いモンスターではない。
蘭が時々振り返りメスを投射しながら牽制を掛けているお陰で接近は許していないが、このままではじり貧だろう。
蘭とジミ子さんの体力の問題もある。
「ジミ子さん、《幽体離脱》は可能か?」
一か八か、俺はジミ子さんに提案してみる。
ジミ子さんの《幽体離脱》で《爆弾狂魔術師》の体を乗っ取る事ができるならば、敵勢を混乱させられるかもしれない。
しかし――。
『はぁっ……! はぁっ……! あ、う……え? か、影狼さん、今、何か?』
必死に疾走するジミ子さんの声からは、焦燥と混乱が感じ取れる。
この心理状態で、《幽体離脱》を発動するのは無理だろう。
何より、もし敵の体を乗っ取る事ができなかったら、一時的に肉体の自由を放棄する《幽体離脱》は諸刃の剣だ。
最悪の事態となる。
『俺の身体能力がもっと足りていれば……影狼、すいません……』
『ahahahahahaha!(:))』
『kyahooooooooo!(*D)』
蘭の謝罪が聞こえると同時、先程よりも近い距離から《爆弾狂魔術師》達の歓声が。
そして、レーザーポインターのように幾つもの光の点が、蘭とジミ子さんの体に――。
『【咆哮】――三重奏!』
その刹那、巻き起こった衝撃の波が、二人の背後に迫っていた《爆弾狂魔術師》達を吹き飛ばした。
『HUU!(XO)』
『MUU!?(>:〈)』
突然の横槍を受け、驚愕と怒りを露わにしながら吹き飛ぶ《爆弾狂魔術師》達。
一方、俺は直前に聞こえた声から、その攻撃の主を察する。
急いでスマホの画面を切り替え、表示したのは――《シュガァチャンネル》。
『影狼さん! 観ていますか!?』
画面の中――シュガァが《爆弾狂魔術師》達を前に、叫んでいた。
『観ているかどうかわかりませんが……今、ジミ子さんと蘭さんを発見しました! 二人に加勢します!』
「シュガァ……」
以前、新東京ダンジョンで《爆弾狂魔術師》と対峙した際には、死をも覚悟するほどの恐怖を味わった彼女だ。
だが今、シュガァは果敢にも、その敵と向き合っている。
〈うおおおおおお! シュガァ! ガンガレ! 超ガンガレ!〉
〈リベンジマッチじゃぁ!〉
〈シュガァもパワーアップしてるぞ!〉
〈《爆弾狂魔術師》がナンボのもんじゃい!〉
〈影狼も! 早く早く! 影狼の嫁達がピンチだぞ!〉
〈影狼、早く来てくれーーーーー!〉
《シュガァチャンネル》のコメント欄も、この状況に沸き立っている。
何だか、新東京ダンジョンの時を思い出す……懐かしい気分だ。
「蘭、シュガァが来てくれた」
『ええ、心強い増援です』
再度画面を切り替え、《徘徊チャンネル》に戻しつつ通話を再開する。
……仕方が無いことだが、各人の様子を確認しながら指示をしようとすると、途轍もない手間だ。
ゆっくりしている場合じゃない。
『シュガァと協力して、何とかこの危機を脱します』
「……おそらく、東京湾ダンジョン内部で、同じような状況が同時に多数発生しているはずだ」
俺は、一旦《影狼チャンネル》……いや、《KOD決勝ラウンド公式配信》を表示する。
〈シュガァだ! シュガァがジミ子と蘭のところに来た!〉
〈音夜君が一人で戦ってる! ここ第何階層!?〉
〈こっちは結構人が集まってる! プロの東さんと篠ヶ瀬さんを中心に対応してるけど、モンスターの数もやべぇ!〉
〈おい、ミケちゃんがひとりぼっちだ! 誰か助けに来てくれ!〉
〈ああああああ、やばいやばい! アリサが! なんかナメクジみたいなモンスターの群れに〉
〈おい、快刀乱麻! モンスターの相手してないで早くアリサの方に行けよ! ピンチなの見ればわかるだろ!?〉
〈あれ? 宝箱アケオは!? どこ行った!?〉
〈誰か早く、野良黒と白のところ来てよ! 二人ともピンチ! マジで早く早く!〉
各参加者の動向を追っている視聴者達の声により、コメント欄は阿鼻叫喚と化している。
〈やべぇよ、マジでやべぇ……こんなヤバいクラスのモンスターが地上に侵攻してきたら……〉
〈つぅか、都心がまず大被害受けるでしょ〉
〈リアル渋谷事変〉
〈日本崩壊待った無し〉
〈逃げる準備しよ〉
〈とりあえず、東京から離れて……〉
〈それより国外! 国外逃亡!〉
フォーマルハウトの宣言を聞いた者達による、不安と恐怖を煽るコメント。
〈おい、どうすんだよ、KOD公式! こんな場所で大会開こうとしたお前等の責任だろう!〉
〈有明東京湾ダンジョンを刺激したからこうなったんだ!〉
〈いや、関係ねぇよ! どっちにしろ、あのダンジョンコア近々侵略する気だったって言ってただろ!〉
〈むしろ、その危険をいち早く世間に知らしめることに成功したわけだし。しかも、探索者達をダンジョンに送り込んで、一時的な時間稼ぎにもなってるし……〉
〈ふざけんな! 影狼やヒバナやシュガァは生け贄かよ!〉
〈ファンだっているんですよ!?〉
〈いや、ダンジョン探索なんてそもそも自己責任なんだから〉
〈探索系配信者なんてやってる時点でイカレてる定期〉
KOD運営に対する批難と擁護。
探索者達に対する心配と誹謗。
〈運営は何か声明出してないわけ!?〉
〈プロ……タイマに連絡するって。やっぱ、この状況は相当ヤバいって判断したんだろ〉
〈タイマ、早く動いてくれーーー!〉
〈探索部、全十六部隊総力で挑め!〉
〈S級プロ全員投入しろ!〉
〈バカ! それじゃあ他のダンジョンの非常事態に対応できねぇだろ!〉
〈何でも良いから早く安心させてくれよ!〉
プロに救援を求める叫び。
そして――。
〈影狼! 影狼! なんとかしてくれ!〉
〈影狼! 影狼ならきっと、なんとかしてくれるよね!?〉
〈みんなを助けてくれ!〉
〈影狼! お前だけが頼りだ!〉
〈早く、早くシュガァ達を……〉
〈影狼! お願い! お願いします!〉
俺へ助けを求める声。
「………」
俺は、自身の動体視力を駆使してそれらのコメントを拾っていく。
有明東京湾ダンジョン、ダンジョンコアによる異例の人間社会に対する侵攻宣言。
崩壊寸前のKOD大会。
混迷極める日本中の人々。
そして、今もダンジョン内で必死に抗っているシュガァやジミ子さんや蘭……探索者達。
あらゆる危機的状況が混ざり合ったカオス。
そんな中、俺は――。
「……か、影狼」
そこで、カガッチが俺を呼ぶ。
気付けば、俺とカガッチを乗せた船――第2艇は有明東京湾ダンジョンの陸地に到着していた。
砂浜に乗り上げる形で止まった船。
砂浜の奥には森……その森の奥には火山のような山があり、中腹に幾つもの洞穴が見える。
あの洞穴が、有明東京湾ダンジョンの深部へと向かう為の入り口のようだ。
「どう、すんだ、この状況……」
「……蘭」
カガッチの問いに答えるわけではないが……。
俺は通話を再開し、蘭に言う。
蘭は現在《爆弾狂魔術師》達と交戦中……聞いている余裕は無いかもしれない。
だが、俺は蘭に、ジミ子さんに、シュガァに――そして、《影狼チャンネル》を見ている何千万という視聴者達に向かって、宣言する。
そんな中、俺は――どうするのか?
俺が何をするか?
「今は持ち堪えてくれ。すぐに助けに行く」
もう決まっている。
「ダンジョン内に閉じ込められた参加者達を救援し、モンスター達を全滅させる。そして、そのままこのダンジョンのコアを破壊し――この国を危機から救うぞ。無論、最速でだ」
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