ダンジョンでサービス残業をしていただけなのに~流離いのS級探索者と噂になってしまいました~

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第四章

第70話 KOD決勝ラウンド直前――選手控え室にて

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「あれが東京ビッグサイトか……実物は初めて見たな」
「聖地ですね」

 東京都江東区、有明埠頭公園。

 俺と蘭は、遠方に見えるピラミッドを逆さにしたようなデザインの建物を見ながら、そう会話を交えていた。

 ――KOD決勝ラウンド当日。

 その舞台は、東京湾に浮かぶ絶海のダンジョン――有明東京湾ダンジョン。

 都内最高攻略難度、SSSクラスを誇るダンジョン――それが、決戦の場である。

 ちなみに、葉風さんにダンジョンの攻略難度について尋ねてみたところ……政府が定めるダンジョンの危険度の指標のようなものらしい。

 下はDから上はSSSまで。

 一部、『禁足地』のような例外を除いて、国内のダンジョンにはそういったランク付が成されているそうだ。

 冷たい潮風を体に受けつつ、やがて辿り着いたのは、フェリーを初め、幾つもの船が停泊している海上ターミナル。

 ここが、本日の集合場所だ。

 決勝ラウンド進出者は、ここで船に乗り、東京湾ダンジョンへと向かう流れらしい。

 船乗り場には、既に何人もの人達が集まっており、あちらへこちらへと動き回って準備を進めている。

 皆、『KOD』のロゴが入ったジャンパーを着ている。

 KOD運営のスタッフの方々だろう。

「すみません」

 そこで、後ろから一人のスタッフが声を掛けてきた。

 他の皆同様、KODジャンパーを着た女性だった。

「影狼さん。それに、蘭さんですね?」
「あ、はい」
「そうです」

 俺達の顔を把握していたらしい彼女は、俺達にペコリと頭を下げる。

「本日は、KOD決勝ラウンドへご参加いただき、誠にありがとうございます。参加者の方々の集合場所へご案内させていただきます」
「あ、よろしくお願いします」

 女性スタッフに連れられ、向かった先は停泊中の大きな客船だった。

「まさか、この客船が待機場所なのか?」
「豪勢ですね」

 まぁ、49名もの実力ある探索者を寒空の下で待機させるわけにはいかないだろうし、ここら辺でそんなスペースを用意しようとすれば、船を一つレンタルするのが無難なのかもしれないが。

 というわけで、タラップを踏んで船の内部へ。

 しばらく進むと、ホテルと見まがう程の豪華な内装が現れる。

 本当に、豪華客船という感じだ。

「なんだか、緊張してきたな……」
「驚きました。影狼程の存在が、一体何に緊張するのですか?」
「いや、単純に、豪華過ぎて……」

 俺が言うと、蘭はキョトンと首を傾げる。

「あれだけの高層マンションで生活しているのに、ですか?」
「まだ抜けないんだよ。一般市民的感覚が」

 ここ最近だけで、自分の人生は一気に変貌を遂げた。

 単なる一般社畜歯車がダンジョンに潜った事を切っ掛けに、一夜にして世界中から注目される存在になってしまったのだ。

 素直に慣れるまでは、もうしばらく時間を要する。

 いや、慣れてしまっていい感覚なのかもわからないが。

「安心して下さい、影狼」

 そこで、蘭が言う。

「今日、影狼は名実共に日本ダンジョン探索者界の王になる。その称号を得れば、自ずと王としての自覚も生まれてくるでしょう」
「王って……前々から思ってたけど、大袈裟な表現だな」
「事実です。俺は、その為に己の全てを捧げる。今日まで、影狼と共に幾つかのダンジョンに潜り、互いの能力やコンビネーションを把握してきた。準備も万全です」

 蘭は、俺をジッと見詰める。

「一気に駆け上がり、見せ付けましょう」
「……蘭、目が怖いぞ」

 入れ込んでくれるのはありがたいが、本気過ぎて時々怖くなるんだよな……この子。

「こちらのお部屋でお待ち下さい」

 やがて、俺達はパーティー会場のような大広間に到着する。

 どうやら、ここが待機場所らしい。

 広間の中に入ると、既に他の参加者達が集まっていた。

 ――全員の視線が、俺に向けられる。

 瞬間、空間からざわめきが消えた。

「影狼……」
「影狼だ……」

 と、あちこちから声が漏れ聞こえる。

「やはり、全員が最も注目しているのは影狼ですね」

 蘭が言う。

 見ると、既にドローンカメラを起動させている参加者もいる。

「あの、もう個々で生配信をしても大丈夫なんですか?」

 一緒に来たスタッフに確認すると、彼女も「はい、結構です」と答える。

 どうやら、予選と同じでカメラを動かして良いようだ。

 というわけで――。

 俺は早速、ドローンを起動し《影狼チャンネル》を始める。

〈影狼の時間だぁあああ!〉
〈待ってたぞ、影狼ぉおおおお!〉
〈お! ここって待機室!?〉
〈遂に始まるのか……決勝ラウンドが……〉
〈すげぇ! 見たことある顔ばっかだ! ある意味、超豪華コラボ配信みたいなもんだろ、これ!〉
〈やってくれよ、影狼! ヒバナをぶっ倒して、東京湾ダンジョンを攻略して、一気に優勝まで駆け上がってくれ!〉
〈影狼がSSSランクダンジョンに挑戦……まさか、こんなに早く一番観たかった配信が観られる日が来るとは……〉

 いつものように《KOD公式チャンネル》とも連携しながら配信を開始すると……。

 皆、待ち構えていたのだろう。

 瞬く間に視聴者数のカウントが100万、200万と増えていく。

《KAGEROU! 今日も観に来たよ!》
《こっちは深夜2時! 明日も学校だけど、KAGEROUの配信が観たくて夜更かししてる!》
《KAGEROU! 俺達《KAGEROUの配信を観るプロ探索者の会》も視聴中だ! モンスター、ダンジョンの罠、アイテム、様々な情報でKAGEROUをバックアップするぜ! 何か気になることがあったらカメラに声を掛けてくれ!》

 海外視聴者勢も、いつにも増して多い。

 ……800万、900万……っと、またカウンターがおかしくなったようで、停止してしまった。

「影狼さん!」

 その時だった。

 広間の中――女の子が三人、こちらへと駆け寄ってくる。

「みんな、先に来てたのか」

 見覚えのある顔は、顔馴染みの三人。

 シュガァ、トーカさん、ミケさんだった。

「お久しぶりです! 最近色々と忙しくて、今日まで会えませんでしたね……寂しかったです」
「シュガァは学生だし、妹さんと二人暮らしだし、毎日大変だろう。仕方が無い」

 少し俯き加減のシュガァに、俺は言う。

「遂に決勝ラウンドですね! なんだか、緊張します! それに、舞台はあの東京湾ダンジョン……頑張らないと!」

 ミケさんは、「ふんすっ!」と意気込むように拳を握る。

「ねぇ、影狼。そっちの人、誰?」

 そこで、トーカさんが俺の後方に控えていた蘭を見る。

「一緒に入って来たみたいだったけど……」
「ああ、彼は……」
「初めまして。俺は蘭。皆さんと同じく、決勝ラウンドの参加者です」

 蘭が丁寧な口調で自己紹介を始める。

〈あ、蘭君だ〉
〈蘭君、チーッス〉
〈蘭! いつも《ダンジョン配信者解説動画》観てるぞ!〉
〈解説が丁寧で観やすいんだよね〉

《影狼チャンネル》の視聴者達も、蘭が現れた事に反応する。

〈んで、なんで蘭君が影狼と一緒にいんの?〉

「申し遅れました。この場での発表になってしまいますが、結論から言うと、俺は今日の決勝ラウンド、影狼に付く事にしました」

 蘭は、ドローンカメラに向かって宣言する。

「俺は影狼を優勝させるため、サポートに回る契約を結びました」

〈ヘ!? 影狼のサポート!?〉
〈そんなのアリなの!?〉
〈優勝は諦めたって事?〉
〈いや、確かに決勝ラウンドは色んな要素から複合的に優勝者を決定するみたいだし、それに様々なタイトルが用意されるようになったし、開き直ってサポーターに徹するってのも一個の手かもよ〉
〈キングメイカーかよ〉
〈まぁ、優勝できなくても影狼の協力者になれるならなりたいっていう気持ちはわからんでもない〉

「え、え! サポートに回る契約って……」
「どういう事ですか!?」
「いつの間に……」

 蘭の発言に、シュガァ達も驚いている。

 確かに、彼女達にも伝えそびれてたしなぁ……。

「いや、契約なんて言うほどのものじゃ……」
「俺は影狼の近くで影狼を学ばせてもらう……言わば弟子にしてもらいました。その代わり、俺の持つ全ての知識と能力で影狼をサポートする事を誓いました」

〈ほほう、蘭の知識を〉
〈コレは結構デカいぞ?〉
〈蘭って、マジで知識量すごいからな、頭も良いし〉
〈ダンジョンの解説本も出版してるんだよね?〉
〈知識を元にしたグッズも販売してるし〉
〈影狼のサポーターとしては十分な資格者だな……だけど〉
〈シュガァ達が黙ってないぞぉww〉

「つまり、チーム影狼……って事ですか!? いつの間にそんな!」
「ずるい……アタシ達も声掛けられてないのに……」

 シュガァとトーカさんが恨めしそうな顔で見てくる。

「……まぁ確かに、親しい人間には声を掛けるべきだった、というのはあるかもしれないし、俺にもそういう考えが無かったわけじゃない」

 俺はそんな彼女達に説明する。

 シュガァ達に声を掛けなかった件……一応、俺にも考えがあったのだ。

「ただ、チームに誘うということは、自分の下に付けというようなもの。蘭のように最初から俺をサポートすると心に決めているならともかく、シュガァやミケさん、トーカさんは当然優勝を目指している。なら、気安く提案していいものなのか……って、躊躇があってな」

 俺の正直な気持ちを伝えると、三人とも「それは、そうかもしれないですけど……」と呻く。

 納得と不服半々な感じだ。

「《影狼チャンネル》の皆さん。恐らく俺が足手纏いになるのでは、と心配されている方もいるかもしれませんが、ご安心下さい。先日の事前説明会から今日までの間、俺は影狼と何度かダンジョンに潜り、互いの能力を把握してきました。付け焼き刃の関係ではありません」

 一方、蘭はカメラ越しに視聴者達へ解説していく。

〈ほほう、そんなに前から〉
〈なら安心か……〉
〈大丈夫、蘭君? 他のヒロイン候補達にも負けない自信ある?(ニヤニヤ)〉
〈何故ヒロインレースに発展?〉

「ええ、俺はこの数日間、影狼の家で生活に関する事からフェンリルの世話まで、あらゆる身の回りの事をサポートさせてもらいました。影狼と同居した経験のある人間は俺だけだと思いますので、その点でも負ける要素はありません」
「おい、蘭。何を言ってるんだお前は」

〈同居だと!?〉
〈おいおいおい、聞き捨てなりませんな(真顔)〉
〈同居の件を詳しく聞かせてもらえませんか?(真顔)〉
〈何でお前等そこでテンション上がってんのww〉

「影狼と同居……許すまじ」
「弟子ですので。身の回りのお手伝いをするのは当然ですが?」

 何故か盛り上がり始めるコメント欄。

 何故か火花を散らし始める蘭とトーカさん。

 ……よくわからん流れになってきたな。

「あ、あ、あの……」

 そこで、どこからか控え目な声が聞こえてきた。

 これまた聞き覚えのある声。

 俺が振り返ると、そこに立っていたのは……。

「やぁ、ジミ子さん」
「お、お久しぶりです……えへへ」

 長い黒髪の間からこちらを見詰め、照れたようにはにかむ少女。

 黄泉のジミ子さんだった。
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