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第三章 KOD第二次予選編
第63話 あたし、会社辞めます
しおりを挟む「あ、戻ってきたぞ!」
「影狼ぉぉぉぉ! 決勝進出おめでとう!」
「きゃーーーー! 影狼、かっこいいー!」
「カガッチ、おめでとう!」
「イキってねぇでとっととくたばれ、カガッチ!」
「アケオさん流石っす!」
「パレスちゃーん!」
歌舞伎町ダンジョン――第一階層。
最終ステージである第三階層より帰還した俺達――決勝ラウンド進出者組を、溢れかえる程のギャラリーが出迎えてくれた。
浴びせられる歓声。
これが……KODの本戦に歩を進めるということなのか。
なるほど、改めて凄い影響力だ。
〈いやぁ、終わってみれば影狼の活躍で終始したBブロックだったな〉
〈しかし、今年のKODハイレベル過ぎないか?〉
〈思った。去年までに比べて、なんか選考内容も難易度上がってない?〉
〈去年の二次予選なんて、探索者同士の鬼ごっこだったしな。参加者のネームプレートを一番多く獲得できた奴が勝ち、みたいな〉
〈今年に比べたら遊びみたいなもんだったな。こんな本格的にダンジョン探索を想定したような競技内容じゃなかったもん〉
《影狼チャンネル》のコメント欄――現在、同接視聴者数3000万人。
二次予選終了後に、祝勝会ムードに誘われて更にリスナーが増えた結果――未だにコメント欄は視聴者同士の会話で盛り上がっている。
〈参加者だって、今年、初の一万人越えだろ? 過去最多人数だって〉
〈なんだかんだ、日本の探索者のレベルも上がってるってことだろ〉
〈特にここ最近は、ヒバナや影狼に触発された奴が多いだろうしな〉
〈マジで、海外のダンジョン探索者の大会に参戦しても通用するんじゃね?〉
〈今まで全く爪痕すら残せてなかったからな〉
〈影狼やヒバナなら十分行けるでしょ〉
「みんな、今日はありがとう。配信はここまでだ」
俺はドローンカメラを寄せて、終了の挨拶を告げる。
「今日の配信内容は、KOD公式の許可が取れ次第アーカイブに録画したものをアップしておく。楽しみに待っていてくれ。では」
〈おつかれ!〉
〈影狼、お疲れ様!〉
〈今日も楽しかったぞ! 決勝も頑張って!〉
《先程のコメント欄にも書かれていたが、海外での活躍も視野に入れてくれよKAGEROU! 世界に羽ばたく君の姿が是非とも見たい!》
《KODのスケジュールを確認しておくよ! こんなに日本のエンターテイメントにドハマりする日が来るとは思わなかったよ! 決勝ラウンドも楽しみにしている!》
俺はドローンのREC機能を解除すると、ギャラリーの声援を浴びながら参加者専用に区切られた通路を歩いて行く。
そして、換装を解除。
普段着に戻ると、足早にダンジョンの出入りゲートへと向かう。
「あ、か、影狼さん……」
そこで、背後から声を掛けられた。
振り返ると、全体的に黒を基調とした、地味な服装の女の子が立っていた。
長い黒髪で顔の半分が隠れているが、髪の隙間から覗く目を見て、その正体に気付く。
「ジミ子さん」
「あ、改めまして、今日はありがとうございました、その、なんていうか……」
換装を解除し、俺と同じように日常の姿になったジミ子さん。
彼女は、髪を手櫛で掻きながら、しどろもどろで言う。
「影狼さんのお陰で、決勝ラウンドに進出できましたし、新しい力の使い方にも気付かせてもらえましたし、感謝する事ばかりで……」
「気にするな」
俺は返答する。
「《幽体離脱》の新たな使い方に目覚めたのは、君に勇気があったからだ。モンスター相手にも臆さず霊体で挑む、その勇気が備わった事こそ最大の成長。俺は、助言をしたに過ぎない」
「い、いえ、あたしも、もしも影狼さんとペアにならなければ、ここまで《幽体離脱》を駆使しようっていう気持ちにもなれなかったと思います……影狼さんと力を合わせて、絶対に勝つんだって……そう思えたからで……」
本当に、ありがとうございました! ――と、ジミ子さんは今日何度目になるかわからない感謝の言葉を俺に告げ頭を下げる。
俺は嘆息する。
気にするな、と言っても、意味は無さそうだ。
シュガァといい、最近の女の子は律儀というか真面目というか……。
「わかった。どういたしまして、だ」
とはいえ、返す言葉などそれくらいしか無い。
俺の返事に、ジミ子さんはおずおずと顔を上げる。
「か、影狼さんって……なんだか、普段からそんな感じなんですね……」
「ん?」
「硬派っていうか、ストイックっていうか、恩着せがましくないというか……あ、いえ、決して悪い意味ではなくて、その……か、かっこいいです……」
頬を赤らめ、ジミ子さんは言う。
普段の俺……か。
そういえば、影狼としてのキャラクターを意識してなのか、俺はダンジョンに潜っていない通常時もこんな感じの喋り方になっている気がする。
会社員時代なんて、いつも落ち込んでてネガティブな感じだったのに……。
なんというか、性格が変わってきてる?
(……いや……戻ってきてる、のか?)
戻ってきてる?
元々の性格に?
俺には、学生時代――最もダンジョンに潜行していた頃の記憶が欠けている。
もしかして……これが、俺本来の人柄だったのだろうか。
「か、影狼さん?」
「………」
いや、こんなところで深く考え込んでいても仕方が無い。
「ジミ子さん、とりあえず、外に出よう」
「は、はい」
俺はジミ子さんと一緒に、参加者用のゲートに向かう。
「あ、あの、影狼さん」
「ん?」
「その、よろしければ、なんですが……」
スタッフに挨拶をし、ゲートを潜って、外に出る。
「こ、このご縁を期に、よければ連絡先を……」
その瞬間だった。
「あ、出てきた!」
「もしかして……影狼とジミ子!?」
「本当に?」
「いや、マジだよマジ。換装してないとあんな感じなんだよ」
歌舞伎町ダンジョンのゲート前。
そこに、野次馬が群がっていた。
どうやら、決勝ラウンド進出者の出待ちをしていたようだ。
「影狼さん! 今日もかっこよかったです! サインして下さい!」
「影狼さん! 二次予選前にヒバナさんが挨拶に来ていましたけど、影狼さんとヒバナさんとの間にはどのようなご関係があるんですか!?」
「ぶっちゃけ、ヒバナの事どう思ってます!?」
「ジミ子ぉぉぉぉぉぉぉ! よく頑張った!」
「あの、すいません、近くにある出版社の雑誌編集部に所属している者ですが、影狼さんの独占記事を」
……何やら凄い事になっている。
企業人、素人、関係無く色々な声が飛んできて、いちいち反応していてはどれだけ時間があっても足りないだろう。
仕方が無い……。
俺達は「急いでいるので、すいません」と言って、足早にその場を離れる。
しかし、歌舞伎町ダンジョンを離れても、ギャラリーは俺達の後に付いて追い掛けてくる。
これは逃げられそうにないぞ……。
「影狼さん、こっちです」
そこで、ジミ子さんが俺の手を取る。
そして、すぐ真横の細い路地にシュッと入った。
あれよあれよという内に、ジミ子さんに手を引かれ、俺は新宿の雑居ビルの隙間を縫うように駆け抜けていく。
そして、数分後。
「もう、追っ手はいませんね」
なんやかんや、代々木あたりまで来てしまったが。
俺達はギャラリーの追跡を振り払う事に成功した。
「凄いな、ジミ子さん」
「え、へへ、ダンジョンでもモンスターから逃げ回っていたので……回避行動が得意になっちゃいまして……」
申し訳無さそうに笑うジミ子さん。
瞬間、「ムー」というようなくぐもった音が響き渡った。
ジミ子さんは体をビクッと震わせ、慌てて肩掛けポーチを開ける。
取り出したのは、マナーモードで震えているスマホ。
その画面には、『社長』と表示されていた。
「あ、わわ、社長だ、どうして……」
青ざめた顔で、ジミ子さんは慌てふためく。
社長……。
確か、彼女は《ヘイブン・ランナー》という会社に所属している探索系配信者だったか。
その会社の社長から、電話が掛かってきているようだ。
ジミ子さんは、恐る恐る通話に出る。
「も、もしもし……あ、ひっ、すいません……」
スマホから、社長の声が漏れ聞こえてくる。
大声で、かなり高圧的に喋っている様子だ。
聞こえてきた声から察するに、どうやら《ヘイブン・ランナー》の社長は、自社で売り出し中の七森ピチカが失格になった上、何やら炎上騒動に発展している事にイラついている様子である。
真偽はわからないが……それに関しては七森ピチカの自己責任だろう。
『もうこうなったら、まぐれでも決勝に進んだんだ! お前に稼いでもらうぞ! 今からビルに来い! 今後の事を伝える!』
「………」
頑張った自社の社員に、随分と高圧的な言い方だ。
俺は、そこでジミ子さんに言う。
「スマホを貸してくれないか」
「え?」
「俺が話す」
俺は今日、ジミ子さんと二次予選を一緒に戦った。
彼女の長所や美点を、少なからず語れる。
何なら、俺が影狼として、コラボ配信なんかで今後のジミ子さんの力になれるかもしれない。
おこがましいかもしれないが、俺のネームバリューでジミ子さんの待遇面を改善するよう、向こうの社長に意見できるかもしれない。
そう思って、言った。
しかし――。
「………」
ジミ子さんは俺の目を数秒見詰めた後……フルフルと、首を横に振り。
「社長」
そして――。
「あたし、会社を辞めます」
そう言った。
スマホの向こうで騒ぐ声を無視し、ジミ子さんは通話を切る。
「………」
「………」
「………」
「………」
「………ど」
しばらく沈黙した後、ジミ子さんは正気に戻ったようだ。
「ど、どどど、どうしよう、勢いで言っちゃった……」
「勢いで言っちゃったのか……」
「ご、ごめんなさい、でも、これ以上影狼さんにばかり頼ってはいけないと思って……でも、今後の事なんて何も考えてないのに……」
あわあわと、今更のように慌てふためくジミ子さん。
……なんだか、いつかの自分を見ているようだ。
と、そこで、再びジミ子さんのスマホが鳴った。
また社長か? と思ったが、どうやら違う様子だ。
「あ、家族からです……お母さん」
『あ、もしもし、見知子? 二次予選、観たわよ。決勝戦進出おめでとう』
『ねえちゃんかっこよかったーー!』
スマホの向こうから、ジミ子さんのお母さんと、弟さんと思われる声が聞こえた。
「あ、ありがとう……」
『頑張ったわね。この後、家に帰ってくる? それとも、まだ仕事? 会社に戻らなくちゃ行けない?』
「そ、その事なんだけど……あのね、あたし……今、会社辞めるって言っちゃった」
その発言に、向こうも驚いている様子だ。
ジミ子さんは、家族に事情を説明する。
ずっと、今の会社で辛い思いをしてきた事。
遂に勇気を出して、退職の意思を宣言してしまった事等を。
「あ、あ、でも、まだ辞めるって言っただけだし、正式な手続きとかはしてないから、謝れば許してもらえるかも……」
『……いいよ、見知子。よく頑張ったね』
そんなジミ子さんに、お母さんは優しく言う。
『それと、ごめんね、家の為に、見知子にばかり頑張らせちゃって。ずっと元気が無くて、何かを隠してるってわかってたのに……こっちから何も言い出せなくて』
「……お母さん」
「ジミ子さん」
そこで、俺は言う。
「スマホのスピーカー機能を解放してくれないか?」
「え? は、はい」
ジミ子さんがスマホを操作し、スピーカーをONにする。
「初めまして、ジミ子さんのお母さん。影狼です」
『え……か、影狼さん?』
『え! 影狼!? ねえちゃん、本物の影狼といるの! すげえええええ!』
驚いた様子のお母さんと、弟さんの声が聞こえる。
「安心して下さい。ジミ子さんは会社を辞めましたが、KODでの活躍もあって個人のチャンネル登録者数も爆増中です」
俺は、自身のスマホをジミ子さんに見せる。
ジミ子さんのチャンネル登録者数……当初、63人しかいなかったその数が、一気に1万を突破していた。
「これからは、俺も同じ個人配信者として、ジミ子さんに協力していきます。ですので、しばらく先の事は心配しないで下さい」
『ねえちゃん、影狼とコラボするの!? 学校で言っていい!?』
『あ、あの、影狼、さん? どうして、そこまで……』
興奮した様子の弟さんの一方、お母さんは戸惑っている様子だ。
「深い理由はありません。これも何かの縁ですので。それに……」
俺は、ジミ子さんを見る。
「……似たもの同士、ですので」
その後、俺はジミ子さんのお母さんから深く感謝され、通話を終えた。
「……影狼さん」
「感謝の言葉はもういい」
俺が言うと、ジミ子さんは「ありがとうございます」と言い掛けた口を閉ざした。
「……本当は、嫌だったんです。KODに参加するのも、ダンジョンに潜るのも……今日の二次予選だって、始まるまで辛い気持ちでいっぱいで……」
代わりに、ジミ子さんは言う。
その顔を、その目を、幸福そうな光で満たして。
「……あたし、影狼さんと出会えて……本当に良かったです」
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