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第三章 KOD第二次予選編
第55話 ▲●■
しおりを挟む「【――▲●■を捧げられた者のみ、ここを通す――】……それが、あの電子パネルに表示されていた第一階層をゴールするための条件だった」
「は、はい……」
腕の中にジミ子さんを抱え、来た道を戻る。
その道すがら、俺はジミ子さんに自身の憶測を説明していた。
「結論から言うと……▲●■の正体はアイテムだ」
〈ほほう、アイテム〉
〈影狼は▲●■をアイテムと判断したか〉
〈ってことは、三文字のアイテム?〉
〈この歌舞伎町ダンジョン第一階層で手に入る三文字のアイテムって、何があったっけ?〉
俺を追跡してきたドローンカメラ。
セットされたスマホに表示されたコメント欄に、視聴者達の声が流れていく。
よく考えると、俺がここで推理を披露したら、それがそのまま他の参加者達にもバレてしまう可能性もあるのか。
……だが、まぁ、おそらくそれは運営側もわかっている事だろう。
わかった上で、各個人の配信を許可しているのだ。
何故なら、誰かが真実に辿り着き、それが他のわかっていない参加者達に共有されたとしても、それは大した問題ではないからだ。
なので、俺は遠慮無く考察を披露していく。
「気になったのは、『捧げられた者』という文言だ。『手に入れた』でもなく、『探し出した』でもなく……『捧げられた』」
そこで俺は、ドローンカメラに視線を向ける。
「先程、コメント欄に、この歌舞伎町ダンジョンの第一階層に出現するモンスターの種族を何種類か上げていたが……何と言っていた?」
〈お、影狼が俺達に語り掛けてる〉
〈ええと、ちょっと待ってコメント見返す……〉
〈もしかして、このコメント? →〈歌舞伎町ダンジョンの第一階層って、《ハーピー》とか《イビルアイ》とか《ナマハゲ》とか、割と強いモンスターも出現する可能性があるんだけどな〉〉
〈そんな一瞬のコメント、見落としてた……〉
「そう、それだ」
俺は頷く。
「ハーピー、イビルアイ、ナマハゲ……俺は、それらのモンスターと戦った記憶がある」
〈ハーピー、イビルアイ、ナマハゲ……一応、《上層》クラスに生息してるモンスターの中では、かなり上位の強さに分類される連中だな〉
〈俺、実際に見たことないや〉
〈こいつらがどうしたの、影狼?〉
「このモンスター達には、ある特徴がある」
俺は、その昔――学生時代に戦った頃の記憶を思い出しながら、語る。
「このモンスター達は、自ら戦う相手を選ぶタイプだ。基本的に、己よりも弱い相手には興味を示さない。そして、正々堂々戦って負けた相手には、アイテムをドロップする習性を持っている」
〈負けた相手には、アイテムをドロップする……あ!〉
〈じゃあ、そのモンスター達が持ってるアイテムってのが、▲●■って事?〉
〈なるほど! だから『捧げられた者』なのか!〉
そうこうしている内に、俺は第一階層の中盤くらいにまで戻ってきていた。
「か、影狼さん……ということは、まずはここでハーピーやイビルアイ、ナマハゲを探さなくちゃ、って事ですか?」
地面に足を下ろしたジミ子さんが、俺に尋ねる。
「……ああ」
俺は周囲を見回しながら答える。
そう、この第一階層に設定された大量の制限時間――60分は、先程言ったモンスター達を見つけ出すための時間も考慮されているのだろう。
しかし前述の通り、ターゲットのモンスター達は、この歌舞伎町ダンジョン第一階層でも滅多に現れないタイプである。
走り回って見つけ出してもいいのだが……。
「今回は、効率的に行かせてもらう」
言うと同時、俺は腰に装着していたウェストバッグを外す。
このウェストバッグは、タイマからの支給品の一つ――特製の《アイテムボックス》だ。
ウェストバッグの蓋をパチンと外し、中に手を突っ込む。
そして、ズルリと、青白く輝く巨大な物体を引き摺り出した。
〈あ! これ!〉
〈〔アルテミスドラゴンの角〕だ!〉
〈ああ、そうだ、影狼が窃盗グループから取り返してたんだった〉
〈確か、もの凄いデカさだったよな。ルートに流せばウン千万で売り捌けるんだっけ……〉
〈めっちゃ貴重品じゃん!〉
「これくらいか」
かつて、新東京ダンジョンの《中層》で手に入れ、一時は密売グループに奪われ、なんやかんやあって俺の手元へと戻ってきたアイテム――〔アルテミスドラゴンの角〕。
俺は、その角の先端――30㎝くらいのところに、《沙霧》を振り下ろした。
キィィン――と、甲高い音を立てて、角が切断される。
〈ああああああ、もったいない!〉
〈貴重な角がぁああああ!〉
〈別にお前等のものでもないんだしいいだろww〉
〈もう、簡単に〔アルテミスドラゴンの角〕を切断してることについてはリアクション無しなのね〉
「それと……」
切断した〔アルテミスドラゴンの角〕を片手に握り、俺は続いて、もう片方の手で《マジックボックス》を探る。
取り出したのは、薄黄緑色の石だった。
〈ん? なんだあれ?〉
〈〔迅雷石〕じゃない?〉
〈ああ、電気を発生させられるっていうアイテムか〉
コメントの言うとおり、これは〔迅雷石〕というアイテムだ。
実は先日、秋葉原ダンジョンに潜った際、その探索の途中でいくつかのアイテムを手に入れていたのである。
これは、その内の一つだ。
〈あ、なるほど、影狼の狙いが分かった〉
〈なになに、どういうこと?〉
〈前回の配信観てたらすぐにわかるよ〉
〈すいません! 初見勢です! わかりません!〉
〈まぁ、観てなって〉
〔アルテミスドラゴンの角〕には、電流を流すと特殊な波長が発生し、モンスターの誘引効果を起こすという特性がある。
そして、〔迅雷石〕はスタンガンのように蓄電している電気を放出できるという特性がある(一回限りの使い切りだが)。
つまり、この二つを組み合わせると――。
――バチッ、と、俺の切り落とした〔アルテミスドラゴンの角〕に電流が走った。
「きゃっ!」
閃光と爆音に、ジミ子さんが思わず悲鳴を上げる。
電流を流した瞬間、〔アルテミスドラゴンの角〕は一瞬鳴動した風に見えた。
おそらく、これでいいはずだ。
「……来るぞ」
俺の感覚器官が、“何かがやって来る”気配を捉える。
〔アルテミスドラゴンの角〕の誘引効果は、角が大きければ大きいほど強力なモンスターに作用する。
つまり、大きさをある程度調整すれば、任意のレベルのモンスターを誘い出せるということ。
やがて、誘引効果に誘われて――。
「キュアッ!」
――頭上より、半人半鳥のモンスターが現れた。
上半身は人間の女、しかし、両腕のあるべき箇所には翼が生えている。
下半身は鳥で、両足には鋭い爪を持つ。
目は真っ赤で、油断無く俺を睥睨している。
「ひゃっ! こ、このモンスターは……」
「まずはハーピーか」
出現したハーピーに怯えるジミ子さん。
俺は、彼女に下がるようジェスチャーし、《沙霧》を構える。
〈ハーピーだ!〉
〈意外とでけぇ!〉
〈全長2メートルくらいあんのな……〉
〈うおお……すっげぇ睨んでる〉
「来い」
「……クゥゥ」
ハーピーは、俺を鋭く睨む。
しかし、その目は敵意や害意を俺に示している……という類いのものではない。
こいつらはその性質上、自分よりも弱い相手には興味を示さない――つまり、強さを敏感に察知する本能を持っている。
その上で、俺を一目見て――既にわかったのかもしれない。
俺には敵わない――と。
「キィィアッ!」
それでも、はい私の負けですと、大人しく敗北を認めるタイプではなかったようだ。
ハーピーは両翼を広げ、爪を振り上げ、俺へと襲い掛かってくる。
接近――肉薄――。
――擦れ違い様、俺はハーピーの爪を全て切り落とした。
「キッ」
空中に舞い上がった合計六本の爪が、地面に落下する。
俺は、振り返り《沙霧》をハーピーへと向ける。
しかし、その一瞬の邂逅だけで十分だったようだ。
「クゥ……」
ハーピーは、俺から離れるように飛翔する。
そして、数秒ほど俺を見詰めると、背中を向けて去って行った。
〈ハーピー、逃げた〉
〈完全に負けを認めたんだな〉
〈実力差を思い知ったか〉
〈一瞬で影狼にわからされちゃったね〉
「す、すごい……あのハーピーが、逃げていっちゃいました……」
「負けを認めた」
俺は、地面に落ちた爪を見る。
「そして、俺にアイテムを『捧げて』いったんだ」
言いながら、爪を一本拾い上げる。
「これが、▲●■の内の一つ……おそらく、▲に該当する〔ハーピーの爪〕だ」
〈そうか! ▲●■は三文字のアイテムじゃなくて、三種類のアイテムの形を示してたのか!〉
〈▲が〔ハーピーの爪〕なんだとしたら……残りは●と■か〉
〈それを三つ集めれば、あの電撃バリバリ透明バリアも突破できるんだな!〉
「ジミ子さん、これを」
俺は、更にもう一本〔ハーピーの爪〕を拾い上げ、ジミ子さんに渡す。
「あ、あたしも、ですか?」
「この二次予選はタッグマッチだ。アイテムはチームで一つ取得できていればいいのか、それとも一人ずつ取得しなくてはいけないのか、それはわからない。念の為、後者の可能性を考慮しておこう」
「は、はい」
さて、そうこうしている内に、〔アルテミスドラゴンの角〕の誘引効果に誘われて、続々とモンスター達が集まってきているようだ。
ざわざわざと、俺の元に迫る気配が増えている。
残るアイテムは二つ――●と■。
と、そこで。
「よっしゃ追い付いた!」
「影狼やっべ! もうハーピー倒してるよ!」
「なんであの一瞬で、▲●■の正体に気付くんすか!」
二次予選の、他の参加者達も俺達に追い付いてきた。
おそらく、《影狼チャンネル》の俺の解説や、公式配信の実況なんかを見て、俺の狙いに気付き追い掛けてきたのだろう。
「影狼がモンスターを集めてくれたから、もうすぐ戦闘になるぞ!」
「よっしゃ、俺もハーピーに負けを認めさせる!」
「ハーピー以外のモンスターって何だっけ!?」
「イビルアイとナマハゲだよ! いいか、別に全部ぶっ倒さなくてもいいんだからな! アイテムを手に入れるのを優先しろよ!」
「か、影狼さん……その〔ハーピーの爪〕ってまだ余ってますよね? い、一本だけもらえないかなぁ、なんて……」
10人、20人……瞬く間に、ほとんどの参加者が密集する。
「来たぞ!」
そして次の刹那、遠くを指さし誰かが叫んだ。
「ギュアアアッ!」
「ギャッ! ギャッ!」
「キィィィィ!」
こちらへと飛来してくるのは、ハーピーの群れ。
赤い目をギラつかせ、戦闘心剥き出しの雄叫びを発している。
それだけではない。
「わるいごはいねがー!」
「わるいごはいねがー!」
「わるいごはいねがー!」
地上からは、片手に出刃包丁、片手に桶、縦にも横にもデカい図体の半分近くが真っ赤な鬼の顔――という、正にナマハゲそのものなモンスターが津波のように押し寄せてくる。
〈ナマハゲこっわ!〉
〈ナマハゲ意外と怖いww〉
〈おいおいおいおい、モンスター大集結だよ!〉
〈〔アルテミスドラゴンの角〕の効果YABEEEEEEEEE〉
〈影狼、ちょっと呼び寄せすぎィ〉
〈でも、これで他の参加者達も恩恵に与れるんじゃね?〉
『これは凄い! どうやら影狼さんのお陰で、一気に状況が参加者達有利に動き出したようです!』
ハヤニさんの実況音声が響き渡る。
『さぁ、ここからは実力勝負! モンスター達に力を示し、強者と認めさせ、アイテムを捧げられるかの世界です! 皆さん、頑張ってください!』
実況と同時、遂にモンスターと参加者達の波がぶつかり合う。
「ひ、ひぃぃ!」
「ジミ子さん、ひとまず安全な場所に避難を」
あっちでもこっちでも戦闘勃発。
大混戦の始まりとなった。
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