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第三章 KOD第二次予選編
第53話 タッグ
しおりを挟む「はぁ……二次予選がタッグ戦だなんて……どんな人が相手なんだろう……迷惑掛けちゃったらどうしよう……」
新宿、歌舞伎町ダンジョン。
KODグランプリ二次予選の参加者達が集まった第一階層のフロア内にて、一人の少女が人混みの中をふらふらと彷徨っていた。
「ええと、該当ナンバーの人……該当ナンバーの人……どうしよう、見付からない」
地味な女の子だ。
長い黒髪で、顔の半分を覆っている。
身に纏っているのも、白を基調とした着物のような服装のため――その姿は当てもなく徘徊する幽霊みたいだ。
「うう……そもそも、あたしみたいな存在が二次予選に進出できたのが奇跡なのに、たまたま運が良かっただけなのに……」
立ち止まり、彼女は深く溜息を吐く。
「……何してるんだろ、あたし……」
貧乏だった。
父親はおらず、家族は母と弟。
過労で体を壊してしまった母と、まだ幼い弟のため、高校卒業と同時に働く事を決意した……家の借金もあるし。
けれど、世間は甘くない。
高卒の、何も持っていない女の子を雇ってくれる会社などほとんど存在しない。
低賃金の仕事をしていても、借金は雪だるま式に増えていくだけだ。
もう、体を売るとか……闇バイトの募集に乗るしかないのか……。
そんな不穏な思考が過ぎっていた時、とある企業から採用の通知をもらえた。
探索系配信者を売り出すライバー系芸能事務所……《ヘイブン・ランナー》という会社だった。
昔、偶々自分に探索者としての才能があると知った。
藁にも縋る思いで、ダメ元で応募したので、まさか採用してもらえるとは思っていなかったのでビックリした。
《ヘイブン・ランナー》は、ライバー系事務所の中でもかなり大きな方の会社だ。
それこそ、業界最大手の《シャイニング・エピソード》には及ばないけど、向こうはライバーだけではなくあらゆる芸能活動を取り仕切っている。
純粋な、探索系配信者に力を入れている事務所としては十分有名である。
採用が決まった時は嬉しかった。
ダンジョン探索者に憧れている弟は大喜びだった。
母からは申し訳無いと言われたけれど、これからは自分が頑張って家族を助けると大見得を切った。
けれど、この《ヘイブン・ランナー》はとんでもないブラック企業だった。
社長のワンマン経営で、パワハラ、セクハラ塗れの酷い職場環境。
実力主義……という名の元、一部の人気配信者が優遇され、それ以外の配信者が下僕のように酷使される関係性。
これが、ダンジョン配信界……。
そんな世界に身を投じてしまった事を後悔したが、時既に遅し。
他に行く当てもないし、家族にも迷惑を掛けられないので、会社の言いなりになっていた。
このKODに参加したのも、同じく《ヘイブン・ランナー》から参戦している人気配信者の盛り上げ役を命じられたからだ。
「はぁ……どうしよう……早く見付けないと……ええと、『№146』の人……146の
人……」
「すまないが」
そこで、彼女は背後から声を掛けられたことに気付いた。
もしかして、体がぶつかったりしてしまったのだろうか。
「あひっ、ごめんなさい」
慌てて振り返り、彼女は謝る。
一人の男が立っていた。
その胸に『№146』のプレートがある。
「あ、146……」
「あなたが、№14の人か」
その男は――軽装の防具を纏い、両の腰に刃を下げていた。
「あ」
その顔、その姿を見て、彼女は飛び上がって驚いた。
「か……かかかかかかかかかかかかか、影狼ぅぅぅぅ!!???」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
俺は、自身のナンバープレートと女の子のナンバープレートを見比べる。
うん、確かに指定された相手のナンバーだ。
長い黒髪に、白色の着物っぽい姿。
失礼な表現かもしれないが……幽霊のような女の子だ。
「はじめまして、影狼です。あなたとタッグを組むことになりました。よろしくお願いします」
俺は、真面目に挨拶をする。
「あ……あ……あひ」
相手の女の子は……何やら体をガタガタと震わせている。
「は、はじめまして、《ヘイブン・ランナー》所属の、『黄泉のジミ子』です……よ、よろしくおね……か、影狼さんがあたしの相手……?」
「はい、そうなりますね」
緊張しているのか、一向に体の震えが止まらない様子のジミ子さん。
一方、そんな俺達の様子を周囲の参加者達もジロジロと見詰めている。
〈お、影狼の相方見付かったか〉
〈誰?〉
〈誰だ?〉
〈黄泉のジミ子……知ってる?〉
〈ううん……知らん……〉
〈今調べた。《黄泉のジミ子チャンネル》登録者数63人……うーん、企業所属でこれとは……〉
〈へー、《ヘイブン・ランナー》所属なのか。結構デカいとこだよな?〉
〈有名配信者もそこそこ在籍してたと思うぞ。知名度の低い配信者もいっぱいいるし、かなり入れ替わりも激しいけど〉
〈社長がエッセイ本出してるのは知ってる〉
ドローンにセットしたスマホ画面に、コメントが流れていく。
それで、ジミ子さんに関する大体の情報は掴めた。
〈強いのかね?〉
〈チャンネルに上がってる動画も上層の徘徊配信ばっかだし、KODの参加記録も今年初挑戦だから実績無しだし〉
〈大丈夫? 影狼の足引っ張らない?〉
〈最低でもシュガァやトーミケくらい出来ないと足手纏いになっちゃうでしょ、あと華が無い〉
〈まぁ、そういう運要素も含めての二次予選だから〉
〈ここで影狼が失格になったりしたらつまんないからな〉
〈界隈が荒れるぞ~〉
……意地の悪い視聴者がいるな。
案の定、そのコメントの流れを見ていたジミ子さんは、真っ青な顔になって更に体の振動を強めていた。
「気にしないでください、ジミ子さん」
「あ、い、いえ……いいんです、いいんです、あたしが影狼さんと釣り合っていないのは周知の事実というか、世界の真実というか……そ、それよりも本当に、あたしなんかが影狼さんの相手に選ばれてしまってすいません……」
ジミ子さんは、汗だくになりながら謝ってくる。
「絶対に足手纏いにはならないように……最低限、影狼さんの邪魔をしないようにはしますので……あ、あ、あたしなんか100%お荷物だろうし……ああ、やっぱり参加するべきじゃなかった、一次予選で落ちておくべきだった……でも、そうなったらそうなったで社長に怒られるだろうし……」
「………」
「ちゃ、チャンネルも地味な配信ばっかりですいません……企画力が無いし、実力も無いから……もっと頑張らないと……社長からも『せめて着物の前をもっとはだけさせて、胸を見せるとかして視聴者を釣れ』ってアドバイスされたりしたんですが……その後すぐ『ああ、でもお前の貧乳じゃ大して意味ないか』って笑われて……す、すいません、何言ってるんだろうあたし……」
パニックに陥っているのか、ぶつぶつと言葉を連ねていくジミ子さん。
自分に、全く自信の無い子なのだろうか……。
「ジミ子さん」
俺は、ジミ子さんに言う。
「俺は君を、お荷物だとは思わない。足手纏いだとも思わない。これから始まる二次予選は、少なくとも“二人で挑む”必要のある試練が待ち受けているはずだ。君は俺のパートナーだ」
「……え……そ、そんな、あたしなんて……」
「俺は君に力を貸す、だから」
俺は、ジミ子さんに手を差し出す。
「君も俺に力を貸してくれ。頼りにしている」
「あ……」
ジミ子さんは少し戸惑いつつも、ギュッと目を瞑り。
そして、俺の手を握り返そうとした。
と、その時だった。
「きゃ~~~~! 影狼だぁっ!」
いきなり、何者かが俺に横から飛び付いてきた。
女の子だった。
ピンク色の髪に、魔法少女のようなフリフリの衣装を纏った女の子が、感激した様子で俺に抱き付く。
「すごぉい! 本物の影狼! 私、影狼大好きなんですぅ! すっごい嬉しい! 会えて感動!」
〈なんだなんだ次から次にww〉
〈誰よこの女!〉
〈ピチカだ!〉
〈《ヘイブン・ランナー》所属の探索系配信者だよ。七森ピチカ〉
〈魔法少女ピッチ!〉
七森ピチカ? というこの女の子は、一通り俺に抱き付いてグルグルと回った後、満足したのか離れる。
彼女の後ろには、彼女所有と思われるドローンカメラが滞空しており、一連の光景を撮影していたようだ。
「影狼さん、はじめまして! 私、七森ピチカですぅ! 《ヘイブン・ランナー》所属の配信者で、普段はダンジョン探索を中心に頑張って活動してます! どうぞ、お見知りおきを!」
「はあ」
「さっきは、いきなりごめんなさい! 私、影狼さんの大ファンで、影狼さんの姿を見たら我慢出来なくって!」
ピチカさんは、顔を赤らめながら恥ずかしそうに身を捩らせている。
〈ピッチかわいい!〉
〈感極まっちゃったんだね、仕方がないね〉
〈この前、どっかの人気配信者にも同じような事してなかったっけww〉
〈ピッチは愛の強い娘なんだよ〉
〈愛が強いww〉
〈ピッチ! もしかして、影狼がピッチの相手!?〉
ピチカさんのドローンにセットされたスマホの画面に、コメントが流れている。
向こうは、ピチカさんのチャンネルが配信中なのだろう。
「あぁ! ジミ子ちゃんだぁ!」
そこで、ピチカさんはジミ子さんの存在に気付いたのか、甲高い声を上げる。
その声に、ジミ子さんはビクッと肩を竦めた。
「そういえば、二人は同じ事務所だったか……」
「そうなんですぅ! 私達、同じ《ヘイブン・ランナー》所属で、すっごく仲良しなんです!」
ジミ子さんに飛び付き、「ねー!」と笑顔を湛えるピチカさん。
一方、ジミ子さんは引き攣った笑みを浮かべている。
「でもでも、なんでジミ子ちゃんが影狼さんと一緒にいるのぉ?」
「あ……あ……それは……」
「彼女が俺のパートナーだからだ」
俺は端的に説明する。
「え? ……あ、ふーん」
すると、ピチカさんは一瞬目を細め、ジミ子さんを横目で見る。
「ねぇねぇ、ジミ子ちゃん、ジミ子ちゃん」
ピチカさんは、ジミ子さんに更に体を寄せて、ヒソヒソ声で話す。
上手い具合にカメラに顔が映らないようにし、彼女達以外に声が聞こえないように声量を調整しているようだ。
普通なら、彼女達以外には聞こえない会話。
だが、空気の微妙な振動をも感知する俺の聴覚は、その発言をはっきり捉えていた。
「ナンバープレート、交換しよ♪」
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