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夕方、酒と職場の余り物を持って、家に帰宅した。
家のドアを開けると、いつもリビングにいるリヒテルの姿は見えない。
留守かと思い、一人で、ワインを開けて余り物を摘まんでいると、二階のシャワー室からバスローブをまとったリヒテルが出てくる。
「あぁ、いたのか?」
「お帰りなさい。出迎え出来ずごめんなさい」
「お前って出迎え好きだよな。ただいま」
俺はキッチンへと立ち上がり、大食らいな彼に焼き飯や野菜などの炒めモノを作る。
リヒテルには座るように声をかけたが、自分用の皿やワイングラスを用意し始める。
そして、真後ろに立ち、クンクンと俺の頭に顔を近づける。
どうも、獣人というのは、人の匂いを嗅ぎたがるようなのだ。子供の頃からなので、もう違和感がない。
「疲れているのに、ありがとうございます」
「お前、後ろに立つなよ。邪魔だな」
「はい。マクさんが家にいてくれるのが嬉しくて」
そう言って、ブンブンっと奴のフワフワの尻尾が大きく左右に揺れる。
……コイツのこういう圧倒的な犬力がイケないと思わないか? 成人したのに、オー! ヨシヨシ。としたくなるような。
そういう事を職場でドニーにぼやくと、獣人は頭が良く警戒心が強いから、俺が言っている状態が理解できないと言われた。
炒めモノを皿に乗せると、リヒテルがテーブルに並べた。ワイングラスもちゃっかり自分用を用意し、ワインを注いでいる。
互いに席に座り、食事を始める。その日あったことをポツポツと互いに話し始めた。
「マクさんは、炒めモノ食べないのですか? 俺、全部頂いても?」
「あぁ、それ、お前用に作ったから。俺のはこれで充分」
40歳超えた辺りから、夕飯は酒とつまめる食べ物があれば充分になった。朝はしっかり食べるので、そこら辺は心配無用だ。
リヒテルは、そんな事は知っているはずなのに、毎回確認して嬉しそうな顔をする。
「いつも俺の為にありがとうございます」
そして、同じ事を言う。
「おう。感謝して食べろ」
「はい。美味しいです」
あー、嬉しい嬉しい。という顔をするのは、どうしたものか。
主人に全力で尻尾を振る犬……という気分がするが、立派な獣人。
「プロジェクトが成功して事業が拡大しそうなんです。マクさん、何か欲しい物はありませんか? こんなにいつもお世話になっているのですから、何か送らせてください」
また、事業がデカくなるのか。リヒテルの優秀さはこの街では知らない人はいない。人を動かす力もあり、店を構えたい奴はこぞってリヒテルにアドバイスを受けに来る。
「何もいらん。あ———……、お前が一人暮らしする家を購入してくれ」
「却下」
「却下ってお前ね」
「却下と言えば却下ですよ」
他は素直なのに、ここは頑固として頷かない。雛の刷り込みの凄さを実感する。
世の親の大変さが沁みる。いや、世の親はもっと大変か……。
この会話ももう何百回目なのだろうか。
「希望がなければ、マクさんの赤毛に合うシャツをプレゼントします」
シャツ。買い物が面倒臭い俺の事をよく知っているチョイスだ。今着ている服も一式、コイツが買ってくるので、プレゼントというより日常的な買い物に近い。
いつもなら、貰ってやると頷く所だが、今日は「いらん。自分で買う」と断った。
「マクさん?」
首を傾げるリヒテルを横目に、食事を終えて、自室へと向かった。
自室に入り、ベッドに横になる。ふーっと一息ついた後、ズボンを脱ぐ。左足の義足を外した。左足を揉みながら、鞄の中から書類をとり出す。
その書類は、住宅情報だ。先週、いい中古または賃貸がないかと専門業者に探してもらっているのだ。
リヒテルが出て行く話はもうずっと平行線。アイツは出て行く意志が全くない。
ここら辺でいい加減、この関係も潮時だろう。
一緒にいるから恋だと勘違いをする。こんなオッサンを好きなのは妄言だと気付くはずだ。
パラパラと情報を眺め気になる情報は丸をしてチェックをする。
俺が仕事を辞めても後輩にはしっかりと指導をしている。決めたなら早めにこの家から出て行きたい。
すると、コンコンとドアをノックされた。「風呂に湯を張ったので入ってください」とリヒテルだ。
俺は、書類を鞄に戻し、杖に持ち替えて部屋を出た。
「お風呂から出たら、リビングのソファに来てくださいね。足のマッサージをしますので」
「えー。いいよ。さっき自分で揉んどいた」
「駄目です。マクさんは自分に対して適当ですからね」
いや、お前が俺に対して丁寧なんだろうが。
このマッサージも毎日の日課に組み込まれている。リヒテルだって仕事をしてきているのだからと断るのだが、断固として“拒否”される。
「あぁ、分かったから」
面倒くさくなって、ひらひらと手を振る。
リヒテルの一部分の頑固さを退くのは、昔から手間がかかる。時間がかかり過ぎる為、折れるのは何だかんだ俺の方だ。
風呂場に向かい、新しく湯が張られた湯船に身体を浸ける。
身体の血の巡りがよくなりホッと息を付いた。
風呂から出て言われた通りにリビングのソファーで寝そべる。デカいソファーだ。
リヒテルが、俺の家を増改築したきっかけは間違いなく、俺が義足になったことだ。
俺の部屋も風呂もトイレもバリアフリー化し、手すり、段差がなくなった。そして、こうして、リビングにデカいソファを置き、疲れた時など、ここで休めるように配慮されている。
リヒテルの気遣いは相当なものだ。その気遣いこそが仕事が出来る所以なのかもしれない。
ソファにうつ伏せになって寝そべっていると、リヒテルが救急箱を持ってやってきた。ソファの端っこに座り、俺の足を見る。ちなみに俺はシャツとパンツ姿だ。風呂上りはいつもこの状態だから互いに別に何とも思わない。
「マクさん、足少し赤くなっていますね。オイルは止めて保護クリームにしますか」
あぁ。とか、うん。とか適当に頷く。どうせ、勝手に彼はするのだ。
まずは、俺の健脚からマッサージを始める。
「……ふっ」
指圧の具合がイチイチ完璧で、気持ちがいい。
「ここ、気持ちいいですか?」
「……あぁ」
「では、重点的に揉み解しましょう」
足のつま先から解され疲れが飛ぶようだ。そして、義足側は保護クリームをたっぷり塗られてマッサージをされる。
あまりの心地よさに目が開けられなくて、いつもウトウトと眠ってしまう。
このまま眠ってしまったら、布団をそっとかけてくれる。今日もそうだと思って眠ってしまった。
夢現で今日は凄く気持ちがいい。身体がすげぇ熱い。下腹部がジンジンする。
久しぶりの感覚……。前にオナニーしたの、何日前だったか? 若い時みたいに夢精をすることはなくなったけれど、溜まるモノは溜まる。
結婚相手に振られた時から、新しい彼女を作れなくなった。好きだと言ってくれる子は何人かいるのに。
足のない俺を重荷に感じてしまうのではないだろうかと臆病になってしまう。
「……ふっ」
なんだ? 足が気持ちいい。舐められているみたいな感じ。しかも、なんか、その舐められている感覚が切断部分からどんどん上がって、太もも、鼠径部、そして、尻……??
尻の肉を揉まれ、広げられ割れ目の穴に柔らかいモノが突かれる。そこでペチャペチャと音がする。
夢……? なんつー夢だ……。
俺、男も女も攻める側で、そっちの専門じゃねぇのに。
柔らかいモノが縁をなぞり、そこを出たり入ったりを繰り返す。
やめろと尻に力を入れると、指の先が軽く挿入され、くぱぁっと広げられる。そして、また柔らかいモノがそこを弄ぶ。
この感覚はなんだ? ゾワゾワする。目一杯性器を擦りたい気分になる。
ようやく、柔らかいモノがそこから離れる。ホッとしているとブランケットが身体にかけられたのを感じる。
「目を開けても怖くないですよ」
耳元で囁く声に瞼をギュッと閉じた。
家のドアを開けると、いつもリビングにいるリヒテルの姿は見えない。
留守かと思い、一人で、ワインを開けて余り物を摘まんでいると、二階のシャワー室からバスローブをまとったリヒテルが出てくる。
「あぁ、いたのか?」
「お帰りなさい。出迎え出来ずごめんなさい」
「お前って出迎え好きだよな。ただいま」
俺はキッチンへと立ち上がり、大食らいな彼に焼き飯や野菜などの炒めモノを作る。
リヒテルには座るように声をかけたが、自分用の皿やワイングラスを用意し始める。
そして、真後ろに立ち、クンクンと俺の頭に顔を近づける。
どうも、獣人というのは、人の匂いを嗅ぎたがるようなのだ。子供の頃からなので、もう違和感がない。
「疲れているのに、ありがとうございます」
「お前、後ろに立つなよ。邪魔だな」
「はい。マクさんが家にいてくれるのが嬉しくて」
そう言って、ブンブンっと奴のフワフワの尻尾が大きく左右に揺れる。
……コイツのこういう圧倒的な犬力がイケないと思わないか? 成人したのに、オー! ヨシヨシ。としたくなるような。
そういう事を職場でドニーにぼやくと、獣人は頭が良く警戒心が強いから、俺が言っている状態が理解できないと言われた。
炒めモノを皿に乗せると、リヒテルがテーブルに並べた。ワイングラスもちゃっかり自分用を用意し、ワインを注いでいる。
互いに席に座り、食事を始める。その日あったことをポツポツと互いに話し始めた。
「マクさんは、炒めモノ食べないのですか? 俺、全部頂いても?」
「あぁ、それ、お前用に作ったから。俺のはこれで充分」
40歳超えた辺りから、夕飯は酒とつまめる食べ物があれば充分になった。朝はしっかり食べるので、そこら辺は心配無用だ。
リヒテルは、そんな事は知っているはずなのに、毎回確認して嬉しそうな顔をする。
「いつも俺の為にありがとうございます」
そして、同じ事を言う。
「おう。感謝して食べろ」
「はい。美味しいです」
あー、嬉しい嬉しい。という顔をするのは、どうしたものか。
主人に全力で尻尾を振る犬……という気分がするが、立派な獣人。
「プロジェクトが成功して事業が拡大しそうなんです。マクさん、何か欲しい物はありませんか? こんなにいつもお世話になっているのですから、何か送らせてください」
また、事業がデカくなるのか。リヒテルの優秀さはこの街では知らない人はいない。人を動かす力もあり、店を構えたい奴はこぞってリヒテルにアドバイスを受けに来る。
「何もいらん。あ———……、お前が一人暮らしする家を購入してくれ」
「却下」
「却下ってお前ね」
「却下と言えば却下ですよ」
他は素直なのに、ここは頑固として頷かない。雛の刷り込みの凄さを実感する。
世の親の大変さが沁みる。いや、世の親はもっと大変か……。
この会話ももう何百回目なのだろうか。
「希望がなければ、マクさんの赤毛に合うシャツをプレゼントします」
シャツ。買い物が面倒臭い俺の事をよく知っているチョイスだ。今着ている服も一式、コイツが買ってくるので、プレゼントというより日常的な買い物に近い。
いつもなら、貰ってやると頷く所だが、今日は「いらん。自分で買う」と断った。
「マクさん?」
首を傾げるリヒテルを横目に、食事を終えて、自室へと向かった。
自室に入り、ベッドに横になる。ふーっと一息ついた後、ズボンを脱ぐ。左足の義足を外した。左足を揉みながら、鞄の中から書類をとり出す。
その書類は、住宅情報だ。先週、いい中古または賃貸がないかと専門業者に探してもらっているのだ。
リヒテルが出て行く話はもうずっと平行線。アイツは出て行く意志が全くない。
ここら辺でいい加減、この関係も潮時だろう。
一緒にいるから恋だと勘違いをする。こんなオッサンを好きなのは妄言だと気付くはずだ。
パラパラと情報を眺め気になる情報は丸をしてチェックをする。
俺が仕事を辞めても後輩にはしっかりと指導をしている。決めたなら早めにこの家から出て行きたい。
すると、コンコンとドアをノックされた。「風呂に湯を張ったので入ってください」とリヒテルだ。
俺は、書類を鞄に戻し、杖に持ち替えて部屋を出た。
「お風呂から出たら、リビングのソファに来てくださいね。足のマッサージをしますので」
「えー。いいよ。さっき自分で揉んどいた」
「駄目です。マクさんは自分に対して適当ですからね」
いや、お前が俺に対して丁寧なんだろうが。
このマッサージも毎日の日課に組み込まれている。リヒテルだって仕事をしてきているのだからと断るのだが、断固として“拒否”される。
「あぁ、分かったから」
面倒くさくなって、ひらひらと手を振る。
リヒテルの一部分の頑固さを退くのは、昔から手間がかかる。時間がかかり過ぎる為、折れるのは何だかんだ俺の方だ。
風呂場に向かい、新しく湯が張られた湯船に身体を浸ける。
身体の血の巡りがよくなりホッと息を付いた。
風呂から出て言われた通りにリビングのソファーで寝そべる。デカいソファーだ。
リヒテルが、俺の家を増改築したきっかけは間違いなく、俺が義足になったことだ。
俺の部屋も風呂もトイレもバリアフリー化し、手すり、段差がなくなった。そして、こうして、リビングにデカいソファを置き、疲れた時など、ここで休めるように配慮されている。
リヒテルの気遣いは相当なものだ。その気遣いこそが仕事が出来る所以なのかもしれない。
ソファにうつ伏せになって寝そべっていると、リヒテルが救急箱を持ってやってきた。ソファの端っこに座り、俺の足を見る。ちなみに俺はシャツとパンツ姿だ。風呂上りはいつもこの状態だから互いに別に何とも思わない。
「マクさん、足少し赤くなっていますね。オイルは止めて保護クリームにしますか」
あぁ。とか、うん。とか適当に頷く。どうせ、勝手に彼はするのだ。
まずは、俺の健脚からマッサージを始める。
「……ふっ」
指圧の具合がイチイチ完璧で、気持ちがいい。
「ここ、気持ちいいですか?」
「……あぁ」
「では、重点的に揉み解しましょう」
足のつま先から解され疲れが飛ぶようだ。そして、義足側は保護クリームをたっぷり塗られてマッサージをされる。
あまりの心地よさに目が開けられなくて、いつもウトウトと眠ってしまう。
このまま眠ってしまったら、布団をそっとかけてくれる。今日もそうだと思って眠ってしまった。
夢現で今日は凄く気持ちがいい。身体がすげぇ熱い。下腹部がジンジンする。
久しぶりの感覚……。前にオナニーしたの、何日前だったか? 若い時みたいに夢精をすることはなくなったけれど、溜まるモノは溜まる。
結婚相手に振られた時から、新しい彼女を作れなくなった。好きだと言ってくれる子は何人かいるのに。
足のない俺を重荷に感じてしまうのではないだろうかと臆病になってしまう。
「……ふっ」
なんだ? 足が気持ちいい。舐められているみたいな感じ。しかも、なんか、その舐められている感覚が切断部分からどんどん上がって、太もも、鼠径部、そして、尻……??
尻の肉を揉まれ、広げられ割れ目の穴に柔らかいモノが突かれる。そこでペチャペチャと音がする。
夢……? なんつー夢だ……。
俺、男も女も攻める側で、そっちの専門じゃねぇのに。
柔らかいモノが縁をなぞり、そこを出たり入ったりを繰り返す。
やめろと尻に力を入れると、指の先が軽く挿入され、くぱぁっと広げられる。そして、また柔らかいモノがそこを弄ぶ。
この感覚はなんだ? ゾワゾワする。目一杯性器を擦りたい気分になる。
ようやく、柔らかいモノがそこから離れる。ホッとしているとブランケットが身体にかけられたのを感じる。
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