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「これは…物凄いお宝ですぞっ!!ランクFの成獣の毛皮!?」
「あー、うん。それなぁ。他の動物に悪さしてたから、倒したんだよ。きれいな毛皮だろ?良い値段つけてくれよ!」
俺は、スミと課金所にきていた。
街で買い物をするためのお金を作りにきたのだ。
店主は、ランクがどうのこうのって興奮しているが、さっぱり分からん。ただ、キレイな毛皮だからそれなりの値がつくと思ったんだけどな。
銀10枚を店主はくれた。おー!結構儲かったんじゃねぇかっ!
すると、横でにこっと笑いながらスミが、机をバンッと叩いた。
「そんな値段なわけないでしょう。別にここで交換する必要ないんですよ?」
見たことないスミがいる…。
店主は、あははっと苦笑いして袋いっぱいに入った銀をくれた。
おー、スミの言っていたことは本当だったんだ。
なかなか感心する。
俺は、お金に無頓着だ。
見ての通り、金が必要ないからだ。
そんな俺だから、金のことをスミに教えたことなんてなかったけど、結構しっかりしてるんだな。こりゃ、もう、すぐに外に出てもいいな。
「あの店主、かなりぼったくりですよ…。」
ちっと舌打ちが聞こえた。
…空耳かな。スミがまさかな。
「こんだけあれば、色々買えるからいいよ!ありがとう。半分はお前にやるから、好きに使えよ。」
「いえ!!これはポー様のお金です。僕は、購入するのに必要な分だけ買ってもらえたら十分です。」
手をぶんぶん振るスミの鞄にさっきの銀をズザーッと入れた。
「い、いけませんっ!」
「いいの。いいの。スミにあげたいんだって。今日使わない分は、貯金しとけ。」
めちゃくちゃ遠慮しているスミの意見は無視。
全部、あげてもいいところだけど、今日持っているお金で、スミに色々買ってやりたいから、半分にした。
それから。俺たちは街へ向かった。
俺は、人にばれないようにフードを深くかぶった。
以前、街へ来たのは、10年前だっただろうか。
ここら辺で一番大きな街だが、10年前とそれほど変わり映えしていない。
色々、ハイテク技術が入っているだろうと思ったけど、全然だ。魔法とか使える世界だから、その分、科学があまり発達していないのかもしれない。
商店街を歩きながら、俺は、必要そうなものをひょいひょいっと買っていった。
「スミ、ずっと俺の傍にいなくてもいいんだぞ。後で、あそこの木陰で待ち合わせしよう。」
スミは、はい。とうなづいた。
「そこのめっちゃ大きいおにーさん、豚の丸焼きはいかがだい~!?」
客引きしているにーちゃんの方を見ると、うまそうにこんがり焼けた豚の丸焼きが。
そのまま食べてもいいし、カットしてパンにサンドもしてくれるみたいだ。
食べ食いするなら、豚足くらいが丁度いいか。と豚足を買ってガジガジと食べた。
あ、ポップコーンもある。懐かしいな。山に戻ったら作ろう。
街の活気は、それなりに楽しかったし、参考になった。
「きゃーーーっ!」
なんだ!?と叫び声のする方向を見た。
馬車が変な方向に止まっている。なんだ?事故か?
馬車の横には、女の人が誰かに助けられている。
女の人を助けている人物、あのシルエットは、もしかして、スミか?
スミが女の人に手を差し出して、女の人は、真っ赤になっている。
これは、ラブな予感か!?
スミは女の人を立たせてあげると、周りの女の人にあっという間に囲まれた。
おーおー、めちゃくちゃモテてんじゃん!!!
顔良し、性格良し、家事能力良し。別に働き手なんかなくても、女がほっとかないような気がする。
女の子に囲まれたスミは、嬉しくもなんともなさそうだけど、緊張してるのかな。
「・・・。」
あれ?
なんか、寂しくなっていないか。
よせよせ。柄でもねぇ。
俺は、その様子を微笑ましく見て、それから、街でしか手に入らない物を買った。
「すみません。お待たせしました。」
先に待ち合わせについていた俺は買っていたイカを食べながら、のんびりしていた。
思ったより、早かったな。
「もう少し、ゆっくりしてもよかったんだぜ?」
女の子と愛を育む時間も大事だろうよ。
それに、人間社会に馴染むためにも色々ゆっくりしてほしかった。
すると、スミは、首を横にふった。
「ポー様をお待たせしてまでの用事などありません。」
俺は、別にのんびり待つから構わないのに。
「お前なぁ。ホントに俺の事を気にしすぎなんだ。謝んなよ。」
ポンポンとスミの頭を撫でた。
「帰ろうぜ。」
はい。と頷いて俺とスミは街から離れた。
山までは歩いて2時間。スミは俺のペースにもついてこれるようになっていた。
これって、すごい事なんだ。
オークは、体力馬鹿だから、歩くスピードを落とさない。
でも、人間は違う。
違うはずなのに、いつの間にか、俺の歩調にもついて来れるようになったんだぁ。
山奥の俺たちの家についた。
「何ですか・・・?コレ?」
俺は、買ってきた品を家中に広げた。
俺はなぁ、オークだけど、元人間だから、センスはあるのよ!!変に流行り廃りのあるデザインではなく長く着れる素材重視のシンプルなモノばかり購入した。
スミは家中に広げた品を見て驚いていた。
「なんで、僕の物ばかりなんですかっ。」
オークに人間のモノが必要かよ!答えはノーだ!!
えーっと、スミの服でしょ。シャツとかプロの裁縫だよ。きれいな縫い目。ズボンもそう。きっと、自分たちが裁縫するより、ずっときれいな作り。
後は、スミが希望していた石鹸!俺セレクトな!スミも買っているだろうけど、石鹸はいくつあってもいいものだろ!?
「この石鹸の匂い嗅いでみ?」
俺は、スミの鼻に石鹸をグイっと持っていった。
「…すごく、いい匂いです。」
だろ!?めちゃくちゃいい匂いだよなぁ。かすかにミントっぽい匂いがするんだ。暑い時とか爽やかな気分になりそうじゃねぇ!?
「それで、ポー様は何を買われたのですか?」
「あ、俺ねー。買い食いしているうちに、色々使っちゃってすっからかんよ。あははー。」
街で買い食いしていると、色んなものをつまんじゃって、お金がどんどん減っていった。
「なら。この衣類の分で、買えばよかったじゃないですかっ!何ですか。この上等な絹はっ!?」
スミがイライラと声をあげた。
あれ?何怒ってんの?
「この服、気に入らねぇ?」
もしかして、ハイセンスすぎて、付いていけなかった?いや、でも、これはシンプルで肌心地のよいシャツだし。こういうシンプルを着こなせる男っていいと思うんだ。
スミは、ハッとした。
「あ、すみませんっ!そういうつもりでは。嬉しいのです!嬉しすぎてどうしたら……僕は、ポー様が自分のモノを買われるのだと思って、何も買っていないのが恥ずかしくて。」
いいよ。俺、オークだぜ。
「いいよって言わないでください。」
あ。俺、今すぐ言い出しそうだったんだけど。
「…今度は、僕が自分で稼いだお金で、ポー様にプレゼントします。」
なんだ。そのふくれ面は。
何、そんなに拗ねてんだ。
その自分で稼いだお金は、お前が今後好きになる奴にあげてやってくれ。
なんとなく、スミが助けた髪の長い女の人を思い浮かべた。再会した二人は急激な恋に落ち、二人の間には三人の子供ができましたとさ。ちゃんちゃん。
おー、イージーイメージ。
「スミの子供なら、めちゃくちゃ可愛いだろうなぁ。」
「えっ!?ポー様、子供欲しいのですかっ!?」
おい。スミの子供だって言っただろう。なんで、俺の子供だよ。そして、スミの顔が真っ赤なのはなぜだ?
「そ、そっか。子供…。子供が欲しいのか。妊娠可能にする魔術ってあったよな。いや、やっぱり、きちんと学ばなくては。ポー様の身体に何かあってからでは遅い。」
ブツブツと何か言っている。何を言っているのか理解できない。
「おい。俺の話じゃねぇってば。」
何を勘違いしたのか、俺が子供が欲しい話になっている。
「僕、今度、魔術を学びに向かってもいいですか?」
「は?」
魔術……?突然なんだ??あ、街でそういうことに興味を持ったのかな?なんにせよ。スミがここから出てどこかへ行こうと言ったのは、これが初めてだ。
街に行ったかいがあったぜ。
スミは、魔術に興味を持ったのか。魔術はオークの俺には難しくて分からないけど、スミ自身にも強い魔力は備わっている。
今まで、それを伸ばす機会がなかったが、いい機会だ。
「おー、いいぜ。いっぱい学んで来いよ?」
「はい!頑張りますっ!!」
スミは、俺の手を握りしめ、嬉しそうに笑った。
「あー、うん。それなぁ。他の動物に悪さしてたから、倒したんだよ。きれいな毛皮だろ?良い値段つけてくれよ!」
俺は、スミと課金所にきていた。
街で買い物をするためのお金を作りにきたのだ。
店主は、ランクがどうのこうのって興奮しているが、さっぱり分からん。ただ、キレイな毛皮だからそれなりの値がつくと思ったんだけどな。
銀10枚を店主はくれた。おー!結構儲かったんじゃねぇかっ!
すると、横でにこっと笑いながらスミが、机をバンッと叩いた。
「そんな値段なわけないでしょう。別にここで交換する必要ないんですよ?」
見たことないスミがいる…。
店主は、あははっと苦笑いして袋いっぱいに入った銀をくれた。
おー、スミの言っていたことは本当だったんだ。
なかなか感心する。
俺は、お金に無頓着だ。
見ての通り、金が必要ないからだ。
そんな俺だから、金のことをスミに教えたことなんてなかったけど、結構しっかりしてるんだな。こりゃ、もう、すぐに外に出てもいいな。
「あの店主、かなりぼったくりですよ…。」
ちっと舌打ちが聞こえた。
…空耳かな。スミがまさかな。
「こんだけあれば、色々買えるからいいよ!ありがとう。半分はお前にやるから、好きに使えよ。」
「いえ!!これはポー様のお金です。僕は、購入するのに必要な分だけ買ってもらえたら十分です。」
手をぶんぶん振るスミの鞄にさっきの銀をズザーッと入れた。
「い、いけませんっ!」
「いいの。いいの。スミにあげたいんだって。今日使わない分は、貯金しとけ。」
めちゃくちゃ遠慮しているスミの意見は無視。
全部、あげてもいいところだけど、今日持っているお金で、スミに色々買ってやりたいから、半分にした。
それから。俺たちは街へ向かった。
俺は、人にばれないようにフードを深くかぶった。
以前、街へ来たのは、10年前だっただろうか。
ここら辺で一番大きな街だが、10年前とそれほど変わり映えしていない。
色々、ハイテク技術が入っているだろうと思ったけど、全然だ。魔法とか使える世界だから、その分、科学があまり発達していないのかもしれない。
商店街を歩きながら、俺は、必要そうなものをひょいひょいっと買っていった。
「スミ、ずっと俺の傍にいなくてもいいんだぞ。後で、あそこの木陰で待ち合わせしよう。」
スミは、はい。とうなづいた。
「そこのめっちゃ大きいおにーさん、豚の丸焼きはいかがだい~!?」
客引きしているにーちゃんの方を見ると、うまそうにこんがり焼けた豚の丸焼きが。
そのまま食べてもいいし、カットしてパンにサンドもしてくれるみたいだ。
食べ食いするなら、豚足くらいが丁度いいか。と豚足を買ってガジガジと食べた。
あ、ポップコーンもある。懐かしいな。山に戻ったら作ろう。
街の活気は、それなりに楽しかったし、参考になった。
「きゃーーーっ!」
なんだ!?と叫び声のする方向を見た。
馬車が変な方向に止まっている。なんだ?事故か?
馬車の横には、女の人が誰かに助けられている。
女の人を助けている人物、あのシルエットは、もしかして、スミか?
スミが女の人に手を差し出して、女の人は、真っ赤になっている。
これは、ラブな予感か!?
スミは女の人を立たせてあげると、周りの女の人にあっという間に囲まれた。
おーおー、めちゃくちゃモテてんじゃん!!!
顔良し、性格良し、家事能力良し。別に働き手なんかなくても、女がほっとかないような気がする。
女の子に囲まれたスミは、嬉しくもなんともなさそうだけど、緊張してるのかな。
「・・・。」
あれ?
なんか、寂しくなっていないか。
よせよせ。柄でもねぇ。
俺は、その様子を微笑ましく見て、それから、街でしか手に入らない物を買った。
「すみません。お待たせしました。」
先に待ち合わせについていた俺は買っていたイカを食べながら、のんびりしていた。
思ったより、早かったな。
「もう少し、ゆっくりしてもよかったんだぜ?」
女の子と愛を育む時間も大事だろうよ。
それに、人間社会に馴染むためにも色々ゆっくりしてほしかった。
すると、スミは、首を横にふった。
「ポー様をお待たせしてまでの用事などありません。」
俺は、別にのんびり待つから構わないのに。
「お前なぁ。ホントに俺の事を気にしすぎなんだ。謝んなよ。」
ポンポンとスミの頭を撫でた。
「帰ろうぜ。」
はい。と頷いて俺とスミは街から離れた。
山までは歩いて2時間。スミは俺のペースにもついてこれるようになっていた。
これって、すごい事なんだ。
オークは、体力馬鹿だから、歩くスピードを落とさない。
でも、人間は違う。
違うはずなのに、いつの間にか、俺の歩調にもついて来れるようになったんだぁ。
山奥の俺たちの家についた。
「何ですか・・・?コレ?」
俺は、買ってきた品を家中に広げた。
俺はなぁ、オークだけど、元人間だから、センスはあるのよ!!変に流行り廃りのあるデザインではなく長く着れる素材重視のシンプルなモノばかり購入した。
スミは家中に広げた品を見て驚いていた。
「なんで、僕の物ばかりなんですかっ。」
オークに人間のモノが必要かよ!答えはノーだ!!
えーっと、スミの服でしょ。シャツとかプロの裁縫だよ。きれいな縫い目。ズボンもそう。きっと、自分たちが裁縫するより、ずっときれいな作り。
後は、スミが希望していた石鹸!俺セレクトな!スミも買っているだろうけど、石鹸はいくつあってもいいものだろ!?
「この石鹸の匂い嗅いでみ?」
俺は、スミの鼻に石鹸をグイっと持っていった。
「…すごく、いい匂いです。」
だろ!?めちゃくちゃいい匂いだよなぁ。かすかにミントっぽい匂いがするんだ。暑い時とか爽やかな気分になりそうじゃねぇ!?
「それで、ポー様は何を買われたのですか?」
「あ、俺ねー。買い食いしているうちに、色々使っちゃってすっからかんよ。あははー。」
街で買い食いしていると、色んなものをつまんじゃって、お金がどんどん減っていった。
「なら。この衣類の分で、買えばよかったじゃないですかっ!何ですか。この上等な絹はっ!?」
スミがイライラと声をあげた。
あれ?何怒ってんの?
「この服、気に入らねぇ?」
もしかして、ハイセンスすぎて、付いていけなかった?いや、でも、これはシンプルで肌心地のよいシャツだし。こういうシンプルを着こなせる男っていいと思うんだ。
スミは、ハッとした。
「あ、すみませんっ!そういうつもりでは。嬉しいのです!嬉しすぎてどうしたら……僕は、ポー様が自分のモノを買われるのだと思って、何も買っていないのが恥ずかしくて。」
いいよ。俺、オークだぜ。
「いいよって言わないでください。」
あ。俺、今すぐ言い出しそうだったんだけど。
「…今度は、僕が自分で稼いだお金で、ポー様にプレゼントします。」
なんだ。そのふくれ面は。
何、そんなに拗ねてんだ。
その自分で稼いだお金は、お前が今後好きになる奴にあげてやってくれ。
なんとなく、スミが助けた髪の長い女の人を思い浮かべた。再会した二人は急激な恋に落ち、二人の間には三人の子供ができましたとさ。ちゃんちゃん。
おー、イージーイメージ。
「スミの子供なら、めちゃくちゃ可愛いだろうなぁ。」
「えっ!?ポー様、子供欲しいのですかっ!?」
おい。スミの子供だって言っただろう。なんで、俺の子供だよ。そして、スミの顔が真っ赤なのはなぜだ?
「そ、そっか。子供…。子供が欲しいのか。妊娠可能にする魔術ってあったよな。いや、やっぱり、きちんと学ばなくては。ポー様の身体に何かあってからでは遅い。」
ブツブツと何か言っている。何を言っているのか理解できない。
「おい。俺の話じゃねぇってば。」
何を勘違いしたのか、俺が子供が欲しい話になっている。
「僕、今度、魔術を学びに向かってもいいですか?」
「は?」
魔術……?突然なんだ??あ、街でそういうことに興味を持ったのかな?なんにせよ。スミがここから出てどこかへ行こうと言ったのは、これが初めてだ。
街に行ったかいがあったぜ。
スミは、魔術に興味を持ったのか。魔術はオークの俺には難しくて分からないけど、スミ自身にも強い魔力は備わっている。
今まで、それを伸ばす機会がなかったが、いい機会だ。
「おー、いいぜ。いっぱい学んで来いよ?」
「はい!頑張りますっ!!」
スミは、俺の手を握りしめ、嬉しそうに笑った。
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