ペロリと食べたい君のこと。

モト

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「ん……ふぅ……ん」


乳首をチュウチュウ吸われて舐め回されて、ヌメヌメに乳首の先をツンツン突かれてまた吸われて甘噛みされる。

もう……ずっと乳首ばかり弄られている。


『さくたんのおっぱい厭らしい形になったね♡ あ、耳朶もピンクで美味しそう♡』


ようやくヌメヌメが乳首から離れ、ぺたんこの乳房、脇、鎖骨、首筋、そして耳を順番に舐めていく。
にゅるっとしたヌメヌメが耳の中にも入ってきて、ハァハァと熱い吐息がかかる。
耳朶も吸われ、まるで耳も性器になったみたいにゾクリと感じる。

「……んっ」

乳首はずっとコリコリ揉まれている。

————ジンジンする。
————気持ちいい。

ヌメヌメが耳朶から頬を通り、唇の近くを通った。


『……さくたん、したい。キス……したいな』

乳首をキュッと強めに摘ままれながら強請られるように引っ張られる。

「っ」

『でも、駄目だよね。起きちゃうもんね……。起きないで。目を開けないでね』


頬からヌメヌメが離れて、また乳首に戻って吸われて弄られて、吸われる。
しっかりと勃たされた乳首は弄られるほどに敏感になっていく。
ちゅぱちゅぱと吸引されながら上下に扱かれて、指先まで痺れる。


『あ、腰へコヘコしてる♡ キャンディ、プルプル動いてるね♡ さくたんの可愛いヘコヘコ見たいから、おっぱいから口離すね♡ あ、ヘコヘコ止めちゃわないで。世界一可愛いさくたんのヘコヘコ見せて♡ 指でおっぱいクニクニするからね♡』

「はぁ、はぁ、はぁ……ぁ、はぁ、あっ、んくんんっ」
『あ……っ。ふふ♡♡♡』


乳首の刺激に我慢できず、ピュルっと自分の腹に射精すると、ヌルヌルが出した精を乳首に付けてクルクルと塗り込ませながら美味しそうに吸う。

『おっぱい弄るとキャンディからミルク出るようになったね♡ はぁ、さくたんが可愛すぎて俺のちんこ爆発する』


濡れた擦れる音が聞こえた後、尻に生温かいモノをぶっかけられた。それをヌルヌルと肌に塗り込まれる。


はぁはぁと荒い息が聞こえる。

『さくたんの大事なところ、舐めたい♡』

最近はよく尻の穴を舐めてくる。
ヌメヌメがそこを舐めるのが癖になったみたいだ。

そんな尻の縁なんて舐められても何も感じるわけがないのに。
はぁはぁとヌメヌメがそこをほじりながら興奮している。


『挿れたい』

「……」

『さくたんのお尻に俺のちんこ挿れたい』


俺の下腹部を軽くトントンと突く。ここまで挿入したいと言っているみたいだ。

『挿れて擦って……俺のちんこでさくたんを喘がせたい。あっぁ、きっとそんなの見たら俺失神するぐらい嬉しい』

ヌメヌメが奥に奥に入りたそうにしている。何度もそこに挿れたいと強請られる。

————ヒク、ヒクする……。


尻の蕾を舐められているだけなのに。性器が勃ちあがってツゥッと先走りを漏らした。












「リューイチ、この服、マジでくれんの?」
「うん。仕事柄さ、服を沢山もらうんだけどクローゼットに入らないから。捨てるのも勿体ないからもらってくれると助かる」

リューイチは仕事で服を捨てる程貰ってくる。
中にはハイブランドの服もあるのだが、クローゼットの中に入らないと言う理由で俺にくれるのだ。着られる服はもらって洋服屋でサイズ調整してもらう。


「あぁ、でも、さくらにはこっちのシャツの方が似合うかも」
「あっ! おい、自分で着れるって!」

着ている俺の服をひん剥いて、シャツを着せボタンを丁寧に留めてくれる。

「この服、ボタンが後ろにあって留めにくいから」

そんなことを言って、俺の世話を結構してくるんだ。

「うーん。可愛いシャツだけど、自分で着にくい服は多分着ないな」
「でもほら、さくらに凄く似合ってるよ」

鏡の前に立つ俺はオシャレに見える。
確かに俺ののっぺり特徴のない顔ってシャツが似合う。素朴には素朴の魅力というか。

「こうして前髪をサイドに流して、丸眼鏡とかかけたらどうかな……ぶっ!」

リューイチが持っていた丸眼鏡を俺にかけるとサイズが合わず眼鏡がズレた。
そりゃ、リューイチの私物ならそうなるだろ。鼻高いし。

「おい。俺の鼻が低いからってわざとだろ!?」
「わざとじゃないよ。くく……」

俺の鼻の低さがツボに入ったのか、リューイチは笑い始めた。
俳優華生リューイチはクールだが、現実のリューイチはよく笑う。

くそぉっと彼の頬を引っ張った。
俳優の顔に痕を残すほど強く引っ張ったつもりはなかったが、リューイチは耳まで真っ赤になった。

「——ふは。さくらぁ」
「————…………」

真っ赤になって笑うリューイチの顔に見惚れて固まってしまう。

キレイすぎてドキッとしてしまうんだ。いや、これはキレイで見惚れるのとはまた別かもしれない。リューイチの表情か? なんだろう。

「さくら?」

彼から離れ心音を確かめる。

「——あぁ、ごめん。調子に乗り過ぎた」

振り返ると、付けっぱなしのテレビからCMが流れた。リューイチが映っている。
女の子の唇にルージュを塗って告白するCMは、ニュースでも話題になった。
背後から女の子しか映っていないアングルから、リューイチのドアップ。

『好きだ』
「————……へ」

俺は思わず指をさしテレビと現実を交互に見た。

「さくら?」
「いや、なんだ。テレビね! ははは……ドキッとした」

告白されたかと思った……。
なんていうか、リューイチが俺といる時によく見せる表情だから。ほら。こんな風にジッと俺を見てさ。

「俺に告白されたと思った?」

テレビをピッと消してリューイチがまだ赤い顔で俺のシャツを掴んだ。

「そりゃぁ、まぁ、同じ顔と声で言われりゃぁなぁ」

リューイチが何故かもっと赤くなって、俺の顔にズレたまま付けている丸眼鏡を取ってくれる。その手が微かに震えてる。

「うん。同じ表情と声だね」



    
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