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番外編2 ※

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大学帰り、夕食を買って春君のマンションに着いた。

「……」
ドアのカギを差し込んで開ける春君を見る。
スーパーから出て春君がずっと無言だ。どうしちゃったんだろう? 

「どうぞ」
「あ、うん。お邪魔します」


春君がドアを開けてくれたので、遠慮がちに部屋の中に入った。
春君の部屋に遊びに来たのは2週間ぶりだ。以前来た時にはなかったミニテーブルが一つ置かれている。


「お泊り久しぶりだから少しドキドキッ……んんっんっ!?」


振り返った時に春君に唇が降ってきた。強く抱きしめられながらキスされる。少し強引に舌が口腔内に入ってきて舌を絡められる。急な行為に驚きながらも、ゾクゾクするキスに彼の背中に手を回した。


「んっはぁ、ん……んんっはぁんんっ」


舌を引っ張られ、促されるままに春君の口腔内へと舌を伸ばす。ぴちゃぴちゃと唾液の音が玄関先で鳴るのが恥ずかしい。

「——んっ! んあっ」

春君がお尻をズボンの上から揉んできたと思ったら、そのままズボンの中に手が入ってきた。ウエストがゴムタイプだったので、ズボンを下げなくても彼の手がすんなり入る。
直接お尻の肉を揉まれて震えて、首を振る。
すると、春君の足が僕の足の間に入ってきて、股間を擦るように動かされる。ゆっくりだけど、性急に高められる動きに震えてしまう。


「ん、んんっはぁりゅ、く……んっ」

これ以上刺激されたら玄関先で粗相してしまいそうで、背中に回した手で彼のシャツを掴む。くちゅっと音を立てながら春君が唇を離した。
はぁはぁ、と春君も凄い呼吸が荒い。目元も赤くて凄い興奮した顔をしていた。


——なんで? 何か、怒っているのかな?

「小間ちゃん……、我慢できない。今からエッチしてもいい?」
「え? あの」
「帰っている時から、もうすぐ小間ちゃんに触れるんだって思ったら我慢できなくて。お願い。触らせて」


いつも春君とは距離が近いし触れ合っているけど、そういう意味じゃなくて、エッチな触れ合いってことだよね。怒っているわけじゃなくてよかったけど……。

春君はギュウギュウと僕に覆いかぶさるように抱きしめてくる。僕の下腹部に彼の勃起している性器が当たり恥ずかしくなる。 

そりゃ、僕もお泊りするからエッチするんだとは思っていたけど。

「いいよ……」

僕が頷くと春君は返事もなくチュッチュっと何度もキスしてくる。その軽めのキスがくすぐったくてフフフっと笑う。舌を絡めようかと思った時、春君がその場にしゃがみ込んで、僕のズボンと下着を一気に下げた。

「っ!!」

僕の股間の前に春君の顔が……。

「小間ちゃん、少し濡れてる。美味しそう」
「は、春君!? ここでっ!?」

思わず玄関先で大きな声を出してしまった僕は口を手で押さえた。小間ちゃんは、そのままでね、と春君が言うと、パクリと僕の性器を口に含めた。
ぬるりと生温かい感触が性器から伝わる。チュウッと先端を吸い上げたと思うと根本まで全て含められ上下される。

「ひゃっ、んんん~~、んんぁ、ん、ん」

声が我慢できない。

両手でしっかり口を押さえていると、お尻の方にも手を回されお尻の縁をフニフニと触られ擦る。縁で遊んでいるだけで中に挿入してこない。けど……たまに、指の先っぽをくっと指を引っ掛けられる。

「……はぁ、ぁ、あぅ……ん、ぁあ」

そんな風に触られちゃ、お尻の中に指を挿れられたくなっちゃう。


「はぁ、ぁあ、はる、くぅん、離してっ、出ちゃ、出ちゃうから」

彼の頭を離そうとするけれど、春君は上目線で出していいよと伝えてくる。顔を横にふるけれど、強めに口の中で扱かれて彼の口の中でイってしまう。

「————っ」

足に力が入らなくてその場に座り込んだ僕を春君の膝に座らせて、背中を撫でてくれる。


「はぁ、春く、ん……飲んじゃったの?」
「うん。このままベッドに運びたい」
「あっ……ひゃっ!?」


僕の身体を持って立ち上がった春君。慌てて彼の首に手を回す。


「ど、どうしたの? 春君?!」
「……」

こういう時、甘くて優しい言葉ばかり言ってくれるのに無言だっ!
僕、帰り道に何かしちゃった? スーパー寄った時に何か問題でも? 割り勘が嫌だったのかな、それとも変なことを言っちゃった!?


春君のベッドに運ばれると、脱げかかったズボンと下着を完全に剥ぎ取られる。春君自身も服を脱ぎだして、彼の均等な筋肉のついた身体が露わになる。
つい見惚れてしまう。ハッと自分も脱がなくちゃと上の服を脱ぐと、すぐに春君が僕の上にのしかかってくる。

わぁ、春君、本当にどうしちゃったの?


「春君、大丈夫?」

よく分からないけど様子が変なので、彼の背中に手を回して背中を撫でる。すると、動きが止まったので、そのまま背中を撫で続ける。太ももに彼の硬いものが当たるので、背中から手を離して彼の陰茎を両手で包む。

「僕も春君を気持ちよくするからね」
「う。うぅ……小間ちゃんが可愛すぎて股間が痛い……」


くたぁっと僕の身体に体重をかけてくる春君。

触れている性器は張り裂けそうに大きくなって脈打っているし。
僕ばかり気持ちよくなって、いつも春君自身は後回しになっちゃってる。

「あの、ぼ……僕も春君の舐めようか?」

春君が目を見開いた後、真っ赤な顔になり彼の性器が手の中でグンッと跳ねた。

多分喜ばれているよね……? もっと早く言えばよかった。

そうと決まれば、上に乗っかっている春君を退かせようと彼の身体を押した。

「……嬉しいけど、俺の洗ってないから」
「え? 僕もそうだったけど」
「駄目。俺はいいけど、小間ちゃんは駄目!」
「えぇ!?」

それは一体どういう理屈なの!? 
反論しようと思った時、春君がでも……と言ってくる。

「夜、風呂入った後、舐め合いしてもいい?」
「……え? うん。いいよ」


頷くと春君は目を輝かせて嬉しそうキスしてきた。
くるりと後ろを向かされたら、彼が僕のお尻を左右に広げた。そこに彼の性器がピタッと引っ付けてくる。縁に先端が当たるけど、彼は無理にそこを拡げようとしない。トロリとするローションをかけられたと思ったら、指が一本チュポッとお尻の中に浅く挿いってくる。

「んっ」

それだけで、ゾクゾクと鳥肌が立つ。

春くんは指を挿れながら、同時に僕のお尻に性器を擦りつける。指を挿れながらスマタだ。

「一回スマタで出して、それから小間ちゃんのお尻に挿れたい」
「——んっ」

お尻に埋めた指が前後する動きに合わせて春君の腰が動く。指が抜かれたら、春君の性器も後ろに引く。指を奥に押し込んだら春君も腰を勧める。

「あっ、ぁ、はぁ? 春君の、挿いってるみたい。ん、んんっあっ」
「ん。俺のチンコは指一本の太さじゃないでしょ。でも、俺も小間ちゃんに挿れてるみたいで気持ちいい。小間ちゃん、はぁ、はぁ、イっていい?」

いつもより春君は早く射精した。僕の尻にたっぷりと精液をかけて、それを僕のお尻に塗り込むようにして、お尻の中の指を二本に増やした。

「——あっひゃぁっ!」
「はぁ、小間ちゃん、ここだよね。ここトントンしたら気持ちいいよね」

もう、僕がどこで気持ちいいのか知っているのに、わざと言われている。コクコク頷くと、三本に増やされた。

「っ。すごいヒクヒクしてきた。可愛い。もうちょっと拡げたいけど、我慢できない」
「————はっんんぁあああっ」

ぐちゅっと挿入音が聞こえると彼の太い性器が僕のお尻の中に挿れられた。

や……、やっぱり、今日の春君は何かおかしい気がする。
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