親切な王子様は僕のおともだち。

モト

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僕らは、恋人同士になった。


元々、僕らは仲が良かったし、何も変わる事なんてないと思っていた。

でも、付き合うと色々見方が変わるんだなぁ。とにかく、春君のことよく見るようになった。
学校で目が合うだけで嬉しい。思わずニコニコすると、ハルくんがぎゅむッとした顔をするのが面白い。




「……ん……、はぁ、春く、んっ、勉強、は?」

今日は、春君のお家で勉強をするハズだったのにキスしている。


初めは勉強しようと思っていたんだよ?

でも、春君があっちこっち触ってくるので勉強どころでなくなった。春君には、前からだよって笑われたので、僕が変わっちゃったんだ……。

「嬉しいな。俺のこと意識してくれるの」

彼に耳を弄られながら、引っ付いてくる彼にドキッとする。

「……恥ずかしい」

顔が赤くなっているのを感じると、その頬を彼に甘噛みされキスされる。その唇がどんどん僕の唇に寄ってきて、唇へのキスになる。

「ん……ふふふ」

くすぐったいキスに笑えたのは初めだけ。
軽めのキスがどんどん深くなって、気付けば、座っている彼に跨ってズボンを下ろされていた。

長くて終わらないキスで僕のは、すっかり勃っちゃってる。

キスでどれくらい感じているのかバレバレだ。


身をよじるけど、しっかりと腰に手が回されている。
春君が何かのボトルの蓋を開けて、手に付けている。その手が、僕のお尻に回されて、さらに、またお尻の穴でクニクニ遊ぶんだ。

「は、春……く、あぁん」
「ん~」
「おし、り……ゆ、び、挿いっちゃってるっん、や、ん、っあぁんっ!」

今のは、春君が僕の乳首を摘まんだからだ。僕は胸が弱点なようで、触られると力が入らなくなる。乳首を軽く引っ張られるように擦られて、「あ、あ……」って気持ちよくなっていると、くぅっと春君の指が奥まで挿いってくる。

僕が反応する前に春君がチュッと落ち着かせるようにキスを落としてくる。

「痛くないよ。気持ちよくなって欲しいんだ」
「は、春君、でも……」
「じゃ、前は小間ちゃんが俺のと一緒に擦って?」

春君がズボンのチャックを下ろして、下着をずらした。既に勃っている性器が跳ねるように出てくる。

春君のと、一緒に擦る? 引っ付ければいいのかな。
恐る恐る引っ付けてみると、大きさが大人と子供くらいに違う。
ドクドクと脈打っていて、凄い。

「小間ちゃんのチンチンと引っ付くの見てるだけでイっちゃえるな。ね、両手で擦ってみて?」
「う、うん」

春君に言われるままに二本両手で包んで擦ってみる。

「あ……気持ちいい」
「うん。キスしながらしよっか」

また春君の唇が降ってくる。……キスすると、蕩けそうなくらい気持ちいい。

キスにうっとりして手が止まると、唇を甘噛みされて、ハッとして再び上下に擦る。

その行為に夢中になっていると、またお尻に春君の指が挿入されて、軽く出し挿れされる。
何かヌルヌルしているのを塗っているのか、滑りがとてもいい。
でも、気持ち悪くて、唇を離して抗議しようと思ったら、乳首を弄られる。

「んんっんん……」

乳首を指で擦られて、弾かれて突かれ、撫でられる。
そこを弄られると、お尻に力がキュウッと入って、指の存在を感じる。

指が曲がって、あるところを押した。

「——ひゃぁっ!!」
「ここ?」

春君が、僕の反応を見て、同じところを何度も指で擦り始めた。

「あ、や、あうっ……ひぅっ、な、なぁにっ、あっ! 出ちゃ……」

我慢することなんて出来ずに、彼のズボンを精液で濡らしてしまう。

「で……、出ちゃ……はぁはぁ……ごめんなさい……」


申し訳なくて、でも、ビリビリして動けなくて、彼の胸に頭を預ける。

「小間ちゃん、エッチすぎる。俺もイキそう」

先にイっちゃったので、擦るのを止めてしまっていた。春君が自分で陰茎を擦る。
ソッと僕も手を重ねると、彼も射精した。

横にあるウェットティッシュでズボンに付着した精液を軽く拭きとると、それをゴミ箱に捨てた。

「気持ちよかった」
「うん……僕も」

春君が抱き着いてくるので僕も抱きしめ返す。
こうして互いにスッキリしたのに、春君がずっと引っ付いてくるので、ずっとムラムラした気分になる。


別の日もそのまた別の日も。春くんの手は甘い。

「春君の家に行くと厭らしいことになっちゃうから、やめておく」
「そっか。うん。じゃ、外で会おう」 

春君は、やっぱり優しい。こんな僕の我儘にも嫌な顔一つしない。

以降、外へデートに誘ってくれるようになった。学校帰りもファーストフード店で話したり。公園でブラブラしたり。……でも、結局「小間ちゃん、キスしたくなった」と言われて春君の家に行くこともしばしばだ。あれ?







「あ—————あ、んんっんん、なっ、あ、あ、ぁあんんっ、な、ビュクビュクするんん」
「小間ちゃん、お尻、クパクパしてる。気持ちいいの?」

それで、春君の家に行くと、春君が我慢できないとばかりにキスしてきて、すぐに感じてしまう僕を弄り出す。


春君は、変だ。
恋人になった途端、お尻をずっと弄ってくるの。
初めは、嫌だったのに、そこに指を挿れられて弄られると、身体の中、電流が走ったみたいになる。
指も一本だったのに、三本まで挿れて、ローションをかき混ぜるようにグチュグチュにされちゃうの。

「おっぱいと一緒だと、もっと気持ちいいよ。ほら」
「ひゃ、あぁあうっんんやぁ、らぁ、んぁあ」

胸を吸われて舐められてる。春君は、僕が気持ちいいところへの愛撫が執拗だ。気持ちよくなって欲しいっていう彼の愛情なのかもしれないけど、気持ち良すぎてどんどん怖くなっちゃってる。

「お尻、気持ちいいところ、トントンしよっか」

乳首を舐められながら、お尻をトントンされると、もう何も分からなくて、首を振る。

「あっ、あんんっ、おし、りでイっちゃう、やだぁ……」
「小間ちゃん、お尻でイく? 見せて」
「やぁっ」

駄目だって言っているのに春君がお尻に挿れている指を出し入れする。その刺激が強すぎて、頭の中、いっぱいイきたい気持ちになる。

「————んんっんぁあああ」

一際、強い快感が訪れて、身体が痙攣する。
その快感は一気に引かなくて、暫く動けないくらい気持ちがいい。春君の指を勝手にキュウキュウ締め付けてしまう。

「小間ちゃん」

春君が、可愛い、エッチ、大好きすぎるってキスを落としてくる。
そのキスにぼんやりしているけど、自分の身体が精液で濡れていないのに気付く。
まだ、僕の性器は勃ったままだ……。

どうして?

「は、春君、イッちゃったみたいに気持ちよかったのに、精液出てない……なんで?」
「あぁ、小間ちゃんは、ドライでイっちゃったんだよ。お尻で気持ちよくなっている証拠だから安心して?」

ドライ……? よく分からない。

「もう……、お尻弄っちゃ、ダメ」
「え? どうして? もっと、気持ちよくするから、そんなこと言わないで」

もっと気持ちよくなる……? 凄く怖い。

「もっとダメだよ!」
「えぇ!?」

僕は春君の布団に頭までスッポリ被った。
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