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勇者を翻弄させたい!
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なんでか、嬉しかった。へんだぁ。これもキュン更新の影響なんかなぁ。
指でネバネバするのを触っても平気だぁ。
そんな自分の変化が信じられなくて、身をよじると、ウィルが俺の尻穴の縁にフニフニと指を添え始めた。
「っ!!」
ウィルを股間を見ると、全然萎えていない。むしろ、益々勃っている!?
「待って待てっ!! そんな———あんっ、そこは、駄目っ!!」
指が入らないようにキュウッと尻を窄める。ウィルの勃起した性器サイズが俺の身体には不似合いだ。
「ウィルッ!! ウィル!! 俺が悪かった! やっぱり、ウィルの言ったように何度もちんちんの先っぽで慣らしてもらわなきゃ! いきなり全部挿れちゃぁ裂けちゃう!! 指の拡張だけじゃ足んないよぉ」
なのに、ウィルが俺の尻の縁の感触が癖になったようでそこばっかり触れている。
意識あるのか、ないのか、さっきから無言————!!
「———あん、あっ、あっ! お尻、壊れたら一回きりだよぉ?! ウィルゥ」
「————……………」
ウィルの動きがピタッと止まった。そして、俺を地面に降ろしてくれる。
「あ……、ありがとう?」
「……」
あれ? ウィルの理性が戻った?
だけど、ウィルは俯いて、は~は~とまだ興奮状態だ。ゾンビ映画のゾンビみたい。
フラフラと俺から離れ、そして、ウィルは、自分の大きい剣を掴んだ。
何するつもりだ……!?
すると、そのデカい剣で自身の頭をゴツンっと叩いた。
「!!」
ウィルは頭からピュッと血を噴き出し、そのまま、その場に倒れた。
「うわぁ————!!! ウィル―!!!」
勇者 デッドエンド の文字が頭に過る。嘘だろ!? こんなバッドエンドなんて嫌だ。
俺は急いで、ウィルの頭の止血をする。
「死なないで!! ウィルッ!!」
止血をすると、出血の割に対して傷は深くない。呼吸も脈も大丈夫。
気を失ったのは脳震盪……。
俺を傷つけさせまいとして、打撃により意識を失わせたんだ。
「…………俺、何やってんだ。この子に痛い思いさせて。ちゃんと向き合わなくちゃ駄目だろう」
ウィルの頭に包帯を巻き手当てをしながら、彼の意識の回復を待った。
「ん……」
ウィルが目を覚ました。
「ウィル!! 大丈夫か?」
覗き込むと、ウィルは俺を見て黙っている。眉間にしわを寄せているので、頭が痛むのだろうか。
倒れるくらい強い打撃を打つなんて、なんて馬鹿なんだ。じゎっと目尻から涙出るじゃん。
すると、つつつっと俺の頬に手を置いた。真剣な目で見つめてくる。
「……目の前に、ラキさんがいるの幸せ」
「————っ! おっふ!? あふ!?」
————キュンキュン☆
そんな俺の頬をヨシヨシと優しい手つきで撫でてくる。
おあ———! 胸がキュンキュンするよぉ。頭が痛いはずなのに第一声がそれとか反則技だろー!?
さっきより、もっとドキドキする胸を押さえた。
「よかったです。無理やりレイプとかしなくて。……はぁ、凄いパンチでした。また興奮しそうなんで寝ていいですか?」
「———……あぁ、ベッド使えよ。立てるか?」
俺は立ち上がるウィルに手を貸し、ベッドまで付いていく。足取りはしっかりしているし、脳症状の吐き気などはなさそうだ。
ベッドに横になったウィルは、俺を見て、微笑んだ。
うあ———、どうしよう。微笑まれただけで胸がぁ。
「起きたら、好きですって言います」
「うっ!」
う、それ。言ってるだろう!? それ以上言われたら、心臓が壊れちゃう。
パクパクと口を開け閉めした俺に苦笑いして(あ、なんか? 勘違いした? 違う。これは、嫌ではなくて……その、逆なんだ)、目をつむった。
昔から寝つきがいい子だったが、今もあっという間にス——っと寝息が聞こえ始めた。
訂正したい気がしたけど、傷がついたウィルを起こすのは気が引ける。
眠っているウィルの横で一歩も動けないで、彼をみつめる。一人反省会だ……。
ウィルは強引だけど、俺の為なら我慢してしまう。
執着してくれていたから何年も忘れず俺のこと迎えにきたんだろうけど、やっぱり根本的に彼は優しすぎる。
「はぁ……」
俺は本当は弱くて、彼の傷を治す回復魔法も使えない。こんな時は適当なスキルはいいから回復魔法の一つくらい使えたらいいのにと思う。
ピロンピロン、俺のキュン更新がなっている。
黙れ、キュンめ。貴様のせいで、メロメロにしたくなってパンチを打って、ウィルが傷ついているんだぞ。
すると、目の前に透明の四角いスクリーンが表示される。
【キュンポイントが到達しましたので、スキルを獲得しました】
◇◇◇
ボーナススキル:
尻の柔軟Lv.1000 (勇者の性器が挿入可能になりました。傷つきにくく、挿入側にも強い快楽を与えます)
尻の感度Lv.1100 (1000レベルが上がりました。メスイキ可、連続射精可、勇者との性交渉でレベル
が上がります)
「…………」
ん~~!?!?!?
目をゴシゴシと表示されているスキルを見た。なんでもアリなのか!?!?!?!?!?
新たなスキルを手に入れてしまった俺は、もう一度寝ているウィルを見た。
くくっと俺は笑いが出た。
このスキルならば、俺は……
勇者め!! 今こそ、魔王の力を見せてやる!! 翻弄するのは俺だぁ!!
指でネバネバするのを触っても平気だぁ。
そんな自分の変化が信じられなくて、身をよじると、ウィルが俺の尻穴の縁にフニフニと指を添え始めた。
「っ!!」
ウィルを股間を見ると、全然萎えていない。むしろ、益々勃っている!?
「待って待てっ!! そんな———あんっ、そこは、駄目っ!!」
指が入らないようにキュウッと尻を窄める。ウィルの勃起した性器サイズが俺の身体には不似合いだ。
「ウィルッ!! ウィル!! 俺が悪かった! やっぱり、ウィルの言ったように何度もちんちんの先っぽで慣らしてもらわなきゃ! いきなり全部挿れちゃぁ裂けちゃう!! 指の拡張だけじゃ足んないよぉ」
なのに、ウィルが俺の尻の縁の感触が癖になったようでそこばっかり触れている。
意識あるのか、ないのか、さっきから無言————!!
「———あん、あっ、あっ! お尻、壊れたら一回きりだよぉ?! ウィルゥ」
「————……………」
ウィルの動きがピタッと止まった。そして、俺を地面に降ろしてくれる。
「あ……、ありがとう?」
「……」
あれ? ウィルの理性が戻った?
だけど、ウィルは俯いて、は~は~とまだ興奮状態だ。ゾンビ映画のゾンビみたい。
フラフラと俺から離れ、そして、ウィルは、自分の大きい剣を掴んだ。
何するつもりだ……!?
すると、そのデカい剣で自身の頭をゴツンっと叩いた。
「!!」
ウィルは頭からピュッと血を噴き出し、そのまま、その場に倒れた。
「うわぁ————!!! ウィル―!!!」
勇者 デッドエンド の文字が頭に過る。嘘だろ!? こんなバッドエンドなんて嫌だ。
俺は急いで、ウィルの頭の止血をする。
「死なないで!! ウィルッ!!」
止血をすると、出血の割に対して傷は深くない。呼吸も脈も大丈夫。
気を失ったのは脳震盪……。
俺を傷つけさせまいとして、打撃により意識を失わせたんだ。
「…………俺、何やってんだ。この子に痛い思いさせて。ちゃんと向き合わなくちゃ駄目だろう」
ウィルの頭に包帯を巻き手当てをしながら、彼の意識の回復を待った。
「ん……」
ウィルが目を覚ました。
「ウィル!! 大丈夫か?」
覗き込むと、ウィルは俺を見て黙っている。眉間にしわを寄せているので、頭が痛むのだろうか。
倒れるくらい強い打撃を打つなんて、なんて馬鹿なんだ。じゎっと目尻から涙出るじゃん。
すると、つつつっと俺の頬に手を置いた。真剣な目で見つめてくる。
「……目の前に、ラキさんがいるの幸せ」
「————っ! おっふ!? あふ!?」
————キュンキュン☆
そんな俺の頬をヨシヨシと優しい手つきで撫でてくる。
おあ———! 胸がキュンキュンするよぉ。頭が痛いはずなのに第一声がそれとか反則技だろー!?
さっきより、もっとドキドキする胸を押さえた。
「よかったです。無理やりレイプとかしなくて。……はぁ、凄いパンチでした。また興奮しそうなんで寝ていいですか?」
「———……あぁ、ベッド使えよ。立てるか?」
俺は立ち上がるウィルに手を貸し、ベッドまで付いていく。足取りはしっかりしているし、脳症状の吐き気などはなさそうだ。
ベッドに横になったウィルは、俺を見て、微笑んだ。
うあ———、どうしよう。微笑まれただけで胸がぁ。
「起きたら、好きですって言います」
「うっ!」
う、それ。言ってるだろう!? それ以上言われたら、心臓が壊れちゃう。
パクパクと口を開け閉めした俺に苦笑いして(あ、なんか? 勘違いした? 違う。これは、嫌ではなくて……その、逆なんだ)、目をつむった。
昔から寝つきがいい子だったが、今もあっという間にス——っと寝息が聞こえ始めた。
訂正したい気がしたけど、傷がついたウィルを起こすのは気が引ける。
眠っているウィルの横で一歩も動けないで、彼をみつめる。一人反省会だ……。
ウィルは強引だけど、俺の為なら我慢してしまう。
執着してくれていたから何年も忘れず俺のこと迎えにきたんだろうけど、やっぱり根本的に彼は優しすぎる。
「はぁ……」
俺は本当は弱くて、彼の傷を治す回復魔法も使えない。こんな時は適当なスキルはいいから回復魔法の一つくらい使えたらいいのにと思う。
ピロンピロン、俺のキュン更新がなっている。
黙れ、キュンめ。貴様のせいで、メロメロにしたくなってパンチを打って、ウィルが傷ついているんだぞ。
すると、目の前に透明の四角いスクリーンが表示される。
【キュンポイントが到達しましたので、スキルを獲得しました】
◇◇◇
ボーナススキル:
尻の柔軟Lv.1000 (勇者の性器が挿入可能になりました。傷つきにくく、挿入側にも強い快楽を与えます)
尻の感度Lv.1100 (1000レベルが上がりました。メスイキ可、連続射精可、勇者との性交渉でレベル
が上がります)
「…………」
ん~~!?!?!?
目をゴシゴシと表示されているスキルを見た。なんでもアリなのか!?!?!?!?!?
新たなスキルを手に入れてしまった俺は、もう一度寝ているウィルを見た。
くくっと俺は笑いが出た。
このスキルならば、俺は……
勇者め!! 今こそ、魔王の力を見せてやる!! 翻弄するのは俺だぁ!!
応援ありがとうございます!
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