花嫁探しはまさかの自分だった!?

モト

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我慢してきた意味って……? ※

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「——はぁはぁ、んっんぁあっ」

射精した後も、ぐ、ぐっと尻の気持ちいい所を数回指で押さえられて、いつもよりも長く射精してしまった。
ブルリと震えながら、アル様のズボンにかけてしまった精液で見てハッとする。

「ひゃぁあ! ご、ごめんなさい」

アル様のズボンの汚れを取らなくては、大事なところがシミになる!

サイドに置いてある、タオルでそこを拭うと、アル様が「ん……」と色っぽい声を出した。

「あっ」


ズボン越しにアル様のペニスをタオルでゴシゴシしてしまっていた。チラリと横目でアル様を見ると気持ちよさそうだ。
そこにもう一度タオルを押し当てて擦ってみた。ビクンとペニスが跳ねるのが伝わってくる。
き、気持ちいいのかな。

「こら。人のおちんちんで遊んじゃ駄目でしょ。あのね、私もここで止めてあげようと思ってた……って聞いているかい?」


アル様のズボンからペニスを取り出すと、勢いよくプルンと出てきた。
昔は風呂に何度も入ったこともあったし、たまに着替えの時に見たことがあったけれど、勃起するとさらに縦横立派になっている。
それをクニクニと両手で揉むと、プクリと先端から液体が出てきた。

「いや、だからね。それが出ちゃうとやめられないから、もう触らないでくれるかい」


やめられる?
僕はさっきあっという間にイってしまって練習にもならない。ここでやめられたら何の意味もない。どうすればヤル気になってくれるんだろう。


「アル様のペニス舐めたら、ヤル気になりますか?」
「あ、あのねぇ、本当に最後までしちゃうから。理性が崩れちゃうから」
「はい」


最後までしないと練習にならない。ペニスを舐めたら理性が崩れる? ヤル気になってもらわないと。

僕は地面に腰を下ろした。ソファに座るアル様の股の間に顔を寄せる。起立しているペニスを両手で包み先端の液体をペロリと舐めてみる。

思ったよりも味がない。カリを咥えてみるけれど、感触も平気。匂いを嗅いでみると、多分獣人は嗅ぐと駄目な匂いがする。濃くてくらりとする。
あんまり匂いを嗅がないようにしなくちゃと思いながら、少しずつ深く咥えていく。


けれど、顎が外れそうに大きい。それにどんな風にすればいいのか分からない。単に咥えるだけでも気持ちよくなれるのだろうか。


「あー、私の我慢はなんだったんだろ。君が鈍感過ぎて、完全に理性壊れたっ!忠告はしたからね」

わざと大きな声を出した。きっとそんなことを言っても止める気満々なんだ。
それが嫌だから僕は口を離さないでいると、「くそ」と小さい低い声を出した後、僕の後頭部に手を置いてゆっくり腰を進めてきた。


「歯は立てちゃ駄目だよ」

口の中いっぱいになる。喉奥まで進められて涙目になるけれど、「やめるかい」と聞かれたので口をすぼめた。

「いい度胸じゃないか」
「ふぁだふふへふぁふ」


僕は口の中で上下にペニスを扱けば気持ちよくなれるのだと気付き、動かした。

ずるりと長いモノが口の中に入って出て、不思議な感覚になる。

アル様の先走り液を味わう。どんどん溢れている。
アル様も気持ちいいのかと思うと、何故か僕も身体の奥が疼いてくるみたいだ。



もっと気持ちよくなってほしくて、ちゅぅっと吸うと同時に精液が出てきた。

「——あ、くそ。ごめん。リース、君がそんな風に吸うから口の中で」
「ん、ん、ん……」

少し飲めたけれど、半分は零れてしまった。
だけど、アル様が射精してくれたことが嬉しくて思わず、ニタァッと笑ってしまう。


「——……まさか、リース、私をイかせて嬉しいのかい?」
「へ? え、決してそんな“してやったり”という意味で笑ったわけでは……単純にアル様を気持ちよくすることが嬉しくて」
「私を気持ちよくすることが嬉しいと?」


僕の口元をアル様は服で拭ってくれる。あぁ、上下汚れてしまった。枚数の少ないシャツなのに。


「じゃ、私も君を気持ちよくして嬉しくなることにする」
「え……???」


あれ、それは練習の目的ではなくなっていないか? あ、でも、最後まで出来れば練習になるのでいいかと思いながら、やっぱりズレているなと思った。
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