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愛欲編
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次は、魔術師達だ。
マキタに知らせる為に王宮まで転移する。マキタは丁度自室で魔術師達数人と話している最中だった。急に現れた僕に動じず礼をしようとする彼を止め、災厄の事を知らせた。
マキタは頷き直ちに手配を始めた。
避難所への誘導、救助、武器庫の開放、魔術液の交付、マキタの指揮の下、一気に魔術師達が現場に向かった。
そういえば、カイル君の姿が見当たらない。元々彼は気配を消す事が上手いが最近はさらに力を身に着け簡単に彼の事を見つけられない。
「どうしましたか?」
マキタ自身も現場へ向かう準備を整えた所、彼を探す僕に声をかけた。
「カイル君の姿が見当たらない」
「あぁ、奴ですか。さっき最高位の魔術師達にケンカをぶっかけると意気込んでおりましたよ。全く豪胆ですね」
「何故、止めない!? 彼らはカイル君に何をしでかすか分からないのだぞ!?」
僕は急いでカイル君の居る所に向かおうとした。だが、マキタに止められる。
「心配無用です。王宮にいる魔術師達の実力では奴に太刀打ちできないでしょう。それに私も一泡吹かせてみたかったんですよねぇ」
くくくっとマキタが声を出して笑う……。
その時、建物が揺れて崩れる音がした。
僕は急いでバルコニーまで行き、外の様子を見る。
王宮の半分が壊れている。その壊れた所には上位の魔術師達がいる。
壊れた原因は、災厄じゃない……。これは……!
瓦礫の中からひょいひょいっと魔術師達が蹴り飛ばされる。いとも簡単に彼らの身体が宙に舞う。藻掻く魔術師……彼らは最高位の者達だ。
それらの尻をカイル君が蹴り飛ばした。
「なっ!? カイル君っ! 何をしているんだっ!?」
僕は思わず、バルコニーから身を乗り出して叫んだ。僕に気が付いたカイル君がニヤリと笑った。
「あぁ。王宮を出る前に挨拶をと思って。リンの事、物扱いするから軽くのしといてやったぞ」
そう言って、転がった魔術師に再度蹴りを入れる。
か、軽く!? カイル君の軽くとは……!?
見物人達がどんどん出てくる。この国の最高位達がたった一人に蹴り飛ばされる姿に皆が驚いていた。
カイル君は、瓦礫をたったっと駆け上がり、僕がいるバルコニーまで登ってきた。
「リンを大事にしない奴は皆馬鹿だ」
「カイル君……」
少しの間、離れていただけなのに、カイル君はまた一段と強くなったように見える。
カイル君が僕のいるバルコニーに足をつけた。
「リンの苦しむ柵は、あとどれだけある? この際だから全部の柵ぶっ壊してやる」
カイル君の行動の意図が分かってしまう。
『人柱』を本当の意味でやめさせようとしているのだ。災厄からも社会からも僕を『人柱』だと定めたモノを全てなくそうとしている。
カイル君、やめてくれ。君の行動は考えては駄目な方へと導いていくのだ。
そう、彼に言おうとした時、彼の背後に真っ赤な夕陽が見えた。そして、その真っ赤な夕陽を覆う黒い厚い雲。
こんな事をしている場合ではなかった。僕は首を横に振って意識を高める。
「カイル君っ!! 災厄がもうすぐ来る!! 君も準備をしたまえっ!!」
「災厄が?」
僕が言ったその時、大きな地震がラウル王国全土を揺らした。揺れと同時に爆音が鳴り響くような地震だ。
立っているのがやっとな大きな揺れが続く。
「リンッ! 俺から離れるな」
真横でカイル君が僕の手を握った。汗がじわりとかく。
心臓が早鐘のようにバクバクと鳴って口から出そうになる。規模の大きさに救助が間に合うだろうか。
まだ地震で地面が揺れる中、冷静になれと息を吐く。
この規模、僕とカイル君の二人が固まって行動するより、二手に分かれて行動した方が被害を最小に抑えられるだろう。
大丈夫だ。こんなに彼は強くなったではないか。
「大丈夫だ」
知らないうちに真っ青になって震えていた。そんな僕をカイル君が抱きしめてくれる。
「……ふぅー」
カイル君の体温に落ち着いてくる。
僕が落ち着いてくるのと、地震の揺れが治まるのはほぼ同時であった。
彼から身体を離し、僕とは別れて、カイル君に各地の救助に当たるように伝える。
「……リンが、必ず無茶をしないと誓うなら、アンタと離れた場所に救助に当たる。だが、それを約束しないのであれば、俺はリンと共に行動する」
カイル君は何でもお見通しだ。
「僕の居場所はどこにいても、君ならば分かるだろう。……時間がない。急ごうか」
「それもそうだ」
そうして、僕はカイル君から離れて移動魔術で転移した。
地震が起きた後は、大きな津波も予想出来た為、魔術師達が総出で堤防を作っている。そして、ひび割れた地面から大きな木が出始めた。道も家も何もかもが樹木に覆われる。
「樹木に触れないように! 皆さん、避難所に移ってください!!」
魔術師達が声をかけあい人々を避難所へと誘導していく。人に襲い向かってくる樹木には魔術で動きを止める。
「魔術師様」
魔術師は、木の成長を止める魔術液を一般人に配布する。魔術液を受け取った一般人も自衛し始め互いに助け合っている。
僕は各地の状況を見ながら、救助と攻撃を同時に行っていた。
マキタが上手くやってくれている。僕が指示した以上の事を魔術師達に伝えている。
この光景を見る度にラウル王国最大の武器は魔術師だと実感する。災厄の歴史と共に魔術師は強くなった。
ザン! と目の前に一際大きな樹木が現れた。
その木の動きを止めようと魔術をかけていると、そこにマキタが転移してきた。
「リン様、ご無事で」
彼の言葉に頷き、マキタと共に術をかけていく。
マキタがその間、早口で報告をくれる。被害の大きな場所には魔術師の増員をし、樹木の出が多いところには一般人への魔術液の配布量を二倍に増やしているそうだ。
「リン様、こちらは大丈夫です。私にお任せください」
マキタが僕に他へ移るように声をかけながら、こちらを向いだ。
「このマキタ、奴の力には敵いませんが、なかなかいい男でしょう。この災厄が終われば、私にも告白のチャンスをくださいませんか?」
「……何を?」
ふっとマキタが微笑んだ。
「貴方が『人柱』でなくなるなんて、なんて嬉しいのでしょうか」
「……っ!?」
僕はマキタの優しい顔を見ていられなくて移動魔術をかけた。
次に移動した先では、フルラとリチャードが背中合わせで樹木から戦っていた。
彼らの強さに周囲の者は驚いていた。
一撃で分厚い木を切り落とすリチャードの力強さ、それを援護する精霊使いのフルラ。彼ら二人ならば死角はない。
「リンッ!! 無事だったのね!?」
「……僕が現れなくても君達二人なら、余裕そうだね」
アンディはどうしたのかと聞くと、リチャードが剣を振るいながら、照れた。
「イチャイチャを見てられないそうだ…」
イチャイチャ……
「そうか。君たちは恋人になったのだね?」
そう言うと、フルラが真っ赤になった。彼女の耳にはリチャードが持っていたイヤリングがついていた。
「フンッ!!」
高飛車にリチャードから顔を背けフルラが精霊に指示を出す。いつもよりも精霊の力が漲っているように感じる。
襲い来る樹木よりもこの二人の力の方が強い。
こんな時なのに、君達は幸せそうだ。
「やっぱり、終わってほしくないな」
ボソリと声が漏れた。そんな僕の声をフルラが拾った。
「アンタも辛そうな顔いつまでもしていないで、幸せになんなさいよ!! それで、これからも旅を続けたらいいじゃないのよ!!」
バシンっとフルラの渾身のビンタを背中に受ける。
「……っ!!」
ビリビリっと背中に強烈な痛みが走る。
それをみたリチャードが「リン君、ここはいいから別の場所へ救助に向かって!」と声をかけた。
転移しながらフルラを見ると、「絶対助かりましょ!」とウィンクしているのが見えた。
マキタに知らせる為に王宮まで転移する。マキタは丁度自室で魔術師達数人と話している最中だった。急に現れた僕に動じず礼をしようとする彼を止め、災厄の事を知らせた。
マキタは頷き直ちに手配を始めた。
避難所への誘導、救助、武器庫の開放、魔術液の交付、マキタの指揮の下、一気に魔術師達が現場に向かった。
そういえば、カイル君の姿が見当たらない。元々彼は気配を消す事が上手いが最近はさらに力を身に着け簡単に彼の事を見つけられない。
「どうしましたか?」
マキタ自身も現場へ向かう準備を整えた所、彼を探す僕に声をかけた。
「カイル君の姿が見当たらない」
「あぁ、奴ですか。さっき最高位の魔術師達にケンカをぶっかけると意気込んでおりましたよ。全く豪胆ですね」
「何故、止めない!? 彼らはカイル君に何をしでかすか分からないのだぞ!?」
僕は急いでカイル君の居る所に向かおうとした。だが、マキタに止められる。
「心配無用です。王宮にいる魔術師達の実力では奴に太刀打ちできないでしょう。それに私も一泡吹かせてみたかったんですよねぇ」
くくくっとマキタが声を出して笑う……。
その時、建物が揺れて崩れる音がした。
僕は急いでバルコニーまで行き、外の様子を見る。
王宮の半分が壊れている。その壊れた所には上位の魔術師達がいる。
壊れた原因は、災厄じゃない……。これは……!
瓦礫の中からひょいひょいっと魔術師達が蹴り飛ばされる。いとも簡単に彼らの身体が宙に舞う。藻掻く魔術師……彼らは最高位の者達だ。
それらの尻をカイル君が蹴り飛ばした。
「なっ!? カイル君っ! 何をしているんだっ!?」
僕は思わず、バルコニーから身を乗り出して叫んだ。僕に気が付いたカイル君がニヤリと笑った。
「あぁ。王宮を出る前に挨拶をと思って。リンの事、物扱いするから軽くのしといてやったぞ」
そう言って、転がった魔術師に再度蹴りを入れる。
か、軽く!? カイル君の軽くとは……!?
見物人達がどんどん出てくる。この国の最高位達がたった一人に蹴り飛ばされる姿に皆が驚いていた。
カイル君は、瓦礫をたったっと駆け上がり、僕がいるバルコニーまで登ってきた。
「リンを大事にしない奴は皆馬鹿だ」
「カイル君……」
少しの間、離れていただけなのに、カイル君はまた一段と強くなったように見える。
カイル君が僕のいるバルコニーに足をつけた。
「リンの苦しむ柵は、あとどれだけある? この際だから全部の柵ぶっ壊してやる」
カイル君の行動の意図が分かってしまう。
『人柱』を本当の意味でやめさせようとしているのだ。災厄からも社会からも僕を『人柱』だと定めたモノを全てなくそうとしている。
カイル君、やめてくれ。君の行動は考えては駄目な方へと導いていくのだ。
そう、彼に言おうとした時、彼の背後に真っ赤な夕陽が見えた。そして、その真っ赤な夕陽を覆う黒い厚い雲。
こんな事をしている場合ではなかった。僕は首を横に振って意識を高める。
「カイル君っ!! 災厄がもうすぐ来る!! 君も準備をしたまえっ!!」
「災厄が?」
僕が言ったその時、大きな地震がラウル王国全土を揺らした。揺れと同時に爆音が鳴り響くような地震だ。
立っているのがやっとな大きな揺れが続く。
「リンッ! 俺から離れるな」
真横でカイル君が僕の手を握った。汗がじわりとかく。
心臓が早鐘のようにバクバクと鳴って口から出そうになる。規模の大きさに救助が間に合うだろうか。
まだ地震で地面が揺れる中、冷静になれと息を吐く。
この規模、僕とカイル君の二人が固まって行動するより、二手に分かれて行動した方が被害を最小に抑えられるだろう。
大丈夫だ。こんなに彼は強くなったではないか。
「大丈夫だ」
知らないうちに真っ青になって震えていた。そんな僕をカイル君が抱きしめてくれる。
「……ふぅー」
カイル君の体温に落ち着いてくる。
僕が落ち着いてくるのと、地震の揺れが治まるのはほぼ同時であった。
彼から身体を離し、僕とは別れて、カイル君に各地の救助に当たるように伝える。
「……リンが、必ず無茶をしないと誓うなら、アンタと離れた場所に救助に当たる。だが、それを約束しないのであれば、俺はリンと共に行動する」
カイル君は何でもお見通しだ。
「僕の居場所はどこにいても、君ならば分かるだろう。……時間がない。急ごうか」
「それもそうだ」
そうして、僕はカイル君から離れて移動魔術で転移した。
地震が起きた後は、大きな津波も予想出来た為、魔術師達が総出で堤防を作っている。そして、ひび割れた地面から大きな木が出始めた。道も家も何もかもが樹木に覆われる。
「樹木に触れないように! 皆さん、避難所に移ってください!!」
魔術師達が声をかけあい人々を避難所へと誘導していく。人に襲い向かってくる樹木には魔術で動きを止める。
「魔術師様」
魔術師は、木の成長を止める魔術液を一般人に配布する。魔術液を受け取った一般人も自衛し始め互いに助け合っている。
僕は各地の状況を見ながら、救助と攻撃を同時に行っていた。
マキタが上手くやってくれている。僕が指示した以上の事を魔術師達に伝えている。
この光景を見る度にラウル王国最大の武器は魔術師だと実感する。災厄の歴史と共に魔術師は強くなった。
ザン! と目の前に一際大きな樹木が現れた。
その木の動きを止めようと魔術をかけていると、そこにマキタが転移してきた。
「リン様、ご無事で」
彼の言葉に頷き、マキタと共に術をかけていく。
マキタがその間、早口で報告をくれる。被害の大きな場所には魔術師の増員をし、樹木の出が多いところには一般人への魔術液の配布量を二倍に増やしているそうだ。
「リン様、こちらは大丈夫です。私にお任せください」
マキタが僕に他へ移るように声をかけながら、こちらを向いだ。
「このマキタ、奴の力には敵いませんが、なかなかいい男でしょう。この災厄が終われば、私にも告白のチャンスをくださいませんか?」
「……何を?」
ふっとマキタが微笑んだ。
「貴方が『人柱』でなくなるなんて、なんて嬉しいのでしょうか」
「……っ!?」
僕はマキタの優しい顔を見ていられなくて移動魔術をかけた。
次に移動した先では、フルラとリチャードが背中合わせで樹木から戦っていた。
彼らの強さに周囲の者は驚いていた。
一撃で分厚い木を切り落とすリチャードの力強さ、それを援護する精霊使いのフルラ。彼ら二人ならば死角はない。
「リンッ!! 無事だったのね!?」
「……僕が現れなくても君達二人なら、余裕そうだね」
アンディはどうしたのかと聞くと、リチャードが剣を振るいながら、照れた。
「イチャイチャを見てられないそうだ…」
イチャイチャ……
「そうか。君たちは恋人になったのだね?」
そう言うと、フルラが真っ赤になった。彼女の耳にはリチャードが持っていたイヤリングがついていた。
「フンッ!!」
高飛車にリチャードから顔を背けフルラが精霊に指示を出す。いつもよりも精霊の力が漲っているように感じる。
襲い来る樹木よりもこの二人の力の方が強い。
こんな時なのに、君達は幸せそうだ。
「やっぱり、終わってほしくないな」
ボソリと声が漏れた。そんな僕の声をフルラが拾った。
「アンタも辛そうな顔いつまでもしていないで、幸せになんなさいよ!! それで、これからも旅を続けたらいいじゃないのよ!!」
バシンっとフルラの渾身のビンタを背中に受ける。
「……っ!!」
ビリビリっと背中に強烈な痛みが走る。
それをみたリチャードが「リン君、ここはいいから別の場所へ救助に向かって!」と声をかけた。
転移しながらフルラを見ると、「絶対助かりましょ!」とウィンクしているのが見えた。
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