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愛欲編

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 王宮とカイル君の家を交互に行く日々が続いていた。


 結界を張っている僕が現状一番にアンデッドの出現を知る事が出来る。僕はそれを魔術師側とカイル君達冒険者に知らせていた。

 一見、上手く事が進んでいるようではあったが、魔術師と冒険者でぶつかることが度重ねあった。
 魔術師は国を守るプライドで動いている節がある。一方、冒険者はならず者が多くてケンカ早い。

 両者の調節は僕とカイル君で考え中だ。





「……また、大きな結界の衝撃を感じる」

 自室で魔術の勉強していると、結界への大きな衝撃が伝わった。

 以前、地震が起き亀裂から大量のアンデッドが出た事があった。それ同様の大きな衝撃だ。
 だけど、前より嫌な予感がする。 

 僕は直ちにカイル君に魔水晶を通して連絡する。魔術師達も僕の指示通り現場に向かった。

 自分も魔石を持ち準備をして廊下へと出ると上部の魔術師達に呼び止められた。


「貴方様は現場に行ってはなりません」
「……何故?」

「御身に何かあると結界が維持できなくなります」
「……」

 彼らの言う事はとても分かる。僕が死ねば結界が壊れる。だが、すぐにマキタへと結界は受け継がれる。

 問題なのは僕ほどマキタは育っていない。


 上部の人間は僕の安否を気遣っているようで、人柱としての僕しか見ていない。人柱の役目は果たす。ただ、それまで何もしないという選択肢は僕にはないのだ。

 この者達、自分の目で現場を見ようともしない。苛立ちを隠せないこんな事をしている暇はない。

「僕に何かあると? 僕がそれほど弱いと思うのかい?」
「分かりませぬか! 貴方様を危険に晒す事は国の危機。王宮に留まり下さい」

 そう言って、上部の人間達がぐるりと僕を囲った。
 一斉に僕の身体に硬化の魔術をかけ僕の動きが封じられる。

「…………く」

 流石、最高位ランクなだけはあって力は強い。

 もし、結界へ魔力を送っていなければ、これしきの魔術一瞬で解除出来ただろう。結界への魔力供給がある以上大した魔力を使う事は出来ない。

 僕は反抗するのをやめる。

「分かればいいのです。貴方様は優れた魔術と魔力で結界を作り国を救うお方。貴方以上に大事な存在などいないのです」
「………小言はもういい」

 災厄の日が近付いているのかもしれない。
 結界の揺れはその暗示。上部の魔術師達もそう感じて、こうした行動に出たのか。


 カイル君、マキタ、彼らなら大丈夫だ……。落ちつけと自分に言い聞かせて、その場に座った。

 プツン。

「……!!!」

 その時、結界が小さく破れる音がした。揺れではない。小さいが確実に結界が破れた。もしかしたら災厄の日が!?

「……僕を王宮に閉じ込める必要はない。災厄は必ず僕が抑える。君達はその強い魔力をもっと役立つ事に使うべきだ」

 全魔力を指だけに集中する。指だけが動かせるようになり魔術陣を指で描く。

「おやめくださいっ!」

 魔術師達が僕の身体にかける硬化術を解除した。
 僕は彼らが引き留める中、転移し結界の破れた場所へと向かった。




 転移した街は真っ暗闇だった。

 街一帯が真っ暗な霧で覆われている。地面はひび割れ建物は崩れている。ひび割れた地面から黒い霧が溢れてきている。
「酷い……」

 僕は真っ暗な霧を吸わないように口を布でまいた。光の魔術で霧を除去する。広範囲だった為除去しきれない。

「リン師範!!」
 助けていると、マキタがいち早く僕の居場所まで飛んできた。

「今、一般人への救助にあたっております」
「そうか。僕はこの黒い霧を除去しなくてはならない。人々の誘導を頼めるかい?」
 そう言ったのに、マキタは頷かなかった。


「リン師範は王宮にお帰りください」

「マキタ!!」
「貴方様はこの国の要なのです。危険に晒すわけにはいかない」

「……僕は人柱としての責任から逃れるつもりもない。だが、それ以前に危機ある人を救えないなど嫌なんだ!」

 地震で起きた亀裂から大量の黒い霧の出現。状況から重症者も少なくない。結界を張る僕が一番分かっているのに何もしないなど有り得ない!!

「すまない。でも、災厄の日まで僕は死なない。だから、手助けさせておくれ」

 そうでなければ、僕の心が病んでしまうから。
 マキタは頷かない。唯一の弟子すら頷かれない。頭をガクリと落とす。

 やはり、僕はただの……


「今、なんて言った……?」

 その声で振り返った。気配など全くなかった。後方にはカイル君がいた。彼がこの現場にいることは不思議ではないが、まさかこんな近くに来ていたとは……。

「カイル君!?」
「リン、今、アンタが人柱だって聞こえた」
「!!」

 聞かれていた。この国の最高機密。
 カイル君は僕を睨んだ。マキタも突然現れたカイル君に驚いている。
 詰め寄ってきて僕の両腕を掴んだ。強引な様子にマキタが止めに入ったが、びくともしない。

「俺は嫌だ。リンが人柱なんて許さない。」

「……君に許される必要はない!」

 カイル君の目の奥でギラギラとした金色の光が灯った。その真剣な目にぎくりとし、彼の腕から逃げようと身体を動かす。

「離したまえっ!!」

 他の救助に向かいたまえ! と彼に言おうとした時、彼に力強く抱き締められる。


「俺がそんなもん、ひっくり返してやる! 俺がリンを助けてやる」
「……」 

 大きな彼の身体に僕の身体がすっぽり入ってしまう。その身体を少し離し、僕に真っ向から話しかけてくる。

「人柱なんてやめてしまえ。俺とアンタならなんとか出来る!」

 なんで、君がそれを言うんだ。
 何も知らないのに、自信満々で言ってしまえるんだ……。
 目が一瞬、潤んでしまう。僕は……。

「——分かっている。今は共にここの救助に当たろう」

 カイル君の言葉に僕もハッとする。横でマキタが息を飲んだ。僕はマキタを見てカイル君を見た。そして、掴まれているカイル君の腕をゆっくり離して、胸を張った。


「僕に力を貸してくれるかい?」
「あぁ。全力で」

 心強い。君のその漲る自信は僕にも元気を与えてくれる。

「マキタ、やはり君も頼む!!」

 マキタはカイル君を睨んでいたが、僕の指示に静かに頷いた。
 僕は携帯していた魔石を口に含み魔力回復をしながら、救助に向かった。
 最大魔力で光魔術を駆使して黒い霧を除去していく。今回の黒い霧は、辺り全体真っ暗にしてしまう程の多さで、完全に払拭するには時間がかかった。

「はぁ……、はぁ」

 空からの光を取り戻した街を見渡した。共に救助活動を行っていた魔術師から報告を受ける。

「そうか」

 被害は少なくなかったけれど、運よく死者はいなかった。また、懸命な救助と避難により二次被害は最小に抑えられた。


 一先ず危機は脱した。


 魔力の消耗が激しく街の階段に腰を下ろす。傍に駆け寄ってきたマキタが僕に魔力を与えてくれる。マキタは先ほどから表情が硬い。

「冒険者の指導者……カイルと申しましたか、あの者の魔力は底知れませんね」
 
 何者ですか? とマキタが不機嫌そうに言った。

 何者? 彼は一体何者なんだろうか。僕より弱いと思っていたのだけれど検討違いなのかもしれないな。ありふれる魔力を彼が使えるようになれば、本当に僕を凌ぐ存在になるだろう。


「あれほどの魔力が入る器があるならば、人柱としての……」
「っ! 馬鹿な考えはよしなさい!」

 彼が言いかけた言葉を制した。今、マキタはそれをどんな表情で言った?
 一瞬だが笑っていなかったか……。


 僕はマキタから魔力を供給するのを止めさせて、彼を立たせた。いつものようにまた無表情だ。

「マキタ? どうしたんだい?」

 最近、彼とゆっくり話す時間がとれていなかった。マキタは僕の質問に答えずゆっくりと首を横に振った。

「リンっ!」

 カイル君が僕の横に駆けてきた。

「カイル君! 無事だったかい」

 当たり前だろう。と彼が言う。彼のその自信に満ち溢れた表情にホッとする。
 それから、カイル君からも現場の状況を報告してもらう。その報告を聞いて、僕は彼を協力者としてとても期待している。
 カイル君は信頼できる。


「マキタ、事後処理を任せた。僕はカイル君と今後の対策を相談する」
「……相談ですか? この者と?」

 マキタがカイル君を睨む。カイル君は飄々とそのマキタの視線を受け止めている。

「あぁ、彼を信用しているんだ。君には面倒な事を押し付けてすまない」
 そう言うと、マキタは「いいえ。了解いたしました」と静かに言い、その場を去った。


 二人きりになったところで、以前会ったアンディがやってきた。
 けが人の救助活動も終わり、冒険者達も解散した。
 カイル君がよくやったというように、ポンッと僕の背中を叩いた。

「今後の対策は俺の家でいいか」

 その言葉に僕は頷いた。
 移動魔術を使える程には魔力は回復しておらず、馬車に乗りこんだ。今回は王都の隣街で起きた災厄であったため、一時間程でカイル君の家に着いた。



「大丈夫か?」

 家に着いて、彼が家の中に通してくれる。今ではこの家が一番落ち着く。

「うん」

 “大丈夫”か。
 こんなにこの言葉が素直に感じられるのは、彼への見方が変わったからかもしれない。

 どうして、君のような人が僕を好きでいてくれるのだろうか。変わらず優しい目で見てくれるのは何故だろう。

「ふふ。………なんだか、君の下心に応えたくなってしまうね」

 つい嬉しくなってポツリと言ってしまった。

「……」

 カイル君が驚いた顔で固まっている。

「……ん? あっ!! いや!? 僕は何を言っているんだろ……ん!? んんっ!?」

 誤魔化すように笑ったら、カイル君の口が覆いかぶさってきた。口を塞がれ、僕の身体はカイル君に軽々持ち上げられてしまう。
 後頭部と首をがっしり掴まれて、身体はホールドされて逃げ場がまるでない。

「ふぅっ!! ん!! んぅう!!」

 あまりの性急さに驚く。
 いきなり!!

 胸を押し返しているのに全く動かない。ドンドン! と胸を叩くが効果がない。
 その間にもカイル君の口づけは深まっていくばかり。彼の舌が既に侵入していて口を閉じる暇もない。
 口内全てを舐めとられるように動かれて、腰がゾクゾクしてしまう。

 このキスはダメだ……。

 前に魔力供給された時、魔力のせいだと思ったけれど、魔力供給がなくても十分な威力だ。
 長く深い口づけに息が出来ない。指先から痺れるような感覚がする。

 その口づけが終わる頃には、彼の肩に頭を置いて、ぐでぇっと力が入らなくなってしまう。
 抱き上げられたまま、彼がどこかに移動する。

「は……?」

 顔を上げると再び口づけされる。なんて強引な。
 頭が酸欠で何も考えられなくなってしまう。
 ちゅっと大きな音でハッと我に返ると、ふわりとベッドに身体を降ろされる。


「…………へ?」
「じゃ、全力で応えてくれ」

 そう言って、僕のシャツに手をかけるものだから驚く。

「うわぁ!! き、君は性急すぎるっ!!」
「ずっと好きな相手に『下心に応える』と言ってもらったんだ。据え膳食わぬは男の恥」

 そんな風なニュアンスで言ったか!? 自分のつい言った言葉にむしろ驚いてしまう。

「待って! 待って!!」
「いやだ。待たない」

 プチプチとシャツのボタンを外され、インナーを剥ぎ取られる。僕も暴れているのになんと素早い。その器用さに驚いてしまう。


「誤解だっ!!」
「……誤解?」

 ズボンに手をかけた彼の手が止まった。よかったと思ったが彼の見たこともない不機嫌な顔に冷や汗がでる。

「カ、カイル君??」
「弄んでるのか?」
「いや……!! 決してそのような事はないのだよ!? ただね? 物事には順序という物があるだろう?」
「俺が告白してリンがOKした。順序的に合っているだろう」

 カイル君が手を止めて待ってはくれているが、その眼光の鋭さにたじろいでしまう。

「えっと、そうなるのかな?」

 だけど、正直まだ気持ちがついていけない。“彼の気持ちに応えてもいいかも”という程度なのだ。彼との気持ちの差がありすぎるような気がする。

 僕は正直にその事を彼に伝える。

「今はその程度でいい。だけど、我慢していた分、我慢が難しい」
「そういうものかい?」
「空腹時に目の前にとびっきりのご馳走があれば飛びつくだろう」
「……」

 再び彼の視線が脱がせた僕の上半身へと移る。

「もっと肉付けた方がいい」

 つぅっと僕の腰を指でなぞるため、くすぐったさに身が震える。

「んっ! ……そうだよっ!! こんな貧相な身体でガッカリだろう!! さぁ、僕を解放してリビングで紅茶でも飲もう!!」

 逃げようと身体をドア方向へ向けたが腰をグッと掴まれてしまう。それからその腰ごとカイル君の膝の上に座るような形で降ろされホールドされてしまう。

 全然……! 言う事を効かないではないかぁ~!!


「ガッカリ? すげぇ色っぽくてかぶりつきたい。……違うって。もう少し太らないと壊しそうだから」

 壊す!?
 恐ろしい単語が彼の口から聞こえる。

「へ……? こ、壊されるの??」
「……壊さない」
「でも、君、今僕を壊しそうだって!!」

 後を振り向くと、ちゅっと口づけされる。先ほどからこの口づけで色々誤魔化されている。

「大事にするから壊れない」
「んんっん!」
「もう少し触りたい」
「……え、と」

 考えている間に、腹部から胸まで大きな掌が上下に撫で始める。ひやりとした空気に熱い掌、その温度差に身体が熱い手の動きを追ってしまう。
 何度も大きい掌が上半身を撫でる。


「ここ尖ってきた。小さいのにさ」

 胸の尖りに彼の親指が軽く触れる。気にしたことのない場所を指摘され恥ずかしくなる。

「えぇ、と!?」

 彼の掌が再び腹部と胸とを上下に撫でる。
 掌が尖った胸に当たって擦れて、なんとも言えない感覚に身をすくませてしまう。

「……ん、ん」
「身体撫でられるの気持ちいい? リンの身体しっとりしていて手触り凄くいい。こんなに肌も白いのに、ここだけ赤い実みたいに美味しそうでさ」

 そう言うと、彼の指が胸の尖りをフニフニと触り始めた。驚いていると、カリっと尖りを指で引っかかれて、身体がビクリと驚く。

「ひゃっ! 何? そんな所触らないでくれ」

 胸を手で押さえて彼の手を拒む。
 すると、首筋や肩に口づけされ掌がまた上半身を撫でる。

「あわっわ! あん、んっ!!」


 ど、どうしたら!! どうしたらいいのだ!?
 ただ、口づけと身体を撫でられているだけなのにゾクゾクが止まらない。
 首筋を彼の舌が這って耳にたどり着く。耳をハムハムと甘噛みされる。

「あっ、あ!? ひゃっ!?」

 耳を甘噛みされる度、腰が飛び跳ねる。

「我慢ってなんだっけな……」
「こ、怖い事言わないでくれたまえっ!! あうぅ!! 耳、んっ!! 耳を舐めないでっ!!」

 彼の手が下腹部をサワサワと撫ではじめ下へと移行する。

「ひぁ! わー! ダメだってぇ!!」

 彼の手が僕の股間に触れるので驚いて子供のように叫んでしまう。

「リンって感じやすいよな。ここもすぐに勃ちあがってさ……。ここ擦るのは前だってしただろう」

「それは、魔力供給で身体が火照ってしまっただけだよ!! 今は意識もしっかりあるし、とても恥ずかしくて無理だよっ!!」
「恋人同士なら恥ずかしくないだろう」

 だから、僕は展開が早くてついていけないってば!!
 彼の身体から逃げ出そうとしたところ、下着を脱がされ僕のペニスを出されてしまう。

「わ———!! じゃ、恋人にはならない!!」
「……は?」

 ギュッと陰茎を掴まれて、直接の手の感触に身を震わせる。しかも、力強い!!

「んひぅっ!」

 そして、また再び後ろから威圧を感じる。

「へぇ? リンはそんな風に自分の言った言葉を撤回するんだ?」

 どう答えようか迷っている間に、彼が陰茎を上下に擦り始めた。

「あっ! ……あうぅ!! カ、カイル君ッ!!」
「ちょっと触るだけと思っていたけど止めた」
「!!」

 胸に当てていた手を離されて、再び胸を弄られ、耳を舐められながら、陰茎を擦られる。

「んんっんぁん…んんっ」

 すぐに自身の先端から先走り液が溢れて彼の手を濡らす。
 ヌチャっと卑猥な音が聞こえるし。

「あ!? はぁん、ん、は、恥ずかしいから、嫌だっ!」

 恥ずかしいから? とリピートされて含み笑いされる。

「リン、アンタの抵抗そんなじゃなかっただろう。俺を吹っ飛ばすくらいに拒否すればいいじゃん。嫌なら拒否しないと駄目だろう」

 うなじを吸われ胸を摘ままれ、陰茎を刺激される。鈴口にクリクリと指で弄られ腰が疼いてしまう。

「う、うぅん。あ、あ、ホント、ダメ、ん。んんっ」

 彼に顎を掴まれ後ろを向かされる。ダメだという言葉は彼の口の中に。


 やっぱり、キスが一番…頭がぼうっとする。

「ふっ、ぁん…んんっんんん」

 キスされながら、射精してしまう。ぴゅうっと精液が先端から飛ぶように出てシーツを濡らす。
 射精した後も残滓を出すように緩く擦られる。敏感になった身体はビクビクを震える。


「はぁはぁ……あ、あ」

 カイル君のヘーゼルカラーの目が至近距離で揺れている。

「恋人になろう。リン。好きだ」
「……あ」

 射精後の気だるさに身をゆだねる。ちゅっちゅっと軽いキスからまた深くなっていく。


 とても大事にするから恋人になろう。とキスをする間に言われる。身体を後ろからすっぽりと包むように抱きしめて、思わず頷いていた。


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