記憶を失った半年間で俺の身に何が起きた!? ~俺の彼氏は調査団の中にいる!?~

モト

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25.お前の攻め方が好きなんだよな※

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 コイツ、やっぱりドスケベじゃねぇか。

「は~は~……う。う……、うぅんん……」

 目隠しをしたまま、俺の両手首は、紐で縛られている。

 抵抗されては面倒だと彼に言われた。

 抵抗なんぞしないし、好きにしてくれと言う言葉を撤回するつもりもない。
 だが、少しでも信用してもらいたい俺は、拘束を了解した。


その結果……
「あ、あ、……んぁ」
 俺の口から、変な声が絶えず漏れている。


 四つん這いになって、尻を高くあげさせられ、指でアナルを弄られている。
 見えない自分の状況にも、アナルから伝わる快感にも、目を白黒させる。

「あぅ……ん」

 アナルに挿入された二本の指は、じゅぶじゅぶと音を立てて出し入れしている。それを嬉しそうに飲み込んでしまう俺って……。

 でも、自分でオナニーするのと、カイザが弄るのでは全然違う。

 こいつの指、絶妙に気持ちいい。

「お尻、動いているよ」

「~~っ、うぅ~……は、はっ、はっ。と、止まんねぇ……尻、弄るか、らぁ……ぁああ……」

 指摘されても、その指がいいところを掠めながら動くから、腰が勝手に動いてしまう。

「ふーん」
 カイザは愉快そうに恥部を眺めている。見られているのが目隠しをしていても分かってしまう。

 おっさんのこの状況、視覚的に大丈夫なのか? これが楽しいなら超変態だぞ……?


「じゃぁ、もっと気持ちよくなるように手伝って上げる。ベッドにチンコ擦り付けるように腰を動かして」

「え……」
「してよ?」
「……っ」

 俺がこんなことをするのを見て、彼は何が楽しいのか。
 そう思いながらも、ゆっくりと上げていた尻を下げた。

「ね、ヘコヘコ擦りつけてオナニー見せてよ」
「く、お前……相当好きものだな。何が楽しいのか分からん…………」


 文句を垂れながらも言われた通りにする。
 性器の裏筋を擦りつけるようにベッドに腰を進めた。

 しゅ……しゅ……

「……はぁ…………は、……は……は」
「ほら、もっと」
「あうっ!?」

 アナルに挿れっぱなしになっている彼の指がぐりぃっと奥に挿入された。
 トントンと前立腺をノックされる。

「あぁああっ!! うくっ、あ、あっあ」
「指、チュパチュパしゃぶられる。指、気持ちいいよ」
「っ」

 気持ちいいよ。と言われて、カイザのチンコで尻の中を犯されている想像をする。
 ガツガツ掘られて、自然とチンコがシーツに擦れて、そうされれば……絶対気持ちいいだろう。


「そう。腰引いて、またチンコをシーツに擦りつけて」

 ツゥーっと先走りがいっぱい出ているのがわかる。

「…………、つ、つよぃ……強い、って、ば……っ」


 ゆっくりと擦りつけるが、快感が強すぎる。

 腰が止まると、彼の手が背後から伸びて、乳首をキュ~~っと引っ張る。

「んんんんーーーーーーっ!」


 射精感が込み上げた時、性器もぎゅっと掴まれる。

「あー。団長、乳首弄るとすぐ白いの出したいみたいだね。俺に好き放題させたいんでしょ? へばっちゃうから駄目だよ」

「はぁはぁはぁっ!?」

 首を振ると、彼はどこからか紐を持ってきて、ぎゅっと性器をそれで括った。

 なんで? 好き放題って俺が考えているような酷い感じじゃない。
 こんなことして、気が晴れるのか……?


「────……あ、あ、ぁ……カイザは、それで、いいのか?」

「……何?」

 見えないけど彼の方に振り向いた。


「俺は、カイザも気持ちよくなって、欲しいよ」

「……」

 しないと言うように、背後から耳朶を噛んだ。


「言っているじゃないですか。記憶が元に戻れば、後悔しますよ」

「……んくっ、今の姿、見てもきっと驚くだろうな……っ」

「記憶が戻れば……」

 カイザは、またその言葉を言った。

「……俺は……お前に好き勝手されるの、嫌いじゃないよ。……ん、耳噛むなよ。そういうのも気持ちいい……んだよ。何されても報復にもならないから、せめてお前を気持ちよくしたい」

「……」

「なぁ、さっきみたいにしゃぶらせてくれよ」

 

 おっさんの誘いなんぞにも、彼はゴクンと喉を鳴らした。

 
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