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22.え? え? ※
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家のドアを開けると、俯いて無言のカイザ。
「もう来ないと思っていた」
つむじを見ながら来客の肩をそっと抱いて家内に迎え入れる。けして広くない室内にある一脚の椅子を進める。
余裕あるように見せているが、内心ではヒヤヒヤしていた────……よかった。
遅かったのでもう来ないかと諦めていた。
強引に約束されてすっぽかしたことは、俺もミフェルの時にやったばかりだ。今更ながらミフェルの気持ちが痛いほど分かった。(掃除当番変わってやろう)
「あー……、飲み物でも飲むか?」
二人っきりでゆっくりできるチャンスだ。少しでも打ち解けたいと、酒とつまみを用意していた。
だが、キッチンに向かう前に、彼に腕を掴まれる。
「団長、一つお願いがあります」
「お、おう。なんだ?」
椅子には一応勧めたが、まだ彼は椅子には座らず立ったままだ。
まだ入って5分も経っていないのに、俺のシャツのボタンをプチプチと外し始める。
「……っ、え、まさか、もう始めるのか!? まぁ待て! お前の頼みというのを先に聞かせてく……!」
あっという間にシャツのボタンを全て外される。彼は前はだけさせると、露わになった俺の胸をちゅうっと吸いこんだ。
「ひぃっ!?」
すっかり弱点となった乳首を吸われ、もう片方の手で反対側を軽く擦られ、あっという間にピンピンに乳首が尖ってしまう。
「ひ、ひ……、ま、待ってくれ……急に……っ!」
尖った乳首はピンと指ではじかれた。
唇を離された後、彼がようやく上を向いた。怪しく光る瞳をする彼は普段とは別人みたいだ。
「とりあえず、脱いでください」
「はぁ…………は、お前……」
俺には俺のアプローチの仕方というのがあってだな。まず口説き落とす、そこからと意気込んでいた気持ちが一気に吹き飛んで、カイザペースとなる。
雰囲気もなにもあったものでないが、今の一瞬でスイッチを押されて酒など飲む気持ちになれない。だが、コイツのペースに合わせるのもいいかと彼の腕を掴み返した。
「分かった。ベッドにいくぞ」
「なんだこれ」
寝室に入り、全裸になった俺にカイザはお願いごとをした。
そのお願いごとと言うのが、紐。
「目隠しをお願いします」
「え……、そういう趣味か?」
「違います」
「……」
理由は言わないか。
だが、全裸になっておいて、今更目隠しくらいで怯むわけにもいかず紐で自分の目を覆った。
真っ暗闇になった時、彼が俺の手を引っ張る。
転んでしまわないようゆっくりとベッドまで移動して座らされる。そこで、彼も衣類を脱ぐ音がしてドキドキと緊張していると、ベッド横が軋む。
「……っ」
唇を指でなぞられ、クチュっと口の中に一本指が入って来た。
指を舐めろということかと思い、舌を添えて、たまに吸ってみる。
視界を奪われていると、どこを見られているのか分からないから心もとない。
ふっと、耳元で何か気配すると、ニチャァッと濡れ音がする。
耳を舐められている……。
はぁ、はぁ。
カイザの熱い吐息を感じながら耳穴を舌を穿られる。ジュボジュボっとその穴を舌が出入すると、口で咥えている指も同じように前後に動かされる。
「ふーっ……ふーっん、ん……ふっ」
なんつーヤラシイ奴なんだ。
それだけなのに挿入するセックスを想像させられてしまう。
「団長、……乳首もチンコも尖りまくってる」
「……っ!!」
ぶわぁっと顔に熱が籠った。
余裕で彼のペースになり過ぎて、内心クソッと悪態をつく。
このままじゃ駄目だと、ベッドから降りて座っているカイザの前に座り込んだ。目隠しがあっても見知った我が家だ。ベッドの高さも何もかも分かっている。
彼の太腿に触れると、しっかりとした筋肉が固い。華奢に見えるがきっといい身体をしている。
見てみたいと思いながらその中心に顔を寄せた。石鹸の匂いがして、思わずクンッと匂いを嗅いでみる。
石鹸の匂いしかしねぇ。
「へへ……、キレイにしてくれたのか」
「っ」
「期待に応えられるよう頑張るよ」
そう言って、股間に顔を埋めたが、竿の先端が思った位置にない。
ただ、ドクドクとした竿が頬に当たり、彼が完全勃起していることが分かる。
……マジでよかった。溜まっているのかもしれないけど、チンコ勃っている。
男でおっさんの身体見て、気持ち悪がられたり、萎えられたらどうしようと半ば不安に思っていたから安堵した。
彼が若くてよかったと今だけは思う。
「ふっ……」
鼻で息を吐いて、竿に舌を添わせた。石鹸と肌感。ヌメリけがあるものを含まなければ他の皮膚部分とそう変わらない。
全然平気だと確信した俺は、つぅっと舌を上げて先っぽに移動していくが────……高い!
「っ!?!?」
え、え!? え……どういうこと。めっちゃ高さがある。
カイザのチンコは少年チンコまたは俺より小さいくらいに思っていた為、その落差に混乱して動きを止めてしまう。
「無理ならいいですよ」
「!?」
カイザが若干腰を引いた。
無理ならいいってこれだけ勃起しておいて、随分強がりを言う。
「────ふっ、楽勝」
引いた腰をグッと手で戻すと、ペタンッと頬に竿が当たった。脈打つ元気なそれが嬉しく感じる。
再びそれを舌でなぞり、先端に辿りついた。随分高い竿だと思いながらチロリと小さな割れ目を舐める。
先走りのぬめり……しょっぱいけど、全然平気だ。
チロ、チロと割れ目に舌を軽めに入れながら舐めて、先端を含めようと口を開け……………。
「っん、ぐ!?」
咥えた先端に思わず、驚きの声が漏れた
────……で、でけぇ。
カイザのチンコ、縦にも横にもすげぇデカい。
「もう来ないと思っていた」
つむじを見ながら来客の肩をそっと抱いて家内に迎え入れる。けして広くない室内にある一脚の椅子を進める。
余裕あるように見せているが、内心ではヒヤヒヤしていた────……よかった。
遅かったのでもう来ないかと諦めていた。
強引に約束されてすっぽかしたことは、俺もミフェルの時にやったばかりだ。今更ながらミフェルの気持ちが痛いほど分かった。(掃除当番変わってやろう)
「あー……、飲み物でも飲むか?」
二人っきりでゆっくりできるチャンスだ。少しでも打ち解けたいと、酒とつまみを用意していた。
だが、キッチンに向かう前に、彼に腕を掴まれる。
「団長、一つお願いがあります」
「お、おう。なんだ?」
椅子には一応勧めたが、まだ彼は椅子には座らず立ったままだ。
まだ入って5分も経っていないのに、俺のシャツのボタンをプチプチと外し始める。
「……っ、え、まさか、もう始めるのか!? まぁ待て! お前の頼みというのを先に聞かせてく……!」
あっという間にシャツのボタンを全て外される。彼は前はだけさせると、露わになった俺の胸をちゅうっと吸いこんだ。
「ひぃっ!?」
すっかり弱点となった乳首を吸われ、もう片方の手で反対側を軽く擦られ、あっという間にピンピンに乳首が尖ってしまう。
「ひ、ひ……、ま、待ってくれ……急に……っ!」
尖った乳首はピンと指ではじかれた。
唇を離された後、彼がようやく上を向いた。怪しく光る瞳をする彼は普段とは別人みたいだ。
「とりあえず、脱いでください」
「はぁ…………は、お前……」
俺には俺のアプローチの仕方というのがあってだな。まず口説き落とす、そこからと意気込んでいた気持ちが一気に吹き飛んで、カイザペースとなる。
雰囲気もなにもあったものでないが、今の一瞬でスイッチを押されて酒など飲む気持ちになれない。だが、コイツのペースに合わせるのもいいかと彼の腕を掴み返した。
「分かった。ベッドにいくぞ」
「なんだこれ」
寝室に入り、全裸になった俺にカイザはお願いごとをした。
そのお願いごとと言うのが、紐。
「目隠しをお願いします」
「え……、そういう趣味か?」
「違います」
「……」
理由は言わないか。
だが、全裸になっておいて、今更目隠しくらいで怯むわけにもいかず紐で自分の目を覆った。
真っ暗闇になった時、彼が俺の手を引っ張る。
転んでしまわないようゆっくりとベッドまで移動して座らされる。そこで、彼も衣類を脱ぐ音がしてドキドキと緊張していると、ベッド横が軋む。
「……っ」
唇を指でなぞられ、クチュっと口の中に一本指が入って来た。
指を舐めろということかと思い、舌を添えて、たまに吸ってみる。
視界を奪われていると、どこを見られているのか分からないから心もとない。
ふっと、耳元で何か気配すると、ニチャァッと濡れ音がする。
耳を舐められている……。
はぁ、はぁ。
カイザの熱い吐息を感じながら耳穴を舌を穿られる。ジュボジュボっとその穴を舌が出入すると、口で咥えている指も同じように前後に動かされる。
「ふーっ……ふーっん、ん……ふっ」
なんつーヤラシイ奴なんだ。
それだけなのに挿入するセックスを想像させられてしまう。
「団長、……乳首もチンコも尖りまくってる」
「……っ!!」
ぶわぁっと顔に熱が籠った。
余裕で彼のペースになり過ぎて、内心クソッと悪態をつく。
このままじゃ駄目だと、ベッドから降りて座っているカイザの前に座り込んだ。目隠しがあっても見知った我が家だ。ベッドの高さも何もかも分かっている。
彼の太腿に触れると、しっかりとした筋肉が固い。華奢に見えるがきっといい身体をしている。
見てみたいと思いながらその中心に顔を寄せた。石鹸の匂いがして、思わずクンッと匂いを嗅いでみる。
石鹸の匂いしかしねぇ。
「へへ……、キレイにしてくれたのか」
「っ」
「期待に応えられるよう頑張るよ」
そう言って、股間に顔を埋めたが、竿の先端が思った位置にない。
ただ、ドクドクとした竿が頬に当たり、彼が完全勃起していることが分かる。
……マジでよかった。溜まっているのかもしれないけど、チンコ勃っている。
男でおっさんの身体見て、気持ち悪がられたり、萎えられたらどうしようと半ば不安に思っていたから安堵した。
彼が若くてよかったと今だけは思う。
「ふっ……」
鼻で息を吐いて、竿に舌を添わせた。石鹸と肌感。ヌメリけがあるものを含まなければ他の皮膚部分とそう変わらない。
全然平気だと確信した俺は、つぅっと舌を上げて先っぽに移動していくが────……高い!
「っ!?!?」
え、え!? え……どういうこと。めっちゃ高さがある。
カイザのチンコは少年チンコまたは俺より小さいくらいに思っていた為、その落差に混乱して動きを止めてしまう。
「無理ならいいですよ」
「!?」
カイザが若干腰を引いた。
無理ならいいってこれだけ勃起しておいて、随分強がりを言う。
「────ふっ、楽勝」
引いた腰をグッと手で戻すと、ペタンッと頬に竿が当たった。脈打つ元気なそれが嬉しく感じる。
再びそれを舌でなぞり、先端に辿りついた。随分高い竿だと思いながらチロリと小さな割れ目を舐める。
先走りのぬめり……しょっぱいけど、全然平気だ。
チロ、チロと割れ目に舌を軽めに入れながら舐めて、先端を含めようと口を開け……………。
「っん、ぐ!?」
咥えた先端に思わず、驚きの声が漏れた
────……で、でけぇ。
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