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15.必然的なお手伝い※
しおりを挟むズボンを下げられて、掴まれたそこに悲鳴を上げそうになるが、グッと堪えた。
「むぅ。カイザさんよ……、それはナメクジではなく、俺のチンコだ……」
「分かっています。こっちでしょ」
不運なことにズボンを履くとだな、股間部分に丁度ナメクジがいたんだ。
ナメクジの動きが早くて、にゅるにゅるんと俺の下着の中に入って蠢く。
カイザは俺の下着の中に手を突っ込んでチンコに触れたかと思ったが、その下にある陰嚢にびっちょり引っ付いているナメクジを摘まんだ。
「……うぁっ! あ、あ!」
ナメクジが引っ付いてちゅーっと陰嚢が引っ張られる。
「我慢」
「そう言ったって、……太ももに引っ付いたヤツと違って、ひゃっ、ひ、引っ付いているぞ!?」
ナメクジは陰嚢から離れず、彼が引っ張る度にそこの皮膚が引っ張られる。
これ以上強く剥がされると、血を見るとカイザの手を掴んだ。
「これはやられましたね。淫魔系の特徴です。精の匂いがより濃いところを好むんです。下着に入らなければ大したことなかったのに」
「っ、くっわ、しい、ついでに、……んん、対処法も教えてくれるか」
カイザがこれ見よがしに溜息を吐く。
くっそ、分かっているよ。団長で年上で普段指示出している奴のみっともない姿に幻滅しているんだろう!?
水中にいるモンスターは俺の範囲外なんだよ! 陸担当なの!
羞恥心で顔から熱が込み上げてどうにかなりそうになっていると、彼がパンツの上から柔らかくチンコを撫でた。
「っ」
「対処法はあります。精を与えてやれば、満足して引きはがしやすくなります」
意味をより伝えさせるためか、カイザは股間を撫でる手を厭らしく上下に動かす。
「流石に、そこまで手伝わせられない、んっ」
裏筋をさすさすと擦られて声が上擦る。
「いいんですか。ナメクジを押さえているこの手を離して。俺が手を離したらまた勝手に動きますよ」
「ナメクジを掴んだままする」
「いいえ。一人では危険です。アナルに入りでもしたら、催淫が粘膜に伝わって中毒になりますよ」
「……中毒」
それを聞かされたら、頼むとしか言えない。
うんともすんとも言わない俺を待たずして、カイザは下着をずらした。
プルンと勃起したチンコは催淫効果ですでに先端が濡れそぼっていた。
部下の目の前とあって気を張っているが、ジワジワと身体が熱を持ち始めている。
変な反応になる気がする。
「んぁっ……、やっぱり、む、り」
「大丈夫です。団長がどう乱れても」
「……どういう意……はっ」
チンコをギュッと掴まれてビクン。と腰が跳ねる。
ぎゅーっと陰茎から先端まで絞るようにゆっくり上下され、ポンっと先端で抜けるように離される。
もう一度。
「ん。う、うまい、な……ふぅ、はぁ」
「どうも」
こいつの手、デカくてチンコ全部包み込まれる。
気づいたら積極的に腰を振ってしまう。
催淫効果で、いつもより早くイきそうだ。
ビクビクと下腹部が震える。
だけど、アナニーしている俺は、後ろの刺激も欲しくなる。
かろうじて残る理性で、それは出来ないと我慢していると、無意識に服の上から乳首を自分で扱いていた。
「あーっ、はっ……あぅう、あん、ん」
乳首を扱くと、気持ち良すぎる。もっと扱きた────……
「あ、っ、ごめん」
見上げる視線とぶつかる。
「気にしないで。催淫のせいだし、そこがいいんでしょう」
俺はヒトに見られて興奮する趣味でもあったのか?
コイツに見られていると、ゾクゾクする。
催淫のせいか?
「はっ……は、はっ……」
見られているのに、乳首を扱く手を止められない。
「────……ぁ」
気持ちいい雰囲気に逆らう気になれず、今度は乳首を指ではじいた。
くぅっと唇を噛んで、我慢しないといけないような快感が走る。
すると、わざとかと思うくらい、カイザが俺のチンコを擦る力を緩めた。
「あっ、ぁ、あ……なんれ……? はぁはぁ、も、イきそ、な、んん」
「もっと乳首扱いて、気持ちいいから」
「っ」
まるで、乳首の刺激でイケって言われているみたいな?
だけど、その甘い誘惑に逆らえず、乳首を引っ張る。
「ああぁっ」
「気持ちいい?」
コクコク頷くと、カイザが耳元でエロッと呟いた。
なんでか、それを聞いて、俺は彼氏の言葉を思い浮かべた。
『ダリアさんの乳首、エロいよ。見ているだけで興奮してチンコ痛くなる』
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