7 / 40
7.キレイな男のチ…
しおりを挟む
※すみません。先ほど三話を上書きして間違えて更新してしまいました。大変申し訳ございません。
引き続きお読みいただけますと嬉しいです。
トムからの教えを無駄にしないために、早速、実践した。
用を足すために立ったミフェルの後を追う。怪しまれないために「喉がやけに乾くなぁ」と水をがぶ飲みした。
アリバイ工作までして恥ずかしいが、ミフェルの横に立つ。
ミフェルと俺はほぼ身長が同じ。俺は189㎝。ミフェルは190㎝ギリギリあるかどうかというところだろうか。
「おぅ」
「はい」
同じ目線。
ここからだ。トムのようにさり気なく爽やかに覗き込み、「お、チンコまでかっこいいな」これだ。ちなみにこの台詞はどんな形のチンコでも使う挨拶言葉にしよう。
互いにズボンを下ろし始めた。
さて、ミフェルはどんなチンコをしているのか。
俺はトムの教えを忠実に守る使者として、ここは自分のキャラを捨てて陽キャを演じる……。
「団長、付け込んですみません」
「へ!? わ、……え!?」
邪な気持ちが見透かされたみたいで挙動不審になる。
すみませんは俺の方だが、まだ何も見ていない。ミフェルは少しズボンを下げただけだ。
こちらを見つめるミフェルのやたら美形な顔を見て……────トムの教えを忘れてスンと冷静になる。
何をチンコを見ることに熱を上げていたんだろう。
あぁ、スンとしちゃった、もう無理だ。
こういうアホなことは何事も冷静になったら負け。勢いで行くべきだと経験上分かっている上に、セクハラしている気分にもなる。つまり最悪の気分だ。
「────……いや、お前が何を言っているのか……はは、よく分からんが」
むしろ、俺の方が謝りたい。
キレイな顔で人当たりがよく誰にでも好かれる容姿。セックスする相手には困らないだろう。
わざわざこんなデカいオッサンを選び、さらに絶倫セックスするわけがない。コイツだけは彼氏候補から除外すべきだったのに。はははと嘘笑いに頬が引きつる。
「本当に何も思い出さない……記憶がないのですね」
「……ん? あぁそんな面倒な嘘はつくメリットがないだろ」
「ですよね。ふ」
ミフェルは笑った。いつも彼は口角を上げているが、その笑顔は愉快なことがあり思わず、自分だけが楽しむよう な小さいもの。
様子を見ていた俺と視線があると、また違った含み笑顔になる。
「そういえば、下半身ばかり見ていて、股間がどうかしましたか?」
「────……っ!」
バレてる。やっぱり盗み見の才能が俺にはない。ぎくりと目を泳がせて言い訳を考える。だが、俺は嘘もあまり上手くない。
ここは早めに怒られた方がいいかと正直に伝えようと謝ろうとした時だ。
「団長が気になるなら、特別にお見せしましょうか?」
「へ」
ミフェルの言葉に驚いている間にミフェルはズボンを下げた。
見せてくれると言われれば、視線がそこに向く。突然願ったり叶ったり。
「────……う、うぉ」
でか。
そこに現れたのは、優男の容姿にはそぐわないデカちんこ。マジで────デカい。
ミフェルの股間と顔を見比べてしまう。
平常時でこれなら、勃起時はこれの倍……え、まさか、コイツが俺の彼氏?
「触ってみますか?」
「────……お、おい。それは逆セクハラってやつじゃねぇのか?」
ミフェルが俺の手を掴んで勝手に股間にふれさせようとする。これはいかんと首を振るが触れてしまった。
触れているそこがピクっと動くことがある。
「ご興味ありますか?」
気が付けば至近距離になっていて、耳元でそれを囁かれる。
「俺はありますよ。団長のも触らせてくれませんか?」
「────……」
引き続きお読みいただけますと嬉しいです。
トムからの教えを無駄にしないために、早速、実践した。
用を足すために立ったミフェルの後を追う。怪しまれないために「喉がやけに乾くなぁ」と水をがぶ飲みした。
アリバイ工作までして恥ずかしいが、ミフェルの横に立つ。
ミフェルと俺はほぼ身長が同じ。俺は189㎝。ミフェルは190㎝ギリギリあるかどうかというところだろうか。
「おぅ」
「はい」
同じ目線。
ここからだ。トムのようにさり気なく爽やかに覗き込み、「お、チンコまでかっこいいな」これだ。ちなみにこの台詞はどんな形のチンコでも使う挨拶言葉にしよう。
互いにズボンを下ろし始めた。
さて、ミフェルはどんなチンコをしているのか。
俺はトムの教えを忠実に守る使者として、ここは自分のキャラを捨てて陽キャを演じる……。
「団長、付け込んですみません」
「へ!? わ、……え!?」
邪な気持ちが見透かされたみたいで挙動不審になる。
すみませんは俺の方だが、まだ何も見ていない。ミフェルは少しズボンを下げただけだ。
こちらを見つめるミフェルのやたら美形な顔を見て……────トムの教えを忘れてスンと冷静になる。
何をチンコを見ることに熱を上げていたんだろう。
あぁ、スンとしちゃった、もう無理だ。
こういうアホなことは何事も冷静になったら負け。勢いで行くべきだと経験上分かっている上に、セクハラしている気分にもなる。つまり最悪の気分だ。
「────……いや、お前が何を言っているのか……はは、よく分からんが」
むしろ、俺の方が謝りたい。
キレイな顔で人当たりがよく誰にでも好かれる容姿。セックスする相手には困らないだろう。
わざわざこんなデカいオッサンを選び、さらに絶倫セックスするわけがない。コイツだけは彼氏候補から除外すべきだったのに。はははと嘘笑いに頬が引きつる。
「本当に何も思い出さない……記憶がないのですね」
「……ん? あぁそんな面倒な嘘はつくメリットがないだろ」
「ですよね。ふ」
ミフェルは笑った。いつも彼は口角を上げているが、その笑顔は愉快なことがあり思わず、自分だけが楽しむよう な小さいもの。
様子を見ていた俺と視線があると、また違った含み笑顔になる。
「そういえば、下半身ばかり見ていて、股間がどうかしましたか?」
「────……っ!」
バレてる。やっぱり盗み見の才能が俺にはない。ぎくりと目を泳がせて言い訳を考える。だが、俺は嘘もあまり上手くない。
ここは早めに怒られた方がいいかと正直に伝えようと謝ろうとした時だ。
「団長が気になるなら、特別にお見せしましょうか?」
「へ」
ミフェルの言葉に驚いている間にミフェルはズボンを下げた。
見せてくれると言われれば、視線がそこに向く。突然願ったり叶ったり。
「────……う、うぉ」
でか。
そこに現れたのは、優男の容姿にはそぐわないデカちんこ。マジで────デカい。
ミフェルの股間と顔を見比べてしまう。
平常時でこれなら、勃起時はこれの倍……え、まさか、コイツが俺の彼氏?
「触ってみますか?」
「────……お、おい。それは逆セクハラってやつじゃねぇのか?」
ミフェルが俺の手を掴んで勝手に股間にふれさせようとする。これはいかんと首を振るが触れてしまった。
触れているそこがピクっと動くことがある。
「ご興味ありますか?」
気が付けば至近距離になっていて、耳元でそれを囁かれる。
「俺はありますよ。団長のも触らせてくれませんか?」
「────……」
60
お気に入りに追加
927
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】悪妻オメガの俺、離縁されたいんだけど旦那様が溺愛してくる
古井重箱
BL
【あらすじ】劣等感が強いオメガ、レムートは父から南域に嫁ぐよう命じられる。結婚相手はヴァイゼンなる偉丈夫。見知らぬ土地で、見知らぬ男と結婚するなんて嫌だ。悪妻になろう。そして離縁されて、修道士として生きていこう。そう決意したレムートは、悪妻になるべくワガママを口にするのだが、ヴァイゼンにかえって可愛らがれる事態に。「どうすれば悪妻になれるんだ!?」レムートの試練が始まる。【注記】海のように心が広い攻(25)×気難しい美人受(18)。ラブシーンありの回には*をつけます。オメガバースの一般的な解釈から外れたところがあったらごめんなさい。更新は気まぐれです。アルファポリスとムーンライトノベルズ、pixivに投稿。
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります
ナナメ
BL
8歳の頃ここが『光の勇者と救世の御子』の小説、もしくはそれに類似した世界であるという記憶が甦ったウル。
家族に疎まれながら育った自分は囮で偽物の王太子の婚約者である事、同い年の義弟ハガルが本物の婚約者である事、真実を告げられた日に全てを失い絶望して魔王になってしまう事ーーそれを、思い出した。
思い出したからには思いどおりになるものか、そして小説のちょい役である推しの元で幸せになってみせる!と10年かけて下地を築いた卒業パーティーの日ーー
ーーさあ、早く来い!僕の10年の努力の成果よ今ここに!
魔王になりたくないラスボス(予定)と、本来超脇役のおっさんとの物語。
※体調次第で書いておりますのでかなりの鈍足更新になっております。ご了承頂ければ幸いです。
※表紙はAI作成です
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
愛する人
斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
「ああ、もう限界だ......なんでこんなことに!!」
応接室の隙間から、頭を抱える夫、ルドルフの姿が見えた。リオンの帰りが遅いことを知っていたから気が緩み、屋敷で愚痴を溢してしまったのだろう。
三年前、ルドルフの家からの申し出により、リオンは彼と政略的な婚姻関係を結んだ。けれどルドルフには愛する男性がいたのだ。
『限界』という言葉に悩んだリオンはやがてひとつの決断をする。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる