39 / 43
37話 アステル王立学園4
しおりを挟む
「ありがとう、ルフラン。少しスッとした気分だよ」
戻ってきたルフランに一言、クロムが礼を言った。
何故お礼を言うのか理解していないルフランに、先ほどの男が自分の元兄であることを告げると、彼女は納得したかのように頷いた。
「ふーん……あれがアナタの……想像してた通りのタイプの男ね」
つまらなそうな視線を向けるルフランを見て、クロムは苦笑する。
まったく自分の成果ではないのだが、今の自分はお前よりも格上の魔法使いが相棒なんだぞと自慢してやりたくなるくらいの気分だ。
彼の不愉快そうな表情を見るだけで幾ばくか心が晴れる気がした。
(今の僕ならきっとあの人を斬れるけど、でも、これでいい。これくらいでいいんだ)
やはり僕に復讐なんて似合わない。
今の自分は家にいた時よりもずっと幸せで恵まれた生活を送っている。
だからこそ、この程度の嫌がらせで十分だと、改めて自分の心を整理した。
「――では今回の授業はこれまでとする」
その後、結局最後まで授業を見てしまった。
幸いクロムが指名される事はなく、他の学生がやり切ったところで授業が終わったので胸を撫で下ろしていると、これまで黙っていたギリウスが一歩前へ出た。
「待て。あの男がまだでしょう」
(うげっ……)
そう言ってクロムを指差すギリウス。
そして再び学生たちの視線がクロムに集中した。
なんとなく嫌な予感がしていたが、それが的中する形となってしまい、ため息を吐くクロム。
「ああ、彼はいいんだ。見学だからな」
「見学? いやいや、彼はしっかりと最後まで授業に参加していたでしょう。ならば当然実技もやらせるべきだ」
「……彼は今日は調子が悪いそうだ。無理をさせるわけにはいかない。次回にやって貰えばいい」
事情を理解している教授のフォローが入る。
もちろん次回の授業が開催される頃にはクロムたちはこの学園にいないので、上手い躱し方と言えるだろう。
しかしその言葉を聞いたギリウスは鼻で笑った。
「調子が悪い? くくくっ、そうだな。確かに調子が悪そうだ……生まれつきな!」
「――ッ!?」
「素直に言えば良いだろう。魔法が使えないから出来ません、とな」
「さっきから黙って聞いていればっ……!」
「文句があるのならば、初級魔法の一つでも使ってみせればいい。調子が悪いだけならそれくらいはできるだろう?」
「…………」
ニヤニヤと意地の悪い笑みを貼り付けてこちらを見てくるギリウス。
教師は次の言葉に困っているようだ。
仕方がない。そう思いながら溜め込んだ息を思いっきり吐き出し、前に出るクロム。
そしてギリウスに対面する位置で止まり、そして笑みを浮かべた。
「えぇ、全くその通りで、僕は生粋の剣士なので魔法は使えません。何かの参考になるかなと思って見学させてもらいましたが、お邪魔してしまったようですね。すみません。僕はここで失礼します」
そう言って頭を下げ、ルフランの手を取ってやや強引にその場を離れる。
彼女は何か言いたげな様子だったが、これ以上あの場で揉め事を起こす気は起きなかったので無視した。
そして誰もいない、建物の陰でクロムは足を止めた。
「もうっ! 何よあの男! ムカつくわね!」
「はぁ……こうなるならさっさと授業から抜け出すべきだった。僕のミスだ、ごめん」
「……クロム。いいの? 今のアナタならあんな奴簡単にぶちのめせるでしょ?」
「いいんだ、ルフラン。揉め事を起こすと今回の仕事もやりにくくなるでしょ? ああいうのは言わせておけばいいんだ」
半ば自分に言い聞かせるかのようにそう口にするクロム。
あれはきっと彼なりのプライドの保ち方なのだ。
ルフランによって受けた屈辱を、クロムにぶつける事で心の平静を保とうとした。
いかにもギリウスらしい行動だ。
「……まぁ、クロムがいいならいいけど」
ルフランはむすっとした表情をしながら面白くなさそうにため息をついた。
その様子を見て、クロムは少しだけ嬉しさを覚えていた。
自分の代わりに、自分以上に怒ってくれる人が隣にいる。
それはきっと恵まれた事なのだ。
クロムの人生の中で他人が自分のことを想って怒ってくれたのは、今はもういない母と師匠の二人だけだったのだから。
「やぁ、そこのお二人さん。ちょっといい?」
「――誰?」
やや重かった雰囲気をぶち壊すように、陽気そうな声が聞こえてきた。
ルフランは警戒心を露わにし、クロムも腰の妖刀に手を伸ばしていた。
現れたのは癖のある銀髪が特徴的な、物腰柔らかそうな男子学生だった。
「アナタは確か、あの授業にいた……」
「アドニスだ。よろしくね」
確か彼はそう、ギリウスの隣にいた男だ。
一見敵意はなさそうだが、油断はできない。
先ほどの件について何か言いにきたのだろうかと勘繰っていたのだが、彼の口から放たれた言葉は予想外のものだった。
「ねえ二人とも、良かったら俺とトモダチにならない?」
「……は?」
「へっ……?」
曇りのない笑顔を浮かべながらそう言い放ったアドニスに、クロムとルフランは困惑した。
何故? と問い返すと、アドニスは不思議そうな表情をしながら答えた。
「なんでってそりゃあ、面白そうだったから?」
「面白そうって……それ理由になってるの?」
「えっ? トモダチなんてそんなもんじゃない? 付き合って楽しそうな奴と繋がるのがトモダチでしょ?」
「は、はぁ……」
「とりあえずカフェでお茶でもどう? もちろん俺の奢りで」
正直なところ怪しさの塊でしかないのだが、クロムとしては興味が全くないわけではなかったのでその誘いを受ける事にした。
ルフランはいまだに警戒している様子だったが、クロムが行くならお茶くらいならと付いてくる事を決めたようだ。
そしてアドニスに案内されたのは、とある建物の最上階にあるカフェだった。
彼のおまかせで注文を済ませると、テラスに出て席についた。
「……で、単刀直入に聞きたいんだけど、君、ギリウスとはどういう関係なの?」
「…………」
やはりギリウス関係か、と再び警戒心を強める二人。
その様子を見てアドニスは、ちょっと失敗したかと顎に手を当て困った表情をした。
「あぁ、別に話したくないなら話さなくていいんだけどさ。一応アイツも俺のトモダチの一人だから気になってね。どう見てもアイツ、クロム君のこと知ってそうだったし」
「それは……」
どう答えたものかと悩むクロム。
横に座るルフランに視線を送ると、話すかどうかはクロムに任せると小さく頷いた。
ここで下手に隠すのも怪しい気はするが、迂闊に話すのもそれはそれで面倒ごとになるかもしれない。
「……昔、いろいろあったんです。僕はさっきも言った通り全く魔法が使えないので、それが彼にとって気に食わなかったんでしょう」
「へぇ……昔、ね」
クロムが嘘ではない範囲で真実を隠して話してみると、アドニスはやや真剣な表情で思考を走らせた。
(ギリウスはただの出来の悪い学生に対してああいうような態度は取らない。そんな連中は最初から眼中にないからだ。だけどさっきのあの様子は……)
ギリウスはクロムに対してなんらかの執着があるような様子だった。
クロムが魔法が使えない落ちこぼれだったとしても、あのように晒し上げるような真似はしないだろう。
だが、クロムは敢えてその詳細をぼかして話した。
つまりそれはこれ以上喋る気はないという意思表示に他ならない。
ならば質問を変えよう。アドニスはそう判断した。
「ところで二人はどこから来たの? 僕の知る限りだと君たちみたいな学生は見たことないんだけど」
「飛び級して転校してきたのよ。そう珍しいことでもないでしょ?」
「……ふーん、なるほどね」
嘘だ。
根拠はないが、直感がそう言っている。
だがこれ以上踏み込むのは危険と判断し、話題そのものを変える事にした。
「なら二人は相当優秀って事だよね。さっきのルフランさんの魔法も凄かったなぁ。良かったら僕にいろいろアドバイスくれない?」
「……悪いけどあたしもまだ勉強中の身なの。人様に教えられるほど立派じゃないわ」
「そっか。残念だなぁ……また気が向いたら頼むよ!」
「……考えておくわ」
それからは他愛のない、当たり障りのない会話で場を繋ぎ、それなりに盛り上がりを見せながらお茶の時間が終わった。
そして去り際、爽やかな笑顔でアドニスはこう言った。
「良かったら明日も昼食、一緒にどう? あとこの学園のことで困った事があったらなんでも相談に乗るから気軽に声かけてね!」
と。
それに対して二人が生返事をして、一旦は解散となった。
アドニスに対しては変なヤツだけど、悪い人ではなさそうという評価で二人の思考が一致した。
短い期間ではあるが、こうして気軽に話せそうな学生が一人でもいると色々と動きやすいかもしれない。
二人はこの出会いをなるべく前向きに捉える事にした。
一方のアドニスは、一度振り返り、去っていく二人の背中を眺めながら、
「……あの二人は要警戒対象だね。何事もなければいいけれど、僕たちの祭りの邪魔をするならばその時は……」
ま、そんな事にならないのが一番なんだけどね、と呟き、彼もまた歩き出した。
しばらく歩くと、人影のない裏道で彼の見覚えのある男子学生が目に入った。
(おや、彼は確か……彼も警戒対象の一人……一応声をかけておくか)
「やあ、調子はどうだい?」
その声にピクリと反応し、男子学生はゆっくりと振り返った。
戻ってきたルフランに一言、クロムが礼を言った。
何故お礼を言うのか理解していないルフランに、先ほどの男が自分の元兄であることを告げると、彼女は納得したかのように頷いた。
「ふーん……あれがアナタの……想像してた通りのタイプの男ね」
つまらなそうな視線を向けるルフランを見て、クロムは苦笑する。
まったく自分の成果ではないのだが、今の自分はお前よりも格上の魔法使いが相棒なんだぞと自慢してやりたくなるくらいの気分だ。
彼の不愉快そうな表情を見るだけで幾ばくか心が晴れる気がした。
(今の僕ならきっとあの人を斬れるけど、でも、これでいい。これくらいでいいんだ)
やはり僕に復讐なんて似合わない。
今の自分は家にいた時よりもずっと幸せで恵まれた生活を送っている。
だからこそ、この程度の嫌がらせで十分だと、改めて自分の心を整理した。
「――では今回の授業はこれまでとする」
その後、結局最後まで授業を見てしまった。
幸いクロムが指名される事はなく、他の学生がやり切ったところで授業が終わったので胸を撫で下ろしていると、これまで黙っていたギリウスが一歩前へ出た。
「待て。あの男がまだでしょう」
(うげっ……)
そう言ってクロムを指差すギリウス。
そして再び学生たちの視線がクロムに集中した。
なんとなく嫌な予感がしていたが、それが的中する形となってしまい、ため息を吐くクロム。
「ああ、彼はいいんだ。見学だからな」
「見学? いやいや、彼はしっかりと最後まで授業に参加していたでしょう。ならば当然実技もやらせるべきだ」
「……彼は今日は調子が悪いそうだ。無理をさせるわけにはいかない。次回にやって貰えばいい」
事情を理解している教授のフォローが入る。
もちろん次回の授業が開催される頃にはクロムたちはこの学園にいないので、上手い躱し方と言えるだろう。
しかしその言葉を聞いたギリウスは鼻で笑った。
「調子が悪い? くくくっ、そうだな。確かに調子が悪そうだ……生まれつきな!」
「――ッ!?」
「素直に言えば良いだろう。魔法が使えないから出来ません、とな」
「さっきから黙って聞いていればっ……!」
「文句があるのならば、初級魔法の一つでも使ってみせればいい。調子が悪いだけならそれくらいはできるだろう?」
「…………」
ニヤニヤと意地の悪い笑みを貼り付けてこちらを見てくるギリウス。
教師は次の言葉に困っているようだ。
仕方がない。そう思いながら溜め込んだ息を思いっきり吐き出し、前に出るクロム。
そしてギリウスに対面する位置で止まり、そして笑みを浮かべた。
「えぇ、全くその通りで、僕は生粋の剣士なので魔法は使えません。何かの参考になるかなと思って見学させてもらいましたが、お邪魔してしまったようですね。すみません。僕はここで失礼します」
そう言って頭を下げ、ルフランの手を取ってやや強引にその場を離れる。
彼女は何か言いたげな様子だったが、これ以上あの場で揉め事を起こす気は起きなかったので無視した。
そして誰もいない、建物の陰でクロムは足を止めた。
「もうっ! 何よあの男! ムカつくわね!」
「はぁ……こうなるならさっさと授業から抜け出すべきだった。僕のミスだ、ごめん」
「……クロム。いいの? 今のアナタならあんな奴簡単にぶちのめせるでしょ?」
「いいんだ、ルフラン。揉め事を起こすと今回の仕事もやりにくくなるでしょ? ああいうのは言わせておけばいいんだ」
半ば自分に言い聞かせるかのようにそう口にするクロム。
あれはきっと彼なりのプライドの保ち方なのだ。
ルフランによって受けた屈辱を、クロムにぶつける事で心の平静を保とうとした。
いかにもギリウスらしい行動だ。
「……まぁ、クロムがいいならいいけど」
ルフランはむすっとした表情をしながら面白くなさそうにため息をついた。
その様子を見て、クロムは少しだけ嬉しさを覚えていた。
自分の代わりに、自分以上に怒ってくれる人が隣にいる。
それはきっと恵まれた事なのだ。
クロムの人生の中で他人が自分のことを想って怒ってくれたのは、今はもういない母と師匠の二人だけだったのだから。
「やぁ、そこのお二人さん。ちょっといい?」
「――誰?」
やや重かった雰囲気をぶち壊すように、陽気そうな声が聞こえてきた。
ルフランは警戒心を露わにし、クロムも腰の妖刀に手を伸ばしていた。
現れたのは癖のある銀髪が特徴的な、物腰柔らかそうな男子学生だった。
「アナタは確か、あの授業にいた……」
「アドニスだ。よろしくね」
確か彼はそう、ギリウスの隣にいた男だ。
一見敵意はなさそうだが、油断はできない。
先ほどの件について何か言いにきたのだろうかと勘繰っていたのだが、彼の口から放たれた言葉は予想外のものだった。
「ねえ二人とも、良かったら俺とトモダチにならない?」
「……は?」
「へっ……?」
曇りのない笑顔を浮かべながらそう言い放ったアドニスに、クロムとルフランは困惑した。
何故? と問い返すと、アドニスは不思議そうな表情をしながら答えた。
「なんでってそりゃあ、面白そうだったから?」
「面白そうって……それ理由になってるの?」
「えっ? トモダチなんてそんなもんじゃない? 付き合って楽しそうな奴と繋がるのがトモダチでしょ?」
「は、はぁ……」
「とりあえずカフェでお茶でもどう? もちろん俺の奢りで」
正直なところ怪しさの塊でしかないのだが、クロムとしては興味が全くないわけではなかったのでその誘いを受ける事にした。
ルフランはいまだに警戒している様子だったが、クロムが行くならお茶くらいならと付いてくる事を決めたようだ。
そしてアドニスに案内されたのは、とある建物の最上階にあるカフェだった。
彼のおまかせで注文を済ませると、テラスに出て席についた。
「……で、単刀直入に聞きたいんだけど、君、ギリウスとはどういう関係なの?」
「…………」
やはりギリウス関係か、と再び警戒心を強める二人。
その様子を見てアドニスは、ちょっと失敗したかと顎に手を当て困った表情をした。
「あぁ、別に話したくないなら話さなくていいんだけどさ。一応アイツも俺のトモダチの一人だから気になってね。どう見てもアイツ、クロム君のこと知ってそうだったし」
「それは……」
どう答えたものかと悩むクロム。
横に座るルフランに視線を送ると、話すかどうかはクロムに任せると小さく頷いた。
ここで下手に隠すのも怪しい気はするが、迂闊に話すのもそれはそれで面倒ごとになるかもしれない。
「……昔、いろいろあったんです。僕はさっきも言った通り全く魔法が使えないので、それが彼にとって気に食わなかったんでしょう」
「へぇ……昔、ね」
クロムが嘘ではない範囲で真実を隠して話してみると、アドニスはやや真剣な表情で思考を走らせた。
(ギリウスはただの出来の悪い学生に対してああいうような態度は取らない。そんな連中は最初から眼中にないからだ。だけどさっきのあの様子は……)
ギリウスはクロムに対してなんらかの執着があるような様子だった。
クロムが魔法が使えない落ちこぼれだったとしても、あのように晒し上げるような真似はしないだろう。
だが、クロムは敢えてその詳細をぼかして話した。
つまりそれはこれ以上喋る気はないという意思表示に他ならない。
ならば質問を変えよう。アドニスはそう判断した。
「ところで二人はどこから来たの? 僕の知る限りだと君たちみたいな学生は見たことないんだけど」
「飛び級して転校してきたのよ。そう珍しいことでもないでしょ?」
「……ふーん、なるほどね」
嘘だ。
根拠はないが、直感がそう言っている。
だがこれ以上踏み込むのは危険と判断し、話題そのものを変える事にした。
「なら二人は相当優秀って事だよね。さっきのルフランさんの魔法も凄かったなぁ。良かったら僕にいろいろアドバイスくれない?」
「……悪いけどあたしもまだ勉強中の身なの。人様に教えられるほど立派じゃないわ」
「そっか。残念だなぁ……また気が向いたら頼むよ!」
「……考えておくわ」
それからは他愛のない、当たり障りのない会話で場を繋ぎ、それなりに盛り上がりを見せながらお茶の時間が終わった。
そして去り際、爽やかな笑顔でアドニスはこう言った。
「良かったら明日も昼食、一緒にどう? あとこの学園のことで困った事があったらなんでも相談に乗るから気軽に声かけてね!」
と。
それに対して二人が生返事をして、一旦は解散となった。
アドニスに対しては変なヤツだけど、悪い人ではなさそうという評価で二人の思考が一致した。
短い期間ではあるが、こうして気軽に話せそうな学生が一人でもいると色々と動きやすいかもしれない。
二人はこの出会いをなるべく前向きに捉える事にした。
一方のアドニスは、一度振り返り、去っていく二人の背中を眺めながら、
「……あの二人は要警戒対象だね。何事もなければいいけれど、僕たちの祭りの邪魔をするならばその時は……」
ま、そんな事にならないのが一番なんだけどね、と呟き、彼もまた歩き出した。
しばらく歩くと、人影のない裏道で彼の見覚えのある男子学生が目に入った。
(おや、彼は確か……彼も警戒対象の一人……一応声をかけておくか)
「やあ、調子はどうだい?」
その声にピクリと反応し、男子学生はゆっくりと振り返った。
46
お気に入りに追加
311
あなたにおすすめの小説
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
弓使いの成り上がり~「弓なんて役に立たない」と追放された弓使いは実は最強の狙撃手でした~
平山和人
ファンタジー
弓使いのカイトはSランクパーティー【黄金の獅子王】から、弓使いなんて役立たずと追放される。
しかし、彼らは気づいてなかった。カイトの狙撃がパーティーの危機をいくつも救った来たことに、カイトの狙撃が世界最強レベルだということに。
パーティーを追放されたカイトは自らも自覚していない狙撃で魔物を倒し、美少女から惚れられ、やがて最強の狙撃手として世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを失った【黄金の獅子王】は没落の道を歩むことになるのであった。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
自分が作ったSSSランクパーティから追放されたおっさんは、自分の幸せを求めて彷徨い歩く。〜十数年酷使した体は最強になっていたようです〜
ねっとり
ファンタジー
世界一強いと言われているSSSランクの冒険者パーティ。
その一員であるケイド。
スーパーサブとしてずっと同行していたが、パーティメンバーからはただのパシリとして使われていた。
戦闘は役立たず。荷物持ちにしかならないお荷物だと。
それでも彼はこのパーティでやって来ていた。
彼がスカウトしたメンバーと一緒に冒険をしたかったからだ。
ある日仲間のミスをケイドのせいにされ、そのままパーティを追い出される。
途方にくれ、なんの目的も持たずにふらふらする日々。
だが、彼自身が気付いていない能力があった。
ずっと荷物持ちやパシリをして来たケイドは、筋力も敏捷も凄まじく成長していた。
その事実をとあるきっかけで知り、喜んだ。
自分は戦闘もできる。
もう荷物持ちだけではないのだと。
見捨てられたパーティがどうなろうと知ったこっちゃない。
むしろもう自分を卑下する必要もない。
我慢しなくていいのだ。
ケイドは自分の幸せを探すために旅へと出る。
※小説家になろう様でも連載中
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる