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15話 提案
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ギルド支部4階、ギルドマスター室。
飾りっ気のない、正に仕事場と言った様子のこの部屋の奥には一振りの大剣のみが飾られている。
深い青色の剣身に金色の刃、そして翼を思わせるような独特な形状の柄。
妖刀とはまた異なる、独特な存在感を放つそれに並ぶように座る男は、上機嫌そうに笑っていた。
「くくく、やっぱりお前は俺が見込んだ男だ。あの紅炎竜相手に新人二人で勝っちまうだなんてよ!」
クロムが引き留められた理由。
それは今日一日クロムが体験したことをアルファンが知りたかったためである。
本来ギルドマスターともあろう者が、たった一人の冒険者の動向を気に掛けるなどおかしな話ではあるのだが、このクロムと言う少年はあまりにアルファンの興味を引く不思議な存在だった。
新人でCランク認定された時点で特別な存在だったクロムが、同じランクの少女と組んでAランクモンスターを討伐したなどと言う報告は、退屈過ぎる仕事の日々の中で貴重な〝面白い話題〟となったのだ。
「しかしお前と組んだというルフランとかいう奴も前々から見どころがあるとは思っていたが、結構やるじゃねえか」
「はい。ルフランの助けがなかったら難しい戦いになっていたと思います」
「――勝てなかった、とは言わねえんだな」
「それは、えっと……」
「だっはっは! 分かってる分かってる。お前の眼を見りゃそれが見栄じゃねえことくらい分かるっての」
実際、あの時のクロムはドラゴンを相手に勝てるつもりで戦っていた。
妖刀の謎の力によって傷は瞬時に癒され、刃はその体にしっかりと届く。
それならばあとは諦めさえしなければ、自分一人でもあのドラゴンを真っ二つに出来ただろう。
だが現実としては、ルフランの爆破魔法の補助によって隙を作ってもらい、比較的楽に討伐できてしまった。
二人の連携によって危機を乗り越えたこと自体は素直に嬉しかった反面、どこか物足りなかったのもまた事実。
「しかし正直なところ、まだ12歳の小僧がAランクモンスターを討伐できるほどの実力があるだなんて未だに信じがたいと思ってる。一体どんな鍛え方をしたんだ? 師はいるのか?」
「師匠は――いました」
「ほう……それはいったいどんな奴なんだ? 良かったら教えてくれねえか?」
「……いいですけど、多分信じてもらえないと思います」
「――どういう意味だ?」
不思議そうに首を傾げるアルファンに、クロムは自らを鍛えてくれた師匠の話をした。
未だに名前どころかその顔すら知らない、不思議な存在。
あれは追いつめられた自分が作り出した幻影なのか、はたまた本物の幽霊だったのか。
それは未だに分からない。
だが確かなことは、彼がいなければ今ここに剣士クロムは存在しなかったということ。
彼はクロムが知らない世界を教えてくれた。
剣に生きるという新たな道を提示してくれた。
クロムにとってとても大事な恩人なのだ。
「至天水刀流、か。そんな流派、聞いたこともねえ。確かに独特な剣技を使っているとは思っていたが……」
アルファンは顎に手を置き、長い冒険者生活で得た知識を探る。
しかしクロムが口にしたその流派と師匠が口にしたという〝辿り着くことで最強と呼ばれるようになる場所〟には一切心当たりがなかった。
だがクロムは一切嘘を口にしていない。
ただまっすぐに、それが事実であることを確信している瞳がアルファンの目に映っている。
それが余計にアルファンの疑念を拡大させた。
「やっぱり信じてなんてもらえないですよね……」
「正直信じられねえ。まだ我流でここまで来たと言われたほうがギリギリ理解できる」
「……ですよね」
「だが、もしそれが真実なのであればお前のその剣術に俺は興味がある」
「えっ?」
そう言ってアルファンは立ち上がり、険しい表情のまま真紅の瞳でギロリとクロムを睨む。
「なぁ、クロム。お前、今の実力で満足しているか?」
「……?」
「あんなAランク如きのドラゴン一匹に苦戦している現状に満足しているのかと聞いている」
「そ、それは!!」
挑発だ。
先ほどまであれほどクロムのことを褒めていたのに、一転してクロムに厳しい視線をぶつけている。
今の実力で満足しているかだと? そんなの、していないに決まっている。
真の剣士ならば、あんなドラゴンなど一切攻撃を受けることなく一撃の下に斬り捨てる。
クロムが志すのは〝最強の剣士〟なのだ。
「くくく。その表情を見れば分かる。足りないよな? まだまだお前は理想とする自分の一割にも到達しちゃいねえんだろ?」
「……はい」
「だったら俺がお前を鍛えてやろう。俺ならばお前の才能をさらに引き出すことが出来る。きっとお前をより高みに導いてやれるだろう」
「それってつまり……」
「ああ。お前の言うその師匠がいない今、代わりに俺が師匠になってやるって言ってるんだ」
そう言って厳しい表情を崩し、にやりと不敵に笑ったアルファンは、クロムに近づき右手を差し出してきた。
アルファンはクロムの最初の試験を見たあの日から、自分の手であの才能を磨き上げたいと考えていた。
そして今日、クロムから話を聞いてその気持ちが固まったのだ。
クロムは今、誰にも教えを乞うことなく、かつての師匠の教えに従って自分一人で鍛えている。
無論、成果は出ているのだろう。
事実としてクロムはAランクモンスターを単独討伐できそうな領域までたどり着いている。
だが、一人で鍛えるよりももっと多くの知識と経験を持つ人間に教わったほうがより効率的にその強さを磨くことが出来る。
自分ならそれをしてやれるだろうとアルファンは確信していた。
そしてもう一つ、この提案にはアルファン個人の目的があった。
クロムが扱う至天水刀流と言う謎の流派。
その真髄をクロムから逆に学び取ることで、己の剣術にさらに磨きをかけると共に、さらに冒険者全体の質を高める足掛かりとするのだ。
「俺の力を信用できねえか? それなら手っ取り早く一試合やろうじゃねえか。答えを出すのはそれからでいい」
「えっと、いや、そういうつもりでは――」
「付いてこい」
アルファンは差し出した手を引っ込め、傍に飾られていた大剣を手に取る。
その時、クロムの脳裏にチラついたのは、対人試験でヘザードと戦ったときのこと。
最後の最後、ヘザードの重力魔法で押さえつけられた状態で放った渾身の一刀をアルファンは何と指でつまんで止めたのだ。
いくら全力を出せなかったとはいえ、あんなことをできる人間が普通なはずがない。
「……分かりました」
ごくりと喉を鳴らし、クロムは覚悟を決めた。
今この人に自分の剣がどれだけ通用するのかは分からない。
それでも、自分が今よりもっと強くなれる可能性があるのなら、それに手を伸ばしてみよう。
そう決意して、クロムはアルファンの後を付いていくことにした。
飾りっ気のない、正に仕事場と言った様子のこの部屋の奥には一振りの大剣のみが飾られている。
深い青色の剣身に金色の刃、そして翼を思わせるような独特な形状の柄。
妖刀とはまた異なる、独特な存在感を放つそれに並ぶように座る男は、上機嫌そうに笑っていた。
「くくく、やっぱりお前は俺が見込んだ男だ。あの紅炎竜相手に新人二人で勝っちまうだなんてよ!」
クロムが引き留められた理由。
それは今日一日クロムが体験したことをアルファンが知りたかったためである。
本来ギルドマスターともあろう者が、たった一人の冒険者の動向を気に掛けるなどおかしな話ではあるのだが、このクロムと言う少年はあまりにアルファンの興味を引く不思議な存在だった。
新人でCランク認定された時点で特別な存在だったクロムが、同じランクの少女と組んでAランクモンスターを討伐したなどと言う報告は、退屈過ぎる仕事の日々の中で貴重な〝面白い話題〟となったのだ。
「しかしお前と組んだというルフランとかいう奴も前々から見どころがあるとは思っていたが、結構やるじゃねえか」
「はい。ルフランの助けがなかったら難しい戦いになっていたと思います」
「――勝てなかった、とは言わねえんだな」
「それは、えっと……」
「だっはっは! 分かってる分かってる。お前の眼を見りゃそれが見栄じゃねえことくらい分かるっての」
実際、あの時のクロムはドラゴンを相手に勝てるつもりで戦っていた。
妖刀の謎の力によって傷は瞬時に癒され、刃はその体にしっかりと届く。
それならばあとは諦めさえしなければ、自分一人でもあのドラゴンを真っ二つに出来ただろう。
だが現実としては、ルフランの爆破魔法の補助によって隙を作ってもらい、比較的楽に討伐できてしまった。
二人の連携によって危機を乗り越えたこと自体は素直に嬉しかった反面、どこか物足りなかったのもまた事実。
「しかし正直なところ、まだ12歳の小僧がAランクモンスターを討伐できるほどの実力があるだなんて未だに信じがたいと思ってる。一体どんな鍛え方をしたんだ? 師はいるのか?」
「師匠は――いました」
「ほう……それはいったいどんな奴なんだ? 良かったら教えてくれねえか?」
「……いいですけど、多分信じてもらえないと思います」
「――どういう意味だ?」
不思議そうに首を傾げるアルファンに、クロムは自らを鍛えてくれた師匠の話をした。
未だに名前どころかその顔すら知らない、不思議な存在。
あれは追いつめられた自分が作り出した幻影なのか、はたまた本物の幽霊だったのか。
それは未だに分からない。
だが確かなことは、彼がいなければ今ここに剣士クロムは存在しなかったということ。
彼はクロムが知らない世界を教えてくれた。
剣に生きるという新たな道を提示してくれた。
クロムにとってとても大事な恩人なのだ。
「至天水刀流、か。そんな流派、聞いたこともねえ。確かに独特な剣技を使っているとは思っていたが……」
アルファンは顎に手を置き、長い冒険者生活で得た知識を探る。
しかしクロムが口にしたその流派と師匠が口にしたという〝辿り着くことで最強と呼ばれるようになる場所〟には一切心当たりがなかった。
だがクロムは一切嘘を口にしていない。
ただまっすぐに、それが事実であることを確信している瞳がアルファンの目に映っている。
それが余計にアルファンの疑念を拡大させた。
「やっぱり信じてなんてもらえないですよね……」
「正直信じられねえ。まだ我流でここまで来たと言われたほうがギリギリ理解できる」
「……ですよね」
「だが、もしそれが真実なのであればお前のその剣術に俺は興味がある」
「えっ?」
そう言ってアルファンは立ち上がり、険しい表情のまま真紅の瞳でギロリとクロムを睨む。
「なぁ、クロム。お前、今の実力で満足しているか?」
「……?」
「あんなAランク如きのドラゴン一匹に苦戦している現状に満足しているのかと聞いている」
「そ、それは!!」
挑発だ。
先ほどまであれほどクロムのことを褒めていたのに、一転してクロムに厳しい視線をぶつけている。
今の実力で満足しているかだと? そんなの、していないに決まっている。
真の剣士ならば、あんなドラゴンなど一切攻撃を受けることなく一撃の下に斬り捨てる。
クロムが志すのは〝最強の剣士〟なのだ。
「くくく。その表情を見れば分かる。足りないよな? まだまだお前は理想とする自分の一割にも到達しちゃいねえんだろ?」
「……はい」
「だったら俺がお前を鍛えてやろう。俺ならばお前の才能をさらに引き出すことが出来る。きっとお前をより高みに導いてやれるだろう」
「それってつまり……」
「ああ。お前の言うその師匠がいない今、代わりに俺が師匠になってやるって言ってるんだ」
そう言って厳しい表情を崩し、にやりと不敵に笑ったアルファンは、クロムに近づき右手を差し出してきた。
アルファンはクロムの最初の試験を見たあの日から、自分の手であの才能を磨き上げたいと考えていた。
そして今日、クロムから話を聞いてその気持ちが固まったのだ。
クロムは今、誰にも教えを乞うことなく、かつての師匠の教えに従って自分一人で鍛えている。
無論、成果は出ているのだろう。
事実としてクロムはAランクモンスターを単独討伐できそうな領域までたどり着いている。
だが、一人で鍛えるよりももっと多くの知識と経験を持つ人間に教わったほうがより効率的にその強さを磨くことが出来る。
自分ならそれをしてやれるだろうとアルファンは確信していた。
そしてもう一つ、この提案にはアルファン個人の目的があった。
クロムが扱う至天水刀流と言う謎の流派。
その真髄をクロムから逆に学び取ることで、己の剣術にさらに磨きをかけると共に、さらに冒険者全体の質を高める足掛かりとするのだ。
「俺の力を信用できねえか? それなら手っ取り早く一試合やろうじゃねえか。答えを出すのはそれからでいい」
「えっと、いや、そういうつもりでは――」
「付いてこい」
アルファンは差し出した手を引っ込め、傍に飾られていた大剣を手に取る。
その時、クロムの脳裏にチラついたのは、対人試験でヘザードと戦ったときのこと。
最後の最後、ヘザードの重力魔法で押さえつけられた状態で放った渾身の一刀をアルファンは何と指でつまんで止めたのだ。
いくら全力を出せなかったとはいえ、あんなことをできる人間が普通なはずがない。
「……分かりました」
ごくりと喉を鳴らし、クロムは覚悟を決めた。
今この人に自分の剣がどれだけ通用するのかは分からない。
それでも、自分が今よりもっと強くなれる可能性があるのなら、それに手を伸ばしてみよう。
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