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第36話 竜王の鱗
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「竜王の鱗~ッッッ!?」
全員一斉に叫んだ。
「うむ。昔、わしの修業時代に師匠が教えてくれた事がある。
竜は歳を重ねる毎に色味に変化があるのじゃ。
この鱗から見ると…黒竜に間違いない。
年齢を重ね、この赤みを帯びてきておるのじゃろう。
それにしても…このオーラ。
以前に手にしたどの竜の鱗にも無いものを感じる…
何か特別な存在…ではないか?」
と、竜の鱗を手にいろんな角度で目を凝らすトム爺。
『竜王』
俺達の世界ではモンスターの種族も数多にいる。
鬼族、狼族、吸血鬼、死霊、昆虫族、魚族、半魚人、攻殻種族、小型、中型、大型種族、草食、肉食、etc…
その中でも特異なのが竜族だ。
大小様々な種類の竜にその眷属達。
その竜族を束ねる、まさに竜の王。それが『竜王』
って子供の頃冒険者だった親父に聞いたな。
おいおい。ただでさえ遭遇するのが稀有な竜なのにその王様『竜王』?
その鱗だって?
「竜の鱗だってさ?初めてあたしも本物見たよ。あなた達見た事ある?」
少し、ビビりながら俺達にアローラは聞く。
「こんなの見た事ねーよ?ワイバーンは戦った事あるけどよ?竜なんて空の高いとこを飛んでるのを何回か見た事あるだけだぜ?」
「ああ。あの飛んでいる姿は実に美しかった。その竜の鱗。まさに芸術的アイテムだな!」
ナルシスは遥か上空に飛来している竜の姿を思い出してクルクルと舞う様に上機嫌だ。
「でもでもぉお?なんでセシリーさんの手紙に入ってるわけえ?肝心のお手紙は一つも無いしぃー??」と怪訝そうにギャルが聞いた。
「うむ。そこじゃな?竜の鱗だけとは。
父君に何かのメッセージが込められているのか?」
竜の鱗を握りしめて考え込むトム爺。
「ねえ?トム爺?ちなみにその鱗の価値ってどうなの?」興味本位でアローラが聞くとトム爺の目が金貨の様に輝く。
「価値?価値じゃとな!?
売れば一生どころか孫の孫の孫の代まで悠々自適に暮らせるの!
こりゃすごいお宝じゃぞ~♪」
「な、なんですってえ~!!」
これまた目が金貨の様に輝くアローラ。
「そしてマテリアルとしてもレア中のレア中のレア!この軽くて薄い、そして鱗一枚でこの強力なオーラと魔力を感じる素材でどんなアイテムが作れるか…ドワーフとして腕が鳴るわい!!」
「いやいや、ここはまずはお金でしょーッッッ♪」と2人揃って金貨の目で大はしゃぎ!?
「ちょ…ちょ…ちょっとまてッッッ!!何考えてんだ!お前ら!!それはセシリーからの大事な手紙だぞ!!」
「セシリー!?何それ?いつの間にか呼び捨て!?リオン?偉くなったわねえ?」と、氷の様な冷たい目で俺を一瞥するアローラ。
やべえ!心の中でどんどん増長するセシリーちゃんへの心の声が口から出ちまった?
「ば、ばか?何言ってんだ?俺のミライの花嫁だぞ?」
「よ、呼び捨ての何が悪い?」やべえ!動揺が止まらねえ。
「……」 そんな俺を一瞥した後さらに「お金♪お金♪レア♪レア♪」と盛り上がるトム爺とアローラ。
「何考えてんだよ~…」
俺は必死に訴えるが聞く耳持たない…頭が痛くなってきた。金の亡者達め。
「金、金、金とまるで美しくないな。」と呆れたナルシスがトム爺の頭上からヒョイっと鱗を取り上げた。
さすが180cmは軽く越す高身長の持ち主だ。グッジョブナルシス!
「わ、わしの金があ~…」
「おじいちゃ~ん…あれ、セシリーちゃんのだし?」と流石にギャルもトム爺に呆れてる。
「フム。確かにこれは、普通の物とは違う様だな?」
ナルシスは口元に手を当て怪訝そうに竜王の鱗を見だした。
手で持った鱗を右に左に傾けじっくりと見る。
(鱗自体は薄く、色合いは赤みのかかった黒…確かに俺でも感じる程のオーラ。
そして角度によっては虹色な光が鱗全体を走る…)
なんだ?いつものナルシスと違って真顔で鱗を凝視してる…
「ん?どうした?ナルシス?」
「こ、これは…」
真顔のまま震えだすナルシスに俺はイヤ~な予感がしてきた。
突如、ナルシスは両手に持った鱗を頭上に掲げ、恍惚な表情で叫び出した!
「美しいッッッ!!なんて美しさなのだ!!この美しさは、この俺にこそ相応しいッッッ!!!!」
ガクッときた。やっぱりな…
「いい加減にしろよ!お前も!!」と、即座にナルシスから鱗を奪い取った。
「リ、リオン!!いいではないか?少しぐらい俺に預けてみてはどうだ?」と諦めずにしつこくねだる。
「バカ!これはセシリーちゃんからお父さんへの手紙だって忘れたのかよ!?」
「し、しかし…」
と、リオンとナルシスの2人のやり取りを呆れつつ眺めるギャルが呟いた。
「まったく…そんなにあの鱗って大事なんかね?ウチには全くわかんね」
それを聞いたニンジャがヒソヒソとギャルに耳打ちする。
「なになに?ニンニン?
ウチはなんで鱗に興味無いのかって?」
コクコクと握りしめた両手を頰に当て、興味深く頷くニンジャ。
「だってさあ?ウチの家に、あんな鱗っていっぱい飾ってるもん」
「……!」無言で驚くニンジャ
そんなギャルとニンジャのやり取りもつゆ知らず、リオンは竜王の鱗をナルシスから死守し、革製のウエストポーチにしまい込んだ。
まったく、みんなどうかしてるぜ!?
これは客でもあるセシリーちゃんから預かった大事な手紙だって忘れたのかよ?
トム爺まで金の亡者みたいになって…
まあ…確かにうちのパーティは冒険に出る前に借金作ったり、超貧乏パーティだけど…
しかし、竜の鱗?なんで、そんな物をお父さんへの手紙として送ったんだろう?
どんな意味があるんだ?
なんか、嫌な予感がするぜ?
俺の勘は当たるんだ。
セシリーの手紙、竜の鱗の謎と共にリオン達の冒険は続く。
全員一斉に叫んだ。
「うむ。昔、わしの修業時代に師匠が教えてくれた事がある。
竜は歳を重ねる毎に色味に変化があるのじゃ。
この鱗から見ると…黒竜に間違いない。
年齢を重ね、この赤みを帯びてきておるのじゃろう。
それにしても…このオーラ。
以前に手にしたどの竜の鱗にも無いものを感じる…
何か特別な存在…ではないか?」
と、竜の鱗を手にいろんな角度で目を凝らすトム爺。
『竜王』
俺達の世界ではモンスターの種族も数多にいる。
鬼族、狼族、吸血鬼、死霊、昆虫族、魚族、半魚人、攻殻種族、小型、中型、大型種族、草食、肉食、etc…
その中でも特異なのが竜族だ。
大小様々な種類の竜にその眷属達。
その竜族を束ねる、まさに竜の王。それが『竜王』
って子供の頃冒険者だった親父に聞いたな。
おいおい。ただでさえ遭遇するのが稀有な竜なのにその王様『竜王』?
その鱗だって?
「竜の鱗だってさ?初めてあたしも本物見たよ。あなた達見た事ある?」
少し、ビビりながら俺達にアローラは聞く。
「こんなの見た事ねーよ?ワイバーンは戦った事あるけどよ?竜なんて空の高いとこを飛んでるのを何回か見た事あるだけだぜ?」
「ああ。あの飛んでいる姿は実に美しかった。その竜の鱗。まさに芸術的アイテムだな!」
ナルシスは遥か上空に飛来している竜の姿を思い出してクルクルと舞う様に上機嫌だ。
「でもでもぉお?なんでセシリーさんの手紙に入ってるわけえ?肝心のお手紙は一つも無いしぃー??」と怪訝そうにギャルが聞いた。
「うむ。そこじゃな?竜の鱗だけとは。
父君に何かのメッセージが込められているのか?」
竜の鱗を握りしめて考え込むトム爺。
「ねえ?トム爺?ちなみにその鱗の価値ってどうなの?」興味本位でアローラが聞くとトム爺の目が金貨の様に輝く。
「価値?価値じゃとな!?
売れば一生どころか孫の孫の孫の代まで悠々自適に暮らせるの!
こりゃすごいお宝じゃぞ~♪」
「な、なんですってえ~!!」
これまた目が金貨の様に輝くアローラ。
「そしてマテリアルとしてもレア中のレア中のレア!この軽くて薄い、そして鱗一枚でこの強力なオーラと魔力を感じる素材でどんなアイテムが作れるか…ドワーフとして腕が鳴るわい!!」
「いやいや、ここはまずはお金でしょーッッッ♪」と2人揃って金貨の目で大はしゃぎ!?
「ちょ…ちょ…ちょっとまてッッッ!!何考えてんだ!お前ら!!それはセシリーからの大事な手紙だぞ!!」
「セシリー!?何それ?いつの間にか呼び捨て!?リオン?偉くなったわねえ?」と、氷の様な冷たい目で俺を一瞥するアローラ。
やべえ!心の中でどんどん増長するセシリーちゃんへの心の声が口から出ちまった?
「ば、ばか?何言ってんだ?俺のミライの花嫁だぞ?」
「よ、呼び捨ての何が悪い?」やべえ!動揺が止まらねえ。
「……」 そんな俺を一瞥した後さらに「お金♪お金♪レア♪レア♪」と盛り上がるトム爺とアローラ。
「何考えてんだよ~…」
俺は必死に訴えるが聞く耳持たない…頭が痛くなってきた。金の亡者達め。
「金、金、金とまるで美しくないな。」と呆れたナルシスがトム爺の頭上からヒョイっと鱗を取り上げた。
さすが180cmは軽く越す高身長の持ち主だ。グッジョブナルシス!
「わ、わしの金があ~…」
「おじいちゃ~ん…あれ、セシリーちゃんのだし?」と流石にギャルもトム爺に呆れてる。
「フム。確かにこれは、普通の物とは違う様だな?」
ナルシスは口元に手を当て怪訝そうに竜王の鱗を見だした。
手で持った鱗を右に左に傾けじっくりと見る。
(鱗自体は薄く、色合いは赤みのかかった黒…確かに俺でも感じる程のオーラ。
そして角度によっては虹色な光が鱗全体を走る…)
なんだ?いつものナルシスと違って真顔で鱗を凝視してる…
「ん?どうした?ナルシス?」
「こ、これは…」
真顔のまま震えだすナルシスに俺はイヤ~な予感がしてきた。
突如、ナルシスは両手に持った鱗を頭上に掲げ、恍惚な表情で叫び出した!
「美しいッッッ!!なんて美しさなのだ!!この美しさは、この俺にこそ相応しいッッッ!!!!」
ガクッときた。やっぱりな…
「いい加減にしろよ!お前も!!」と、即座にナルシスから鱗を奪い取った。
「リ、リオン!!いいではないか?少しぐらい俺に預けてみてはどうだ?」と諦めずにしつこくねだる。
「バカ!これはセシリーちゃんからお父さんへの手紙だって忘れたのかよ!?」
「し、しかし…」
と、リオンとナルシスの2人のやり取りを呆れつつ眺めるギャルが呟いた。
「まったく…そんなにあの鱗って大事なんかね?ウチには全くわかんね」
それを聞いたニンジャがヒソヒソとギャルに耳打ちする。
「なになに?ニンニン?
ウチはなんで鱗に興味無いのかって?」
コクコクと握りしめた両手を頰に当て、興味深く頷くニンジャ。
「だってさあ?ウチの家に、あんな鱗っていっぱい飾ってるもん」
「……!」無言で驚くニンジャ
そんなギャルとニンジャのやり取りもつゆ知らず、リオンは竜王の鱗をナルシスから死守し、革製のウエストポーチにしまい込んだ。
まったく、みんなどうかしてるぜ!?
これは客でもあるセシリーちゃんから預かった大事な手紙だって忘れたのかよ?
トム爺まで金の亡者みたいになって…
まあ…確かにうちのパーティは冒険に出る前に借金作ったり、超貧乏パーティだけど…
しかし、竜の鱗?なんで、そんな物をお父さんへの手紙として送ったんだろう?
どんな意味があるんだ?
なんか、嫌な予感がするぜ?
俺の勘は当たるんだ。
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