28 / 45
第28話 イダテン現る!! 魅惑のチキチキわくわく大レース!!前編
しおりを挟む
バルルーンッッッ
バルッッッ!!
コーナーの立ち上がりで後輪が軽く滑るがお構い無しに俺とナルシスはカブを飛ばす。
10階層『ルーク』から12階層まではワインディングロードが続き未舗装だがレースには持ってこいな道が続く。
ダンジョンが作られた時は馬車が通る事を想定して作られた道だが、この道を作った者もまさか異世界のスーパーカブが走り回るとは思ってもなかったろうな。
俺とナルシスは『スーダンのかまど亭』の「魅惑のわくわくディナーコース」のペアチケットを賭けてデッドヒートを繰り返しているんだけど、11階層に来てからなーんか視線を感じるんだよなー?
俺とナルシスのスピードには、もはやアローラもトム爺もついて来れない。
いくら瞬足のニンジャでもこのスピードにはついて来れないはずだ…
なんだ?誰に見られてるんだ!?
おっと!
それどころじゃなかった!
ナルシスとのレースに勝って、ギャルが差し出したこの賞品のペアチケットをゲットしてセシリーちゃんと「魅惑のわくわくディナーコース」を楽しむんだ♪
ムフフ♡
*******
「ぶわっかもーーーんッッッ!!!!」
出発の朝、旅館『さくら』の支払いカウンターでのトム爺の怒鳴り声は周りの空気が凍る勢いだった…
「あはっ♪あははは…♪
みなさーん♪なんでもないですよー♪
お構いなく~♪…」
と冷え切った周りの空気を和らげようと必死な笑顔で他の旅館のお客さん達に愛想笑いをするアローラ。
支払いカウンターで旅館費の支払い待ちをしてる冒険者や、ロビーでくつろいでいる家族で冒険旅行をしている者達も愛想笑いでアローラに笑みを返していた。
「お前らは一体何をやっとるんじゃ!!
ピンポン球の支払いだと!?
わかっておるのか!?
ピンポン球の素材のアーケロンの卵の希少価値を!?」
「ご、ごめんよ~トム爺…」
と申し訳なく謝る俺とナルシス。
昨夜の旅館のピンポン球全壊事件の頃、トム爺は大好物のカニと酒をたらふく食べて布団の中で極楽の夢の中だったのが、朝食を済ませ出発前の旅館費の支払い時に高額なピンポン球全球の支払いまで請求されて幸せの絶頂から怒りの絶頂に変わったのだ。
「しかも、何もワシに言わずに平気な顔して朝メシを平らげおって!
どういう神経しとるのじゃ!?」
「フッ…
空腹には敵わないからな。
そして、朝食も美味だった」
と全く悪気無く朝食の美味さを思い出しながら軽く髪をかき上げるナルシスのセリフを俺は止めようとしたが、もう遅い。
トム爺の怒りの表情が怖くて見れないよ。
ほんと!空気読まねーよなお前はよ!!
その後、しばらく他の客の目も気にせずトム爺の説教が続いた後、カブに荷物を載せて出発準備をする俺達。
はあ…さすがにあんだけ怒られたら気分も下がるな。
ギャルとアローラは自分達の荷物をクロスカブに載せると携帯用ミラーを覗きながらメイクの手直しをしている。
「あーあ!
すっかり凹んでるよリオンとナルたん」
「まあ、さっすがにねえ?
今回ばかりはねえ?
ほんとアイツらいつまで経っても子供よ」と呆れながらアイシャドウを塗るアローラ。
トボトボと荷物を積み込む俺達を見て、
「もう!
しょうがないなぁ!」と肩から掛けているポーチ兼用のショッキングピンクの矢筒のポケットから何かを取り出すと、場の空気を盛り上げようとギャルが満面の笑みで弾むように話しかけてきた。
「ジャッ♪ジャジャーンッッッ♪
今からレースを♪はっじめるよー♪」
「はあ?
そんな気分じゃねえよ?」と膨れっ面な俺。
「えぇ~??
そんな事言って良いぃのお?」いたずらっぽく探りを入れるような笑顔で俺に話し掛けるギャル。
「賞品は…
なんと!
『スーダンのかまど亭』の『魅惑のわくわくディナーコース』ペアチケットでーすッ♪!!」
「なにーッッッ!!」
意外にも真っ先に食い付いたのはナルシスだった。
「あ、あ、あの伝説の…ペアで食事をすると永遠の愛で結ばれると言われるあの『魅惑のわくわくディナーコース』のペアチケットだと!?
間違いでは無いのだな?ギャルよ!!」
「にっひっひっ!
ホントホント!本物のチケットなのだよん♡」ニンマリと笑うとヒラヒラとチケットを見せるギャル。
「おい?ちょっと待てよ?なんでナルシスがそのチケット欲しがるんだよ?
そんなの無くても十分モテるだろうが?」不思議に思って聞いてみた。
「フッ!確かに俺は美しい!!
だが、噂によるとその料理はとんでもなく美しく美味だと聞く!!
その料理こそ俺の舌に相応わしい!!」
「ペアチケットよ?誰と食べるのよ?」
怪訝そうにアローラが聞いてみた。
「そうだな?最近一緒にメシを食ってないアデルでも誘うか?リオンと一緒に食うのも良いな?」
そのナルシスの言葉がアローラの耳に入ると脳内では薔薇の花びらがブワッと一面に咲き乱れ、その中に俺とアデルとナルシスが上半身裸でテーブルを囲み、微笑みながらディナーを食べている光景が浮かんだ。
「イ、イ、イヤーッッッ!!」と耳に手を当て涙目で首をブンブン振り回すアローラ。
おーい。もういい加減BLネタはやめてくれないかアローラ?
しかし、恋人同士で食べると永遠の愛を約束するディナーだと!?
そんなディナーチケットがあるなんて初耳だ。
もし、そのディナーをセシリーちゃんと食べたら…
( 「はい♡アーンして下さい♡リオンさん♪」
「ア~ン♡」ぱくっ♪
「リオンさん? 美味しい?♡」
「美味ちいでちゅー♡」 )
2人で微笑みながらディナーを食べている甘~い光景が頭に浮かんだ。
ふふ♪
ふふふ♪
ふふふふふふふふふ♪♪
「おーい!頭飛んでる変な奴いるよー?」
と、相変わらずアローラが毒を吐いてるが気にしない♡
「よっしゃああああああっ!!
やろうぜレース!!」
パチンと掌を拳で叩く!!
俄然やる気出てきた!!!!
もうこりゃ俺が勝ってチケット取ってセシリーちゃんのハートも取るしかないでしょ!!!!
「オッケェーイ!!そのチケット私がいただくわ!!
久しぶりにエリンとラブラブするんだもんね♡♡♡!!」
「フム。久しぶりに婆さんと美味いメシを食うのも良いな。よし!ワシもそのレース出るぞ!!」
「な、なにーッッッ!!アローラはともかくトム爺は自分の歳を考えろよ!?
て、いうか、また別の男の名前が出てないか?アローラ!?」
「ごめんねえ?リオン。
私って恋多き女なの♡
チケットはいただくわッッッ!!」
「ワシはまだ若い!!年寄り扱いしおって!!
貴様ら若造には負けはせん!!」
あちゃーッッッ!!
アローラとトム爺の導火線にも火がついたよ?
「ヨシ、ヨシ、ヨッシーッッッ♪
じゃあ!
魅惑のチキチキわくわく大レースはっじめるよーッッッ!!!!」
とブワッ!とギャルが上着を剥ぎ取って投げ捨てると何故か肩にフワフワのシュシュが着いて背中にはドラゴンの小さい翼が着いた胸元を強調した黒いヘソ出しTシャツに黒のミニのプリーツスカート
膝下までの黒いブーツ。
まるで小悪魔なレースクイーンの姿に変わってた。
おまけに髪型もフワフワのクルクルカールの髪がツインテールに結ばれてる!?
「どうなってんだ!?それ!!!!」
突然の変身に思わずツッこまずにはいられない!!
「う~ん。これも魔法の力?かな??」
と頭に手をやりながら照れ笑いするギャル。
「おめえ魔法使えねーじゃんよッッッ!!」
「細かい事は抜き抜きでぇっ!♪
レース…スタートォォオッッッ!!」
と、チェッカーフラッグがギャルの手で振られた!!
突然のスタートに戸惑いながらゴーグルを掛けて一斉にアクセルを吹かしスタートする俺たち!!
このレース絶対負けねえっ!!
チケットは俺のもんだッッッ!!
4台のカブは凄まじい轟音と共に爆走する!!
それにしても、あのチェカーフラッグもどっから出したんだろ??
バルッッッ!!
コーナーの立ち上がりで後輪が軽く滑るがお構い無しに俺とナルシスはカブを飛ばす。
10階層『ルーク』から12階層まではワインディングロードが続き未舗装だがレースには持ってこいな道が続く。
ダンジョンが作られた時は馬車が通る事を想定して作られた道だが、この道を作った者もまさか異世界のスーパーカブが走り回るとは思ってもなかったろうな。
俺とナルシスは『スーダンのかまど亭』の「魅惑のわくわくディナーコース」のペアチケットを賭けてデッドヒートを繰り返しているんだけど、11階層に来てからなーんか視線を感じるんだよなー?
俺とナルシスのスピードには、もはやアローラもトム爺もついて来れない。
いくら瞬足のニンジャでもこのスピードにはついて来れないはずだ…
なんだ?誰に見られてるんだ!?
おっと!
それどころじゃなかった!
ナルシスとのレースに勝って、ギャルが差し出したこの賞品のペアチケットをゲットしてセシリーちゃんと「魅惑のわくわくディナーコース」を楽しむんだ♪
ムフフ♡
*******
「ぶわっかもーーーんッッッ!!!!」
出発の朝、旅館『さくら』の支払いカウンターでのトム爺の怒鳴り声は周りの空気が凍る勢いだった…
「あはっ♪あははは…♪
みなさーん♪なんでもないですよー♪
お構いなく~♪…」
と冷え切った周りの空気を和らげようと必死な笑顔で他の旅館のお客さん達に愛想笑いをするアローラ。
支払いカウンターで旅館費の支払い待ちをしてる冒険者や、ロビーでくつろいでいる家族で冒険旅行をしている者達も愛想笑いでアローラに笑みを返していた。
「お前らは一体何をやっとるんじゃ!!
ピンポン球の支払いだと!?
わかっておるのか!?
ピンポン球の素材のアーケロンの卵の希少価値を!?」
「ご、ごめんよ~トム爺…」
と申し訳なく謝る俺とナルシス。
昨夜の旅館のピンポン球全壊事件の頃、トム爺は大好物のカニと酒をたらふく食べて布団の中で極楽の夢の中だったのが、朝食を済ませ出発前の旅館費の支払い時に高額なピンポン球全球の支払いまで請求されて幸せの絶頂から怒りの絶頂に変わったのだ。
「しかも、何もワシに言わずに平気な顔して朝メシを平らげおって!
どういう神経しとるのじゃ!?」
「フッ…
空腹には敵わないからな。
そして、朝食も美味だった」
と全く悪気無く朝食の美味さを思い出しながら軽く髪をかき上げるナルシスのセリフを俺は止めようとしたが、もう遅い。
トム爺の怒りの表情が怖くて見れないよ。
ほんと!空気読まねーよなお前はよ!!
その後、しばらく他の客の目も気にせずトム爺の説教が続いた後、カブに荷物を載せて出発準備をする俺達。
はあ…さすがにあんだけ怒られたら気分も下がるな。
ギャルとアローラは自分達の荷物をクロスカブに載せると携帯用ミラーを覗きながらメイクの手直しをしている。
「あーあ!
すっかり凹んでるよリオンとナルたん」
「まあ、さっすがにねえ?
今回ばかりはねえ?
ほんとアイツらいつまで経っても子供よ」と呆れながらアイシャドウを塗るアローラ。
トボトボと荷物を積み込む俺達を見て、
「もう!
しょうがないなぁ!」と肩から掛けているポーチ兼用のショッキングピンクの矢筒のポケットから何かを取り出すと、場の空気を盛り上げようとギャルが満面の笑みで弾むように話しかけてきた。
「ジャッ♪ジャジャーンッッッ♪
今からレースを♪はっじめるよー♪」
「はあ?
そんな気分じゃねえよ?」と膨れっ面な俺。
「えぇ~??
そんな事言って良いぃのお?」いたずらっぽく探りを入れるような笑顔で俺に話し掛けるギャル。
「賞品は…
なんと!
『スーダンのかまど亭』の『魅惑のわくわくディナーコース』ペアチケットでーすッ♪!!」
「なにーッッッ!!」
意外にも真っ先に食い付いたのはナルシスだった。
「あ、あ、あの伝説の…ペアで食事をすると永遠の愛で結ばれると言われるあの『魅惑のわくわくディナーコース』のペアチケットだと!?
間違いでは無いのだな?ギャルよ!!」
「にっひっひっ!
ホントホント!本物のチケットなのだよん♡」ニンマリと笑うとヒラヒラとチケットを見せるギャル。
「おい?ちょっと待てよ?なんでナルシスがそのチケット欲しがるんだよ?
そんなの無くても十分モテるだろうが?」不思議に思って聞いてみた。
「フッ!確かに俺は美しい!!
だが、噂によるとその料理はとんでもなく美しく美味だと聞く!!
その料理こそ俺の舌に相応わしい!!」
「ペアチケットよ?誰と食べるのよ?」
怪訝そうにアローラが聞いてみた。
「そうだな?最近一緒にメシを食ってないアデルでも誘うか?リオンと一緒に食うのも良いな?」
そのナルシスの言葉がアローラの耳に入ると脳内では薔薇の花びらがブワッと一面に咲き乱れ、その中に俺とアデルとナルシスが上半身裸でテーブルを囲み、微笑みながらディナーを食べている光景が浮かんだ。
「イ、イ、イヤーッッッ!!」と耳に手を当て涙目で首をブンブン振り回すアローラ。
おーい。もういい加減BLネタはやめてくれないかアローラ?
しかし、恋人同士で食べると永遠の愛を約束するディナーだと!?
そんなディナーチケットがあるなんて初耳だ。
もし、そのディナーをセシリーちゃんと食べたら…
( 「はい♡アーンして下さい♡リオンさん♪」
「ア~ン♡」ぱくっ♪
「リオンさん? 美味しい?♡」
「美味ちいでちゅー♡」 )
2人で微笑みながらディナーを食べている甘~い光景が頭に浮かんだ。
ふふ♪
ふふふ♪
ふふふふふふふふふ♪♪
「おーい!頭飛んでる変な奴いるよー?」
と、相変わらずアローラが毒を吐いてるが気にしない♡
「よっしゃああああああっ!!
やろうぜレース!!」
パチンと掌を拳で叩く!!
俄然やる気出てきた!!!!
もうこりゃ俺が勝ってチケット取ってセシリーちゃんのハートも取るしかないでしょ!!!!
「オッケェーイ!!そのチケット私がいただくわ!!
久しぶりにエリンとラブラブするんだもんね♡♡♡!!」
「フム。久しぶりに婆さんと美味いメシを食うのも良いな。よし!ワシもそのレース出るぞ!!」
「な、なにーッッッ!!アローラはともかくトム爺は自分の歳を考えろよ!?
て、いうか、また別の男の名前が出てないか?アローラ!?」
「ごめんねえ?リオン。
私って恋多き女なの♡
チケットはいただくわッッッ!!」
「ワシはまだ若い!!年寄り扱いしおって!!
貴様ら若造には負けはせん!!」
あちゃーッッッ!!
アローラとトム爺の導火線にも火がついたよ?
「ヨシ、ヨシ、ヨッシーッッッ♪
じゃあ!
魅惑のチキチキわくわく大レースはっじめるよーッッッ!!!!」
とブワッ!とギャルが上着を剥ぎ取って投げ捨てると何故か肩にフワフワのシュシュが着いて背中にはドラゴンの小さい翼が着いた胸元を強調した黒いヘソ出しTシャツに黒のミニのプリーツスカート
膝下までの黒いブーツ。
まるで小悪魔なレースクイーンの姿に変わってた。
おまけに髪型もフワフワのクルクルカールの髪がツインテールに結ばれてる!?
「どうなってんだ!?それ!!!!」
突然の変身に思わずツッこまずにはいられない!!
「う~ん。これも魔法の力?かな??」
と頭に手をやりながら照れ笑いするギャル。
「おめえ魔法使えねーじゃんよッッッ!!」
「細かい事は抜き抜きでぇっ!♪
レース…スタートォォオッッッ!!」
と、チェッカーフラッグがギャルの手で振られた!!
突然のスタートに戸惑いながらゴーグルを掛けて一斉にアクセルを吹かしスタートする俺たち!!
このレース絶対負けねえっ!!
チケットは俺のもんだッッッ!!
4台のカブは凄まじい轟音と共に爆走する!!
それにしても、あのチェカーフラッグもどっから出したんだろ??
1
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる