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第11話 アグーの森へツーリング。
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気持ちいい!!とにかく天気が良い!!
快晴!快晴!!とにかく快晴!!
アグーの森にあるダンジョンへの入り口に向かって4台のカブで森林豊かな峠道を走っていく様は読者諸君の世界で言うツーリングってやつだろ?
いつも1人で郵便配達で走ってる道も4台で連なって走ると、それはそれで楽しいね。それでいて天気は雲一つない快晴ときたら最高の一言しか出ない。
「キャハハハ!!サイッコォーッッッ!!!!アロっち、もっと飛ばしていいよ!!キャハハハ!!」
「オッケェイィッッッ!!」
アローラ達のクロスカブが小さな段を乗り越える。
「わわっっ!?さっきのヤバくない!?サイッコォー!!」
と、ギャルは上機嫌。アローラもその言葉に乗って飛ばす飛ばす!
「おーい!あんま調子乗って飛ばすと転けるぞー!!」心配になって声を掛かるけど、聞いちゃいねえ。アローラとギャルの笑い声で俺の声もかき消される。
「フハハハ!!良いではないか?リオン!!最高の天気に久しぶりのダンジョン最下層だ!!こんなにエクセレントな事はないぞ!!」ナルシスも上機嫌だ。
それは良いけど、先頭を走るアローラのクロスカブの後ろに乗るギャルのスカートがチラチラとめくれて目のやりどころに困るのだ。
「ギャル!!スカート短いって!!見えるぞ!!」
「え~っ?そんなにウチかわいい⁉︎そんなにガン見しないでよ♪リオン?」
「リオンのヒューマン好きも困ったもんね。ついに仲間のパンツにも夢中なわけえ?」とからかうアローラ。
「バカ!俺は大人としてだな!ナルシスもなんか言ってやれよ!」
「うむ!良いぞ!!健康な証拠だ!!」
「さっすがナルたん!ウチのかわいさがわっかる~♪」
「…~ったく!!」呆れて物が言えん!
仕方無しに先頭のアローラを抜いて俺が先頭に出る。
「おお⁉︎レースか?リオン!受けて立つぞ!!」と並走を始めるナルシス。
「バカ!違うわ!」と言いつつアクセルに力が入る。
気がつけばナルシスと2人で先頭争いだ。
「リオン!今日は俺が勝つ!!」
「ばっか⁉︎今日も俺の勝ちだよ!!」
俺とナルシスの恒例のレースが始まると
「バカもんが。目的を忘れるで無いぞ?」と最後尾のトム爺も呆れ顔だ。
俺たちには読者諸君の世界でいうヘルメットという物は無い。ゴーグルを付け、トム爺が作ったモンスターの素材と魔法を利用した通信機の様な物を耳に付けて走る。これでお互いの会話が出来る。うむ、魔法最高♪
アグーの森に入る前の集落を通り過ぎる時に住民らが手を振る。しょっちゅうカブで手紙や荷物を届けに行っても、やはりこのカブという異世界の乗り物にはみんな興味深々なのだ。特に子供達はお祭り騒ぎだ。
悪いな?今日はそっちの村には配達しないんだ。
俺達がダンジョン最下層にセシリーちゃんのお手紙を届けるので、その間の配達の仕事はトム爺の息子夫妻が引き継ぐ事になっている。
元々はこのジェリー夫妻が馬車に乗って配達していたのを俺とナルシスがカブで配達していたから、そっちの方は安心だ。
さて、気持ち良く峠を走り抜けるといよいよアグーの森。
ダンジョンの入り口だ。
快晴!快晴!!とにかく快晴!!
アグーの森にあるダンジョンへの入り口に向かって4台のカブで森林豊かな峠道を走っていく様は読者諸君の世界で言うツーリングってやつだろ?
いつも1人で郵便配達で走ってる道も4台で連なって走ると、それはそれで楽しいね。それでいて天気は雲一つない快晴ときたら最高の一言しか出ない。
「キャハハハ!!サイッコォーッッッ!!!!アロっち、もっと飛ばしていいよ!!キャハハハ!!」
「オッケェイィッッッ!!」
アローラ達のクロスカブが小さな段を乗り越える。
「わわっっ!?さっきのヤバくない!?サイッコォー!!」
と、ギャルは上機嫌。アローラもその言葉に乗って飛ばす飛ばす!
「おーい!あんま調子乗って飛ばすと転けるぞー!!」心配になって声を掛かるけど、聞いちゃいねえ。アローラとギャルの笑い声で俺の声もかき消される。
「フハハハ!!良いではないか?リオン!!最高の天気に久しぶりのダンジョン最下層だ!!こんなにエクセレントな事はないぞ!!」ナルシスも上機嫌だ。
それは良いけど、先頭を走るアローラのクロスカブの後ろに乗るギャルのスカートがチラチラとめくれて目のやりどころに困るのだ。
「ギャル!!スカート短いって!!見えるぞ!!」
「え~っ?そんなにウチかわいい⁉︎そんなにガン見しないでよ♪リオン?」
「リオンのヒューマン好きも困ったもんね。ついに仲間のパンツにも夢中なわけえ?」とからかうアローラ。
「バカ!俺は大人としてだな!ナルシスもなんか言ってやれよ!」
「うむ!良いぞ!!健康な証拠だ!!」
「さっすがナルたん!ウチのかわいさがわっかる~♪」
「…~ったく!!」呆れて物が言えん!
仕方無しに先頭のアローラを抜いて俺が先頭に出る。
「おお⁉︎レースか?リオン!受けて立つぞ!!」と並走を始めるナルシス。
「バカ!違うわ!」と言いつつアクセルに力が入る。
気がつけばナルシスと2人で先頭争いだ。
「リオン!今日は俺が勝つ!!」
「ばっか⁉︎今日も俺の勝ちだよ!!」
俺とナルシスの恒例のレースが始まると
「バカもんが。目的を忘れるで無いぞ?」と最後尾のトム爺も呆れ顔だ。
俺たちには読者諸君の世界でいうヘルメットという物は無い。ゴーグルを付け、トム爺が作ったモンスターの素材と魔法を利用した通信機の様な物を耳に付けて走る。これでお互いの会話が出来る。うむ、魔法最高♪
アグーの森に入る前の集落を通り過ぎる時に住民らが手を振る。しょっちゅうカブで手紙や荷物を届けに行っても、やはりこのカブという異世界の乗り物にはみんな興味深々なのだ。特に子供達はお祭り騒ぎだ。
悪いな?今日はそっちの村には配達しないんだ。
俺達がダンジョン最下層にセシリーちゃんのお手紙を届けるので、その間の配達の仕事はトム爺の息子夫妻が引き継ぐ事になっている。
元々はこのジェリー夫妻が馬車に乗って配達していたのを俺とナルシスがカブで配達していたから、そっちの方は安心だ。
さて、気持ち良く峠を走り抜けるといよいよアグーの森。
ダンジョンの入り口だ。
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