6 / 40
第6話 セシリーの頼み事。
しおりを挟む
ふふっ…読者諸君は天使を見た事があるかい?
今、俺の目の前に天使がいる。
******************
ダンジョンの10階層「ルーク」の配達が終わり、「トム爺の郵便屋さん」に帰ると、「スーダンのかまど亭」の看板娘セシリーちゃんが事務所の長椅子に座っていた。
肩に掛かる赤毛に清楚な顔立ち。にこっと柔らかい笑顔でいつも話しかけてくる。チャームポイントの八重歯がまた可愛い♡
いやあ~天使っているんだね。ニヤケ顔が止まらん。ニヤニヤ。
「コホン。リオンも帰ってきた事だし、お話を伺いましょうかな?セシリーさん」とトム爺。
「すみません。お忙しいのに。あの~実はリオンさんにお願い事がありまして…」
「なに⁉︎なに⁉︎セシリーちゃん!!」
「ちょっと!!がっつくな!!ほんとあんたヒューマンの女の子好きねえ~」とアローラ。
「ヒューマンの女の子なら誰でも好きじゃねーよ!変な事言うな!!」
「あ、あ、あの…~…」
「だって本当の事じゃない!!この前だって…」
「あのッッッ!!ア、ア、アローラさん⁉︎ わ、わ、わ、私、リオンさんとお、お話してるんですけど!!」
と、セシリーちゃんが話を遮った。
よほど勇気を振り絞ったのかお顔が真っ赤だ。
「え… あ、あ… ゴ、ゴメンね?セシリーさん。 わ、私お茶淹れてくるね?」とそそくさと席を立つアローラ。
「フッ で、リオンに話とは?」手持ちの鏡で自分の髪型をチェックするナルシス。
「実はお手紙を届けて欲しいんです」
「うちは郵便屋さんじゃからの?お安いご用じゃ。じゃが、なぜリオンなんじゃ?」
「俺がそれだけセシリーちゃんに頼られてるって事だろ?」とドヤ顔の俺。フフン♪
「お前はだまっとれ!」
シュン…
「皆さんがうちのお店によくいらしてくれて、リオンさん達が冒険者だって知ってます。それで…冒険者でもあるリオンさんにならって思って、このお手紙を届けて欲しいんです」と大きめの封筒を差し出す。
「ふむ。冒険者のリオンに届けて欲しい手紙とな?」差し出された手紙を受け取るトム爺。
カチャカチャ。アローラがテーブルにみんなの分の紅茶を置く。
「ダンジョン最下層にいる父への手紙です」
「ダンジョン最下層⁉︎じゃと⁉︎」
「はい。父は世界を渡り歩く人でした。いつも父の周りには父を頼る人達が訪れて、その人達に応えるように父は働いていました」
「人望の厚いお父さんだったのね」
「はい。いつも父はみんなの為に働いていました。
母の体に病魔が巣くってることも知らずに…」
「………父が母の病気を知った時にはもう手遅れでした。母の最後を看取った父は、その後誰にも会わなくなりダンジョンの最下層に籠るようになったのです」
「うっうううっっ!!う~ッッッ!!悲しい!!悲しすぎるぞ!!その悲しさもまた美しい!! うううッッッ~!!」と、ハンカチを片手にナルシスは号泣モードに入った。人の不幸な話を一緒に悲しむナルシスを俺は好きだ。
「あれから、私も父とは会っていません。母の死を父に責めた私です。会おうと思っても会ってくれないでしょう。ですから、お手紙に父に会いたい。帰ってきて欲しいと文を込めました。最下層までのダンジョンは危険なのは承知です!!でも、リオンさんなら!!と思って… その手紙をどうか父ヴェラードに届けて欲しいのです…」
「ヴェラード?ふむ。どこかで聞いた覚えのある名じゃな。」と考え込むトム爺。
「ウワーッッッ!!うわあぁぁあぁぁ!!」急にナルシスの大号泣が始まった!
「なんて悲しい話なの⁉︎ダメ!!私も涙が止まらな~いッッッ!!うえ~んッッッ!!」お前もかいッ!!アローラ!!
すっかり涙するタイミングを逃してしまった…
「ふむ。セシリーさん。事情はわかりました。
しかし、最下層まで行くとなるとそれなりに費用がかかるんじゃ。我々が持っているダンジョン通行証は20階層の「キング」まで。その先は配達に行こうにも危険が大きいので、お客さんの費用持ちになる。最下層までの費用は1人分でも高額じゃぞ?」
「それに、リオン1人では行かせれんのでパーティでの行動にもなる。その人数分の最下層までの通行券、装備、食料、等の必要経費。そして我々への危険手当。
結構な値段になるが、セシリーさんに払えるかの?」
「おい⁉︎おい⁉︎それぐらいまけてやれよ!!こんな可哀想なセシリーちゃんの頼み事だぞ!!」
「黙っとれい!!このバカモンが!!
わしはお前らの雇い主じゃ。その雇い主がお前達の身の安全と生活、その為の保険として当然の対価を求めるのは当たり前の事じゃろう⁉︎ 頭を冷やせリオン!」
そりや当然の事だ。しかし… クソっ!!頑固ジジイ!!
「大丈夫です!それ、全て私が払います!」
「え~ッッッ!!!!!!」と、一同。
「フフフ。父の預金は私も使えるようになってるんです。お父さん、お金持ちなんですよ?フフフ。
全てお支払いします。
今日も頭金として少々ですがお持ちしました♡」
と、金貨の入った袋をテーブルに置いた。
ドスン!
「ちょ?ちょっと⁉︎これ、300万ブールはあるわよ!!」
目がキラキラしてるアローラとトム爺。
「あの~…とりあえずのお金なんですが、足りますか?」
「足ります!足ります!!足りてます!!!!」全員大興奮だ!!
「良かったァ~私、あんまり世間の事知らなくて。足りなかったらどうしようかと思ってました~」
「足りなかったら遠慮なく言ってくださいね?
あ、成功報酬はちゃんと別に用意してありますからァ」と手を重ねて満面の笑みで微笑む。
天使!!
どっかのアバズレとは大違いだ!
「あ⁉︎なんか言った!?」
「な、なんも言ってねーし!!」ホント地獄耳!!
「ふむ。商談成立じゃな。」
ダンジョン最下層までセシリーちゃんの手紙のお届けか?
パーティでの行動だ。
ん?
ちょっと待てよ?
「これってよ?タダで最下層まで冒険できるって事じゃんか!!」
「キャーッッッ!!久しぶりの冒険!!久しぶりの最下層!!
やったわ!!セシリーさん大好き!!」セシリーちゃんに飛びつくアローラ。
う、う、俺もハグしたい…
「やったな!リオン!!美しき冒険の再開だ!!!!」
俺の肩に腕を掛けて硬く握りしめるナルシス!俺もナルシスも最高の笑顔だ!!
「ふむ。よし。わしも行こう」
「え~ッッッ⁉︎」と一同大ブーイングだ。
「何を言っとる⁉︎最下層までの仕事じゃ。装備も多くなる。道中のカブのトラブルや整備も必要じゃ。わしはサポート魔法は使えるから、その分アローラの魔力の消費も抑えれるだろう」
まあ、確かに前回最下層まで行った時はほとんど装備も尽きてボロボロになりながら帰ったんだっけ?手柄も上級モンスターの皮とちょっとした宝石を手に入れるので精一杯だった。
「確かにサポートメンバーがいる方がいいな。トム爺頼むよ」
「うむ」と手を握り合う。トム爺の目が金貨みたいになってるが気にしないでおこう。成功報酬の分前狙いが見え見えだ。
「フフフ。リオンさん冒険に出れるのがそんなに嬉しいのですね?もう私の事なんて忘れてるみたい?」と微笑みながらみんなを見渡すセシリーちゃん。
「よーしっ!!まずは装備の準備とアイツらに連絡だ!!」
「アローラ!ギャルにニンジャに連絡してくれ!!」
「オッケェーイ!!」
ギャルにニンジャ?誰だって?
俺たちのパーティの大切な仲間さ。
今、俺の目の前に天使がいる。
******************
ダンジョンの10階層「ルーク」の配達が終わり、「トム爺の郵便屋さん」に帰ると、「スーダンのかまど亭」の看板娘セシリーちゃんが事務所の長椅子に座っていた。
肩に掛かる赤毛に清楚な顔立ち。にこっと柔らかい笑顔でいつも話しかけてくる。チャームポイントの八重歯がまた可愛い♡
いやあ~天使っているんだね。ニヤケ顔が止まらん。ニヤニヤ。
「コホン。リオンも帰ってきた事だし、お話を伺いましょうかな?セシリーさん」とトム爺。
「すみません。お忙しいのに。あの~実はリオンさんにお願い事がありまして…」
「なに⁉︎なに⁉︎セシリーちゃん!!」
「ちょっと!!がっつくな!!ほんとあんたヒューマンの女の子好きねえ~」とアローラ。
「ヒューマンの女の子なら誰でも好きじゃねーよ!変な事言うな!!」
「あ、あ、あの…~…」
「だって本当の事じゃない!!この前だって…」
「あのッッッ!!ア、ア、アローラさん⁉︎ わ、わ、わ、私、リオンさんとお、お話してるんですけど!!」
と、セシリーちゃんが話を遮った。
よほど勇気を振り絞ったのかお顔が真っ赤だ。
「え… あ、あ… ゴ、ゴメンね?セシリーさん。 わ、私お茶淹れてくるね?」とそそくさと席を立つアローラ。
「フッ で、リオンに話とは?」手持ちの鏡で自分の髪型をチェックするナルシス。
「実はお手紙を届けて欲しいんです」
「うちは郵便屋さんじゃからの?お安いご用じゃ。じゃが、なぜリオンなんじゃ?」
「俺がそれだけセシリーちゃんに頼られてるって事だろ?」とドヤ顔の俺。フフン♪
「お前はだまっとれ!」
シュン…
「皆さんがうちのお店によくいらしてくれて、リオンさん達が冒険者だって知ってます。それで…冒険者でもあるリオンさんにならって思って、このお手紙を届けて欲しいんです」と大きめの封筒を差し出す。
「ふむ。冒険者のリオンに届けて欲しい手紙とな?」差し出された手紙を受け取るトム爺。
カチャカチャ。アローラがテーブルにみんなの分の紅茶を置く。
「ダンジョン最下層にいる父への手紙です」
「ダンジョン最下層⁉︎じゃと⁉︎」
「はい。父は世界を渡り歩く人でした。いつも父の周りには父を頼る人達が訪れて、その人達に応えるように父は働いていました」
「人望の厚いお父さんだったのね」
「はい。いつも父はみんなの為に働いていました。
母の体に病魔が巣くってることも知らずに…」
「………父が母の病気を知った時にはもう手遅れでした。母の最後を看取った父は、その後誰にも会わなくなりダンジョンの最下層に籠るようになったのです」
「うっうううっっ!!う~ッッッ!!悲しい!!悲しすぎるぞ!!その悲しさもまた美しい!! うううッッッ~!!」と、ハンカチを片手にナルシスは号泣モードに入った。人の不幸な話を一緒に悲しむナルシスを俺は好きだ。
「あれから、私も父とは会っていません。母の死を父に責めた私です。会おうと思っても会ってくれないでしょう。ですから、お手紙に父に会いたい。帰ってきて欲しいと文を込めました。最下層までのダンジョンは危険なのは承知です!!でも、リオンさんなら!!と思って… その手紙をどうか父ヴェラードに届けて欲しいのです…」
「ヴェラード?ふむ。どこかで聞いた覚えのある名じゃな。」と考え込むトム爺。
「ウワーッッッ!!うわあぁぁあぁぁ!!」急にナルシスの大号泣が始まった!
「なんて悲しい話なの⁉︎ダメ!!私も涙が止まらな~いッッッ!!うえ~んッッッ!!」お前もかいッ!!アローラ!!
すっかり涙するタイミングを逃してしまった…
「ふむ。セシリーさん。事情はわかりました。
しかし、最下層まで行くとなるとそれなりに費用がかかるんじゃ。我々が持っているダンジョン通行証は20階層の「キング」まで。その先は配達に行こうにも危険が大きいので、お客さんの費用持ちになる。最下層までの費用は1人分でも高額じゃぞ?」
「それに、リオン1人では行かせれんのでパーティでの行動にもなる。その人数分の最下層までの通行券、装備、食料、等の必要経費。そして我々への危険手当。
結構な値段になるが、セシリーさんに払えるかの?」
「おい⁉︎おい⁉︎それぐらいまけてやれよ!!こんな可哀想なセシリーちゃんの頼み事だぞ!!」
「黙っとれい!!このバカモンが!!
わしはお前らの雇い主じゃ。その雇い主がお前達の身の安全と生活、その為の保険として当然の対価を求めるのは当たり前の事じゃろう⁉︎ 頭を冷やせリオン!」
そりや当然の事だ。しかし… クソっ!!頑固ジジイ!!
「大丈夫です!それ、全て私が払います!」
「え~ッッッ!!!!!!」と、一同。
「フフフ。父の預金は私も使えるようになってるんです。お父さん、お金持ちなんですよ?フフフ。
全てお支払いします。
今日も頭金として少々ですがお持ちしました♡」
と、金貨の入った袋をテーブルに置いた。
ドスン!
「ちょ?ちょっと⁉︎これ、300万ブールはあるわよ!!」
目がキラキラしてるアローラとトム爺。
「あの~…とりあえずのお金なんですが、足りますか?」
「足ります!足ります!!足りてます!!!!」全員大興奮だ!!
「良かったァ~私、あんまり世間の事知らなくて。足りなかったらどうしようかと思ってました~」
「足りなかったら遠慮なく言ってくださいね?
あ、成功報酬はちゃんと別に用意してありますからァ」と手を重ねて満面の笑みで微笑む。
天使!!
どっかのアバズレとは大違いだ!
「あ⁉︎なんか言った!?」
「な、なんも言ってねーし!!」ホント地獄耳!!
「ふむ。商談成立じゃな。」
ダンジョン最下層までセシリーちゃんの手紙のお届けか?
パーティでの行動だ。
ん?
ちょっと待てよ?
「これってよ?タダで最下層まで冒険できるって事じゃんか!!」
「キャーッッッ!!久しぶりの冒険!!久しぶりの最下層!!
やったわ!!セシリーさん大好き!!」セシリーちゃんに飛びつくアローラ。
う、う、俺もハグしたい…
「やったな!リオン!!美しき冒険の再開だ!!!!」
俺の肩に腕を掛けて硬く握りしめるナルシス!俺もナルシスも最高の笑顔だ!!
「ふむ。よし。わしも行こう」
「え~ッッッ⁉︎」と一同大ブーイングだ。
「何を言っとる⁉︎最下層までの仕事じゃ。装備も多くなる。道中のカブのトラブルや整備も必要じゃ。わしはサポート魔法は使えるから、その分アローラの魔力の消費も抑えれるだろう」
まあ、確かに前回最下層まで行った時はほとんど装備も尽きてボロボロになりながら帰ったんだっけ?手柄も上級モンスターの皮とちょっとした宝石を手に入れるので精一杯だった。
「確かにサポートメンバーがいる方がいいな。トム爺頼むよ」
「うむ」と手を握り合う。トム爺の目が金貨みたいになってるが気にしないでおこう。成功報酬の分前狙いが見え見えだ。
「フフフ。リオンさん冒険に出れるのがそんなに嬉しいのですね?もう私の事なんて忘れてるみたい?」と微笑みながらみんなを見渡すセシリーちゃん。
「よーしっ!!まずは装備の準備とアイツらに連絡だ!!」
「アローラ!ギャルにニンジャに連絡してくれ!!」
「オッケェーイ!!」
ギャルにニンジャ?誰だって?
俺たちのパーティの大切な仲間さ。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる